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森の中

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何だか眩しい

もう朝なのだろうか

「ん"~まだ眠いなー」

いつもなら目覚ましの音で起きるのにめずらしいな
2度寝しそうになる体を無理やり起こし、ベットから降りようとする


「………………」


おかしい
寝る前は確かに自分の部屋に居たはず
周りを見渡せば辺り一面森
地面には足の裏からしっかりと土の感触が伝わってくる


「これは……………………………………夢だな」


ありえない
寝て起きたら森の中なんて…
とりあえず、、ほっぺでもつまんでみるか


「…って」


おかしい、確かに痛みを感じる
も、もしかしてこれは夢じゃないの、か?
そんなまさか


「…………………………ステータスオープン!」

















は、恥ずかし
なんにも起きないし。


俺がこっそり好きで読んでいたファンタジー物の俺TUEEEEな展開が待ってるのではと、少し期待してステータスオープンと叫んだのに何も起きない。


「ひとまず少し辺りを散策するか?いやでも森の中を歩くのは動物とかに遭遇したら危険か…」

この辺りは危険な動物とかは来ない気がするし、何となく。
とりあえず


「よし、寝よう」



もう一度寝て起きたら、元の世界戻っているかもしれない。

正直、あの家に戻っても下僕の様な扱いしか受けた事がないし帰りたいとは思わないが、森の中を歩いて獣に食われてしまうよりはあの家で耐え抜いて、
学校を卒業して一人暮らしを始める方が現実的な気がする。

ただ単に、さっきから滅茶苦茶眠いのもあるけど…


そして俺は再び眠りに着いた
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