42 / 55
第3章 周辺国との協力と発展
第42話 腐った奴ら
しおりを挟む
領主の館へ行くと住人がいた。
そこからかよ。
俺と、トルスティは頭を抱える。
「おまえら、パリブス王国の者か? 何をしに来た?」
俺は書状を見せる。
「書いてある通り。オリエンテム王国により、この領は割譲されてパリブス王国の物となった。残って領民となるのと、追放。どっちでも良いぞ。選べ」
そう言うと、門番達は、慌てふためき。奥へと向かう。
兵達数人を馬車の警備に残し、他の人間はフル武装で突っ込んでいく。
オリエンテム王国がなにもせず、パリブス王国へ渡すとは思えない。
ここに居る奴らは、意図的に居座っているのだろう。
玄関から、建物に入るかと思うと、脇へと向かう兵達。
「なんだ?」
「さあ。まあ行きましょ」
そう言いながら、トルスティは腰から銃を抜く。
あわてて俺も準備をする。
見ると別棟があり、そこにいた門番達と共に中へ入ってしまう。
いやな予感しかしない。
建物へ入った瞬間から、匂う匂い。
奥からは悲鳴が上がっていたが、兵が何かを言うと、その声が止まる。
ただまあ、すすり泣きは聞こえ、また誰かが怒鳴りつけ、パンという感じの殴ったような音が聞こえる。
「行くぞ」
そう言ったら、トルスティに命令される。
「とりあえず、膝で。殺さないでください。話を聞きます」
「分かった」
後ろの兵達も聞こえたようだ。
曲がり角から飛び出し、兵や、立派な服を着た奴の足を撃ち抜いていく。
ここが単なる牢屋で、文句を言われたら不法占拠ということで押し通そう。
そんな下種な考えが浮かぶ。
そうでもしないと、この世界。すぐに切られるし、刺されるし。
ろくなものじゃない。
「何者だぁ」
「いま、兵から説明を受けただろ?」
そう言いながら、足を撃つ。
叫び声を上げながら、皆が倒れていく。
幾人かの立派な服を着た奴らが、変態趣味全開で楽しんでいたようだ。
服を着ていない奴も、太ももを撃ち抜く。
手が滑って、真ん中を撃ちたくもなったが。
動きを止めるには、足。
なぶられていた人たちの治療を、兵に任せる。
囚われていた人たちに、話を聞くと、我が国からだけではなく、近隣の領からも攫っていたようだ。
笑えることに、専用の盗賊団を、領主が組織していたとの事。
そして領主は、大分前だが、砦との攻防戦へ出かけて死んだようだ。
そして、絶好調に調子に乗っていたのがこいつ。
元家宰ラヴレンチー=ブラゲヒン。
領主が死んだと報告を受け、真っ先に婦人と娘。息子。
一家を拘束。
かなり残虐な感じで、 遊んだらしい。
そこからかよ。
俺と、トルスティは頭を抱える。
「おまえら、パリブス王国の者か? 何をしに来た?」
俺は書状を見せる。
「書いてある通り。オリエンテム王国により、この領は割譲されてパリブス王国の物となった。残って領民となるのと、追放。どっちでも良いぞ。選べ」
そう言うと、門番達は、慌てふためき。奥へと向かう。
兵達数人を馬車の警備に残し、他の人間はフル武装で突っ込んでいく。
オリエンテム王国がなにもせず、パリブス王国へ渡すとは思えない。
ここに居る奴らは、意図的に居座っているのだろう。
玄関から、建物に入るかと思うと、脇へと向かう兵達。
「なんだ?」
「さあ。まあ行きましょ」
そう言いながら、トルスティは腰から銃を抜く。
あわてて俺も準備をする。
見ると別棟があり、そこにいた門番達と共に中へ入ってしまう。
いやな予感しかしない。
建物へ入った瞬間から、匂う匂い。
奥からは悲鳴が上がっていたが、兵が何かを言うと、その声が止まる。
ただまあ、すすり泣きは聞こえ、また誰かが怒鳴りつけ、パンという感じの殴ったような音が聞こえる。
「行くぞ」
そう言ったら、トルスティに命令される。
「とりあえず、膝で。殺さないでください。話を聞きます」
「分かった」
後ろの兵達も聞こえたようだ。
曲がり角から飛び出し、兵や、立派な服を着た奴の足を撃ち抜いていく。
ここが単なる牢屋で、文句を言われたら不法占拠ということで押し通そう。
そんな下種な考えが浮かぶ。
そうでもしないと、この世界。すぐに切られるし、刺されるし。
ろくなものじゃない。
「何者だぁ」
「いま、兵から説明を受けただろ?」
そう言いながら、足を撃つ。
叫び声を上げながら、皆が倒れていく。
幾人かの立派な服を着た奴らが、変態趣味全開で楽しんでいたようだ。
服を着ていない奴も、太ももを撃ち抜く。
手が滑って、真ん中を撃ちたくもなったが。
動きを止めるには、足。
なぶられていた人たちの治療を、兵に任せる。
囚われていた人たちに、話を聞くと、我が国からだけではなく、近隣の領からも攫っていたようだ。
笑えることに、専用の盗賊団を、領主が組織していたとの事。
そして領主は、大分前だが、砦との攻防戦へ出かけて死んだようだ。
そして、絶好調に調子に乗っていたのがこいつ。
元家宰ラヴレンチー=ブラゲヒン。
領主が死んだと報告を受け、真っ先に婦人と娘。息子。
一家を拘束。
かなり残虐な感じで、 遊んだらしい。
3
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
いらないスキル買い取ります!スキル「買取」で異世界最強!
町島航太
ファンタジー
ひょんな事から異世界に召喚された木村哲郎は、救世主として期待されたが、手に入れたスキルはまさかの「買取」。
ハズレと看做され、城を追い出された哲郎だったが、スキル「買取」は他人のスキルを買い取れるという優れ物であった。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
嫌われ者の悪役令息に転生したのに、なぜか周りが放っておいてくれない
AteRa
ファンタジー
エロゲの太ったかませ役に転生した。
かませ役――クラウスには処刑される未来が待っている。
俺は死にたくないので、痩せて死亡フラグを回避する。
*書籍化に際してタイトルを変更いたしました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる