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9話
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「そういえば今日にでも鳴海の寮へ遊びに行っていいかな。この間は駄目だったし」
部室で勉強をしていると、和颯がニコニコ隼に聞いてきた。冷凍庫の中に確か安かった時に買っていた鶏肉があったなと隼は分量が十分あるだろうことを即座に思い浮かべ、頷いた。
「はい、今日なら大丈夫ですよ。唐揚げ、葵部長大丈夫ですか?」
「もちろん。楽しみだな」
「嘘つけ、お前家でそんなもん食わんだろうが!」
和颯がニッコリ頷いた時、いきなり部室に使っている教室の出入り口が開いて凪が突っ込んできた。その後ろでは氷聖がおかしげに笑っている。
「勝手に部室に入ってくるな、部外者」
隼に笑いかけていた和颯がジロリと、そして隼は唖然と凪たちを見た。
「正式な部活動でもないのに偉そうに言うな。というより正式な部活にしようと努力もしないくせに、だな。おい雀。和颯を部屋に呼ぶくらいなら俺を呼べ」
「は……」
「俺の同好会に関してお前に指図されるいわれはない。鳴海、放っておくといい。だいたい鳴海の唐揚げを『そんなもの』扱いしてるようなヤツだしな」
「雀の唐揚げをそういう扱いにするつもりで言ったんじゃねえ。俺はお前がお高いものしか食ってねえだろと言っただけだ」
いきなり凪たちが入ってきたのにも唖然としていた隼だが、そのまま凪と和颯が言い合いを始め、ますます唖然と二人を見る。
「ごめんね隼くん。この二人って顔を合わせたらいつもこうだからねえ。もう放っておいていいと思うよ。俺が一緒に行ってあげるから、帰ろう」
今までただ楽しげに二人を見ていた氷聖がニッコリ隼と、そして二人に聞こえるように言い、この場から連れ出そうとした。
「待て」
途端気が合うのかと思うほど揃った声で凪と和颯が引き留めてきた。
「あの、ちょ、緋月先輩……」
「気にしなくて大丈夫だよ。ああ俺と二人きりが怖いとか? それも大丈夫、ちゃんと隼くんが気持ちよく……」
「何の話をしているんだ!」
「全く相変わらず軽いヤツだなヒサ、いい加減にしろ」
隼を引っ張りながらニコニコ何やらろくでもないことを言いかけた氷聖を、凪と和颯が二人がかりで隼から引き剥がす。
隼はひたすら唖然としていた。
何ていうか、何なんだ。この人ら本当に、何なんだ。
ぼさぼさ前髪に隠れた、分厚い眼鏡の奥にある目をひたすら三人に見据える。
「お前らが言い合いなんて始めるから、隼くんがポカンとしてるだろ。だから連れ出してあげようとしただけじゃない」
「それだけじゃねえだろがお前は」
「お前らいいからとりあえず出ていけ」
面倒くさい。
隼の脳内にひたすらその言葉が巡る。
至って真面目そうに憤慨している凪と和颯に対し、氷聖は楽しんでわざと言っている感じはする。それにしても三人とも何故自分に構ってくるのか謎だし和颯までどこかおかしい。和颯の二面性は前から知ってはいたが、隼に対しては穏やかでとても頼りになる先輩だと思っていた隼は、とりあえずこのままそっと抜け出そうと黙って歩きだした。
だがその瞬間「待て」と今度は三人同時に止められ、顔が引きつる。結局皆が部屋へ来ることになってしまったのだが、隼は全員でぞろぞろ寮に向かうのだけは全力で断った。和颯だけだった時ですら後で来てもらおうと思っていたくらいだ。寮へ向かうまでの間、目立って仕方ない。男子寮だから中はまだマシだろうが、それでも出迎えるつもりすらない。
隼は素っ気なく部屋の番号を告げ、時間を空けて来るのと部屋では絶対喧嘩をしないよう約束させると、今度こそ逃げるように立ち去った。
部屋へ帰るといつものように同居人の雅也はいない。だが最近何故か隼が台所に立っていると気づけば背後にいたりして驚かされることもよくある。そしてそろそろ一緒に夕食をとるのが習慣になりつつあるような気がしている。
