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48話
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今度は海翔が月時を抱きしめながら首に顔を埋めると、一瞬身を強張らせた後に「って、えっ? 腹立つの……っ?」という言葉が返ってきた。
「違う、あんたが腹立つんじゃない。トキと居て気づかなかった自分に腹立つ。あんたが居なくなったとなって初めて気づくような自分がなんかどんくさくて」
「なにそれ、カッコいい……!」
「は?」
なにを言い出すんだと怪訝な顔をして首筋に埋めていた顔を上げると、月時が海翔を少し自分から離してきた。そして嬉しそうに笑いかけてくる。
「俺のこと、好きだと思うことが腹立つのかなって思っちゃったら、自分に腹立ててるなんて。そんなのきっとひろぐらいだよ」
そしてそのまま唇を重ねてきた。軽くちゅっちゅ、と啄むとまた少し離してきて、じっと海翔を見てくる。その目がだんだん潤んできた。
「ひろ……ほんと?」
「なにが?」
「俺のこと、恋人として好きなの?」
潤んでいる目からは今にもポロリと雫が落ちそうだった。多分、笑っても驚いても、なにをしても次の瞬間には落ちるんだろうなと海翔は思わず少し笑う。
「な、なんで笑うの?」
「いや、悪い。だってほら、今にも涙、零れそうで。ほんとトキって感情、豊かだな。そういうところも含めて、うん、俺、トキが好きだよ」
「……っ」
ポロリと落ちるなんてものじゃなかった。好きだと言った途端、月時の目からはどうしたと言いたくなるくらい、ボロボロと涙が落ちてきた。
「好き、俺も、大好き。ひろ、大好き。ありがとう、ひろ……大好きだよ」
泣かれておろおろするどころか、暖かいものが喉の奥からみぞおちの奥にまで流れてきた。海翔は微笑むと「うん……」とそんな月時を抱きしめた。
月時が好きと自覚しても、自分に対して実際憤りはすれども動揺や嫌悪感といったマイナス感情は全くなかった。男に興味がないとか言っておきながら、と少々微妙にはなるが好きだと気づけば、ただ「好き」だと思うだけだ。
抱きしめた月時の濡れた頬に唇をそっと這わせると「っひ、ろ?」と素っ頓狂な声がする。
「なに」
「な、なにって、その、あの、今、あの」
「……? 涙、濡れてたから」
何故月時が動揺してくるのか分からなくて海翔は少々怪訝そうに眉をひそめながら言う。焦られる意味が分からない。月時自身、海翔が好きだといつも言いながら「やめろ」と言ってもひたすらキスをしてきていた。そんなヤツに動揺される謂れは無いと海翔は思う。
「あ、そ、そっか!」
そうかと言いながらも月時はまだポカンとしている。あれ程キスをしてきていたくらいなのにとまた不思議に思いながら海翔は月時の唇にも軽く唇を合わせた。
「ひろ、ちょ、ほんっとにひろ?」
「なんだそれ。俺以外誰だって言うの」
「そ、そりゃそうなんだけど」
改めて月時の顔を見ると、真っ赤にしていた。
照れているのだろうか? と思いながらも少し可愛いなとも思えて海翔はそっと笑った。
「ほ、ほら! なんかこう、ひろの反応じゃない!」
「……俺は普段どんなヤツなんだよ。笑っても俺じゃないの?」
呆れたように言えば、月時はハッとなりながらぶんぶんと頭を振ってきた。
「ううん。ひろはひろだね。でもなんかひろからちゅーしてくれたりとか軽率に笑ってくれたりとか、あまりに贈り物過ぎて俺、どうしたらいいか」
「そうなの? じゃあ仕方ないからキスとか自分からはしないように――」
あまり自分からはしないほうがいいんだなと思いながら言いかけると、とてつもない勢いで肩をつかまれた。言いかけていた声も止まり、反応を返す暇もない。
「してっ? すっごいして! ちょっとさっきから嬉し過ぎて色々メーター振り切ってるだけだから! すっごい嬉しいし、凄くして!」
そう言うと今度は月時がまた何度も唇を啄んできた後にぎゅっと抱きしめてきた。なんだこのキスと抱擁の応酬は、と海翔は内心少しおかしく思う。
とりあえず基本的には自分からするほうが好きというか落ち着くのだろうかなと、そして月時に抱きしめられながら思ってみる。実際海翔も、元々は異性相手にする側だった訳なのでもしそうなら気持ちは分かる。
主導権があるほうがなんというかむしろ恥ずかしくないし、好きな相手をどうこうしたいと思うこと自体が自然だったりする。される側は、こうして好きだと自覚してもやはり少々落ち着かないものだとは思う。自覚する前よりは気持ちが分かっているので受け入れやすい為、その落ち着きのなさはかなり薄れてはいるが。
受け入れるという感覚も案外悪くないとも思える。
