11 / 100
第二章 人? との交流
第11話 デインド村
しおりを挟む
「ここは、街道脇に村があるんだな」
「あーうん。昔はもっと奥だったけど、順に開拓をしてこっちまで来たの」
チャチャ情報を貰う。
村は、畑が広がり、のどかな感じ。
奥には、山が迫っているし、あまり大規模ではないようだが、人もそこそこ居るようだ。村の中には、家が点在。畑作業をしている人たちもいる。
ただ、みんながぬいぐるみ。
ウサギだけでは無く、犬や猫が居ると感心をしていたら、チャチャから情報が入る。犬や猫だけでは無く虎や狼が、混ざっているそうだ。
見た目では、あまり違いが分からない。
成人になった時、狼や虎は体つきが多少大きいようだが、個体差がある為はっきりは言えない。『毛の違いや顎の長さで判断してね』と言われた。
うん。虎はなんとなく分かる。
だが、犬と狼はどう見ても分からない。
後、今は外に出ていないようだが、狐とかもいるようだ。
「あそこの家が、うちの家」
指をさした先にある家は、少し大きめ。
腰の辺りまでは石組みで、その上は木で組まれていた。
屋根まで木の板。
モンスターが来る為、こういう造りなのだろうか?
気になって見回すと、一応村の周囲にも柵は作ってあるが、普通の獣よけ程度だ。
「お父さん、お母さんただいま」
そう言って、ドアをノックする。
すると、ドアに付いた小窓がパカッと開き。中から顔が覗く。
チャチャを見て嬉しそうな顔となり、俺を見て、怪訝そうな顔になる。
なんとなく、ウサギの表情が分かる様になってきた。そんな気がする。
顔を見せたのはお母さんらしく、中へ入ると、お父さんが、暗い中で槍をこちらに向けていた。
槍の穂先は、青銅製かな?
「お父さん。何をしているの?」
チャチャが聞いても答えず。逆に聞いてきた。
「なんだおまえは? チャチャとはどういう関係だ?」
そう聞かれても困る。
「俺はよく分からないが、森の中で迷っていて、その前の記憶が無い。娘さんには森の中で出会って、腹が減ったと請われたから魚を与えて、その後は道案内をしてくれるようだが。まあそんな感じ?」
そう言うと、お父さんの顔。嬉しそう? いや羨ましい? そんな顔に見える。
「魚は、まだあるのか?」
そう聞かれて一瞬固まる。
なんだこいつら、いきなり魚の無心。
ふと気がつけば、全員がこっちを見つめている。
その眼力に負け、一本ずつ渡す。
何故かというのも愚問だな、チャチャにも渡す。
するとありがとうも無く。無言で、トウモロコシ食いで食い始める。
何とも言えない光景。
でっかいウサギが、三羽輪になって、薄暗い家の中で魚を無言でかじる。そんなシュールな光景。
つい後ずさり、玄関へと向かう。
街道は分かったし、王都まで行くのなら案内は必要ないよな。自身の中で情報を反芻する。
後ろ手で、ドアを開ける。
ガツッと音がして、開かない。
そっと振り返ると、打掛鍵が刺さっていた。
なんてこったい。
打掛鍵は棒を回転させて溝に入れる簡単構造。そっと、バーを回転させてフリーにする。
鍵は解除した。
そして、振り返ると、奴らがすぐ目の前に。
「ひぃぃっ」
「どちらへ?」
串を持ったウサギが、すぐ後ろに立っていた。
いや気配、それに音。なぜないんだ? 感知できなかった。
「いやまあ。親子で話しも必要かと思いまして、ちょっと外にいましゅのぜ」
げっ、早口で言い訳しようとしたら、舌を噛んだ。
「うん? ああそうだった。向こうから、絶縁の札を貰ったから、王都にでも行ってみる」
チャチャが、村に寄った本題を報告する。
「そうか、気を付けてな」
いや、あっさりしすぎ。
娘より、手に持った串を悲しそうに見ているお父さん。
「気を付けてね。でもこの方、亜人よね。それも種族違いみたいだし、子どもは出来ないかもしれないわよ」
いやお母さん。重要そうだが、あまり必要の無い情報をありがとう。
