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第四章 世界との関わり
第22話 複雑な思い
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「へー、じゃあその時の返事をもらえずに、そのまま?」
「うん」
「それは、ひどいわねぇ」
美葉と好実はベッドに座り、何故か手を取り合い。話し合っている。
今丁度、中学校の時にあった告白の一件。
「でもね。返事を貰うより、関係が壊れる方が怖かったの」
思いだしたのか、涙ぐみながら美葉が語る。
「あぁー。わかるぅ。この人を失ったら死んじゃうって、前は分からなかったけれど、今は分かる」
そう言いながら、ワインを飲む。
多少熟成が進み、アルコール濃度が上がっている。
それに、教会経由で供物も来ているようだ。
「最近教会に、変なものを置くものが居てこまる」
そんなことを、碧たちが文句を言っていて、付いていったら供物だ。
「持って帰って、街の人へ配ってあげて」
俺がそんな説明をして、受け取る事にした。果物とかも腐るのだもの。
つまみに、二人は果物を囓る。
俺が作ったクッキーとかもあるが、つまみに合わないようだ。
甘さは同じくらいだが、良く分からない。
まあ、そんなこんなで、向こうでは、俺達は元から居なかった事になっている事。
そのおかげで、理由も分からず苦しかった事。
ふらふらと先日海へ行き、望のお父さんと会って、苦しいっていう事をいったら、ここへ連れてこられた事。
等々。
「そうか、家じゃあ、もう居ない子なんだ。まあ良いけどね。でも学校もそうなの?」
「そう、日が経つにつれ、どんどん記憶が消えていくの。おじさんは因果がどうこうって、教えてくれたけれど、よく分からなくて」
「そう。でもずっと心配されるより良いかも。今更帰る気は無いし……」
そう答えると、普通はそうだろう。思いっきり驚かれた。
「えっ帰らないの? 向こうへ帰って、少しすれば皆の記憶が戻ってくるって、おじさんが言っていたよ」
そうだよね。来たばかりなら、飛びついただろう。
でもね…… 美葉には言えない。私は人を殺した。人殺しなの。
「あーうん。でもね。この町の人たち。その責任もあるし。望も居なくなれば精霊が居なくなって、この町は滅びる事を知っているの。彼は王様だし」
「滅びるの?」
そう言って、目が丸くなる。
普通なら信じられない事。
「そう。この町は、碧たち精霊が居て成立する街。居なくなれば、水すら無くなり、乾いた風が吹く乾燥した土地へ戻るの。それに今は結界? シールドだっけ? それのおかげで、街は守られているけれど、来たときは、すごいモンスターが我が物で歩いていたの」
そう言うと、美葉はワクワクした顔になる。
「へぇ。異世界探検だ。倒したの? ギルドに登録した?」
「あーうん。二人で倒したわ。ギルドは作った」
そう言うと、すごくワクワクした感じで聞いてくる。
小説や、アニメと違い、そんなにワクワクできるものじゃないのに。
モンスターの断末魔の悲鳴。焼けた匂い。水魔法なら、切った瞬間その場に広がる濃密な血の匂い。そして内臓の、ドブ臭さ。
それが幾日も、鼻の中から抜けない。
体にもしみこんでいる気もするし、寝たときに望の匂いを、肺一杯に吸い込まないと眠れもしない。そのおかげか、最近、彼のものを含むのが好き。最初は恥ずかしかったけれど、今は大好き。お互いの何かを埋めるようになめ合うの。
「倒したんだ。魔法とか使える? えっ。ギルドを作った?」
「そう。ギルドって、職業の安定所みたいなもので、斡旋と仲介かな。それと魔法は使えるよ」
そう、精霊たちに力を貰った。
発動は、同じ感じ。種類を選択するだけ。
「精霊が力をくれたから。強さは、望の方が強い。全く別物ね。それに彼は、物理現象を利用して混ぜるから。精霊たちもびっくりしていたし」
そう言うと、嬉しそうに美葉は喜ぶ。彼の事が本当に好きなのね。
子どもの頃からの、幼馴染み。そんな強力な。私がどんなに望んでも手に入らない強力な繋がり。あなたは、いい子だし好き。友達としてね。
でも踏み込んでくるなら、私は、あなたを…… きっと笑いながら殺せるわ。
彼には、向こうへ帰ったじゃない。笑いながらそう答える。
ただ、望が欲しがるなら、悔しいけれど。笑って受け入れ、仲良くする事もできる。でも一番は私。それだけは駄目よ譲れない。いい加減。精霊たちも彼を狙っているし。
ハーレムなんて作られたら、私の存在意義が無くなってしまう。彼のため、街のためにこの半年、私は努力をしたの。料理だって少しは出来るようになったけれど、まだまだなの。
