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第一部 魔王の『力』を受け継ぎまして

第6話 ボスモンスターと遭遇しまして

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 巨大な影が出現する。
 同時に、風。
 空間が破れた余波によって発生した突風が、辺りの花を巻き込んで、舞い上げる。

 固まる俺達の前に巻き起こる、絢爛たる花吹雪。
 だがそれは、数秒前までの充実した時間の終わりを告げる、幕でもある。

『グゥオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォ――――ッ!』

 場を震わせんばかりの方向と共に現れたのは、犬だった。
 ただし、ただの犬であるはずがない。

 そうとも、家よりデケェ犬などいんてたまるか。
 赤く尖った瞳に、大きく裂けた口。全身を覆う黒毛は炎のように波立っている。
 そして、開いた口の隙間から、チリチリと舞い散る火の粉が見える。

 ――大黒犬マグヌ・ブラックドッグ

 それが、こいつの名前だ。
 犬型モンスターである黒犬ブラックドッグの変異種で、この種では最強の存在。

 通常の黒犬の大きさは、精々が子牛程度。
 だがこいつは見ての通り、その数倍、いや、十倍近い巨躯を誇る。

 さらに、空間を捻じ曲げる強大な魔力と旺盛な食欲、極めて獰猛な気質を宿す。
 まかり間違っても、こんな人里の近くに出現していいモンスターではない。
 ダンジョンの最奥か前人未到の霊域でボスやってるようなヤツだろうが、こいつ。

『グゥゥゥオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォ――――ッ!』
「きゃっ!」
「ラーナ、くそ!」

 咆哮一つで風が巻き起こり、ラーナを吹き飛ばしそうになる。
 俺は咄嗟に彼女の腕を掴んで、自分の方に引っ張った。

「大丈夫か、ラーナ?」
「あ、ありがとう、ビスト君……」

 ラーナの礼を聞きながら、俺は視線の先に大黒犬を捉える。
 牙を剥いた口から、ダラダラと濁った唾液が垂れている。こいつ、腹減ってるな?

「ラーナ、あのバケモノは――」
「多分、大黒犬だと思う。前に本で読んだ特徴と一致してるから」

 俺に質問されたと勘違いしたらしいラーナが、それを説明してくる。

出現災害ランダムエンカウントで比較的出現率が高いボスモンスターで、今までに幾つもの街を滅ぼしてきたっていう、文字通りに災害みたいなモンスターよ」
「……そうか」

 その説明を聞きながら、俺の頭の中に浮かぶ幾つかのプラン。
 プランA、速攻で逃げる。
 ただし、逃げる場合には俺が魔法を使う必要あり。ラーナに俺の『力』がバレる。

 プランB、目の前のワンコをぶちのめす。
 最強種だろうとも、こいつ程度ならば問題はない。が、これもラーナにバレる。

 プランC、ラーナだけ逃がして俺がこいつをブチのめす。
 俺としてはこれが一番丸い。安定してる上に無難なだが、結局はラーナにバレる。

 ダメだァ! どのプランも絶対にラーナにバレるゥ!
 ぉ、俺の無難な冒険者生活に、分厚い暗雲が立ち込める結果しかねぇじゃねぇか!
 あのデケェワンコが、Gランク冒険者に倒せる程度じゃないのが悪い!

 俺はさぁ、魔王の『力』を人前で使いたくないんだよ。
 だって絶対に注目されるじゃん。変な扱いされるじゃん。ヤダよ、そんなの……。

 とはいえ、ラーナをこのままにしておくことはできない。
 どうするかは追々考えるとして、まずは隣のこいつに逃げるよう促さなければ。

「オイ、ラーナ」

 と、俺が呼びかけるも、先に、ラーナが切羽詰まった声で俺に言ってくる。

「逃げて、ビスト君」
「……は?」

 言われた俺は、一瞬、目が点になる。
 そして、ひどく素直に『何言ってんだ、このバカ』とか思ってしまった。

 だが、俺を見るラーナの顔は、血の気こそ引いているが真剣そのもの。
 俺はまずは、彼女が言わんとしていることに耳を傾ける。

「わたしはここに残るから、ビスト君は逃げて。お願い」
「足震わせてるクセに、その判断をする理由は何だ。おまえはどうするんだよ」

 震えてるのは、足だけじゃない。全身だ。
 それに家よりもデカい大黒犬が放つ殺気にあてられて、ラーナは唇まで真っ青だ。
 だが、彼女はそんな状態であるにも関わらず、気丈にも顔から恐怖を拭い去る。

