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第六章 星の救済
第97話 面談と思惑
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「この方は、ババリア州を治められておられる、アレクサンドラ=ババリア様でございます」
ここは、魔王城の会議室。
すでに、部屋の中には、知り合い側がそろっている。
長机。議長は置かず、部屋の奥側に俺を中心として、四天王が両脇。
俺の右手側にベネフィクスとカイライが座り、その外側には、ヒト族関係者。ノーブル=ナーガやフィーデ=ヨーシュ。その脇に公家のおっさん。
俺の左手側には、シルヴィ、炎呪、サンゼンが座り、その横には、ニコニコ顔のミクス・マーキス・ビスタリウム王。王になってから侯爵位と共に、ハウンドの名はビスタリウムに変更されたそうだ。テレザは子守りがあるし、向いていないと辞退されて、チトセ代表はシルヴィとなっている。
つまり、部屋に入ってきた人間は、面接会場のような雰囲気を味わう。
当然窓は、俺達の背後。
一瞬、最後の晩餐配置だと思いながら、ワインを振る舞う。
部屋に案内されてきた、アレクサンドラ=ババリア州長は何故か座らず。ぼーっと立っている。トラ系の獣人。女性だそうだ。
チトセと、国境を接しているババリア州。そこの州長。
「さて、私が魔王、神乃道照だ。あなたが州長を務めるババリア州とは、我が都。チトセと国境を接しているらしいな。挨拶にも出向かず申し訳ない」
そう言って、頭を軽く下げる。
むろん威圧は、徐々に増してきている。
チトセは小さいが、バックに付く魔人族の国は、ババリア州などより圧倒的に大きく連合国の一州長など同列に語る事はできない。つまり、先に挨拶すべきは、アレクサンドラ=ババリア州長の方。
当然、ミクス・マーキス・ビスタリウム王もどさくさもあったし、俺がどこに居るのか分からないし、挨拶など来ていないが、こちらも世話になった身。気にしていない。
そう、この部屋でのテーマは、理不尽を押しつけ、相手に対し下だと認めさせる。超圧迫面接。
始めてから、ずっと。部屋の中に濃密な殺気まで漂っている。
多分相手は、動けば死ぬかもしれないと考えているはずだ。
チトセは、ドラゴンに守られ、奇跡の町と呼ばれているが、住民は亜人と呼ばれさげすまれている人間達。
元々、手を出せなかった土地に町ができたのは驚きだが、そこがまさか魔王直轄地など知るはずもない。
その本人も、昨日まで知らなかったし。
その状態で、挨拶がなかったなあと、言っているわけだ。
理不尽以外の何物でも無い。
促され、座ったものの、ずらっと座る面々。
魔人族は良いが、ヒト族、亜人、嬉しそうな王国の新王。
それこそ、こいつは、就任後。私の所へ挨拶に来ていない。アレクサンドラは考える。
そこまで考え、ババリア州長は思い至る。
この状態。そうか、この面々。すでに連合を組み、我らにどうするかを問う場。
いやだと言えば、この地から帰る事は、叶わないという事だろう。
そもそも、自力では帰り方も分からない。
一応もてなしという感じで、執事がお茶と、見た事のない焼き菓子? を持って来た。その器は、見た事のない白磁。白く美しく薄い。
金属製の、緻密な細工が施されたフォークとスプーン。
金の装飾まで入っている。
つい手に取り、まじまじと見てしまう。
そうでもしないと、自然に手が震える。
窓も開かれ、柔らかな風が吹いてくるのに、感覚はあっても温度は感じない。
背中には、ずっと冷たい汗が流れている。
とうとう、自分の踏んでるはずの、床まであるのかどうか、分からなくなってきた。
そんな中での、魔王様からの言葉と謝罪。
「こちらこそ。そっ早々にご挨拶に赴くのは、こちらからが当然でした。申し訳ありませんでした」
そう答えると、魔王様がゆっくりと頷く。
「まあ力を抜いて。これから仲良くなっていけば良い。そうだろう。あーアレクサンドラ=ババリア州長だったかな」