いざとなれば頼りにもなる月時の、こうした普段の甘えは可愛らしいとさえ思える。その可愛らしさを受け止めるのはむしろ気持ちが穏やかになるというのだろうか。
「……これが母性?」
「なんの話……っ?」
思わず口に出ていたらしく、月時がぎょっとしている。確かに「凄くして」と言われながらキスをされた後に呟く内容としてはいきなりなんだと唖然とするだろうなと海翔も他人事のように思った。
「いや、なんでもない」
「え、でも母性とか……」
「……いや、気のせいじゃないか? それともトキは俺がママっぽいとか思うのか?」
説明するのが面倒くさいので適当にはぐらかすように言うと「そ、そんなこ、ことは」と何故か更に動揺された。
「なんで動揺してんだよ」
「し、してないよ。母性とか聞いてその、なんとなくひろがエロいとか思ってない!」
思ってんじゃないか、と内心微妙になったが一応スルーしておくことにした。
とりあえず授業をサボっていた為、一応一時間目だけはやり過ごした後で二人は教室へ戻った。戻る時間が早かったのか、授業をしていた先生と鉢合わせしてしまったが「長月はもう大丈夫なのか? にしても水白は保健室連れてったら戻ってこい。全く」と月時に注意しただけでそのまま廊下を歩いていった。
怪訝に思いつつ席に着くと悠音が「あんたが泣き出したのもあって、水白くんがあんたを保健室に連れていったことになってたわよ」と教えてくれる。
「なるほど」
「なるほど、じゃないわよ。なにしてんの」
呆れたように言う悠音に、月時が「ご、ごめんね関さん。俺が悪くって」と謝っている。そんな月時をじっと見た後で悠音はため息を吐いた。
「二人のことは分からないからなんとも言えないけど、私に謝る必要なんてないわよ、水白くん」
「そっか。とりあえず教えてくれてありがとう」
月時は素直に受け止め、ニッコリと笑いながら自分の席へ戻っていった。そんな月時が可愛いなと思ったので海翔もそっと笑っていると、それを見た悠音に気持ち悪そうな顔をされた。
「なんでそんな顔で俺を見るの」
「だってあんたがちょっと異質だったから」
「……トキにもそこまでは言われてないけど。でも俺、そんな普段笑わないのか?」
「別にそこまで笑わないなんて言ってないわよ。ただ今笑うところ、なかったでしょ」
じっと海翔を見ながら言ってくる悠音に海翔は苦笑する。
「俺にはあったの」
「……へぇ?」
あと、変に勘働かせてくるから怖い。
別に昌希や悠音になら付き合ってることくらいはバレてもいいような気はするものの、悠音の勘の良さには少々海翔は怯えすら感じて微妙な顔をしていた。
「違う、あんたが腹立つんじゃない。トキと居て気づかなかった自分に腹立つ。あんたが居なくなったとなって初めて気づくような自分がなんかどんくさくて」
「なにそれ、カッコいい……!」
「は?」
なにを言い出すんだと怪訝な顔をして首筋に埋めていた顔を上げると、月時が海翔を少し自分から離してきた。そして嬉しそうに笑いかけてくる。
「俺のこと、好きだと思うことが腹立つのかなって思っちゃったら、自分に腹立ててるなんて。そんなのきっとひろぐらいだよ」
そしてそのまま唇を重ねてきた。軽くちゅっちゅ、と啄むとまた少し離してきて、じっと海翔を見てくる。その目がだんだん潤んできた。
「ひろ……ほんと?」
「なにが?」
「俺のこと、恋人として好きなの?」
潤んでいる目からは今にもポロリと雫が落ちそうだった。多分、笑っても驚いても、なにをしても次の瞬間には落ちるんだろうなと海翔は思わず少し笑う。
「な、なんで笑うの?」
「いや、悪い。だってほら、今にも涙、零れそうで。ほんとトキって感情、豊かだな。そういうところも含めて、うん、俺、トキが好きだよ」
「……っ」
ポロリと落ちるなんてものじゃなかった。好きだと言った途端、月時の目からはどうしたと言いたくなるくらい、ボロボロと涙が落ちてきた。
「好き、俺も、大好き。ひろ、大好き。ありがとう、ひろ……大好きだよ」
泣かれておろおろするどころか、暖かいものが喉の奥からみぞおちの奥にまで流れてきた。海翔は微笑むと「うん……」とそんな月時を抱きしめた。
月時が好きと自覚しても、自分に対して実際憤りはすれども動揺や嫌悪感といったマイナス感情は全くなかった。男に興味がないとか言っておきながら、と少々微妙にはなるが好きだと気づけば、ただ「好き」だと思うだけだ。
抱きしめた月時の濡れた頬に唇をそっと這わせると「っひ、ろ?」と素っ頓狂な声がする。
「なに」
「な、なにって、その、あの、今、あの」
「……? 涙、濡れてたから」
何故月時が動揺してくるのか分からなくて海翔は少々怪訝そうに眉をひそめながら言う。焦られる意味が分からない。月時自身、海翔が好きだといつも言いながら「やめろ」と言ってもひたすらキスをしてきていた。そんなヤツに動揺される謂れは無いと海翔は思う。