「ここは街に近すぎるわ。大黒犬のことを報せないと、大変なことになるでしょ」
「だから、俺を逃がすのか。おまえは逃げないのか」
「……ビスト君」

 そこでラーナが浮かべるのは、ちょっと困ったような笑み。
 俺の言わんとしてることを全部わかってる風で、同い年のクセにお姉さんぶって、

「一緒に逃げても、私が足手まといになるだけだよ」

 そんなことをのたまいやがるのだ、この女。

「逃げるなら、ビスト君一人がいいと思う。一人の方がずっと身軽でしょ?」

 ラーナの言っていることは正しい。
 街に報せるという役割を果たすことを第一に考えるなら、それはその通りだ。
 だが、それならラーナはどうなるというのだ。

「おまえは――」
「わたしは、ここに残る。残って、あのボスモンスターの相手をするつもり」

 ここで自分は犠牲になる気です。
 ラーナが言っているのは、つまりそういうことだった。

「足止めが必要だから。少しでも、大黒犬の足を止めて時間を稼ぐの。わたしなら、白魔法も覚えてるから、多少はわ。だから残るならわたしでしょ」

 白魔法は、六色ある属性魔法のうち、治癒や浄化に特化した魔法だ。
 神官の適性が高いラーナなら、自分で自分の傷を回復できる。だが、それは――、

「バカかよ、おまえ! それってつまり、死ぬまでに味わう苦しみを、おまえ自身の手で長引かせるって言ってるようなモンじゃねぇか!」
「怖いこと言わないでほしいなぁ、もぉ……」

 蒼白の顔のままで、ラーナが俺に苦笑を見せる。だが、そういうことだろうが。

「だってしょうがないじゃない。その役割分担が一番正解なんだもの」
「ラーナ……」
「わたしは大黒犬の足止め。ビスト君は逃げて、街にこのことを報せる。その分担がこの場では最善でしょ? 一緒に逃げたりしたら、わたしがお荷物になっちゃう」

 言っていることはわかる。わかるよ。ああ、わかるに決まってる。
 だけど、だからってさ――、

「おまえは、それでいいのか、ラーナ」

 最後に一度だけ、俺はラーナに問う。ラーナに、本心を問う。
 返ってきた答えは、ただ一言。

「仕方がないでしょ」

 ラーナは、諦めたような、でも納得したような、そんな笑みを顔に浮かべる。


「――――ッ」

 それを聞いた瞬間、見えないハンマーでガツンと殴られたような衝撃を覚えた。
 そして俺は、笑うラーナの向こう側に、百人の勇者の姿を見る。

 同じだ。
 同じだった。

 姿は違えど、種族は違えど、格好は違えど、歳は違えど、全員が同じだった。
 百人の勇者全員が、今のラーナと同じ笑みを浮かべていた。
 怖いクセに、自分の『正しさ』を確信したせいで他を選べなくなったときの顔だ。

 それは『正しさ』に納得し、身を委ね、命を捧げる覚悟をした笑みだ。
 それは『正しさ』に屈して、身を投げ打ち、命を惜しむことをやめた顔だ。

 ああ、正しいよ。
 ラーナの判断は確かに正しい。

 この場において、おまえが提案したアイディア以上の最善策はない。
 それを俺も認めよう。おまえが言っていることは正しいと認めてやるよ、ラーナ。

「……そうだな。おまえの言う通りだ、ラーナ」
「ビスト君」

 俺が認めると、ラーナはホッとしたように息をついた。
 そして儀式杖を強く握り締め、彼女は大黒犬の方へと決意の表情で向き直る。

「それじゃあ、すぐに逃げて、ビスト君。ここはわたしが――」
「バカ、逃げるワケねぇだろ」

 だが俺は、俺に背中を見せるこいつへと、イラ立ちまみれの一言をぶつけてやる。

「え……」

 驚き、振り返るラーナを、俺はキツく睨みつける。

「ラーナ、おまえが言ってることは正しいよ。まさに最善策で、最適解だ。正解だ」
「だ、だったら……」
「だが、!」

 俺は目を見開き、自分の中に渦巻く不満の一端を、大声で叫んでやった。

「た、楽しく、ない……?」
「そうだよ、そうだ。そうに決まってるだろ? 俺だけ逃げて、おまえが死ぬのを見過ごして、街にバカデカワンコのことを報せて――、それの何が楽しいってんだ!」

 ああ、楽しくねぇ、楽しくねぇよ、そんなの何にも楽しくねぇよ! 一つもだ!

「街に危機を知らせた功績により高額の報奨金をもらいました。いるかよ! 名声が高まりました。知るかよ! 人気を得ることができました。アホかよ!」
「ビ、ビスト君……?」

 ラーナが、俺を見て唖然となってしまっている。
 だけどもう、止まれない。俺は止まれない。だって、何も楽しくないのだから。

「ラーナッ!」
「ひゃ、ひゃい!?」

「おまえは本当はどうしたい!」
「え……?」

「ここで死にたいのか。ここで終わりたいのか。ここで自分の全部に終止符を打ちたいのか。それで納得できるのか。その『正しさ』に全部を捧げて悔いはないのか!」
「そ、そんなの、だけど……!」

 俺の問いかけに、ラーナも声に熱を込めて反論してこようとする。
 その瞳に、今まではなかった、熱い涙がジワリと浮かぶ。

「だって、仕方がないじゃない! わたしの言ったことが一番『正しい』んだもの! それが一番いい方法でしょう? それしかないの! だったら――」
「俺ァ、そんなことはきいちゃいねぇんだよ!」