「そうでございます。魔王様のチトセと、恐れ多くも国境を接しております」
宰相さんが、魔王様に囁くのではなく、場に響く声で宣言をする。
当然、参加者から声が漏れる。
「ほうー」とか「それは恐ろしいとか」「不敬だな」とまで。
後から、出来たのはそちらでしょうがぁ。
思わず叫びそうになった。
だけど、そんな事は言え無い。
「さてと、アレクサンドラ=ババリア州長。現在の共和国はひどく不安定で、無秩序なのは知っておるだろう」
グラスのワインを、軽くスワリングする。
スワリングするのは、ワインが空気に触れることで、より香りが引き出され、味わいがまろやかに変化して、より美味しくいただけるようになるからだが、若いワインだし、あまりしすぎると良くない。
「はっはい。存じ上げています。連合共和国とは名ばかりで、話し合いなどもう何年もありません」
その答えを聞いて、たたみかける。
「それは、もう連合国家としては、終わっているとは思わないかね。名ばかりの同盟を結んだ小国の集まり。どうだ、王国のミクス・マーキス・ビスタリウム王も賛同してくれて、助力をしてくれる。あなた達の周りで賛同するものを取りまとめ、王国に下れ」
そう命令。提案ではなく命令。
「はっ? 魔王様。いまなんと? 今一度まとまるために、お力を貸していただけるというのではなく王国に下れと」
さすがに目を白黒している驚きは、見て分かった。獣人の顔。表情が読めない。
「何だ理解しているじゃないか。そうだ、私が命令を下すのに、国が多いと面倒なんだ。大陸ごとに一国が良い。簡単な理屈だろう」
そこまで言った所で、端っこの公家さん。密かに顔色が変わる。
これは聞いていない。こっち側に座っているとなると、もう反論は出来ないと言われているのか。どちらだ、ノーブル=ナーガかフィーデ=ヨーシュめ。はめおったな。しかし、散々見せられた魔王様との親しそうな関係。正面を切って戦闘などは出来ない。
うちの軍など、四天王一人で消滅させられる。
そうか、あの顔見せと。力の披露はこのためかぁ。やられた。
表面的には穏やかに、一部だけに厳しい面談は進んでいく。
ここは、魔王城の会議室。
すでに、部屋の中には、知り合い側がそろっている。
長机。議長は置かず、部屋の奥側に俺を中心として、四天王が両脇。
俺の右手側にベネフィクスとカイライが座り、その外側には、ヒト族関係者。ノーブル=ナーガやフィーデ=ヨーシュ。その脇に公家のおっさん。
俺の左手側には、シルヴィ、炎呪、サンゼンが座り、その横には、ニコニコ顔のミクス・マーキス・ビスタリウム王。王になってから侯爵位と共に、ハウンドの名はビスタリウムに変更されたそうだ。テレザは子守りがあるし、向いていないと辞退されて、チトセ代表はシルヴィとなっている。
つまり、部屋に入ってきた人間は、面接会場のような雰囲気を味わう。
当然窓は、俺達の背後。
一瞬、最後の晩餐配置だと思いながら、ワインを振る舞う。
部屋に案内されてきた、アレクサンドラ=ババリア州長は何故か座らず。ぼーっと立っている。トラ系の獣人。女性だそうだ。
チトセと、国境を接しているババリア州。そこの州長。
「さて、私が魔王、神乃道照だ。あなたが州長を務めるババリア州とは、我が都。チトセと国境を接しているらしいな。挨拶にも出向かず申し訳ない」
そう言って、頭を軽く下げる。
むろん威圧は、徐々に増してきている。
チトセは小さいが、バックに付く魔人族の国は、ババリア州などより圧倒的に大きく連合国の一州長など同列に語る事はできない。つまり、先に挨拶すべきは、アレクサンドラ=ババリア州長の方。
当然、ミクス・マーキス・ビスタリウム王もどさくさもあったし、俺がどこに居るのか分からないし、挨拶など来ていないが、こちらも世話になった身。気にしていない。
そう、この部屋でのテーマは、理不尽を押しつけ、相手に対し下だと認めさせる。超圧迫面接。
始めてから、ずっと。部屋の中に濃密な殺気まで漂っている。
多分相手は、動けば死ぬかもしれないと考えているはずだ。
