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第五章 混沌の大陸
第75話 代表戦
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「うぬぬ。何だあれは。フィーデ=ヨーシュめ、一体何を引っ張り込んだぁ」
荒ぶるノーブル=ナーガ。
「まあまあ、落ち着いて。無駄に兵を動かしても死ぬだけだ」
魔王の声に、心の中で反発するノーブル=ナーガだが、手立てがないのも確か。
「あの化け物達は何だ?」
「一人は、我が四天王の一人。炎呪。もう一人は炎呪を倒したことのある御仁。なに者だろうなあ。感じる気配は、ヒトなどではない。強さは神かな。あの御仁の周り、魔力で空間が歪んでおるわ。まるで背中に、光の輪を背負っているようだ」
落ち着いた感じで魔王は話しているが、すでに体中が小刻みに震えている。
「カイライとサンゼン。何か手はあるか?」
「見たでしょう。あのふざけた力。多少防御に盾をくっ付けても意味はないでしょう」
「わたしの獄卒は、一発でしたし。手はありません」
「では一度。死合って見るか」
魔王はそう言って、自身を鼓舞する。
「「魔王様」」
「うん? 何だ」
「無謀だ」
「死にますよ」
「あー頑張れとか、そういう言葉はないのか?」
「「無理なものは無理」」
カイライとサンゼン。二人の声がそろう。
「無理かなあ?」
そう言いながら、考える。
親友達がここまで言ってくれているのだ、やめてもへたれとは呼ばれない。多分。
やりたくもないが、なってしまった魔王。そんなものにプライドをかけて、死ぬなど馬鹿げている。
自身に対しての、言い訳がどんどん出てくる。
だが、心の中。いや、過去の記憶の中に残っている炎呪の言葉。わたしに触れたければ強くあれ。そうすれば、認めてやろう。
無残に炎呪に対して背を向け、手足を焼かれて、背中にまで火傷を負わされたあの時。ちょっとの出来心で触っただけなのに、どうしてここまでされて、炎呪が好きという感じで話がまとまっているのだぁ。
そう言って、むせび泣いたあの日。
ベネフィクスは、強力さでは負ける炎呪に対して、種類で対抗し始めた。
七色の魔法。
幾種類の魔法を駆使し、水魔法で己の虚像を空間に作り、水の刃の下に空気の刃を潜ませ、炎のベールの後ろに土魔法で己が虚像を立たせ、風魔法で恐るべきスピードで肉薄し拳に乗せた空気の衝撃波を相手へと打ち込む。
そう魔法を使い、最後は肉弾戦。
それが、炎呪に勝てる道と思い精進をした。
魔王戦の時、作戦は見事にはまり炎呪に触れ、見事に吹き飛ばした。
あの時の、右の拳に残る、ふにょんとした感触は今でも覚えている。
就任の宴で、奴は平気な顔をして飯を食っていたが。
そうだ、場外まで吹っ飛び、その数時間後平気な顔をして飯を食っていた。
「これでお前が魔王だな、触ったことは祝いの席だ。不問にしてやるが。今度したらお仕置きだ」
そんな言葉を、あいつは言っていた。
顔を上げると、フィーデ=ヨーシュ軍の兵を少し後方に置き、ヒトの左手に嬉しそうにすがりつき、あろうことか、満面の笑みで自ら胸を押し当てている。
その後方を、奴の妹ラウラが不服そうに歩き、その脇に獣人二人が不服そうに付いてきている。
その後ろの、少し小さな奴が大将か?
「あれは、だれだ。あんなのは炎呪じゃない。あんな笑顔。わたしには触れるなの一点張りだったのに。あんな顔をして」
「あーうん。サンゼン、その気持ちはよく分かる。おれもあんな女っぽい顔をしている炎呪は初めて見た」
近付いてきた道照達に、提案する魔王。
「無為に兵達を死なすのもあれだ。大将同士の肉弾戦で決着をつけよう」
どさくさ紛れに、自分の得意な近接戦へ勝負を持ち込む。
「ノーブル=ナーガ。お前が出るか? それとも魔王である我が出るか?」
ノーブル=ナーガが出ると言いかけた時、周りの重鎮達が全員でノーブル=ナーガを止める。
「おやめください。すでにヒトの戦いから外れております。無為に命を散らすことはお控えください」
そう言われて、戦場の光景とぽっかりと山に開いたトンネルを見る。
「うぬ。口惜しいが、魔王様。この勝敗、あなた様にお預けいたします」
そう言って、ノーブル=ナーガは折れた。
「任せておけと言いたいが、どちらが来るかな」
道照側も、話を聞いて受け入れるようだが、炎呪が出しゃばろうとして周りに止められている。
「どうしてよ。わたし強いのに」
「この国の命運が掛かっているの、あんたに任せるわけ無いじゃない」
獣人はまだしも、妹にまで突っ込まれている?
炎呪なのに向こうでは、すっかりポンコツ扱い??
やり取りを見て、魔王軍関係者は全員首をひねる。
「では、神乃殿、お願いいたします」
フィーデ=ヨーシュにお願いされて、道照だけが前に出る。
道照は内心、魔王か、どのくらい強いのだろう。そう思い、少しガクブルだった。
異世界定番、魔王はラスボス。そんな記憶が、道照をビビらせる。
だがここへ来てから、少しは強くなっている。
後は、魔王の力量次第。様子見などせず全力で行く。
そう考え、魔力を練る。
「あの男が、出るようだな。それほど強くは見えないが。あっあが」
ノーブル=ナーガが、そう言いかけた瞬間、周りの空気が変化し、重くなった。
「あーやっぱり。化け物だよあいつ。気合いが入った瞬間。味方まで下がり始めたぞ」
青い顔をして、フィーデ=ヨーシュ達は場を離れる。
デレデレだった炎呪まで、腰を抜かしてやっと逃げている。
「魔王様。いや、ベネフィクス。本気でするのか?」
「サンゼン代わってくれるか?」
「いや。さっき見た感じ、俺は炎呪から解放されたようだ。これから、人生を楽しむから無理だ。頑張れ。一応応援はするよ」
そう言って、さっさと場を離れる。
「お前は?」
振り向いたが、カイライはすでに、場を離れてノーブル=ナーガ達と、木の向こうから覗いていた。
「さて、代表になった、魔王ベネフィクスだ」
双方は、十メートルほどの距離を置いて向かい合っている。
「俺は、フィーデ=ヨーシュの命を受け、代表となった。神乃 道照だ。こちらにハンターギルドがあるかは知らないが、金級だ。よろしくな」
場が整い、両者の間に緊張が漂う。
荒ぶるノーブル=ナーガ。
「まあまあ、落ち着いて。無駄に兵を動かしても死ぬだけだ」
魔王の声に、心の中で反発するノーブル=ナーガだが、手立てがないのも確か。
「あの化け物達は何だ?」
「一人は、我が四天王の一人。炎呪。もう一人は炎呪を倒したことのある御仁。なに者だろうなあ。感じる気配は、ヒトなどではない。強さは神かな。あの御仁の周り、魔力で空間が歪んでおるわ。まるで背中に、光の輪を背負っているようだ」
落ち着いた感じで魔王は話しているが、すでに体中が小刻みに震えている。
「カイライとサンゼン。何か手はあるか?」
「見たでしょう。あのふざけた力。多少防御に盾をくっ付けても意味はないでしょう」
「わたしの獄卒は、一発でしたし。手はありません」
「では一度。死合って見るか」
魔王はそう言って、自身を鼓舞する。
「「魔王様」」
「うん? 何だ」
「無謀だ」
「死にますよ」
「あー頑張れとか、そういう言葉はないのか?」
「「無理なものは無理」」
カイライとサンゼン。二人の声がそろう。
「無理かなあ?」
そう言いながら、考える。
親友達がここまで言ってくれているのだ、やめてもへたれとは呼ばれない。多分。
やりたくもないが、なってしまった魔王。そんなものにプライドをかけて、死ぬなど馬鹿げている。
自身に対しての、言い訳がどんどん出てくる。
だが、心の中。いや、過去の記憶の中に残っている炎呪の言葉。わたしに触れたければ強くあれ。そうすれば、認めてやろう。
無残に炎呪に対して背を向け、手足を焼かれて、背中にまで火傷を負わされたあの時。ちょっとの出来心で触っただけなのに、どうしてここまでされて、炎呪が好きという感じで話がまとまっているのだぁ。
そう言って、むせび泣いたあの日。
ベネフィクスは、強力さでは負ける炎呪に対して、種類で対抗し始めた。
七色の魔法。
幾種類の魔法を駆使し、水魔法で己の虚像を空間に作り、水の刃の下に空気の刃を潜ませ、炎のベールの後ろに土魔法で己が虚像を立たせ、風魔法で恐るべきスピードで肉薄し拳に乗せた空気の衝撃波を相手へと打ち込む。
そう魔法を使い、最後は肉弾戦。
それが、炎呪に勝てる道と思い精進をした。
魔王戦の時、作戦は見事にはまり炎呪に触れ、見事に吹き飛ばした。
あの時の、右の拳に残る、ふにょんとした感触は今でも覚えている。
就任の宴で、奴は平気な顔をして飯を食っていたが。
そうだ、場外まで吹っ飛び、その数時間後平気な顔をして飯を食っていた。
「これでお前が魔王だな、触ったことは祝いの席だ。不問にしてやるが。今度したらお仕置きだ」
そんな言葉を、あいつは言っていた。
顔を上げると、フィーデ=ヨーシュ軍の兵を少し後方に置き、ヒトの左手に嬉しそうにすがりつき、あろうことか、満面の笑みで自ら胸を押し当てている。
その後方を、奴の妹ラウラが不服そうに歩き、その脇に獣人二人が不服そうに付いてきている。
その後ろの、少し小さな奴が大将か?
