ママ友の悩みは夫の料理でリフレッシュ

第二話を更新中でしたが、なかなか更新がままならないため一旦非公開にし、こちらの物語自体を完結とすることにしました。
二話以降は書き進める予定ですので、今後更新できるタイミングで再開します。

【ストーリー】
パン屋でパートをしている40歳の森野佐奈子は、3歳年下の夫・透也(とうや)、保育園年長児の娘・初菜(はつな)と3人暮らし。会社員としてフルタイムで働いていたものの、仲間意識の強い同僚たちとの関係に疲れて、妊娠を機に退社。
今の最大の悩みは、娘の友人のママたちとの付き合い方。距離感。
イヤなら避ければよいのはわかっているが、その場の空気を悪くしないことを優先する佐奈子は、話しかけられるとノリよく返事してしまい、気づいたら会話に入ってしまっている。
当たり障りなさすぎて中身のない会話、単なる噂話に辟易する毎日を癒してくれるのは、在宅ワークの夫の手料理だ。
今日もまた人が恋しいらしいママに絡まれる。

短編集。
別の小説投稿サイトにアップしたものを修正、加筆し、タイトルを変更しました。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,209 位 / 192,209件 ライト文芸 7,628 位 / 7,628件

あなたにおすすめの小説

猫の生命火

清水花
ライト文芸
 猫アレルギー持ちの父さんをどう説得するか、それが君を家族に迎えるにあたって最初にぶつかった最大の問題だった。  とある雨の日の帰り道、電信柱の下で僕と君は出逢った。  僕はまるで黒猫に託されるようにして君を預かる事になった。  3日が経ち、すでに情が移ってしまった僕は君と離れるのが辛くなっていた。  だが、君を家族に迎えるにはどうしても避けては通れない問題があった。それは動物が大好きだけど猫アレルギー持ちの父さん。  結局は君の寝顔に一目惚れした父さんがアレルギー症状を我慢して君を家族に迎えることになった。もちろん君と父さんの相性の良さがあってこその判断だったのだけれど。  それに、先住犬の柴丸も快く君を迎えてくれた。  ものすごい早さで成長する君に戸惑いながらも、何だか僕は親になったような気がして毎日嬉しくもあった。  君を眺めていると、あっという間に時は流れいつの間にか1年が過ぎた。  君は立派な大人になった。  僕達は大喜びで毎日、君の成長ぶりを語り合った。  それから少しして、愛犬の柴丸が永眠した。  家族が塞ぎ込む中、君だけはいつもと変わらぬように振る舞っていた。  でも、柴丸のお気に入りのクッションの上から動かない君を見て、1番寂しいって思っているは君だって分かった。    君は柴丸のことを実の兄のように慕っていたのだから。  それから10年という時が過ぎた頃、君は僕達の前から姿を消した。  君と出逢った時のような雨の夜に、誰もいない公園で再び君と出逢った。  そして君は生命の火で温め護った黒い仔猫を僕に託すと、夜の闇の中へと消えていった。  あれから君は帰ってこないけど、君に託された仔猫と僕達の新たな生活が始まろうとしていた。  別れはいつも辛いけど、君達と過ごす幸せな毎日の時間が僕は本当に大切だと思う。   その出会いが僕と君の物語の始まりだった。

悲鳴じゃない。これは歌だ。

羽黒 楓
ライト文芸
十五歳の〝私〟は死に場所を求めて家出した。 都会の駅前、世界のすべてを呪う〝私〟はしかし、このとき一人の女性と出会う。 彼女は言った。 「あんた、死んだ私の知り合いに似てる――」 そこから始まる、一人の天才ロックシンガーの誕生譚。

十年目の結婚記念日

あさの紅茶
ライト文芸
結婚して十年目。 特別なことはなにもしない。 だけどふと思い立った妻は手紙をしたためることに……。 妻と夫の愛する気持ち。 短編です。 ********** このお話は他のサイトにも掲載しています

アパートの一室

服部ユタカ
ライト文芸
「俺」は異性に対して恋愛感情は抱かない。 「ヒカル」は異性に大して恋愛感情を抱かない。 成人していても道に迷う時は迷う。完璧な人生なんてものはどこにもない。 恋愛関係にない二人がアパートの一室で共同生活を営み、自らの持っている愛情を知る物語。 (随時改行などの変更により読みやすさを追求中です) 2019/05/31追記 第2回ライト文芸大賞にて奨励賞をいただきました。 辛い時、悲しい時に繰り返して読んでいただけるような作品になっていたら幸いです。

手紙屋 ─ending letter─【完結】

Shizukuru
ライト文芸
終わりは突然、別れは必然。人が亡くなるとはそう言う事だ。 亡くなった人の想いの欠片が手紙となる。その手紙を届ける仕事こそ、黒須家で代々受け継がれる家業、"手紙屋"である。 手紙屋の見習いである黒須寧々子(JK)が仕事をこなしている時に、大事な手紙を白猫に取られてしまった! 白猫を探して辿り着いた神社で出会ったのは……金髪、カラコン、バチバチピアスのド派手な美形大学生だった。 顔はいいが、性格に難アリ。ヤダこの人と思ったのに……不思議な縁から始まる物語。

涙の跡

あおなゆみ
ライト文芸
臆病でいつも半端な自分を変えたいと思い引っ越してきた街で、依子は不思議な魅力を持つ野島と出会う。年も離れているし、口数の少ない人であったが依子は野島が気になってしまう。大切な人との思い出、初恋の思い出、苦い思い出、そしてこの街での出来事。心の中に溢れる沢山の想いをそのまま。新しい街で依子はなりたい自分に近づけるのか。

ほっこり系日常短編

流音あい
ライト文芸
さらっと読める日常短編集。一話完結型の、ちょっと馴染みのないかもしれない日常のほっこり系短編(SS)五編です。 1『反射の連鎖でアナウンス』 車内で起きた、ちょっとした人の温かさの話 2『きらめきの再発芽』 マニキュアをきっかけにおばあさんが元気になります 3『じゃがいもスイッチ、コロッケ変化』 近所の人との交流話 4『誤解の隙間にベビーカー』 ケンカップルを目の当たりにした奥さんの話 5『レターオープンリスタート』 若い女性とおばあさんのほっこり話

海神の唄-[R]emember me-

青葉かなん
ライト文芸
壊れてしまったのは世界か、それとも僕か。 夢か現か、世界にノイズが走り現実と記憶がブレて見えてしまう孝雄は自分の中で何かが変わってしまった事に気づいた。 仲間達の声が二重に聞こえる、愛しい人の表情が違って重なる、世界の姿がブレて見えてしまう。 まるで夢の中の出来事が、現実世界へと浸食していく感覚に囚われる。 現実と幻想の区別が付かなくなる日常、狂気が内側から浸食していくのは――きっと世界がそう語り掛けてくるから。 第二次世界恐慌、第三次世界大戦の始まりだった。

処理中です...