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第五章 混沌の大陸
第78話 これからについて
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フィーデ=ヨーシュとノーブル=ナーガは、顔を突き合わせ、これからのことを話し合っていた。
当前、場は城ではなく鬼の湯。
隣の部屋では、ちょっとした騒動が起こっていたが、今、二人の耳にはこんな喧噪は気にならない。
道照が教えた、清酒と天ぷら。そして唐揚げ。
メイン料理は、寄せ鍋。
腹心も幾人かいるが、皆一様に無言。
酒を注ぎ合いながら、翼竜の唐揚げに食らいつく。
「うむむ。揚げ料理と言ったか。揚げたての熱々、噛めば衣がサクサク。中は肉のうま味がにじみ出てくる。うむむ。材料は何だ?」
「へい。お恐れながら申し上げます。神乃様が、死蔵。あっいえ、大事に持っていらした翼竜でありますです」
調理人が、平身低頭で答える。何せ相手は、この大陸で魔王と呼ばれる、ノーブル=ナーガ。フィーデ=ヨーシュには、やっと慣れたが、今度はこれだ。
調理人兼主人は考える。
どうしてこんな寂れた温泉宿に、毎日のように偉い人が来るのだと。
「なんと、翼竜であるか。うむむ」
ノーブル=ナーガが翼竜の強さと危険さ、このうまさとどちらを取るのか天秤にかけている頃。
フィーデ=ヨーシュは呆れていた。
翼竜? 翼竜だと? あんなものどうやって倒すのだ?
誰かを餌にして、降りてきたところに十重二十重とロープを掛け、地に縛り付る。その間に攻撃。さすれば、できないことはないが、よほどのこと。
それを持っていた? そもそも、どうやって? 見たことないぞ。
道照が絡むと、色々な常識が崩壊をする。
魔王が出てくる事態にはなるし、あまつさえ簡単に勝ってしまう。
その前の、ノーブル=ナーガとの合戦も、そもそも勝てる見込みなどなかった。
現に、ヌークフルーメン家は、なすすべなく滅んだ。
目の前で、唐揚げをぱくつき、うむむと唸りながら、酒を飲んでいる男にだ。
「ノーブル=ナーガ殿、良いことを教えてしんぜよう」
「ぐむっ。何だ?」
「唐揚げには、この藻塩。それに、この柑橘の汁をつけるとなお美味いのだ」
フィーデ=ヨーシュは翼竜だとは知らなかったが、鶏みたいなものの唐揚げは食べたことがあった。その時の知識で、ささやかなマウンをとりに行く。
「なんと。ええい。早く言え。たわけが」
「おっと、確かにあなたにお仕えしていましたが、今あなたは敗戦の将。言葉にはお気を付けください」
徳利を差し出しながら、フィーデ=ヨーシュはにやっと笑う。
「ぐぬっ。面目ない」
そう言いながらも、杯を差し出してくる。
フィーデ=ヨーシュは酒を注ぎながら、話を進める。
「天下太平は、統一によって成されます。それは間違いない」
「それはそうだ。同じく力を持った者達がいるから、争いとなる」
「ただ、あなたのように力で併合しては、優秀なものまで失ってしまいます」
「それはそうだが、残すと、寝首をかかれるぞ。それに、力を見せるのが、相手を屈服させるには手っ取り早い」
徳利を差し出してくる、ノーブル=ナーガ。
受けながら、説明する。基本この人は、バカではない。
「神乃様が、仰っていました。武ではなく、経済で従えろと。その言に従い、朝廷はすでに籠絡いたしました」
「なに?」
「天下を収める準備を今進めております。お力添えをお願いいたします」
とまあ、どこかの悪代官と、商人のような密談が進む。
その横で、色々浄化をしたり、強制的に、炎呪を露天風呂へ放り込んだりしていると、顔面蒼白で足はガクブル状態の仲居さんに案内され、突然魔王が登場。
深刻な顔で、部屋へ入るなり、懇願をする。
「神乃殿。是非。魔王への就任をお願いいたします。我は、引退をする」
「ちょっとまて、何がどうした? 話が分からん」
そう言うと、魔王はこてんと首をかしげる。
かわいくないぞ。
「先日、戦ったでしょ」
「ああ、戦ったな」
「あの場には、四天王も三人居た」
「そうだな」
「だから大丈夫」
そう言って魔王は、にやっと笑う。
それで、なにが? だから大丈夫って何?
