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第6話 執筆
誠実さ
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黒狐さまは、スマホを座卓の上に置くと、満足げに頷いた。
「うむ、期待以上のクオリティじゃった。それに読みやすかった。大正の頃の小説は、ページが真っ黒じゃったんじゃ。それが、たった100年でここまで読みやすくなるとは」
「ありがとうございます」
ツキは、安堵のため息をついた。体が震えているのかと思うくらい激しかった心拍も、徐々に落ち着いてきた。
やはり、目の前で自分の書いた小説を読んでもらうのは、何回やっても緊張する。まして、今回は当人が主役の小説なのだから。
右斜め前のソファに座る黒狐さまに、会釈した。
「わかりやすさ重視で書いてみました。昨今は、台詞だけしか読まない読者もいます。実際、台詞だけ追えば読めるように気遣われた作品は、かなり読みやすかった」
技術が伴わない以上、セオリー重視。不要な冒険はしない。まぁ、本当は住良木さんが読んでいるSFみたいに、真っ黒な本も書いてはみたいのだが。
黒狐さまは、スマホの画面をスクロールしながら、ニヤニヤしている。
「男の下衆さがいい味出していたのぉ。最初はまともそうに登場。『ごめんよ、ごめんよ。でも仕方ないんだ』と謝罪し、自己正当化しながら鬼畜の所業に及ぶ。そのギャップと生々しさがグッドじゃ。テンプレキャラの立て方が、とてもうまい」
「嬉しいです。印象に残らないよりは、強烈過ぎる方がマシかなと」
「ただ、竿役以外のキャラはストーリーに操られている感じがするのぉ。導入が強引すぎる気もする」
「先にプロットを決めた分、キャラがおなざりになった感じはありますね」
「ああ。ぶっちゃけ、作中のお主に関しては解釈違いじゃな……。しょうがないっちゃ、しょうがないんじゃが。
プロットをガッチガチに固めてから書き始める。そこへ、既存のキャラを当てはめると、どうしてもキャラにひずみが生まれてしまう。特に、作中のツキは、今の自分の性格と大きく変わってしまっていた。コトを目撃したのに、棒立ちして、最後まで見届けるのだ。冒頭の、黒狐さまを大切にしている描写と、ちぐはぐになってしまってる。
実際同じことがあったら、自分はどうするだろう。恐らく、警察に通報したあとに止めに入る程度のことはする──はずだ、多分。それくらいしてもらわないと困る。
「あとは新しい表現を色々試した結果、文にぎこちなさが残るのも、ちょっと残念じゃった」
「グフゥ。痛いところついてきますね」
「あとは前にも言ったが、心理描写が苦手なようじゃな。内面の葛藤の描写も、シナリオ通りに書いてるだけなのが、なんとなくわかってしまう。相手の立場に立って物事を考えるという行為自体が、苦手なように思える」
「そこは、読書で積み重ねていくしかないですね」
その後も、黒狐さまの書評は続いた。かなり注文が多いものの、どれも納得のいく指摘だったので、悪い気はしなかった。……指摘そのものには。
「以上じゃ。この間の小説よりも、確実によくなっておる。バテぬよう適度に力を抜きつつ、創作に励むがよい。そうすれば、より高みを目指せるはずじゃ」
ツキは、あえて笑みを浮かべたまま黙った。
「どうした」
「これ書いてる時、僕がどんな気持ちだったかわかりますか? 黒狐さま」
「しっかりした構成、駆使された技巧、極力白くした原稿。小説から感じた、著者としてのお主は、冷静そのものじゃ。違うか?」
黒狐さまのキョトンとした反応を見た時、胸の底がムカついてきた。
「著者としては、冷静でした。でも──」
ツキは目を細めて、黒狐さまの瞳を凝視する。
「──黒狐さまの友達としての僕はそうじゃない」
「どういうことじゃ?」
