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42.怒る猫
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届いた書類を確認した俺は保健室でため息ついた。ある意味面倒な相手だ。こういうタイプの小物はかえって鬱陶しい。
大人になってからの犯罪歴はいっそ驚くほどクリーンなのはわりと堅い仕事に就いているからもあるだろう。とはいえ、警察沙汰になるほどではない程度のいざこざはところどころで犯していたようだ。
本当に面倒くさいヤツだな。いっそ俺がわかりやすいほど標的になってあのストーカーもどきに狙われた方がいいかもしれん。
元貴は今の彼氏の元へ行かせていた。店にも来なくなったようだし、むしろ俺のところにいるより彼氏のところにいた方が安全だと思われた。
「店にも来なくなったんだし、もう大丈夫なんじゃ?」
元貴の勤め先のオーナーが言っていたが、どうにもそう思えなかった。そして昨夜遅くに俺の元にかかってきた電話で確信していた。
『神野だよ』
「あなたこそなんで俺の番号を?」
『何言ってんるんだか。いつもは非通知にしてるってこと? 思いっきり番号通知出てたよ。それだけ動揺してたってことかな?』
「……何かあったんですか」
『内藤さんが帰ってくる時、いたよ、不審者。まさか俺が警戒しているとは思ってなかったんだろうね、こっそり後つけてきているの俺にはバレバレだった』
「……くそ」
『とりあえず今日は俺の家に泊まらせてるけど。今寝てる』
「…………そう、ですか」
『……内藤さんの心配? あのさあ、あんた本当に内藤さんのこと好きなの?』
「あなたにそこは関係ない」
『あるよ。俺けっこう内藤さん気に入ってんだけど? とりあえずさあ、本当に好きなら俺みたいなヤツに内藤さん預けるのどうかと思うよ? 内藤さん何されてもいいわけ?』
「変質者よりかは多少マシなんでね」
『比較が酷いな。とりあえず報告だけね。あと、内藤さん好きなら、体のことよりもう少し一般的なこと教えてあげたほうがいいよ。それじゃあ』
管理人は言いたいことだけ言うと電話を切ってしまった。
またあの管理人に食われてしまったのだろうかと微妙な気持ちにはなる。確かに色々教育する必要はあるとも思える。
まじめで大人しいけれども色々抜けているおどおど鼠め。本当に今まで学校の勉強しかしてきてなかったんだろうな。
まあそうだとしても、二十も後半の立派な大人として疑問しかないが。
だが本当に教育のし甲斐はあると思う。この面倒くさいストーカーもどきの件が片付いた暁には、覚悟してもらおう。俺に対してどれほど怯えていようが、俺にとってはそれすらも楽しくそしてかわいらしいだけだからな。
そんなこと考えて、俺は少し微笑んだ後にまた真顔に戻った。とりあえず今のところ元貴は大丈夫だろうと思う。だが安全のためと避けていた内藤先生に、結局目をいかせてしまった。こうなるといっそ俺のマンションに来させた方がマシなのかもしれない。あのストーカーもどきがどこまで内藤先生を知っているのかわからないが、用心に越したことはない。
いっそ仕事帰りに内藤先生を俺が拉致してそのまま家へ連れて帰ろうか。
そう思い一人頷く。もう避ける意味なくなってしまったようなものだしな。それなら自分の手元にあるほうが安心できる。
ようやく何となくホッとして俺は仕事に戻った。昼休みもほとんど取らずに少し溜まっていた仕事をこなす。
だが今日からうちに来るようにと昼休み、内藤先生に言っておけばよかったと後から後悔した。放課後、すれ違いで帰ってしまった内藤先生が家へ帰ってないとわかると。
すぐさま後を追うように内藤先生のアパートへ向かったのだが帰った様子なく、アパートからスーパーまで入れ違うことのない道を行けども小さなスーパーにもいないようだった。
いつも判で押したような行動をしている内藤先生が、今日に限ってどこか寄り道をしていると考えられるほど俺は楽観的でない。
とりあえず管理人に伝えた。管理人も本気で心配をしているようで、心の底から気にくわない相手ではあるが、やはり悪いヤツではないのだろうなとふと思った。