あなたは、子どもの頃から料理をして、私は、インスタントやコンビニで済ましてきた。そのつけだけど、奪わないで。彼は、私のもの。あなたはヘラヘラしながら、どうしてこっちへ来たのよ。良い友達としての、彼との共通する思い出だけで良かったのに。
「どうしたの? 顔が怖いわよ」
思いが表情に出ていたようだ。
「ああごめん。ちょっとモンスターを、殺したときの事を思い出して」
殺したを強調したせいか、美葉の顔が曇る。
「そうか。ゲームと違って、殺すんだものね」
「そうよ。匂いだってすごいの」
そう言うと、美葉は少し後ずさる。
その頃。応接室で父さんたちと話をしていた。
「そうかあぁ。実質夫婦じゃ無いか。各国の王族を招いて盛大に結婚式をするか? うん? どうだ」
「ちょっとあなた、はしゃぎすぎよ。まあ半年の間に、導かれるように息子が王都を復活させて、嬉しいのは分かるけれど、街の人だってまだ少ないし。まだまだこれからなのよねえ」
「そうだね。少しずつ人は増えている。だけどこれ以上増えてきたら、今精霊たちが集めてきている食料や物資では間に合わなくなる。どうせ父さんの時も交易はしていたんでしょ?」
そう言うと、うんうんと頷く。
「中央にあるオリフィスと、精霊の都市はリンクしている。そして、精霊の街にある石板は外の世界へ繋がっている」
そう言って、にまにまする父さん。
「そして、石板は願ったところへ飛べる」
どうだという感じで言われたが、なんとなくは知っている。
「何だ驚かないな。各種族の土地へ四つに分けてリンクしている」
「あーうん。なんとなく知っている」
そう言うと、父さんは大げさに、困った顔をする。
「ちっ。つまらん。前のように、パパ教えてよぉ。ぷりーずてぃちみぃーて言ってみろ」
「そんなこと言った記憶、一切無いんだが?」
そう言って、睨む。
「母さん。息子がナマイキになっている」
そう言って、母さんの胸へ顔を埋め。ぐりぐりしている。
相変わらず仲が良いな。
「まあまあ。こっちへ来て、一足飛びに大人になる必要があったのよ。王様って大変だし」
「そうだな。頼りになる宰相を捕まえれば、楽をできるぞ」
「またもう。あなたはそうやって、遊び倒して、皆を困らせたでしょ」
「良いじゃない。王様だもの」
「もう」
聞いていた前王のイメージと違いすぎる。
「うん」
「それは、ひどいわねぇ」
美葉と好実はベッドに座り、何故か手を取り合い。話し合っている。
今丁度、中学校の時にあった告白の一件。
「でもね。返事を貰うより、関係が壊れる方が怖かったの」
思いだしたのか、涙ぐみながら美葉が語る。
「あぁー。わかるぅ。この人を失ったら死んじゃうって、前は分からなかったけれど、今は分かる」
そう言いながら、ワインを飲む。
多少熟成が進み、アルコール濃度が上がっている。
それに、教会経由で供物も来ているようだ。
「最近教会に、変なものを置くものが居てこまる」
そんなことを、碧たちが文句を言っていて、付いていったら供物だ。
「持って帰って、街の人へ配ってあげて」
俺がそんな説明をして、受け取る事にした。果物とかも腐るのだもの。
つまみに、二人は果物を囓る。
俺が作ったクッキーとかもあるが、つまみに合わないようだ。
甘さは同じくらいだが、良く分からない。
まあ、そんなこんなで、向こうでは、俺達は元から居なかった事になっている事。
そのおかげで、理由も分からず苦しかった事。
ふらふらと先日海へ行き、望のお父さんと会って、苦しいっていう事をいったら、ここへ連れてこられた事。
等々。
「そうか、家じゃあ、もう居ない子なんだ。まあ良いけどね。でも学校もそうなの?」
「そう、日が経つにつれ、どんどん記憶が消えていくの。おじさんは因果がどうこうって、教えてくれたけれど、よく分からなくて」
「そう。でもずっと心配されるより良いかも。今更帰る気は無いし……」
そう答えると、普通はそうだろう。思いっきり驚かれた。
「えっ帰らないの? 向こうへ帰って、少しすれば皆の記憶が戻ってくるって、おじさんが言っていたよ」
そうだよね。来たばかりなら、飛びついただろう。
でもね…… 美葉には言えない。私は人を殺した。人殺しなの。
「あーうん。でもね。この町の人たち。その責任もあるし。望も居なくなれば精霊が居なくなって、この町は滅びる事を知っているの。彼は王様だし」
「滅びるの?」
そう言って、目が丸くなる。
普通なら信じられない事。