「あれは、だれだ。あんなのは炎呪じゃない。あんな笑顔。わたしには触れるなの一点張りだったのに。あんな顔をして」
「あーうん。サンゼン、その気持ちはよく分かる。おれもあんな女っぽい顔をしている炎呪は初めて見た」
近付いてきた道照達に、提案する魔王。
「無為に兵達を死なすのもあれだ。大将同士の肉弾戦で決着をつけよう」
どさくさ紛れに、自分の得意な近接戦へ勝負を持ち込む。
「ノーブル=ナーガ。お前が出るか? それとも魔王である我が出るか?」
ノーブル=ナーガが出ると言いかけた時、周りの重鎮達が全員でノーブル=ナーガを止める。
「おやめください。すでにヒトの戦いから外れております。無為に命を散らすことはお控えください」
そう言われて、戦場の光景とぽっかりと山に開いたトンネルを見る。
「うぬ。口惜しいが、魔王様。この勝敗、あなた様にお預けいたします」
そう言って、ノーブル=ナーガは折れた。
「任せておけと言いたいが、どちらが来るかな」
道照側も、話を聞いて受け入れるようだが、炎呪が出しゃばろうとして周りに止められている。
「どうしてよ。わたし強いのに」
「この国の命運が掛かっているの、あんたに任せるわけ無いじゃない」
獣人はまだしも、妹にまで突っ込まれている?
炎呪なのに向こうでは、すっかりポンコツ扱い??
やり取りを見て、魔王軍関係者は全員首をひねる。
「では、神乃殿、お願いいたします」
フィーデ=ヨーシュにお願いされて、道照だけが前に出る。
道照は内心、魔王か、どのくらい強いのだろう。そう思い、少しガクブルだった。
異世界定番、魔王はラスボス。そんな記憶が、道照をビビらせる。
だがここへ来てから、少しは強くなっている。
後は、魔王の力量次第。様子見などせず全力で行く。
そう考え、魔力を練る。
「あの男が、出るようだな。それほど強くは見えないが。あっあが」
ノーブル=ナーガが、そう言いかけた瞬間、周りの空気が変化し、重くなった。
「あーやっぱり。化け物だよあいつ。気合いが入った瞬間。味方まで下がり始めたぞ」
青い顔をして、フィーデ=ヨーシュ達は場を離れる。
デレデレだった炎呪まで、腰を抜かしてやっと逃げている。
「魔王様。いや、ベネフィクス。本気でするのか?」
「サンゼン代わってくれるか?」
「いや。さっき見た感じ、俺は炎呪から解放されたようだ。これから、人生を楽しむから無理だ。頑張れ。一応応援はするよ」
そう言って、さっさと場を離れる。
「お前は?」
振り向いたが、カイライはすでに、場を離れてノーブル=ナーガ達と、木の向こうから覗いていた。
「さて、代表になった、魔王ベネフィクスだ」
双方は、十メートルほどの距離を置いて向かい合っている。
「俺は、フィーデ=ヨーシュの命を受け、代表となった。神乃 道照だ。こちらにハンターギルドがあるかは知らないが、金級だ。よろしくな」
場が整い、両者の間に緊張が漂う。
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