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第四章 世界との関わり
第66話 めぐりあい
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「おい貴様。勝手にどこへ行く」
動きが止まり、周りをハリネズミにされていた侯爵が、勇者に気がつき叫ぶ。
だが、彼はそれを無視して関所へと走って行く。
「おい、そこのやつ。止まれ。お前何者だ、格好はメリディアム国の兵のようだが」
走ってくる勇者に気がつき、聞いてきた隊長。周囲の兵達が構える弓の照準は勇者をマークしている。
「ぼくは、月波 英雄 (つきなみ こうき)。そこに、山川 望(やまかわ のぞむ)くんか、街賀 好実(まちが このみ)さんが居るなら、会わせてくれ」
勇者くん心の叫び。しっかり望達の名前も覚えている。
まずいと思った侯爵が、横の兵に勇者を射貫くよう命令をする。
矢を番え、弓を引き絞った瞬間、その兵の左手ごと弓が破壊される。
「後ろ。動くな。神であらせられる、山川王の知り合いなら、何者よりも優先される。だが、そこの奴。嘘なら命はない。少し待て」
そう言って隊長は、ヘッドセットで誰かと通信を始める。
最近作った、脳波管理型通信システム。
このヘッドセットに、個人の脳波をセットすることで、セキュリティを確保している。
頭の中で、相手をイメージするだけで接続。
たまに、シグナルがオーバーフローすると、額の前でスパークするエフェクト付だ。
次世代型感応装置。
『人は繋がることで、わかり合える』がコンセプトだ。
あっいや。元ネタは、混ざっているが、ふとした疑問。
「男女による、刺激に対する感応の差異について」
本当は、もっと直接的な表現だが、美葉が興味を持ったらしく、面白そうだから乗ってみた。
初めて女性側の刺激を経験をして、望はその経験で真理を得たようだ。
女はずるい。
まあそれは良い。
それの簡略版が、略称、繋がる君。第一世代。
通信の相手は、宰相セバスン。
隊長実は、子供の頃からウーベル=ナーレやセバスンと仲の良いエルランド伯爵家の次男坊フェリクス=エルランド。
「あっ。すみません。お忙しいところ」
「ああ、フェリクス坊かどうしたね。先ほどそちらで警報が出たようだが、何か面倒でも?」
「ええ、来たのはメリディアム国なので、適当に追い返しますが、中に黒髪黒目の奴がいて、神。山川様か街賀様にお会いしたいということです。どういたします?」
「ふむ」
セバスンは考える。黒髪黒目。
勇者か? 名前をご存じであるなら、関わりがある。
「よし私から、連絡を取りましょう」
「よろしくお願いいたします」
セバスンは、貴賓室へ上がっていく。
王の居室。そのさらに上階に貴賓室が存在する。
不思議な造りのお城。
「在室かな?」
「入り口を守る兵に声をかける」
「は、外出はされておられないと思いますが、あの方達、入り口を使いませんから、直接お訪ねください」
「ふむ。まあそうだな」
ちょっと兵に、哀れみの目を向けながら、インターフォンを押す。
「はぁい。どなた」
出たのは、美葉。
「これは、田倉さま。セバスンでございます。山川様か街賀様は御在室でしょうか?」
「うーん。あれ? さっきまでいたけれど。ご用件はなんでしょ」
「メリディアム国の方から、黒髪黒目の者が現れて、お二方に会いたい旨。国境の関所から連絡がありまして」
「メリディアム国の方から、黒髪黒目の者? あっ。勇者とか言っていました?」
「多分そうであろうと考えます」
「じゃあ多分。あの子だわ。えっとねえ、望の前の席に座っていた。あれ? 思い出せないけれど、知り合いではあるわ」
「左様でございますか。面会を求められておる様子。お会いになりますか?」
「そうねえ。私が行くわ。コーガネーの関所ね」
そう言うと、いそいそと着替え始める。
ものの五分で、衣装を着替えて装備をつける。