俺は一旦自宅へ戻った。ないとは思うが万が一、内藤先生がこちらへ来ていたらとむしろ一縷の望みを託したのだが、やはり来てはいなかった。
早急にあのストーカーもどきの家へ押しかけようかという思いを押しこらえながら、とりあえず自分の部屋まで戻る。そして戻ってよかったと思った。確証のないまま動いてミスするロスは避けたい。
そしてストーカーもどきは思っていた以上に馬鹿だった。俺はやはりストーカーもどきの自宅へ向かう。
「かわいらしい先生は俺の家で飼ってやる。お前はヤキモキしながら自分の浅はかさを呪え」
名前を書かなければ証拠にならないとでも思っているのだろうか。本気で頭が弱いのか。
玄関のドアに堂々と貼ってあったそれをしっかりポケットへ入れた後、俺は急いだ。多分学校帰りに上手いこと言うかそれとも強引にか、内藤先生を自宅へ連れ込んだのだろう。
内藤先生を連れたまま俺のマンションへ侵入して玄関に紙切れを貼るのは難しいだろうから、多分一旦家に内藤先生を押し込めた後に一人で来ているはずだ。人を連れ込むにはそれなりの時間がかかるだろうし、多分その後こちらへ来ていたと思われる時間を考慮すると、まだストーカーもどきは自宅へ向かっている頃ではないだろうか。
とはいえ楽観視はできない。車へ向かいながら電話する。
「ああ、俺です。今度帰りますんで、ちょっと人員お借りできますか? いや……そんな大層なのはいりません。ただ……、ええ、そうですね。構いません。場所は……」
そして車に乗り込むと急いで向かった。あの気持ち悪いストーカーもどきが俺の貴生に少しでも触れると思うだけで吐き気する。
警察沙汰にならないようないざこざの中に、乱暴があった、酷い扱いを受けたなどと言った苦情もあった。日ごろの鬱憤をそういうことでしか晴らせない情けない小物。周りを見下すことでしか自分を保てないタイプ。地味な自分に劣等感でもあるのか。本当に気持ちの悪い。
同じ地味でも内藤先生は自分を見下すことも高く見せようとすることもなく、きちんとやるべきことをこなしている。必要以上に人見知りし、コミュニケーションがヘタクソなびくびく鼠だが、それでも自分も周りも否定することなく過ごしている。
間に合ってくれと俺は願った。
俺のものに危害を加えたあの男は、本気で許さん。
大人になってからの犯罪歴はいっそ驚くほどクリーンなのはわりと堅い仕事に就いているからもあるだろう。とはいえ、警察沙汰になるほどではない程度のいざこざはところどころで犯していたようだ。
本当に面倒くさいヤツだな。いっそ俺がわかりやすいほど標的になってあのストーカーもどきに狙われた方がいいかもしれん。
元貴は今の彼氏の元へ行かせていた。店にも来なくなったようだし、むしろ俺のところにいるより彼氏のところにいた方が安全だと思われた。
「店にも来なくなったんだし、もう大丈夫なんじゃ?」
元貴の勤め先のオーナーが言っていたが、どうにもそう思えなかった。そして昨夜遅くに俺の元にかかってきた電話で確信していた。
『神野だよ』
「あなたこそなんで俺の番号を?」
『何言ってんるんだか。いつもは非通知にしてるってこと? 思いっきり番号通知出てたよ。それだけ動揺してたってことかな?』
「……何かあったんですか」
『内藤さんが帰ってくる時、いたよ、不審者。まさか俺が警戒しているとは思ってなかったんだろうね、こっそり後つけてきているの俺にはバレバレだった』
「……くそ」
『とりあえず今日は俺の家に泊まらせてるけど。今寝てる』
「…………そう、ですか」
『……内藤さんの心配? あのさあ、あんた本当に内藤さんのこと好きなの?』
「あなたにそこは関係ない」
『あるよ。俺けっこう内藤さん気に入ってんだけど? とりあえずさあ、本当に好きなら俺みたいなヤツに内藤さん預けるのどうかと思うよ? 内藤さん何されてもいいわけ?』
「変質者よりかは多少マシなんでね」
『比較が酷いな。とりあえず報告だけね。あと、内藤さん好きなら、体のことよりもう少し一般的なこと教えてあげたほうがいいよ。それじゃあ』
管理人は言いたいことだけ言うと電話を切ってしまった。
またあの管理人に食われてしまったのだろうかと微妙な気持ちにはなる。確かに色々教育する必要はあるとも思える。