「そう。この町は、碧たち精霊が居て成立する街。居なくなれば、水すら無くなり、乾いた風が吹く乾燥した土地へ戻るの。それに今は結界? シールドだっけ? それのおかげで、街は守られているけれど、来たときは、すごいモンスターが我が物で歩いていたの」
そう言うと、美葉はワクワクした顔になる。
「へぇ。異世界探検だ。倒したの? ギルドに登録した?」
「あーうん。二人で倒したわ。ギルドは作った」
そう言うと、すごくワクワクした感じで聞いてくる。
小説や、アニメと違い、そんなにワクワクできるものじゃないのに。
モンスターの断末魔の悲鳴。焼けた匂い。水魔法なら、切った瞬間その場に広がる濃密な血の匂い。そして内臓の、ドブ臭さ。
それが幾日も、鼻の中から抜けない。
体にもしみこんでいる気もするし、寝たときに望の匂いを、肺一杯に吸い込まないと眠れもしない。そのおかげか、最近、彼のものを含むのが好き。最初は恥ずかしかったけれど、今は大好き。お互いの何かを埋めるようになめ合うの。
「倒したんだ。魔法とか使える? えっ。ギルドを作った?」
「そう。ギルドって、職業の安定所みたいなもので、斡旋と仲介かな。それと魔法は使えるよ」
そう、精霊たちに力を貰った。
発動は、同じ感じ。種類を選択するだけ。
「精霊が力をくれたから。強さは、望の方が強い。全く別物ね。それに彼は、物理現象を利用して混ぜるから。精霊たちもびっくりしていたし」
そう言うと、嬉しそうに美葉は喜ぶ。彼の事が本当に好きなのね。
子どもの頃からの、幼馴染み。そんな強力な。私がどんなに望んでも手に入らない強力な繋がり。あなたは、いい子だし好き。友達としてね。
でも踏み込んでくるなら、私は、あなたを…… きっと笑いながら殺せるわ。
彼には、向こうへ帰ったじゃない。笑いながらそう答える。
ただ、望が欲しがるなら、悔しいけれど。笑って受け入れ、仲良くする事もできる。でも一番は私。それだけは駄目よ譲れない。いい加減。精霊たちも彼を狙っているし。
ハーレムなんて作られたら、私の存在意義が無くなってしまう。彼のため、街のためにこの半年、私は努力をしたの。料理だって少しは出来るようになったけれど、まだまだなの。
あなたは、子どもの頃から料理をして、私は、インスタントやコンビニで済ましてきた。そのつけだけど、奪わないで。彼は、私のもの。あなたはヘラヘラしながら、どうしてこっちへ来たのよ。良い友達としての、彼との共通する思い出だけで良かったのに。
「どうしたの? 顔が怖いわよ」
思いが表情に出ていたようだ。
「ああごめん。ちょっとモンスターを、殺したときの事を思い出して」
殺したを強調したせいか、美葉の顔が曇る。
「そうか。ゲームと違って、殺すんだものね」
「そうよ。匂いだってすごいの」
そう言うと、美葉は少し後ずさる。
その頃。応接室で父さんたちと話をしていた。
「そうかあぁ。実質夫婦じゃ無いか。各国の王族を招いて盛大に結婚式をするか? うん? どうだ」
「ちょっとあなた、はしゃぎすぎよ。まあ半年の間に、導かれるように息子が王都を復活させて、嬉しいのは分かるけれど、街の人だってまだ少ないし。まだまだこれからなのよねえ」
「そうだね。少しずつ人は増えている。だけどこれ以上増えてきたら、今精霊たちが集めてきている食料や物資では間に合わなくなる。どうせ父さんの時も交易はしていたんでしょ?」
そう言うと、うんうんと頷く。
「中央にあるオリフィスと、精霊の都市はリンクしている。そして、精霊の街にある石板は外の世界へ繋がっている」
そう言って、にまにまする父さん。
「そして、石板は願ったところへ飛べる」
どうだという感じで言われたが、なんとなくは知っている。
「何だ驚かないな。各種族の土地へ四つに分けてリンクしている」
「あーうん。なんとなく知っている」
そう言うと、父さんは大げさに、困った顔をする。
「ちっ。つまらん。前のように、パパ教えてよぉ。ぷりーずてぃちみぃーて言ってみろ」
「そんなこと言った記憶、一切無いんだが?」
そう言って、睨む。
「母さん。息子がナマイキになっている」
そう言って、母さんの胸へ顔を埋め。ぐりぐりしている。
相変わらず仲が良いな。
「まあまあ。こっちへ来て、一足飛びに大人になる必要があったのよ。王様って大変だし」
「そうだな。頼りになる宰相を捕まえれば、楽をできるぞ」
「またもう。あなたはそうやって、遊び倒して、皆を困らせたでしょ」
「良いじゃない。王様だもの」
「もう」
聞いていた前王のイメージと違いすぎる。
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