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45話(終)
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ここに妹だった桃がいれば、諸手を上げて喜んでいただろうか。
ふと、そろそろ遠い記憶になっている前世での妹をフィンリーは思い浮かべた。そして「リアルBL? お兄ちゃん最高かよ」と隅から隅まで根掘り葉掘り聞いてくる桃しか浮かばなくて遠い目になりながらもそっと笑った。
そもそもいまだに信じられない。あれほど避けていたはずだというのに、自ら攻略対象に落ちるとは。
「フィンリー、私の淹れたお茶はいかがですか」
「……とても美味しいです、が、殿下にお茶を淹れてもらうというのが心底落ち着きませんので次からは遠慮したいです」
「私としてはそういったことに遠慮のない関係でありたいのですが」
「……殿下が殿下である限りそこは難しいか、と」
カリッドに抱かれ情けなくも意識が落ちる際に、どうやら好きだと告げてしまったらしい。フィンリーは覚えていなかったのだがカリッド曰く「一生忘れて差し上げません」らしく、結局こうして時間を作っては共に過ごす仲になってしまっている。
フィンリーが二人の仲をそう表現すると「恋人と何故明確に言わないのですか」とカリッドに呆れられるが、仕方がない。ありとあらゆる免疫がなさすぎてそんなこと言えない。だがこの間カリッドに「免疫がないからです」と渋々告げれば何故か嬉しそうに抱きしめられ、キスをされ、挙げ句押し倒された。
カリッドとの関係を、ジェイクは心底「忌々しい」と態度どころか隠すことなく口に出して表明してくれた。
「そこまで言う? ジェイクが殿下と合わないのは知ってるけどさ」
「何故合わないのかわかってます?」
「あー……、同族嫌悪?」
「は」
「お前のそういう態度、ほんとなんていうか、うん、まあ嫌いじゃないんだけど、さ」
「オレも何なら一生あなたのことが好きですけど。もし第二王子殿下と一緒になられることがあってもオレ、あなたの世話係としてついていきますからね」
「そんな事態になるとかちょっとまだ俺の心の準備的に無理だけど、でもジェイクの気持ちはめちゃくちゃ嬉しいよ! ずっと一緒なのは当たり前だろ」
実際嬉しくて、ジェイクのほうが一歳上ながらに弟に対してのように抱擁すると抱きしめ返され、何故か盛大にため息を吐かれた。そのあとに「見てろよ胡散臭い王子め」と聞こえてきた気がするが多分気のせいだと思う、というか思いたい。
リースは複雑そうな顔をしながらも喜んでくれた。
「フィンリーに好きな人ができたことが何より嬉しいよ。従兄としては何だか寂しいけどね」
「そう言ってくれて俺も嬉しい。それで、さ」
「うん?」
「その……俺は多分このまま家を継ぐんだろけど……今のままだと跡継ぎが、その、望めないだろ?」
まるでカリッドとずっと一緒にいるかのようなことを自ら口にするのは気恥ずかしさしかないが、公爵家長男としては適当にしてはいけない部分なので仕方がない。ちらりとリースを見ると笑顔のまま無言だ。多分話の続きを待ってくれているのだろう。目が笑っていないのは気のせいだ。
「だからその、勝手かもだけどアイリスには結婚して欲しい。だけど誰でもいい訳じゃない。何より幸せになって欲しいし」
だからリースもアイリスのことを気にかけて欲しい、とフィンリーは頼んだ。本当はリースとアイリスが好き合って結婚してくれればと思っているのだが、こればかりは当人次第だし第三者が強要できることではない。
「もちろん。当たり前だろ。アイリスのことだって僕はフィンリーの……まぁ一応次くらいには大事だからね」
その「次」と言い方が引っかかるんですが! と思いつつも、いつかはという淡い望みにかけることにした。
アートにはたまにだが、やはり貴重な友情を蔑ろにしたくないため会いに行っている。この間「最近何かあった?」と聞かれた流れで、カリッドが相手だとは明確にしないまま、好きな人ができその人と「恋人」という関係になったとしどろもどろに告げると妙に興味が湧いたといった言動をとられたものの、相変わらず女好きで楽しいやつには違いない。一緒に過ごす時間はある意味誰との時間よりも楽しかったりする。
