黒狐さまと創作狂の高校生

これは、執筆に行き詰まったコミュ症高校生が、妖狐との異文化交流を通して自分の殻を破り、人間的にも作家的にもちょっぴり大人になる物語。

――

脳を創作で支配された高校生『ツキ』。
小説執筆で頭をおかしくしたツキは、神社へ参拝。

「面白い小説を書けますように」

「その願い、叶えよう」

願いを聞き届けたのは、千年妖狐の『黒狐さま』。黒髪ロングの美女である黒狐さまに対し、ツキは言った。

「いやです。だって、願い事叶う系の短編小説のオチって、大抵ろくな事ないじゃないですか」

「では、投稿サイトと、アカウント名を教えておくれ。ただの助言であれば、文句はあるまい」

翌朝、ツキのクラスに、黒狐さまが転入してきた。

こうして始まった、創作狂ツキと黒狐さまの奇妙な妖狐ミュニケーション。種族も年齢も価値観も違う交流。すれ違わないはずもなく……。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,193 位 / 192,193件 青春 7,027 位 / 7,027件

あなたにおすすめの小説

Toward a dream 〜とあるお嬢様の挑戦〜

green
青春
一ノ瀬財閥の令嬢、一ノ瀬綾乃は小学校一年生からサッカーを始め、プロサッカー選手になることを夢見ている。 しかし、父である浩平にその夢を反対される。 夢を諦めきれない綾乃は浩平に言う。 「その夢に挑戦するためのお時間をいただけないでしょうか?」 一人のお嬢様の挑戦が始まる。

おてんばプロレスの女神たち ~男子で、女子大生で、女子プロレスラーのジュリーという生き方~

ちひろ
青春
 おてんば女子大学初の“男子の女子大生”ジュリー。憧れの大学生活では想定外のジレンマを抱えながらも、涼子先輩が立ち上げた女子プロレスごっこ団体・おてんばプロレスで開花し、地元のプロレスファン(特にオッさん連中!)をとりこに。青春派プロレスノベル「おてんばプロレスの女神たち」のアナザーストーリー。

漫才部っ!!

育九
青春
漫才部、それは私立木芽高校に存在しない部活である。 正しく言えば、存在はしているけど学校側から認められていない部活だ。 部員数は二名。 部長 超絶美少女系ぼっち、南郷楓 副部長 超絶美少年系ぼっち、北城多々良 これは、ちょっと元ヤンの入っている漫才部メンバーとその回りが織り成す日常を描いただけの物語。

女子高生は小悪魔だ~教師のボクはこんな毎日送ってます

藤 ゆう
青春
ボクはある私立女子高の体育教師。大学をでて、初めての赴任だった。 「男子がいないからなぁ、ブリっ子もしないし、かなり地がでるぞ…おまえ食われるなよ(笑)」 先輩に聞いていたから少しは身構えていたけれど… 色んな(笑)事件がまきおこる。 どこもこんなものなのか? 新米のボクにはわからないけれど、ついにスタートした可愛い小悪魔たちとの毎日。

廊下に立ってなさい

けろけろ
恋愛
高校生と女教師。高校生が煙草を吸っている描写があります。

転校生とフラグ察知鈍感男

加藤やま
青春
まず朝、転校生と曲がり角でぶつかります。その転校生と同じクラスになります。恋に落ちます。 予想外の展開も裏切りもハラハラもありませんが、ほっと安心しながら読める作品です。 次の展開を予想しながら、その予想が当たるのをお楽しみください。

コートの不死鳥

光山登(kohyama-noboru)
青春
試合での失敗、仲間の沈黙、重くのしかかる挫折。 主人公は自分の弱さに打ちのめされる。 厳しい特訓を通じて何度倒れても立ち上がり、限界を超えようともがき続ける。 逃げないと決めた主人公の葛藤と成長を描く物語。

M性に目覚めた若かりしころの思い出

なかたにりえ
青春
わたし自身が生涯の性癖として持ち合わせるM性について、それをはじめて自覚した中学時代の体験になります。歳を重ねた者の、人生の回顧録のひとつとして、読んでいただけましたら幸いです。 一部、フィクションも交えながら、述べさせていただいてます。フィクション/ノンフィクションの境界は、読んでくださった方の想像におまかせいたします。