「あ、そ、そっか!」
そうかと言いながらも月時はまだポカンとしている。あれ程キスをしてきていたくらいなのにとまた不思議に思いながら海翔は月時の唇にも軽く唇を合わせた。
「ひろ、ちょ、ほんっとにひろ?」
「なんだそれ。俺以外誰だって言うの」
「そ、そりゃそうなんだけど」
改めて月時の顔を見ると、真っ赤にしていた。
照れているのだろうか? と思いながらも少し可愛いなとも思えて海翔はそっと笑った。
「ほ、ほら! なんかこう、ひろの反応じゃない!」
「……俺は普段どんなヤツなんだよ。笑っても俺じゃないの?」
呆れたように言えば、月時はハッとなりながらぶんぶんと頭を振ってきた。
「ううん。ひろはひろだね。でもなんかひろからちゅーしてくれたりとか軽率に笑ってくれたりとか、あまりに贈り物過ぎて俺、どうしたらいいか」
「そうなの? じゃあ仕方ないからキスとか自分からはしないように――」
あまり自分からはしないほうがいいんだなと思いながら言いかけると、とてつもない勢いで肩をつかまれた。言いかけていた声も止まり、反応を返す暇もない。
「してっ? すっごいして! ちょっとさっきから嬉し過ぎて色々メーター振り切ってるだけだから! すっごい嬉しいし、凄くして!」
そう言うと今度は月時がまた何度も唇を啄んできた後にぎゅっと抱きしめてきた。なんだこのキスと抱擁の応酬は、と海翔は内心少しおかしく思う。
とりあえず基本的には自分からするほうが好きというか落ち着くのだろうかなと、そして月時に抱きしめられながら思ってみる。実際海翔も、元々は異性相手にする側だった訳なのでもしそうなら気持ちは分かる。
主導権があるほうがなんというかむしろ恥ずかしくないし、好きな相手をどうこうしたいと思うこと自体が自然だったりする。される側は、こうして好きだと自覚してもやはり少々落ち着かないものだとは思う。自覚する前よりは気持ちが分かっているので受け入れやすい為、その落ち着きのなさはかなり薄れてはいるが。
受け入れるという感覚も案外悪くないとも思える。
いざとなれば頼りにもなる月時の、こうした普段の甘えは可愛らしいとさえ思える。その可愛らしさを受け止めるのはむしろ気持ちが穏やかになるというのだろうか。
「……これが母性?」
「なんの話……っ?」
思わず口に出ていたらしく、月時がぎょっとしている。確かに「凄くして」と言われながらキスをされた後に呟く内容としてはいきなりなんだと唖然とするだろうなと海翔も他人事のように思った。
「いや、なんでもない」
「え、でも母性とか……」
「……いや、気のせいじゃないか? それともトキは俺がママっぽいとか思うのか?」
説明するのが面倒くさいので適当にはぐらかすように言うと「そ、そんなこ、ことは」と何故か更に動揺された。
「なんで動揺してんだよ」
「し、してないよ。母性とか聞いてその、なんとなくひろがエロいとか思ってない!」
思ってんじゃないか、と内心微妙になったが一応スルーしておくことにした。
とりあえず授業をサボっていた為、一応一時間目だけはやり過ごした後で二人は教室へ戻った。戻る時間が早かったのか、授業をしていた先生と鉢合わせしてしまったが「長月はもう大丈夫なのか? にしても水白は保健室連れてったら戻ってこい。全く」と月時に注意しただけでそのまま廊下を歩いていった。
怪訝に思いつつ席に着くと悠音が「あんたが泣き出したのもあって、水白くんがあんたを保健室に連れていったことになってたわよ」と教えてくれる。
「なるほど」
「なるほど、じゃないわよ。なにしてんの」
呆れたように言う悠音に、月時が「ご、ごめんね関さん。俺が悪くって」と謝っている。そんな月時をじっと見た後で悠音はため息を吐いた。
「二人のことは分からないからなんとも言えないけど、私に謝る必要なんてないわよ、水白くん」
「そっか。とりあえず教えてくれてありがとう」
月時は素直に受け止め、ニッコリと笑いながら自分の席へ戻っていった。そんな月時が可愛いなと思ったので海翔もそっと笑っていると、それを見た悠音に気持ち悪そうな顔をされた。
「なんでそんな顔で俺を見るの」
「だってあんたがちょっと異質だったから」
「……トキにもそこまでは言われてないけど。でも俺、そんな普段笑わないのか?」
「別にそこまで笑わないなんて言ってないわよ。ただ今笑うところ、なかったでしょ」
じっと海翔を見ながら言ってくる悠音に海翔は苦笑する。
「俺にはあったの」
「……へぇ?」
あと、変に勘働かせてくるから怖い。
別に昌希や悠音になら付き合ってることくらいはバレてもいいような気はするものの、悠音の勘の良さには少々海翔は怯えすら感じて微妙な顔をしていた。
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