どう見ても、ダース○ーダー。
「それじゃあ、関所はこれね」
部屋にある石板。
そこに掘られた文字達。コーガネー関所と書かれた所に、魔力を流す。
一瞬で景色が変わり、教会脇に立てられている、転移ポートである石板の前に現れる。
常駐している兵が、重要人物が現れたことを、繋がる君で通知する。
すぐに、お連れしろと、返信が来る。
「ご案内します。こちらへどうぞ」
そう言って、美葉は案内され、城壁の上へと上がっていく。
むろんエレベーター完備。
上へ上がって、立ちすくむ一人の男の子を見る。
うん。確かに見覚えがある。
「おおい。おひさぁ。誰だっけ?」
美葉は問いかける。
突然、ダース○ーダーに声をかけられた勇者くん。
さすがに驚くが、その姿形は、見覚えのあるもの。
「だれ、そのダース○ーダーマスクで顔が分からない」
それを聞いて、美葉は納得。
ここは、シールドで守られているから大丈夫。そう考えて、マスクを外す。
さて驚いたのは、勇者くん。
記憶を呼び覚ますが、確かにあの時。抱き合っていちゃついていたのは、山川くんと街賀さん。だが目の前に現れたのは、田倉美葉。
「どうして、田倉さんがこっちに? 勇者として一緒に召喚をされたのは、山川くんと街賀さんだったはずなのに」
「ああ。そうそう。望に会いたくって、連れてきて貰ったの」
その台詞で、三秒ほど勇者くんの心臓は止まる。
「連れてきて貰った? だれに。そんなに簡単に? えっえっえっ」
パニックを起こしていると、声が掛かる。
「まあそんな所だと、話しもしにくいし、こっちへおいで」
そう言って、手招きをする。
「あの人。知り合いだから、中へ入れて」
「はっ。残りはどういたしましょう?」
隊長さん、少し対処に困っていたようだ。
「セバスンさんはなんて?」
「王以外なら、追い返せと」
「では、良きに計らえ」
「承知いたしました」
早速マイクを持ち、アナウンスを開始するフェリクス。
「そこの勇者、こちらへどうぞ。残りの奴らは帰れ。話がしたいなら王を連れてこい四流国家のメリディアム国」
「なんだとぉ」
そう言われて激高し、辺境伯は攻撃を開始してしまう。
動きが止まり、周りをハリネズミにされていた侯爵が、勇者に気がつき叫ぶ。
だが、彼はそれを無視して関所へと走って行く。
「おい、そこのやつ。止まれ。お前何者だ、格好はメリディアム国の兵のようだが」
走ってくる勇者に気がつき、聞いてきた隊長。周囲の兵達が構える弓の照準は勇者をマークしている。
「ぼくは、月波 英雄 (つきなみ こうき)。そこに、山川 望(やまかわ のぞむ)くんか、街賀 好実(まちが このみ)さんが居るなら、会わせてくれ」
勇者くん心の叫び。しっかり望達の名前も覚えている。
まずいと思った侯爵が、横の兵に勇者を射貫くよう命令をする。
矢を番え、弓を引き絞った瞬間、その兵の左手ごと弓が破壊される。
「後ろ。動くな。神であらせられる、山川王の知り合いなら、何者よりも優先される。だが、そこの奴。嘘なら命はない。少し待て」
そう言って隊長は、ヘッドセットで誰かと通信を始める。
最近作った、脳波管理型通信システム。
このヘッドセットに、個人の脳波をセットすることで、セキュリティを確保している。
頭の中で、相手をイメージするだけで接続。
たまに、シグナルがオーバーフローすると、額の前でスパークするエフェクト付だ。
次世代型感応装置。
『人は繋がることで、わかり合える』がコンセプトだ。
あっいや。元ネタは、混ざっているが、ふとした疑問。
「男女による、刺激に対する感応の差異について」
本当は、もっと直接的な表現だが、美葉が興味を持ったらしく、面白そうだから乗ってみた。
初めて女性側の刺激を経験をして、望はその経験で真理を得たようだ。
女はずるい。
まあそれは良い。
それの簡略版が、略称、繋がる君。第一世代。
通信の相手は、宰相セバスン。
隊長実は、子供の頃からウーベル=ナーレやセバスンと仲の良いエルランド伯爵家の次男坊フェリクス=エルランド。