チトセは、ドラゴンに守られ、奇跡の町と呼ばれているが、住民は亜人と呼ばれさげすまれている人間達。
元々、手を出せなかった土地に町ができたのは驚きだが、そこがまさか魔王直轄地など知るはずもない。
その本人も、昨日まで知らなかったし。
その状態で、挨拶がなかったなあと、言っているわけだ。
理不尽以外の何物でも無い。
促され、座ったものの、ずらっと座る面々。
魔人族は良いが、ヒト族、亜人、嬉しそうな王国の新王。
それこそ、こいつは、就任後。私の所へ挨拶に来ていない。アレクサンドラは考える。
そこまで考え、ババリア州長は思い至る。
この状態。そうか、この面々。すでに連合を組み、我らにどうするかを問う場。
いやだと言えば、この地から帰る事は、叶わないという事だろう。
そもそも、自力では帰り方も分からない。
一応もてなしという感じで、執事がお茶と、見た事のない焼き菓子? を持って来た。その器は、見た事のない白磁。白く美しく薄い。
金属製の、緻密な細工が施されたフォークとスプーン。
金の装飾まで入っている。
つい手に取り、まじまじと見てしまう。
そうでもしないと、自然に手が震える。
窓も開かれ、柔らかな風が吹いてくるのに、感覚はあっても温度は感じない。
背中には、ずっと冷たい汗が流れている。
とうとう、自分の踏んでるはずの、床まであるのかどうか、分からなくなってきた。
そんな中での、魔王様からの言葉と謝罪。
「こちらこそ。そっ早々にご挨拶に赴くのは、こちらからが当然でした。申し訳ありませんでした」
そう答えると、魔王様がゆっくりと頷く。
「まあ力を抜いて。これから仲良くなっていけば良い。そうだろう。あーアレクサンドラ=ババリア州長だったかな」
「そうでございます。魔王様のチトセと、恐れ多くも国境を接しております」
宰相さんが、魔王様に囁くのではなく、場に響く声で宣言をする。
当然、参加者から声が漏れる。
「ほうー」とか「それは恐ろしいとか」「不敬だな」とまで。
後から、出来たのはそちらでしょうがぁ。
思わず叫びそうになった。
だけど、そんな事は言え無い。
「さてと、アレクサンドラ=ババリア州長。現在の共和国はひどく不安定で、無秩序なのは知っておるだろう」
グラスのワインを、軽くスワリングする。
スワリングするのは、ワインが空気に触れることで、より香りが引き出され、味わいがまろやかに変化して、より美味しくいただけるようになるからだが、若いワインだし、あまりしすぎると良くない。
「はっはい。存じ上げています。連合共和国とは名ばかりで、話し合いなどもう何年もありません」
その答えを聞いて、たたみかける。
「それは、もう連合国家としては、終わっているとは思わないかね。名ばかりの同盟を結んだ小国の集まり。どうだ、王国のミクス・マーキス・ビスタリウム王も賛同してくれて、助力をしてくれる。あなた達の周りで賛同するものを取りまとめ、王国に下れ」
そう命令。提案ではなく命令。
「はっ? 魔王様。いまなんと? 今一度まとまるために、お力を貸していただけるというのではなく王国に下れと」
さすがに目を白黒している驚きは、見て分かった。獣人の顔。表情が読めない。
「何だ理解しているじゃないか。そうだ、私が命令を下すのに、国が多いと面倒なんだ。大陸ごとに一国が良い。簡単な理屈だろう」
そこまで言った所で、端っこの公家さん。密かに顔色が変わる。
これは聞いていない。こっち側に座っているとなると、もう反論は出来ないと言われているのか。どちらだ、ノーブル=ナーガかフィーデ=ヨーシュめ。はめおったな。しかし、散々見せられた魔王様との親しそうな関係。正面を切って戦闘などは出来ない。
うちの軍など、四天王一人で消滅させられる。
そうか、あの顔見せと。力の披露はこのためかぁ。やられた。
表面的には穏やかに、一部だけに厳しい面談は進んでいく。
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