「何が、だから大丈夫なんだ。重要なところを飛ばすな」
「いやだから、神乃殿が強いのを皆見たし、私に勝った」
「そうだな」
「だから大丈夫」
「おい」
話を聞くと、魔王は強者がなるものという、決まりというか不文律がある。
野試合でも、証人がきっちりしていれば、正式な試合となる。
だから、魔王になれと。
少し半泣きだったが、証拠として、負けた時の映像が、炎呪の魔道具に収められていると。
「魔王領として、俺は魔人族じゃないが良いのか?」
そう言うと、魔王は笑う。
「魔王が一番強くなければならない。そのためには、種族は関係ないだろう。多分。それに、魔人族にも、角なしは居るしな。奴らは、喜ぶのじゃないか? 知らんけど」
そこへ、炎呪達が戻ってくる。
「あっ、おもらし、ベネフィクスだ」
さっきまで、泣いていた炎呪だが、復活したようだ。
その言葉を聞いて、魔王が胸を押さえ、苦しそうにする。
「炎呪。何だその言い草は、ベネフィクス殿に謝れ」
その一言で、何故か、胸に矢でもうけた感じで、はうっとなり、赤い顔をしながら炎呪は魔王に謝る。妙に色っぽいのが気になるが。
「ベネフィクスすまない。その、悪気はないんだ。お漏らし野郎は私も同じだしな」
その言葉と、態度を見て、魔王は、驚愕の表情を浮かべる。
バッとこちらを向き叫んでくる。
「炎呪が、謝った」
ク○ラが立った、みたいな言い回しで魔王が叫ぶ。
それを聞いて、そりゃ謝れと言ったのだから、当たり前だろうと思ったが、違ったようだ。
「やはり。あなたしか、魔王は務まらない」
うれし涙なのか、半泣きで断言された。
当前、場は城ではなく鬼の湯。
隣の部屋では、ちょっとした騒動が起こっていたが、今、二人の耳にはこんな喧噪は気にならない。
道照が教えた、清酒と天ぷら。そして唐揚げ。
メイン料理は、寄せ鍋。
腹心も幾人かいるが、皆一様に無言。
酒を注ぎ合いながら、翼竜の唐揚げに食らいつく。
「うむむ。揚げ料理と言ったか。揚げたての熱々、噛めば衣がサクサク。中は肉のうま味がにじみ出てくる。うむむ。材料は何だ?」
「へい。お恐れながら申し上げます。神乃様が、死蔵。あっいえ、大事に持っていらした翼竜でありますです」
調理人が、平身低頭で答える。何せ相手は、この大陸で魔王と呼ばれる、ノーブル=ナーガ。フィーデ=ヨーシュには、やっと慣れたが、今度はこれだ。
調理人兼主人は考える。
どうしてこんな寂れた温泉宿に、毎日のように偉い人が来るのだと。
「なんと、翼竜であるか。うむむ」
ノーブル=ナーガが翼竜の強さと危険さ、このうまさとどちらを取るのか天秤にかけている頃。
フィーデ=ヨーシュは呆れていた。
翼竜? 翼竜だと? あんなものどうやって倒すのだ?