さすがに、モロにウサギさんと、何かをする気は起こらない。
せめて、ケモ耳程度でお願いします。
「お母さん。俺たちそんな関係じゃ無いし。単に王都まで行くだけですし」
勘違いされてもなんなので、言い訳をしておく。
「そうなの? 魚取り上手そうだし、この人なら便利そうなのに」
どんだけ、魚好きなんだよ。それに異世界に来てまで、便利そうな人頂きました。
桜チップが乗っていた葉っぱだけを取り出して、その上に塩焼きを各自三本ずつ取り出す。
それをテーブルにのせると、三羽とも目が釘付けになっている。
「それでは。またご縁がありましたら」
そう宣言をして、そそくさと玄関へ向かう。
すると、チャチャが素早く串を二本持ち、こちらに走ってくる。
「じゃあ、お父さんお母さん。行ってくるね」
そう言ったが、両親はチャチャのことよりも、奇数になってしまった塩焼き串で、血の涙をこぼしそうだ。
仕方ないので、もう一本出す。
そして今度こそ、家を出た。
当然横では、チャチャが魚に食いついている。
しかし、こいつがくっ付いてくるなら、魚を捕っておいた方が良いのかな?
まあ行く途中にも、川ぐらいあるだろう。
そうして、やっと本当に旅に出た。
だが。
「道照。トイレ。ちょっと待っていて」
「はいはい」
ずっとこの状態。急に食い過ぎたんだよ。
一応周辺を警戒しておく。
うん? 何かちっこいのがいる。
見ると、角が生えたウサギが、こっちを見ている。
「こいつは一体?」
モンスターか、動物か、獣人の子どもでは無いよなあ? 服は着ていないし。
「これって有名な、角ウサギかなぁ。本当にいたのか?」
ふと思い出して、首の後ろを捕まえていると、ぶんぶんと頭を振り、人に角を刺そうと暴れまくる。
どうしようかと思って悩んでいると、とうとうピーピーキューキューと泣きそうな声で鳴き始めた。
その声を聞きつけたのか、あわててチャチャが戻ってきた。
「何をしているのぉ? 角ウサギを鳴かしちゃ駄目ぇ」
あわてた感じで叫んでいる。凄く焦っているが、どうしたんだ?
すると、周囲に角ウサギの気配が、一気に膨らんだ。
「来ちゃったぁ」
チャチャが、頭を抱え蹲る。
そして、周囲から聞こえ始める軍団の行進音。
ザシザシ、ダンダン!と、ウサギたちが飛んでは、足を踏みならす。
全方位から、わらわらと集まりやってくる。
『かわいい子を泣かしたのは、どこのどいつだぁ』
そんな感じで、飛んでは、足を踏みならし、四方八方からその包囲が狭まってくる。
いや、この角ウサギ、凄く目付きが悪いんですが。
手元の、角ウサギはおとなしくなったが。
『謝るんなら今のうちやでぇ。まあ、謝っても許さへんけどなぁ』
そんな感じに見える。
知らないうちに、新能力。
ウサギの表情解析でも、取得をしたのだろうか?
「あーうん。昔はもっと奥だったけど、順に開拓をしてこっちまで来たの」
チャチャ情報を貰う。
村は、畑が広がり、のどかな感じ。
奥には、山が迫っているし、あまり大規模ではないようだが、人もそこそこ居るようだ。村の中には、家が点在。畑作業をしている人たちもいる。
ただ、みんながぬいぐるみ。
ウサギだけでは無く、犬や猫が居ると感心をしていたら、チャチャから情報が入る。犬や猫だけでは無く虎や狼が、混ざっているそうだ。
見た目では、あまり違いが分からない。
成人になった時、狼や虎は体つきが多少大きいようだが、個体差がある為はっきりは言えない。『毛の違いや顎の長さで判断してね』と言われた。
うん。虎はなんとなく分かる。
だが、犬と狼はどう見ても分からない。
後、今は外に出ていないようだが、狐とかもいるようだ。
「あそこの家が、うちの家」
指をさした先にある家は、少し大きめ。
腰の辺りまでは石組みで、その上は木で組まれていた。
屋根まで木の板。
モンスターが来る為、こういう造りなのだろうか?