だがそれは絶対口にしてはいけないとフィンリーは痛感している。この世界の人々の脳は基本恋愛脳だ。友情すら歪められかねないし、実際だいたい歪めて見られている。カリッドからも「あまり会いに行って欲しくない」と珍しく素直に言われたりもしていた。
「お茶を淹れてくださることもそういえば昔を思えば驚きなのですが……」
どうせなら丁度いい機会かもしれないので聞いてやろう、とフィンリーはカップを置いてカリッドを見た。
「昔?」
「殿下を俺、学生時代に何度かお見かけしたことがありまして」
フィンリーが話を持ちかけると、ぽかんとしていたカリッドが「ああ」と笑みを見せてきた。
「それなら私こそとても覚えてますよ。そなたに対して愛想のないやつだな、と私は言いました」
当時、貴族派の子息、息女がこぞっていい顔をしてくることに辟易としていたカリッドはあえて偉そうで素っ気ない態度を取っていたらしい。そんな時にフィンリーから「媚だって知っておられるんですね。よかった。ああでも殿下は王子でそもそも初めから偉い方なんですから態度まで偉そうにしなくていいと思うんですよ」とハキハキ言われ、それ以来カリッドも偉そうな態度をやめてまさに今のような言動になったのだという。
「なるほどと思いましたし、今の私でいるようになってからはむしろあまり不快な思いもしなくなりました。そなたをとても楽しい方だと思いましたし興味が湧き、ずっと接点を持つ機会を狙ってました。なのにそなたは全然社交界に出てこない」
身分が身分だけに公式の場で会ってもいない社交界デビューもしていない一個人を呼びつける訳にも会いに行く訳にも行かなくてやきもきしたと、カリッドはいつもの胡散臭い笑みを浮かべ近づいてきた。そして身を屈め「でもこうして今はそなたといられる。なんて素敵なんでしょうね。愛してます、フィンリー」などと囁き、キスをしてきた。フィンリーとしては既に容量オーバーでくらくらしそうだ。
「カリッド王子ですがあなたもご存じの通り、あなたの影響を子どもの頃に受けて性格を変えましたから──」
くらくらついでに、デイリーが言っていた言葉を思い出す。まさかそんなに影響を与えていたとは、とフィンリーは改めて少し頭を抱えたくなった。あれほどずっと警戒してきていたのに全然意味を成していなかったのだと思い知らされる。
「さて、王子と恋人となった感想はいかがです」
カリッドと未だ慣れない甘い時間を過ごした夜が明けた頃、ふと目が覚めてテラスに出ればそんな声が聞こえてきた。
「デイリーさん……プライバシーって知ってる?」
「は。何を今さら」
「……はぁ。デイリーさんこそ、俺が結局無事カリッドルートのエンディングにたどり着いて、どうなんだよ。してやったりって感じなのか?」
「は? 何をおっしゃってるんです? あなたはまだどのルートのエンディングにもたどり着いてませんが」
「はぁ? あんたこそ何言って……俺は……その、殿下とこういう仲になったんだぞ?」
こいつ何を言っているんだとフィンリーが唖然とした顔で見るも、デイリーは相変わらずどこか怖そうな笑みを浮かべている。さらにフィンリーが追及しようとすると、その前にデイリーが口を開いてきた。
「ふふ。恋人となったばかりでもう終わった気ですか。残念でした。これからではないですか。どれかの攻略者のルートにしっかり落ち着きなんらかのエンドにたどり着くか、もっと楽しまないと。攻略者たちとのエンディングはまだまだ先ですよ」
ふと、そろそろ遠い記憶になっている前世での妹をフィンリーは思い浮かべた。そして「リアルBL? お兄ちゃん最高かよ」と隅から隅まで根掘り葉掘り聞いてくる桃しか浮かばなくて遠い目になりながらもそっと笑った。
そもそもいまだに信じられない。あれほど避けていたはずだというのに、自ら攻略対象に落ちるとは。
「フィンリー、私の淹れたお茶はいかがですか」
「……とても美味しいです、が、殿下にお茶を淹れてもらうというのが心底落ち着きませんので次からは遠慮したいです」