「『黒狐さまと付き合っている設定の僕が、見知らぬ女子とおせっせする小説書け』って言ったら、黒狐さま書けます? あ、いや、でも、平安時代は一夫多妻で浮気が文化でしたっけ。じゃあこの例えはわからないか……」
さすがに、『住良木さんと』とは言えなかった。
「浮気が怖いのは、今も昔も変わらんよ。自分がフラられる話を書くのは、まぁ普通に考えたらしんどいじゃろうな。……じゃが、前話し合った時は、お主、ノリノリじゃったし。わらわに対して現実ではできないことを、存分に文章化できる喜びの方が勝っていると思っていたのじゃ。そこまで気にしてるとは、思わんかった」
黒狐さまは、気まずそうに黒髪を弄り始めた。
その様子が、ツキの心をえぐった。
「あー、いや。それもそうですよね。最初設定考えたのも僕ですし、自業自得ですよね」
あまりの自分の愚かさに「ははは」と乾いた笑いが湧いてきた。本当、馬鹿みたいだ。完全な自滅だった。なのに、身勝手にも、黒狐さまに責任転嫁しようとした。気持ちを察しろだなんて、傲慢すぎる。対話こそが何よりも大切なことだと、今までのやり取りで学んだのではないのか。
「わらわは、お主の心の中を透視することはできん。辛かったなら辛いと言ってくれねば、わからんのじゃ。直接言うのが嫌なら、チャットで一言送ってくれれば済んだものを。もしや、わらわに拒絶されるとでも思ったか?」
「すいません。そこまで思い至りませんでした」
一瞬、謝罪文をのべようか迷ったが、様子を見ることにした。
「別に怒ってないからよいぞ。ちょっとした悪戯感覚で、酷な要求をしてしまったわらわにも非はあるし。すまんのじゃ、ツキ」
「とんでもないです」
体から緊張感が抜けた。ツキが改めてソファに座り直すと、黒狐さまが頭を軽くポンポンしてきた。まるで、我が子の成長を喜ぶ、母親のようだった。
「人は変われる。じゃが、時間はかかる。習慣を変えるのは大変じゃ。これまでの人生で、正しいと思って積み上げてきた考えや行動。それと一生決別するということだからのぉ。急に変われなくとも、己を責めるでないぞ。ツキ。毎日少しずつでも変われば、大きな変化になる。気長に構えるのじゃ」
ツキは、内心ドキリとしながらうなずいた。『今日から行動を変えねば失敗する』と、今まさに急いていたからだった。
「約束を破らず、もし破ったらした謝り、ミスを責任転換せず素直に受け入れる。相手のアドバイスに耳を傾け、聞き終わった後で疑問を質問する。その上で、『明日から』などの先延ばしにせず、日が変わらぬうちに自らを改めようと行動に移す。必要とあらばちゃんと報告もする──」
黒狐さまは、そのまま手を頬へ滑らしてきた。優しく、だが、しっかりと頬をホールドされる。黒狐さまの手は、柔らかく、暖かく、ほんのり汗ばんでいた。
長い睫の下に潜む、黒い瞳が、こちらを直視している。散っていた友たちのことを思い出したのか、目元には涙が浮かんでいた。気恥ずかしさも感じているのか、頬はさくら色に染まっている。
「──その生真面目なまでの誠実さが、わらわは好きじゃ」
返事をしようとしたが、変な声が出るだけだ。想いと歴史に圧倒されてしまったのだった。
「……あ、でも、付け上がるなよ。すぐ調子に乗って変態行為に走るの、お主の悪い癖じゃ」
「ぜっ、善処します」
黒狐さまは、名残惜しそうに手を離した。間際に感じた五指の食感が、まだ頬に残っている。
ツキの心臓は小説を見せている時よりも、さらに激しく高鳴っていた。風呂にはいったわけでもないのに、のぼせて汗が出てきた。
黒狐さまは、扇子で口許を隠すと呟いた。
「ただ、教えてくれ。そんなにつらかったのに、なんで、執筆を止めなかったんじゃ?」
ツキは、散々迷った挙句、正直に言った。
「それでも黒狐さまに喜んで欲しかったからです」
黒狐さまの手から力が抜け、扇子が床に落ちた。ポカンと口を開けて硬直している。しばらくして、額に手を乗せると、力なくソファにのけぞった。
