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第2章 異変の始まりと世界の終焉
第31話 最奥の不思議
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そのまま、どんどん進んでいく。
十階を過ぎ、二十階を過ぎ、次で三十階。
「もう、いい加減飽きた」
凪海や水希ちゃんが、文句を言い出す。
「もういい加減、到着するだろう」
そうして、幾度目か分からない、宝石に気を流す。
石の壁、複雑な文様が刻まれていたが、気にせず開いた。
すると濃密な、黒い霧に全員が包まれる。
あわてて、浄化魔法を全開で発する。
だが、効いてはいるが、俺達は、何かのストーリーを見ることになる。
見た事の無い、獣人たちの国。
魔法のある世界のようで、黒い霧を纏った狼系の獣人が、目を爛々と輝かせ、魔法を撃ち出す。
逃げ惑う獣人たち、背中から容赦なく焼かれ倒れていく。
前から来た、軍隊のような者達。
何かを叫び、攻撃を始める。
だがその威力は低く、狼の腕の一振りで消えてしまう。
そして、彼らの頭上に、大きな火球が発生し、落ちる。
逃げ惑い、焼かれ倒れていく。
体を動かし、何かをしようとするが、動けない。
だが、世界が白い光に包まれる。
そして場面が変わる。
見ただけで、現在の地球よりも圧倒的に進んだ文明。
だがそこにも、黒い霧を纏った男が一人。
いや男かどうかは分からない。
ヒト型ではないから。
微妙だが、クラゲっぽい。
コントロールルームらしき所で、光を発するパネルを操作する。
カウントダウンらしい、見たことない文字が変化していく。
やがて、その世界は消滅をしたのだろう。
視界が、一気に宇宙空間まで引き上がる。
確かに存在している惑星に、ヒビが入り、そこから炎が吹き上がる。
よく見れば、小さな宇宙船が飛び出している。
だが黒い霧は、それを追いかけていく。
そしてまた、場面が変わりと言うのを幾つ見ただろう。
分かるのは、場面場面での人々の苦しみと悲鳴。
助けを望む声。
それを確かに聞いた。
何もできず、それをタダ眺める。
それが辛く苦しい。
心の底から、そのつらさがにじみ出てくる。
人々の救済の願い。それが宇宙から発せられ、エネルギーとなってどこかへ流れていく。
そして、黒い霧もどこかへ流れていく。
やがてそれは集まり、黒き翼を持った何かへと変わる。
そして、そいつと目が合った。
底のない空虚な深淵。
にやっと笑う、黒いもの。
人では無いなにか。
人の魂を捕らえる甘美な何か。目を見ていると魅入られる。
破壊願望が自身の中に芽生え強大な力を振るいたくなる。
だがその時明るく優しい光が背中側から包んでくれて、それに身を委ねる。
その光は俺を導き、そっちへ行っては駄目と諭してくれる。
ああ俺は、知っている。
この波動は凪海だ。共に世界を創り上げた存在。
桃の味のするキスをくれ、優しく体を包む。
その後、頭が、思考がクリアになる。
ふと、目を開ける。
心配した表情の、みんながのぞき込んでいる。
「大丈夫?」
「みんな無事か?」
そう聞くと、首をひねられる。
「この部屋に入ると、いきなり和が糸が切れたように倒れたの。えーと一時間くらい経つけれど、途中浄化を、いきなりやたちゃんが掛けたりして」
そう言われてやたちゃんみると、いつもの様にそっぽを向いている。
「何を見ました?」
てんちゃんから質問が来る。
「ああ色々な所での、苦しみと願いを聞いた」
「それは、それは。願いは形にしないといけません。それがきっと今回の天命」
そういって何か納得し、うんうんと頷いている。
「よくわからんが、助けられるものは助けよう。なんだか力も増したようだし、視界がおかしい」
さっき目を開けてから、みんなの体から出ている光が見える。
むろん繋がりも。
起き上がると、体も育ったようで、少し服が小さい。
「和が育っている」
凪海も言っているから、勘違いでもないようだ。
目の前に浮かんでいる、クリスタルを取る。
それだけで、ダンジョンから光が失われる。
それを、六つに分け。玉としてみんなに分ける。
何故か、扱いが分かる。
みんなは、与えられた瞬間取り込むようだが、俺は意識して取り込む。
欠けていた何かが戻ってくるように、力も増す。
「良し戻ろう」
そうして俺達は、都合三十階昇って行く。
「これは辛い。色々出てこないから良いけれど、今度からはテントか何か持って来ましょう」
一志がぼやく。
「泊まりたいなら、テントもシュラフもあるよ」
「えっ本当ですか?」
「ほら」
そう言ってテントを出す。
ぽんと投げるだけで広がるタイプ。ワンタッチテントとかポップアップテントと呼ばれるもの。
「ほんとうだ」
「でも、泊まるのか。大丈夫だと思うけれど、ゾンビとか復活するとやばくないか?」
「それは確かに」
「少し休憩をして、少し無理をしてでも戻ろう」
そうして、小一時間休憩し、眠気を誤魔化しながらダンジョンの外へ出る。
するとすっかり日は上がっていて、日にちが一日進んでいた。
外では、先輩達がもめていた。
俺達を見つけて走ってくる。
「大丈夫だったか、心配したぞ」
そう言われたので、嫌みを振りまく。
「地下三十階ありました。誰か達が、ばっくれたので大変でしたよ」
「そうかそれは大変だった。ゆっくり休んでくれ」