「私としてはそういったことに遠慮のない関係でありたいのですが」
「……殿下が殿下である限りそこは難しいか、と」
カリッドに抱かれ情けなくも意識が落ちる際に、どうやら好きだと告げてしまったらしい。フィンリーは覚えていなかったのだがカリッド曰く「一生忘れて差し上げません」らしく、結局こうして時間を作っては共に過ごす仲になってしまっている。
フィンリーが二人の仲をそう表現すると「恋人と何故明確に言わないのですか」とカリッドに呆れられるが、仕方がない。ありとあらゆる免疫がなさすぎてそんなこと言えない。だがこの間カリッドに「免疫がないからです」と渋々告げれば何故か嬉しそうに抱きしめられ、キスをされ、挙げ句押し倒された。
カリッドとの関係を、ジェイクは心底「忌々しい」と態度どころか隠すことなく口に出して表明してくれた。
「そこまで言う? ジェイクが殿下と合わないのは知ってるけどさ」
「何故合わないのかわかってます?」
「あー……、同族嫌悪?」
「は」
「お前のそういう態度、ほんとなんていうか、うん、まあ嫌いじゃないんだけど、さ」
「オレも何なら一生あなたのことが好きですけど。もし第二王子殿下と一緒になられることがあってもオレ、あなたの世話係としてついていきますからね」
「そんな事態になるとかちょっとまだ俺の心の準備的に無理だけど、でもジェイクの気持ちはめちゃくちゃ嬉しいよ! ずっと一緒なのは当たり前だろ」
実際嬉しくて、ジェイクのほうが一歳上ながらに弟に対してのように抱擁すると抱きしめ返され、何故か盛大にため息を吐かれた。そのあとに「見てろよ胡散臭い王子め」と聞こえてきた気がするが多分気のせいだと思う、というか思いたい。
リースは複雑そうな顔をしながらも喜んでくれた。
「フィンリーに好きな人ができたことが何より嬉しいよ。従兄としては何だか寂しいけどね」
「そう言ってくれて俺も嬉しい。それで、さ」
「うん?」
「その……俺は多分このまま家を継ぐんだろけど……今のままだと跡継ぎが、その、望めないだろ?」
まるでカリッドとずっと一緒にいるかのようなことを自ら口にするのは気恥ずかしさしかないが、公爵家長男としては適当にしてはいけない部分なので仕方がない。ちらりとリースを見ると笑顔のまま無言だ。多分話の続きを待ってくれているのだろう。目が笑っていないのは気のせいだ。
「だからその、勝手かもだけどアイリスには結婚して欲しい。だけど誰でもいい訳じゃない。何より幸せになって欲しいし」
だからリースもアイリスのことを気にかけて欲しい、とフィンリーは頼んだ。本当はリースとアイリスが好き合って結婚してくれればと思っているのだが、こればかりは当人次第だし第三者が強要できることではない。
「もちろん。当たり前だろ。アイリスのことだって僕はフィンリーの……まぁ一応次くらいには大事だからね」
その「次」と言い方が引っかかるんですが! と思いつつも、いつかはという淡い望みにかけることにした。
アートにはたまにだが、やはり貴重な友情を蔑ろにしたくないため会いに行っている。この間「最近何かあった?」と聞かれた流れで、カリッドが相手だとは明確にしないまま、好きな人ができその人と「恋人」という関係になったとしどろもどろに告げると妙に興味が湧いたといった言動をとられたものの、相変わらず女好きで楽しいやつには違いない。一緒に過ごす時間はある意味誰との時間よりも楽しかったりする。
だがそれは絶対口にしてはいけないとフィンリーは痛感している。この世界の人々の脳は基本恋愛脳だ。友情すら歪められかねないし、実際だいたい歪めて見られている。カリッドからも「あまり会いに行って欲しくない」と珍しく素直に言われたりもしていた。
「お茶を淹れてくださることもそういえば昔を思えば驚きなのですが……」
どうせなら丁度いい機会かもしれないので聞いてやろう、とフィンリーはカップを置いてカリッドを見た。
「昔?」
「殿下を俺、学生時代に何度かお見かけしたことがありまして」
フィンリーが話を持ちかけると、ぽかんとしていたカリッドが「ああ」と笑みを見せてきた。