まじめで大人しいけれども色々抜けているおどおど鼠め。本当に今まで学校の勉強しかしてきてなかったんだろうな。
まあそうだとしても、二十も後半の立派な大人として疑問しかないが。
だが本当に教育のし甲斐はあると思う。この面倒くさいストーカーもどきの件が片付いた暁には、覚悟してもらおう。俺に対してどれほど怯えていようが、俺にとってはそれすらも楽しくそしてかわいらしいだけだからな。
そんなこと考えて、俺は少し微笑んだ後にまた真顔に戻った。とりあえず今のところ元貴は大丈夫だろうと思う。だが安全のためと避けていた内藤先生に、結局目をいかせてしまった。こうなるといっそ俺のマンションに来させた方がマシなのかもしれない。あのストーカーもどきがどこまで内藤先生を知っているのかわからないが、用心に越したことはない。
いっそ仕事帰りに内藤先生を俺が拉致してそのまま家へ連れて帰ろうか。
そう思い一人頷く。もう避ける意味なくなってしまったようなものだしな。それなら自分の手元にあるほうが安心できる。
ようやく何となくホッとして俺は仕事に戻った。昼休みもほとんど取らずに少し溜まっていた仕事をこなす。
だが今日からうちに来るようにと昼休み、内藤先生に言っておけばよかったと後から後悔した。放課後、すれ違いで帰ってしまった内藤先生が家へ帰ってないとわかると。
すぐさま後を追うように内藤先生のアパートへ向かったのだが帰った様子なく、アパートからスーパーまで入れ違うことのない道を行けども小さなスーパーにもいないようだった。
いつも判で押したような行動をしている内藤先生が、今日に限ってどこか寄り道をしていると考えられるほど俺は楽観的でない。
とりあえず管理人に伝えた。管理人も本気で心配をしているようで、心の底から気にくわない相手ではあるが、やはり悪いヤツではないのだろうなとふと思った。
俺は一旦自宅へ戻った。ないとは思うが万が一、内藤先生がこちらへ来ていたらとむしろ一縷の望みを託したのだが、やはり来てはいなかった。
早急にあのストーカーもどきの家へ押しかけようかという思いを押しこらえながら、とりあえず自分の部屋まで戻る。そして戻ってよかったと思った。確証のないまま動いてミスするロスは避けたい。
そしてストーカーもどきは思っていた以上に馬鹿だった。俺はやはりストーカーもどきの自宅へ向かう。
「かわいらしい先生は俺の家で飼ってやる。お前はヤキモキしながら自分の浅はかさを呪え」
名前を書かなければ証拠にならないとでも思っているのだろうか。本気で頭が弱いのか。
玄関のドアに堂々と貼ってあったそれをしっかりポケットへ入れた後、俺は急いだ。多分学校帰りに上手いこと言うかそれとも強引にか、内藤先生を自宅へ連れ込んだのだろう。
内藤先生を連れたまま俺のマンションへ侵入して玄関に紙切れを貼るのは難しいだろうから、多分一旦家に内藤先生を押し込めた後に一人で来ているはずだ。人を連れ込むにはそれなりの時間がかかるだろうし、多分その後こちらへ来ていたと思われる時間を考慮すると、まだストーカーもどきは自宅へ向かっている頃ではないだろうか。
とはいえ楽観視はできない。車へ向かいながら電話する。
「ああ、俺です。今度帰りますんで、ちょっと人員お借りできますか? いや……そんな大層なのはいりません。ただ……、ええ、そうですね。構いません。場所は……」
そして車に乗り込むと急いで向かった。あの気持ち悪いストーカーもどきが俺の貴生に少しでも触れると思うだけで吐き気する。
警察沙汰にならないようないざこざの中に、乱暴があった、酷い扱いを受けたなどと言った苦情もあった。日ごろの鬱憤をそういうことでしか晴らせない情けない小物。周りを見下すことでしか自分を保てないタイプ。地味な自分に劣等感でもあるのか。本当に気持ちの悪い。
同じ地味でも内藤先生は自分を見下すことも高く見せようとすることもなく、きちんとやるべきことをこなしている。必要以上に人見知りし、コミュニケーションがヘタクソなびくびく鼠だが、それでも自分も周りも否定することなく過ごしている。
間に合ってくれと俺は願った。
俺のものに危害を加えたあの男は、本気で許さん。
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