誰かを餌にして、降りてきたところに十重二十重とロープを掛け、地に縛り付る。その間に攻撃。さすれば、できないことはないが、よほどのこと。
それを持っていた? そもそも、どうやって? 見たことないぞ。
道照が絡むと、色々な常識が崩壊をする。
魔王が出てくる事態にはなるし、あまつさえ簡単に勝ってしまう。
その前の、ノーブル=ナーガとの合戦も、そもそも勝てる見込みなどなかった。
現に、ヌークフルーメン家は、なすすべなく滅んだ。
目の前で、唐揚げをぱくつき、うむむと唸りながら、酒を飲んでいる男にだ。
「ノーブル=ナーガ殿、良いことを教えてしんぜよう」
「ぐむっ。何だ?」
「唐揚げには、この藻塩。それに、この柑橘の汁をつけるとなお美味いのだ」
フィーデ=ヨーシュは翼竜だとは知らなかったが、鶏みたいなものの唐揚げは食べたことがあった。その時の知識で、ささやかなマウンをとりに行く。
「なんと。ええい。早く言え。たわけが」
「おっと、確かにあなたにお仕えしていましたが、今あなたは敗戦の将。言葉にはお気を付けください」
徳利を差し出しながら、フィーデ=ヨーシュはにやっと笑う。
「ぐぬっ。面目ない」
そう言いながらも、杯を差し出してくる。
フィーデ=ヨーシュは酒を注ぎながら、話を進める。
「天下太平は、統一によって成されます。それは間違いない」
「それはそうだ。同じく力を持った者達がいるから、争いとなる」
「ただ、あなたのように力で併合しては、優秀なものまで失ってしまいます」
「それはそうだが、残すと、寝首をかかれるぞ。それに、力を見せるのが、相手を屈服させるには手っ取り早い」
徳利を差し出してくる、ノーブル=ナーガ。
受けながら、説明する。基本この人は、バカではない。
「神乃様が、仰っていました。武ではなく、経済で従えろと。その言に従い、朝廷はすでに籠絡いたしました」
「なに?」
「天下を収める準備を今進めております。お力添えをお願いいたします」
とまあ、どこかの悪代官と、商人のような密談が進む。
その横で、色々浄化をしたり、強制的に、炎呪を露天風呂へ放り込んだりしていると、顔面蒼白で足はガクブル状態の仲居さんに案内され、突然魔王が登場。
深刻な顔で、部屋へ入るなり、懇願をする。
「神乃殿。是非。魔王への就任をお願いいたします。我は、引退をする」
「ちょっとまて、何がどうした? 話が分からん」
そう言うと、魔王はこてんと首をかしげる。
かわいくないぞ。
「先日、戦ったでしょ」
「ああ、戦ったな」
「あの場には、四天王も三人居た」
「そうだな」
「だから大丈夫」
そう言って魔王は、にやっと笑う。
それで、なにが? だから大丈夫って何?
「何が、だから大丈夫なんだ。重要なところを飛ばすな」
「いやだから、神乃殿が強いのを皆見たし、私に勝った」
「そうだな」
「だから大丈夫」
「おい」
話を聞くと、魔王は強者がなるものという、決まりというか不文律がある。
野試合でも、証人がきっちりしていれば、正式な試合となる。
だから、魔王になれと。
少し半泣きだったが、証拠として、負けた時の映像が、炎呪の魔道具に収められていると。
「魔王領として、俺は魔人族じゃないが良いのか?」
そう言うと、魔王は笑う。
「魔王が一番強くなければならない。そのためには、種族は関係ないだろう。多分。それに、魔人族にも、角なしは居るしな。奴らは、喜ぶのじゃないか? 知らんけど」
そこへ、炎呪達が戻ってくる。
「あっ、おもらし、ベネフィクスだ」
さっきまで、泣いていた炎呪だが、復活したようだ。
その言葉を聞いて、魔王が胸を押さえ、苦しそうにする。
「炎呪。何だその言い草は、ベネフィクス殿に謝れ」
その一言で、何故か、胸に矢でもうけた感じで、はうっとなり、赤い顔をしながら炎呪は魔王に謝る。妙に色っぽいのが気になるが。
「ベネフィクスすまない。その、悪気はないんだ。お漏らし野郎は私も同じだしな」
その言葉と、態度を見て、魔王は、驚愕の表情を浮かべる。
バッとこちらを向き叫んでくる。
「炎呪が、謝った」
ク○ラが立った、みたいな言い回しで魔王が叫ぶ。
それを聞いて、そりゃ謝れと言ったのだから、当たり前だろうと思ったが、違ったようだ。
「やはり。あなたしか、魔王は務まらない」
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