「それなら私こそとても覚えてますよ。そなたに対して愛想のないやつだな、と私は言いました」
当時、貴族派の子息、息女がこぞっていい顔をしてくることに辟易としていたカリッドはあえて偉そうで素っ気ない態度を取っていたらしい。そんな時にフィンリーから「媚だって知っておられるんですね。よかった。ああでも殿下は王子でそもそも初めから偉い方なんですから態度まで偉そうにしなくていいと思うんですよ」とハキハキ言われ、それ以来カリッドも偉そうな態度をやめてまさに今のような言動になったのだという。
「なるほどと思いましたし、今の私でいるようになってからはむしろあまり不快な思いもしなくなりました。そなたをとても楽しい方だと思いましたし興味が湧き、ずっと接点を持つ機会を狙ってました。なのにそなたは全然社交界に出てこない」
身分が身分だけに公式の場で会ってもいない社交界デビューもしていない一個人を呼びつける訳にも会いに行く訳にも行かなくてやきもきしたと、カリッドはいつもの胡散臭い笑みを浮かべ近づいてきた。そして身を屈め「でもこうして今はそなたといられる。なんて素敵なんでしょうね。愛してます、フィンリー」などと囁き、キスをしてきた。フィンリーとしては既に容量オーバーでくらくらしそうだ。
「カリッド王子ですがあなたもご存じの通り、あなたの影響を子どもの頃に受けて性格を変えましたから──」
くらくらついでに、デイリーが言っていた言葉を思い出す。まさかそんなに影響を与えていたとは、とフィンリーは改めて少し頭を抱えたくなった。あれほどずっと警戒してきていたのに全然意味を成していなかったのだと思い知らされる。
「さて、王子と恋人となった感想はいかがです」
カリッドと未だ慣れない甘い時間を過ごした夜が明けた頃、ふと目が覚めてテラスに出ればそんな声が聞こえてきた。
「デイリーさん……プライバシーって知ってる?」
「は。何を今さら」
「……はぁ。デイリーさんこそ、俺が結局無事カリッドルートのエンディングにたどり着いて、どうなんだよ。してやったりって感じなのか?」
「は? 何をおっしゃってるんです? あなたはまだどのルートのエンディングにもたどり着いてませんが」
「はぁ? あんたこそ何言って……俺は……その、殿下とこういう仲になったんだぞ?」
こいつ何を言っているんだとフィンリーが唖然とした顔で見るも、デイリーは相変わらずどこか怖そうな笑みを浮かべている。さらにフィンリーが追及しようとすると、その前にデイリーが口を開いてきた。
「ふふ。恋人となったばかりでもう終わった気ですか。残念でした。これからではないですか。どれかの攻略者のルートにしっかり落ち着きなんらかのエンドにたどり着くか、もっと楽しまないと。攻略者たちとのエンディングはまだまだ先ですよ」
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疲れさせてしまって申し訳ないです。
ブログ記事のような空白は以前文と文の間にも入れてはいましたが今は会話文挟む時など以外はあえて入れてないですね。
ご意見としてありがたく頂きますね。
ちょこさん、面白いと思ってくださって嬉しいです。ご意見、感想ありがとうございます。
お話は面白く読んでるのですが、いかんせん 某 東◯大学物語的な行間が空いてない捲し立てる様な文字の羅列に少し疲れちゃいます。
少し開けてくださると読みやすいです。
「某 東◯大学物語的」というのが申し訳ないながらにわからなくてその辺は把握できませんが、ネット上での文章表現はよく頭を悩ませています。
通常の小説本での縦書きと違って読み方も雰囲気も変わりますもんね。確かに文字の羅列も疲れるかと思います。
ただ筆者は読む場合、通常の小説表現に近い内容が基本好きなもので今の表現にしています。以前は携帯小説とまではいかなくともこういった返信欄やブログのような行間空けをしていたんですけども。
とはいえご意見は貴重ですし、他の方からも同じようなご意見を頂いた場合には行間空けての表現も考慮させていただきますね。
マミタロさん、面白く読んでいただき、またご意見いただきありがとうございます。