友だちになってやると言われたしなと思い、本当は隼一人で食べたいながらも拒否はしないのだが、雅也もよくわからない相手ではある。友だちと言いつつも、隼が話しかけても相変わらず口は悪いし素っ気ない。さすがに「おい、そこの」という呼び方はされなくはなったが、呼びかけられるのも「おい、なる」とその辺の犬か何かを呼ぶような感じだし、あまり変わっていない。
とはいえ隼からしたら雅也は、懐いているくせに何でもない振りしている犬のように見える。強面な顔をしつつ尻尾をぱたぱたと振っている犬だ。
そんなこと考えながら、隼は冷凍庫から鶏肉を出す。解凍するのに最適なのは冷蔵庫に入れて放置しておくことだが、それだと五時間くらいはかかってしまうので間に合わない。かといって電子レンジだと、解凍機能はあるが調整が難しい上にうま味がなくなったり細菌が繁殖しやすくなるので極力これでは解凍しないようにしている。隼は保存袋に入っている凍った鶏肉をボウルに入れ、そこへ冷たい水を注いだ。ちなみにこの場合も湯は使わない。これも細菌が繁殖しやすいからだ。
冷水に浸け、途中で一回替える程度だと多分一時間くらいで解凍されるだろうと、隼はそのまま早い時間だが先にシャワーを浴びた。あの先輩たちが来たら浴びる暇もないのではと踏んでのことだ。
シャワーを出てからいつものように髪を乾かすことなく適当にタオルドライした後、隼は唐揚げを作りにかかった。
丁度鶏肉は完全に解凍される手前くらいだ。肉は完全解凍してしまうとドリップといって肉汁が出てしまい美味しくなくなってしまう。解凍手前状態で丁度いい大きさに切り、また別のボウルに入れて漬け汁を上からひたひたになるくらいにして暫く漬け込んでおく。
漬け込み時間が長くなると焦げやすくなったり塩辛くなったりするが、こうして常温で肉を一旦置いておくことで焼いたり揚げたりする時に肉が硬くならなく美味しく仕上がる。
隼が下ごしらえをしている間にやはりどこかから嗅ぎつけたのか、雅也が後ろでソワソワしていた。
「……遊びに出かけないの」
いつもより早い時間なので、普段だったらまだいない筈だと隼は微妙な顔で雅也を見た。
「別に、たまたま用事なかったんだよ! るせぇな、俺の勝手だろ」
「そりゃそうだけど。……俺と同じく一人が好きな雅也に悪いけど、暫くしたら三人ほど先輩がこの部屋に来るよ」
今日は彼女と出かけるか何かだったらいいなと思っていた隼は、仕方ないと雅也に断りを入れた。
「ああ? 何でだよ」
「俺が聞きたい。いやまあ俺の入ってる同好会の部長は前から何でか知らないけど俺の料理食べてみたいと言ってたんだ。後の二人は何だろう……俺もよくわからない」
言いながら、前に弁当をほぼ食べられたことを隼は思い出した。弁当に好きなおかずでも入っていて気に入ったとかだろうか。
「お前の入ってるって……学習同好会ってやつかよ……。あそこの部長とかマジか。つか後の二人ってのも、もしかしてお前狙ってるヤツらじゃねえの?」
「は? え、っと。だから狙ってるって何だよ。でもうん、雅也が言ってる人で合ってると思うよ」
「最悪」
「だろうね。だから今日は出かけた方がいいと思うけど。何だったら雅也の分、とっておくし」
「冗談じゃねぇ」
せっかく気を使ったつもりが、何故か隼は雅也に睨まれた。何だか理不尽だと隼が思っていると、ドアのインターフォンを押す音が聞こえる。
もう来たのかとため息つきながら隼が入口へ向かうのを、雅也はまだ睨むように見ていた。
「はい」
渋々ドアを開けるとやはりというか仲が悪いのかいいのか本当にわからないが三人が立っている。
「やあ、悪いね鳴海。結局大勢で押し掛けることになってしまって申し訳ない」
和颯がニッコリ袋を差し出してきた。何だろうと思って隼が受け取って見ると、色々飲み物やらお菓子やらが入っている。
「いえ、ありがとうございます」
「これねー、皆で買ったんだよね。カズが渡したのはジャンケンで勝ったからだよ」
「余計なこと言うなヒサ」
中へ入りながらニコニコ言う氷聖に、和颯がジロリと睨んでいる。
凪や氷聖ならまだしも、和颯までジャンケンを? と隼は微妙な顔から怪訝な顔となりながら、凪を見た。
「何でそんな怒ったような顔してるんです」
「俺が来てるのにこいつらが邪魔をするからだ」