「このタイミングで言うかぁ~」
ツキはツキで限界に達し、両手で顔を隠し、脱力した。
「うむ、期待以上のクオリティじゃった。それに読みやすかった。大正の頃の小説は、ページが真っ黒じゃったんじゃ。それが、たった100年でここまで読みやすくなるとは」
「ありがとうございます」
ツキは、安堵のため息をついた。体が震えているのかと思うくらい激しかった心拍も、徐々に落ち着いてきた。
やはり、目の前で自分の書いた小説を読んでもらうのは、何回やっても緊張する。まして、今回は当人が主役の小説なのだから。
右斜め前のソファに座る黒狐さまに、会釈した。
「わかりやすさ重視で書いてみました。昨今は、台詞だけしか読まない読者もいます。実際、台詞だけ追えば読めるように気遣われた作品は、かなり読みやすかった」
技術が伴わない以上、セオリー重視。不要な冒険はしない。まぁ、本当は住良木さんが読んでいるSFみたいに、真っ黒な本も書いてはみたいのだが。
黒狐さまは、スマホの画面をスクロールしながら、ニヤニヤしている。
「男の下衆さがいい味出していたのぉ。最初はまともそうに登場。『ごめんよ、ごめんよ。でも仕方ないんだ』と謝罪し、自己正当化しながら鬼畜の所業に及ぶ。そのギャップと生々しさがグッドじゃ。テンプレキャラの立て方が、とてもうまい」
「嬉しいです。印象に残らないよりは、強烈過ぎる方がマシかなと」
「ただ、竿役以外のキャラはストーリーに操られている感じがするのぉ。導入が強引すぎる気もする」
「先にプロットを決めた分、キャラがおなざりになった感じはありますね」
「ああ。ぶっちゃけ、作中のお主に関しては解釈違いじゃな……。しょうがないっちゃ、しょうがないんじゃが。
プロットをガッチガチに固めてから書き始める。そこへ、既存のキャラを当てはめると、どうしてもキャラにひずみが生まれてしまう。特に、作中のツキは、今の自分の性格と大きく変わってしまっていた。コトを目撃したのに、棒立ちして、最後まで見届けるのだ。冒頭の、黒狐さまを大切にしている描写と、ちぐはぐになってしまってる。
実際同じことがあったら、自分はどうするだろう。恐らく、警察に通報したあとに止めに入る程度のことはする──はずだ、多分。それくらいしてもらわないと困る。
「あとは新しい表現を色々試した結果、文にぎこちなさが残るのも、ちょっと残念じゃった」
「グフゥ。痛いところついてきますね」
「あとは前にも言ったが、心理描写が苦手なようじゃな。内面の葛藤の描写も、シナリオ通りに書いてるだけなのが、なんとなくわかってしまう。相手の立場に立って物事を考えるという行為自体が、苦手なように思える」
「そこは、読書で積み重ねていくしかないですね」
その後も、黒狐さまの書評は続いた。かなり注文が多いものの、どれも納得のいく指摘だったので、悪い気はしなかった。……指摘そのものには。
「以上じゃ。この間の小説よりも、確実によくなっておる。バテぬよう適度に力を抜きつつ、創作に励むがよい。そうすれば、より高みを目指せるはずじゃ」
ツキは、あえて笑みを浮かべたまま黙った。
「どうした」
「これ書いてる時、僕がどんな気持ちだったかわかりますか? 黒狐さま」
「しっかりした構成、駆使された技巧、極力白くした原稿。小説から感じた、著者としてのお主は、冷静そのものじゃ。違うか?」
黒狐さまのキョトンとした反応を見た時、胸の底がムカついてきた。
「著者としては、冷静でした。でも──」
ツキは目を細めて、黒狐さまの瞳を凝視する。
「──黒狐さまの友達としての僕はそうじゃない」
「どういうことじゃ?」
「『黒狐さまと付き合っている設定の僕が、見知らぬ女子とおせっせする小説書け』って言ったら、黒狐さま書けます? あ、いや、でも、平安時代は一夫多妻で浮気が文化でしたっけ。じゃあこの例えはわからないか……」