「あっ。すみません。お忙しいところ」
「ああ、フェリクス坊かどうしたね。先ほどそちらで警報が出たようだが、何か面倒でも?」
「ええ、来たのはメリディアム国なので、適当に追い返しますが、中に黒髪黒目の奴がいて、神。山川様か街賀様にお会いしたいということです。どういたします?」
「ふむ」
セバスンは考える。黒髪黒目。
勇者か? 名前をご存じであるなら、関わりがある。
「よし私から、連絡を取りましょう」
「よろしくお願いいたします」
セバスンは、貴賓室へ上がっていく。
王の居室。そのさらに上階に貴賓室が存在する。
不思議な造りのお城。
「在室かな?」
「入り口を守る兵に声をかける」
「は、外出はされておられないと思いますが、あの方達、入り口を使いませんから、直接お訪ねください」
「ふむ。まあそうだな」
ちょっと兵に、哀れみの目を向けながら、インターフォンを押す。
「はぁい。どなた」
出たのは、美葉。
「これは、田倉さま。セバスンでございます。山川様か街賀様は御在室でしょうか?」
「うーん。あれ? さっきまでいたけれど。ご用件はなんでしょ」
「メリディアム国の方から、黒髪黒目の者が現れて、お二方に会いたい旨。国境の関所から連絡がありまして」
「メリディアム国の方から、黒髪黒目の者? あっ。勇者とか言っていました?」
「多分そうであろうと考えます」
「じゃあ多分。あの子だわ。えっとねえ、望の前の席に座っていた。あれ? 思い出せないけれど、知り合いではあるわ」
「左様でございますか。面会を求められておる様子。お会いになりますか?」
「そうねえ。私が行くわ。コーガネーの関所ね」
そう言うと、いそいそと着替え始める。
ものの五分で、衣装を着替えて装備をつける。
どう見ても、ダース○ーダー。
「それじゃあ、関所はこれね」
部屋にある石板。
そこに掘られた文字達。コーガネー関所と書かれた所に、魔力を流す。
一瞬で景色が変わり、教会脇に立てられている、転移ポートである石板の前に現れる。
常駐している兵が、重要人物が現れたことを、繋がる君で通知する。
すぐに、お連れしろと、返信が来る。
「ご案内します。こちらへどうぞ」
そう言って、美葉は案内され、城壁の上へと上がっていく。
むろんエレベーター完備。
上へ上がって、立ちすくむ一人の男の子を見る。
うん。確かに見覚えがある。
「おおい。おひさぁ。誰だっけ?」
美葉は問いかける。
突然、ダース○ーダーに声をかけられた勇者くん。
さすがに驚くが、その姿形は、見覚えのあるもの。
「だれ、そのダース○ーダーマスクで顔が分からない」
それを聞いて、美葉は納得。
ここは、シールドで守られているから大丈夫。そう考えて、マスクを外す。
さて驚いたのは、勇者くん。
記憶を呼び覚ますが、確かにあの時。抱き合っていちゃついていたのは、山川くんと街賀さん。だが目の前に現れたのは、田倉美葉。
「どうして、田倉さんがこっちに? 勇者として一緒に召喚をされたのは、山川くんと街賀さんだったはずなのに」
「ああ。そうそう。望に会いたくって、連れてきて貰ったの」
その台詞で、三秒ほど勇者くんの心臓は止まる。
「連れてきて貰った? だれに。そんなに簡単に? えっえっえっ」
パニックを起こしていると、声が掛かる。
「まあそんな所だと、話しもしにくいし、こっちへおいで」
そう言って、手招きをする。
「あの人。知り合いだから、中へ入れて」
「はっ。残りはどういたしましょう?」
隊長さん、少し対処に困っていたようだ。
「セバスンさんはなんて?」
「王以外なら、追い返せと」
「では、良きに計らえ」
「承知いたしました」
早速マイクを持ち、アナウンスを開始するフェリクス。
「そこの勇者、こちらへどうぞ。残りの奴らは帰れ。話がしたいなら王を連れてこい四流国家のメリディアム国」
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