「……何ですかその子どもみたいな理由は。だいたい邪魔というなら雪城先輩たちのが葵先輩を遮ってましたが。いいからさっさと入ってください。早く扉、閉めてしまいたいんで」
部室で勉強をしていると、和颯がニコニコ隼に聞いてきた。冷凍庫の中に確か安かった時に買っていた鶏肉があったなと隼は分量が十分あるだろうことを即座に思い浮かべ、頷いた。
「はい、今日なら大丈夫ですよ。唐揚げ、葵部長大丈夫ですか?」
「もちろん。楽しみだな」
「嘘つけ、お前家でそんなもん食わんだろうが!」
和颯がニッコリ頷いた時、いきなり部室に使っている教室の出入り口が開いて凪が突っ込んできた。その後ろでは氷聖がおかしげに笑っている。
「勝手に部室に入ってくるな、部外者」
隼に笑いかけていた和颯がジロリと、そして隼は唖然と凪たちを見た。
「正式な部活動でもないのに偉そうに言うな。というより正式な部活にしようと努力もしないくせに、だな。おい雀。和颯を部屋に呼ぶくらいなら俺を呼べ」
「は……」
「俺の同好会に関してお前に指図されるいわれはない。鳴海、放っておくといい。だいたい鳴海の唐揚げを『そんなもの』扱いしてるようなヤツだしな」
「雀の唐揚げをそういう扱いにするつもりで言ったんじゃねえ。俺はお前がお高いものしか食ってねえだろと言っただけだ」
いきなり凪たちが入ってきたのにも唖然としていた隼だが、そのまま凪と和颯が言い合いを始め、ますます唖然と二人を見る。
「ごめんね隼くん。この二人って顔を合わせたらいつもこうだからねえ。もう放っておいていいと思うよ。俺が一緒に行ってあげるから、帰ろう」
今までただ楽しげに二人を見ていた氷聖がニッコリ隼と、そして二人に聞こえるように言い、この場から連れ出そうとした。
「待て」
途端気が合うのかと思うほど揃った声で凪と和颯が引き留めてきた。
「あの、ちょ、緋月先輩……」
「気にしなくて大丈夫だよ。ああ俺と二人きりが怖いとか? それも大丈夫、ちゃんと隼くんが気持ちよく……」
「何の話をしているんだ!」
「全く相変わらず軽いヤツだなヒサ、いい加減にしろ」
隼を引っ張りながらニコニコ何やらろくでもないことを言いかけた氷聖を、凪と和颯が二人がかりで隼から引き剥がす。
隼はひたすら唖然としていた。
何ていうか、何なんだ。この人ら本当に、何なんだ。
ぼさぼさ前髪に隠れた、分厚い眼鏡の奥にある目をひたすら三人に見据える。
「お前らが言い合いなんて始めるから、隼くんがポカンとしてるだろ。だから連れ出してあげようとしただけじゃない」
「それだけじゃねえだろがお前は」
「お前らいいからとりあえず出ていけ」
面倒くさい。
隼の脳内にひたすらその言葉が巡る。
至って真面目そうに憤慨している凪と和颯に対し、氷聖は楽しんでわざと言っている感じはする。それにしても三人とも何故自分に構ってくるのか謎だし和颯までどこかおかしい。和颯の二面性は前から知ってはいたが、隼に対しては穏やかでとても頼りになる先輩だと思っていた隼は、とりあえずこのままそっと抜け出そうと黙って歩きだした。
だがその瞬間「待て」と今度は三人同時に止められ、顔が引きつる。結局皆が部屋へ来ることになってしまったのだが、隼は全員でぞろぞろ寮に向かうのだけは全力で断った。和颯だけだった時ですら後で来てもらおうと思っていたくらいだ。寮へ向かうまでの間、目立って仕方ない。男子寮だから中はまだマシだろうが、それでも出迎えるつもりすらない。
隼は素っ気なく部屋の番号を告げ、時間を空けて来るのと部屋では絶対喧嘩をしないよう約束させると、今度こそ逃げるように立ち去った。
部屋へ帰るといつものように同居人の雅也はいない。だが最近何故か隼が台所に立っていると気づけば背後にいたりして驚かされることもよくある。そしてそろそろ一緒に夕食をとるのが習慣になりつつあるような気がしている。
友だちになってやると言われたしなと思い、本当は隼一人で食べたいながらも拒否はしないのだが、雅也もよくわからない相手ではある。友だちと言いつつも、隼が話しかけても相変わらず口は悪いし素っ気ない。さすがに「おい、そこの」という呼び方はされなくはなったが、呼びかけられるのも「おい、なる」とその辺の犬か何かを呼ぶような感じだし、あまり変わっていない。