さすがに、『住良木さんと』とは言えなかった。
「浮気が怖いのは、今も昔も変わらんよ。自分がフラられる話を書くのは、まぁ普通に考えたらしんどいじゃろうな。……じゃが、前話し合った時は、お主、ノリノリじゃったし。わらわに対して現実ではできないことを、存分に文章化できる喜びの方が勝っていると思っていたのじゃ。そこまで気にしてるとは、思わんかった」
黒狐さまは、気まずそうに黒髪を弄り始めた。
その様子が、ツキの心をえぐった。
「あー、いや。それもそうですよね。最初設定考えたのも僕ですし、自業自得ですよね」
あまりの自分の愚かさに「ははは」と乾いた笑いが湧いてきた。本当、馬鹿みたいだ。完全な自滅だった。なのに、身勝手にも、黒狐さまに責任転嫁しようとした。気持ちを察しろだなんて、傲慢すぎる。対話こそが何よりも大切なことだと、今までのやり取りで学んだのではないのか。
「わらわは、お主の心の中を透視することはできん。辛かったなら辛いと言ってくれねば、わからんのじゃ。直接言うのが嫌なら、チャットで一言送ってくれれば済んだものを。もしや、わらわに拒絶されるとでも思ったか?」
「すいません。そこまで思い至りませんでした」
一瞬、謝罪文をのべようか迷ったが、様子を見ることにした。
「別に怒ってないからよいぞ。ちょっとした悪戯感覚で、酷な要求をしてしまったわらわにも非はあるし。すまんのじゃ、ツキ」
「とんでもないです」
体から緊張感が抜けた。ツキが改めてソファに座り直すと、黒狐さまが頭を軽くポンポンしてきた。まるで、我が子の成長を喜ぶ、母親のようだった。
「人は変われる。じゃが、時間はかかる。習慣を変えるのは大変じゃ。これまでの人生で、正しいと思って積み上げてきた考えや行動。それと一生決別するということだからのぉ。急に変われなくとも、己を責めるでないぞ。ツキ。毎日少しずつでも変われば、大きな変化になる。気長に構えるのじゃ」
ツキは、内心ドキリとしながらうなずいた。『今日から行動を変えねば失敗する』と、今まさに急いていたからだった。
「約束を破らず、もし破ったらした謝り、ミスを責任転換せず素直に受け入れる。相手のアドバイスに耳を傾け、聞き終わった後で疑問を質問する。その上で、『明日から』などの先延ばしにせず、日が変わらぬうちに自らを改めようと行動に移す。必要とあらばちゃんと報告もする──」
黒狐さまは、そのまま手を頬へ滑らしてきた。優しく、だが、しっかりと頬をホールドされる。黒狐さまの手は、柔らかく、暖かく、ほんのり汗ばんでいた。
長い睫の下に潜む、黒い瞳が、こちらを直視している。散っていた友たちのことを思い出したのか、目元には涙が浮かんでいた。気恥ずかしさも感じているのか、頬はさくら色に染まっている。
「──その生真面目なまでの誠実さが、わらわは好きじゃ」
返事をしようとしたが、変な声が出るだけだ。想いと歴史に圧倒されてしまったのだった。
「……あ、でも、付け上がるなよ。すぐ調子に乗って変態行為に走るの、お主の悪い癖じゃ」
「ぜっ、善処します」
黒狐さまは、名残惜しそうに手を離した。間際に感じた五指の食感が、まだ頬に残っている。
ツキの心臓は小説を見せている時よりも、さらに激しく高鳴っていた。風呂にはいったわけでもないのに、のぼせて汗が出てきた。
黒狐さまは、扇子で口許を隠すと呟いた。
「ただ、教えてくれ。そんなにつらかったのに、なんで、執筆を止めなかったんじゃ?」
ツキは、散々迷った挙句、正直に言った。
「それでも黒狐さまに喜んで欲しかったからです」
黒狐さまの手から力が抜け、扇子が床に落ちた。ポカンと口を開けて硬直している。しばらくして、額に手を乗せると、力なくソファにのけぞった。
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