 が、俺は、そのラーナの反論を、その正論を、まとめてブン殴る。

「俺がきいてんのは、!」
!」

 ラーナが涙を溢れさせ、俺に向かってこれ以上なく声を張り上げる。

「イヤよ、こんなところで終わるの! わたしの冒険者人生は今日始まったばかりなのに! したいこと、たくさんあるのに! 見たいもの、いっぱいあるのに! こんなところで死ぬなんてイヤ! そんなの絶対にイヤ、わたし、死にたくない!」
「だよな。そうだよな。そうに決まってるよな――」

 俺の胸に顔をうずめて泣くラーナの頭を、俺は軽く撫でてやる。
 そして心から反省をする。つまらないことに悩んでいたなと、ため息が漏れる。

 ああ、本当にバカだったよ、俺は。
 注目なんてされたくない。期待されるなんてまっぴらだ。

 俺のモットーは『慌てず、騒がず、目立たず、気楽に』だ。けど、なぁ?
 最も俺が嫌いなのは『楽しくないこと』なんだよ。それが他の何より疎ましい。

 俺はビスト・ベル。
 慌てず、騒がず、目立たず、気楽に、そして何より楽しく生きたいビスト・ベル。
 今、一番『楽しくない』のは、ラーナ・ルナに死なれることだ。

「ラーナ」

 俺はもう一度だけ、ラーナの頭を撫でた。

「おまえのその『正しさ絶望』、俺が引き受けた」
「ビスト、君……?」

 俺はラーナに笑いかけると、頭を軽くポンとやって、離れた。
 そして、そのまま大黒犬に向かっていく。

『グゥゥゥゥゥルルルルルルルルルルルルゥゥゥゥ~~……ッ』

 大黒犬が、低く重い唸り声をあげて、その鋭く尖った目で俺を睨みつける。
 こいつ、長いこと襲ってこないなと思ったら、俺達を観察してたな。

 モンスターってのは、餌の肉体のみならず、精神も養分とする。
 そして大体が、餌の苦しみや嘆きを好む性質にある。
 だからこいつも餌となる俺達をどう苦しませるかじっくり吟味していたのだろう。

 ――ド三流の畜生風情めが。

「来いよ、デカブツ」

 俺は、大黒犬の真ん前に立って、指でチョイチョイ招く。

『グゥゥゥゥゥルルルルルルルルルルルルルッッ!』

 すると大黒犬は俺の気配に気づいたか、全身の毛を激しく逆立て威嚇してくる。
 テメェの魔力一つ満足に制御できない三下が、いっちょ前にこの俺を威嚇とはね。

「な、何、これ……?」

 後から聞こえる、ラーナの戸惑いの声。

「大黒犬が威嚇してるのに、全然怖くない。さっきと違う。どうして……?」

 バカだな、そんなの決まってるだろ。
 おまえは死なないからだよ。

 気持ちが追いついてなくても、心の奥が安心してるんだ。
 ああ、おまえは絶対に死なないよ、ラーナ。俺が守ってやるからな。

「――『反攻の壁カウンターウォール』」

 準無詠唱。
 魔法名のみを紡ぐ超短縮発動にて、俺は防御に特化した金魔法を行使する。
 俺と大黒犬を隔てる空間に、目に見えない力の壁が形成される。

「そ、そんな! それ、金魔法の、高位術式……!?」

 さすがは神官様のもとで色々と補佐をしていたラーナ、この魔法を知ってるか。
 今はそれは置いておく。見れば、大黒犬は唸ってはいるが、襲いかかってこない。

 こいつも、畜生とはいえ最強種に数えられる一角。
 感じているのかもしれないな。自分と俺の間にある、圧倒的で絶対的な力の差を。

 だが、俺がおまえを逃がすワケねぇよなぁ?
 こっちゃあ幼馴染を殺されかけて、ハラワタが煮沸消毒されておりましてよ?

「ほら、来いってば」

 俺は軽く『威』を込めた視線を大黒犬にぶつける。
 すると刹那、大黒犬がビクンとその巨体を揺すり、雄叫びをあげた。

『グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ――――ッ!』

 地面を震わせ、一瞬だけ身を伏せて力を溜め込んだ大黒犬が、派手に跳躍する。
 大きく開けたそのアギトで、一息に俺を喰らうつもりなのだろう。だが――、

『グギャンッ!?』

 平原全域に渡って響き渡る、大黒犬の悲鳴。
 俺の前方に展開していた不可視の壁が、大黒犬の巨体をしっかりと阻んでいた。

 そして、頭から壁に激突したデカブツは、そのまま地面にズルズルと落ちる。
 大黒犬は見事に即死した。
 今の衝突で、首があり得ない方向に折れ曲がり、頸椎が砕けたからだ。

 これぞ、俺が使った『反攻の壁』の効果。
 一度だけ、敵からの物理攻撃を五倍の威力で反射する、金魔法の高位術式だ。

 自身の全体重を乗せた突撃の五倍の威力をまともに受けて、大黒犬は息絶えた。
 地面にひっくり返り、動かなくなった大黒犬を前に、俺は軽く舌を打つ。

「おまえなんぞ、指一本動かすまでもねぇんだよ」

 あ~ぁ、何にも楽しくなかったぜ。
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