とはいえ隼からしたら雅也は、懐いているくせに何でもない振りしている犬のように見える。強面な顔をしつつ尻尾をぱたぱたと振っている犬だ。
そんなこと考えながら、隼は冷凍庫から鶏肉を出す。解凍するのに最適なのは冷蔵庫に入れて放置しておくことだが、それだと五時間くらいはかかってしまうので間に合わない。かといって電子レンジだと、解凍機能はあるが調整が難しい上にうま味がなくなったり細菌が繁殖しやすくなるので極力これでは解凍しないようにしている。隼は保存袋に入っている凍った鶏肉をボウルに入れ、そこへ冷たい水を注いだ。ちなみにこの場合も湯は使わない。これも細菌が繁殖しやすいからだ。
冷水に浸け、途中で一回替える程度だと多分一時間くらいで解凍されるだろうと、隼はそのまま早い時間だが先にシャワーを浴びた。あの先輩たちが来たら浴びる暇もないのではと踏んでのことだ。
シャワーを出てからいつものように髪を乾かすことなく適当にタオルドライした後、隼は唐揚げを作りにかかった。
丁度鶏肉は完全に解凍される手前くらいだ。肉は完全解凍してしまうとドリップといって肉汁が出てしまい美味しくなくなってしまう。解凍手前状態で丁度いい大きさに切り、また別のボウルに入れて漬け汁を上からひたひたになるくらいにして暫く漬け込んでおく。
漬け込み時間が長くなると焦げやすくなったり塩辛くなったりするが、こうして常温で肉を一旦置いておくことで焼いたり揚げたりする時に肉が硬くならなく美味しく仕上がる。
隼が下ごしらえをしている間にやはりどこかから嗅ぎつけたのか、雅也が後ろでソワソワしていた。
「……遊びに出かけないの」
いつもより早い時間なので、普段だったらまだいない筈だと隼は微妙な顔で雅也を見た。
「別に、たまたま用事なかったんだよ! るせぇな、俺の勝手だろ」
「そりゃそうだけど。……俺と同じく一人が好きな雅也に悪いけど、暫くしたら三人ほど先輩がこの部屋に来るよ」
今日は彼女と出かけるか何かだったらいいなと思っていた隼は、仕方ないと雅也に断りを入れた。
「ああ? 何でだよ」
「俺が聞きたい。いやまあ俺の入ってる同好会の部長は前から何でか知らないけど俺の料理食べてみたいと言ってたんだ。後の二人は何だろう……俺もよくわからない」
言いながら、前に弁当をほぼ食べられたことを隼は思い出した。弁当に好きなおかずでも入っていて気に入ったとかだろうか。
「お前の入ってるって……学習同好会ってやつかよ……。あそこの部長とかマジか。つか後の二人ってのも、もしかしてお前狙ってるヤツらじゃねえの?」
「は? え、っと。だから狙ってるって何だよ。でもうん、雅也が言ってる人で合ってると思うよ」
「最悪」
「だろうね。だから今日は出かけた方がいいと思うけど。何だったら雅也の分、とっておくし」
「冗談じゃねぇ」
せっかく気を使ったつもりが、何故か隼は雅也に睨まれた。何だか理不尽だと隼が思っていると、ドアのインターフォンを押す音が聞こえる。
もう来たのかとため息つきながら隼が入口へ向かうのを、雅也はまだ睨むように見ていた。
「はい」
渋々ドアを開けるとやはりというか仲が悪いのかいいのか本当にわからないが三人が立っている。
「やあ、悪いね鳴海。結局大勢で押し掛けることになってしまって申し訳ない」
和颯がニッコリ袋を差し出してきた。何だろうと思って隼が受け取って見ると、色々飲み物やらお菓子やらが入っている。
「いえ、ありがとうございます」
「これねー、皆で買ったんだよね。カズが渡したのはジャンケンで勝ったからだよ」
「余計なこと言うなヒサ」
中へ入りながらニコニコ言う氷聖に、和颯がジロリと睨んでいる。
凪や氷聖ならまだしも、和颯までジャンケンを? と隼は微妙な顔から怪訝な顔となりながら、凪を見た。
「何でそんな怒ったような顔してるんです」
「俺が来てるのにこいつらが邪魔をするからだ」
「……何ですかその子どもみたいな理由は。だいたい邪魔というなら雪城先輩たちのが葵先輩を遮ってましたが。いいからさっさと入ってください。早く扉、閉めてしまいたいんで」
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