そう言うと、先輩達はちりぢりに走り去って行く。
「お疲れ。帰ろうか」
「そうですね」
そうして何とか帰ってきた。
十階を過ぎ、二十階を過ぎ、次で三十階。
「もう、いい加減飽きた」
凪海や水希ちゃんが、文句を言い出す。
「もういい加減、到着するだろう」
そうして、幾度目か分からない、宝石に気を流す。
石の壁、複雑な文様が刻まれていたが、気にせず開いた。
すると濃密な、黒い霧に全員が包まれる。
あわてて、浄化魔法を全開で発する。
だが、効いてはいるが、俺達は、何かのストーリーを見ることになる。
見た事の無い、獣人たちの国。
魔法のある世界のようで、黒い霧を纏った狼系の獣人が、目を爛々と輝かせ、魔法を撃ち出す。
逃げ惑う獣人たち、背中から容赦なく焼かれ倒れていく。
前から来た、軍隊のような者達。
何かを叫び、攻撃を始める。
だがその威力は低く、狼の腕の一振りで消えてしまう。
そして、彼らの頭上に、大きな火球が発生し、落ちる。
逃げ惑い、焼かれ倒れていく。
体を動かし、何かをしようとするが、動けない。
だが、世界が白い光に包まれる。
そして場面が変わる。
見ただけで、現在の地球よりも圧倒的に進んだ文明。
だがそこにも、黒い霧を纏った男が一人。
いや男かどうかは分からない。
ヒト型ではないから。
微妙だが、クラゲっぽい。
コントロールルームらしき所で、光を発するパネルを操作する。
カウントダウンらしい、見たことない文字が変化していく。
やがて、その世界は消滅をしたのだろう。
視界が、一気に宇宙空間まで引き上がる。
確かに存在している惑星に、ヒビが入り、そこから炎が吹き上がる。
よく見れば、小さな宇宙船が飛び出している。
だが黒い霧は、それを追いかけていく。
そしてまた、場面が変わりと言うのを幾つ見ただろう。
分かるのは、場面場面での人々の苦しみと悲鳴。
助けを望む声。
それを確かに聞いた。
何もできず、それをタダ眺める。
それが辛く苦しい。
心の底から、そのつらさがにじみ出てくる。
人々の救済の願い。それが宇宙から発せられ、エネルギーとなってどこかへ流れていく。
そして、黒い霧もどこかへ流れていく。
やがてそれは集まり、黒き翼を持った何かへと変わる。
そして、そいつと目が合った。
底のない空虚な深淵。
にやっと笑う、黒いもの。
人では無いなにか。
人の魂を捕らえる甘美な何か。目を見ていると魅入られる。
破壊願望が自身の中に芽生え強大な力を振るいたくなる。
だがその時明るく優しい光が背中側から包んでくれて、それに身を委ねる。
その光は俺を導き、そっちへ行っては駄目と諭してくれる。
ああ俺は、知っている。
この波動は凪海だ。共に世界を創り上げた存在。
桃の味のするキスをくれ、優しく体を包む。
その後、頭が、思考がクリアになる。
ふと、目を開ける。
心配した表情の、みんながのぞき込んでいる。
「大丈夫?」
「みんな無事か?」
そう聞くと、首をひねられる。
「この部屋に入ると、いきなり和が糸が切れたように倒れたの。えーと一時間くらい経つけれど、途中浄化を、いきなりやたちゃんが掛けたりして」
そう言われてやたちゃんみると、いつもの様にそっぽを向いている。
「何を見ました?」
てんちゃんから質問が来る。
「ああ色々な所での、苦しみと願いを聞いた」
「それは、それは。願いは形にしないといけません。それがきっと今回の天命」
そういって何か納得し、うんうんと頷いている。
「よくわからんが、助けられるものは助けよう。なんだか力も増したようだし、視界がおかしい」
さっき目を開けてから、みんなの体から出ている光が見える。
むろん繋がりも。
起き上がると、体も育ったようで、少し服が小さい。
「和が育っている」
凪海も言っているから、勘違いでもないようだ。
目の前に浮かんでいる、クリスタルを取る。
それだけで、ダンジョンから光が失われる。
それを、六つに分け。玉としてみんなに分ける。
何故か、扱いが分かる。
みんなは、与えられた瞬間取り込むようだが、俺は意識して取り込む。
欠けていた何かが戻ってくるように、力も増す。
「良し戻ろう」
そうして俺達は、都合三十階昇って行く。
「これは辛い。色々出てこないから良いけれど、今度からはテントか何か持って来ましょう」
一志がぼやく。
「泊まりたいなら、テントもシュラフもあるよ」
「えっ本当ですか?」
「ほら」
そう言ってテントを出す。
ぽんと投げるだけで広がるタイプ。ワンタッチテントとかポップアップテントと呼ばれるもの。
「ほんとうだ」
「でも、泊まるのか。大丈夫だと思うけれど、ゾンビとか復活するとやばくないか?」
「それは確かに」
「少し休憩をして、少し無理をしてでも戻ろう」
そうして、小一時間休憩し、眠気を誤魔化しながらダンジョンの外へ出る。
するとすっかり日は上がっていて、日にちが一日進んでいた。
外では、先輩達がもめていた。
俺達を見つけて走ってくる。
「大丈夫だったか、心配したぞ」
そう言われたので、嫌みを振りまく。
「地下三十階ありました。誰か達が、ばっくれたので大変でしたよ」
「そうかそれは大変だった。ゆっくり休んでくれ」
そう言うと、先輩達はちりぢりに走り去って行く。
「お疲れ。帰ろうか」
「そうですね」
そうして何とか帰ってきた。
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