気になって見回すと、一応村の周囲にも柵は作ってあるが、普通の獣よけ程度だ。
「お父さん、お母さんただいま」
そう言って、ドアをノックする。
すると、ドアに付いた小窓がパカッと開き。中から顔が覗く。
チャチャを見て嬉しそうな顔となり、俺を見て、怪訝そうな顔になる。
なんとなく、ウサギの表情が分かる様になってきた。そんな気がする。
顔を見せたのはお母さんらしく、中へ入ると、お父さんが、暗い中で槍をこちらに向けていた。
槍の穂先は、青銅製かな?
「お父さん。何をしているの?」
チャチャが聞いても答えず。逆に聞いてきた。
「なんだおまえは? チャチャとはどういう関係だ?」
そう聞かれても困る。
「俺はよく分からないが、森の中で迷っていて、その前の記憶が無い。娘さんには森の中で出会って、腹が減ったと請われたから魚を与えて、その後は道案内をしてくれるようだが。まあそんな感じ?」
そう言うと、お父さんの顔。嬉しそう? いや羨ましい? そんな顔に見える。
「魚は、まだあるのか?」
そう聞かれて一瞬固まる。
なんだこいつら、いきなり魚の無心。
ふと気がつけば、全員がこっちを見つめている。
その眼力に負け、一本ずつ渡す。
何故かというのも愚問だな、チャチャにも渡す。
するとありがとうも無く。無言で、トウモロコシ食いで食い始める。
何とも言えない光景。
でっかいウサギが、三羽輪になって、薄暗い家の中で魚を無言でかじる。そんなシュールな光景。
つい後ずさり、玄関へと向かう。
街道は分かったし、王都まで行くのなら案内は必要ないよな。自身の中で情報を反芻する。
後ろ手で、ドアを開ける。
ガツッと音がして、開かない。
そっと振り返ると、打掛鍵が刺さっていた。
なんてこったい。
打掛鍵は棒を回転させて溝に入れる簡単構造。そっと、バーを回転させてフリーにする。
鍵は解除した。
そして、振り返ると、奴らがすぐ目の前に。
「ひぃぃっ」
「どちらへ?」
串を持ったウサギが、すぐ後ろに立っていた。
いや気配、それに音。なぜないんだ? 感知できなかった。
「いやまあ。親子で話しも必要かと思いまして、ちょっと外にいましゅのぜ」
げっ、早口で言い訳しようとしたら、舌を噛んだ。
「うん? ああそうだった。向こうから、絶縁の札を貰ったから、王都にでも行ってみる」
チャチャが、村に寄った本題を報告する。
「そうか、気を付けてな」
いや、あっさりしすぎ。
娘より、手に持った串を悲しそうに見ているお父さん。
「気を付けてね。でもこの方、亜人よね。それも種族違いみたいだし、子どもは出来ないかもしれないわよ」
いやお母さん。重要そうだが、あまり必要の無い情報をありがとう。
さすがに、モロにウサギさんと、何かをする気は起こらない。
せめて、ケモ耳程度でお願いします。
「お母さん。俺たちそんな関係じゃ無いし。単に王都まで行くだけですし」
勘違いされてもなんなので、言い訳をしておく。
「そうなの? 魚取り上手そうだし、この人なら便利そうなのに」
どんだけ、魚好きなんだよ。それに異世界に来てまで、便利そうな人頂きました。
桜チップが乗っていた葉っぱだけを取り出して、その上に塩焼きを各自三本ずつ取り出す。
それをテーブルにのせると、三羽とも目が釘付けになっている。
「それでは。またご縁がありましたら」
そう宣言をして、そそくさと玄関へ向かう。
すると、チャチャが素早く串を二本持ち、こちらに走ってくる。
「じゃあ、お父さんお母さん。行ってくるね」
そう言ったが、両親はチャチャのことよりも、奇数になってしまった塩焼き串で、血の涙をこぼしそうだ。
仕方ないので、もう一本出す。
そして今度こそ、家を出た。
当然横では、チャチャが魚に食いついている。
しかし、こいつがくっ付いてくるなら、魚を捕っておいた方が良いのかな?
まあ行く途中にも、川ぐらいあるだろう。
そうして、やっと本当に旅に出た。
だが。
「道照。トイレ。ちょっと待っていて」
「はいはい」
ずっとこの状態。急に食い過ぎたんだよ。
一応周辺を警戒しておく。
うん? 何かちっこいのがいる。
見ると、角が生えたウサギが、こっちを見ている。
「こいつは一体?」
モンスターか、動物か、獣人の子どもでは無いよなあ? 服は着ていないし。
「これって有名な、角ウサギかなぁ。本当にいたのか?」
ふと思い出して、首の後ろを捕まえていると、ぶんぶんと頭を振り、人に角を刺そうと暴れまくる。
どうしようかと思って悩んでいると、とうとうピーピーキューキューと泣きそうな声で鳴き始めた。
その声を聞きつけたのか、あわててチャチャが戻ってきた。
「何をしているのぉ? 角ウサギを鳴かしちゃ駄目ぇ」
あわてた感じで叫んでいる。凄く焦っているが、どうしたんだ?
すると、周囲に角ウサギの気配が、一気に膨らんだ。
「来ちゃったぁ」
チャチャが、頭を抱え蹲る。
そして、周囲から聞こえ始める軍団の行進音。
ザシザシ、ダンダン!と、ウサギたちが飛んでは、足を踏みならす。
全方位から、わらわらと集まりやってくる。
『かわいい子を泣かしたのは、どこのどいつだぁ』
そんな感じで、飛んでは、足を踏みならし、四方八方からその包囲が狭まってくる。
いや、この角ウサギ、凄く目付きが悪いんですが。
手元の、角ウサギはおとなしくなったが。
『謝るんなら今のうちやでぇ。まあ、謝っても許さへんけどなぁ』
そんな感じに見える。
知らないうちに、新能力。
ウサギの表情解析でも、取得をしたのだろうか?
0
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
おおぅ、神よ……ここからってマジですか?
夢限
ファンタジー
俺こと高良雄星は39歳の一見すると普通の日本人だったが、実際は違った。
人見知りやトラウマなどが原因で、友人も恋人もいない、孤独だった。
そんな俺は、突如病に倒れ死亡。
次に気が付いたときそこには神様がいた。
どうやら、異世界転生ができるらしい。
よーし、今度こそまっとうに生きてやるぞー。
……なんて、思っていた時が、ありました。
なんで、奴隷スタートなんだよ。
最底辺過ぎる。
そんな俺の新たな人生が始まったわけだが、問題があった。
それは、新たな俺には名前がない。
そこで、知っている人に聞きに行ったり、復讐したり。
それから、旅に出て生涯の友と出会い、恩を返したりと。
まぁ、いろいろやってみようと思う。
これは、そんな俺の新たな人生の物語だ。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
神とモフモフ(ドラゴン)と異世界転移
龍央
ファンタジー
高校生紺野陸はある日の登校中、車に轢かれそうな女の子を助ける。
え?助けた女の子が神様?
しかもその神様に俺が助けられたの?
助かったのはいいけど、異世界に行く事になったって?
これが話に聞く異世界転移ってやつなの?
異世界生活……なんとか、なるのかなあ……?
なんとか異世界で生活してたら、今度は犬を助けたと思ったらドラゴン?
契約したらチート能力?
異世界で俺は何かをしたいとは思っていたけど、色々と盛り過ぎじゃないかな?
ちょっと待って、このドラゴン凄いモフモフじゃない?
平凡で何となく生きていたモフモフ好きな学生が異世界転移でドラゴンや神様とあれやこれやしていくお話し。
基本シリアス少な目、モフモフ成分有りで書いていこうと思います。
女性キャラが多いため、様々なご指摘があったので念のため、タグに【ハーレム?】を追加致しました。
9/18よりエルフの出るお話になりましたのでタグにエルフを追加致しました。
1話2800文字~3500文字以内で投稿させていただきます。
※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載させて頂いております。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる