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第四章 日本の竜司から、世界の竜司へ
第94話 救世主
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「ええと、これは?」
マイリに聞く。
「我がしもべ。百人。ご自由にお使いください。私の因子を入れた、同胞となっています」
マイリは満足そうに胸を張る。
片膝をつき、ひかえる彼女達。
その瞳はうるうるで、幾人かは俺を見て涙を流している。
あの方が、マイリ様の仰った我が主。
大天使ミカエル様。
ああっ。神々しくも美しい。
顔は普通だけど。
ちょっとお若すぎるけれど。
魂が震える。
ラウラ=ヴィンディ二十七歳。
彼女もまた救済された。
絶望の中で死を望んでいた。
光に包まれ、その時、ようやっと天に迎えられるのだと歓喜をした。
だけど、先達のベラ=ハモンド様からの状況説明。
「私たちの使命はモンスターの駆逐。私たちのような悲惨な者が出ないように、賜ったお力を行使し、世界に平和を」
「「「世界に平和を」」」
周りを見ると、見知った友人達もいた。
私たちは再び町に降り、破壊され荒廃した町を見た。
町の人数は、三分の一以下に減っていた。
わずか二週間程度。
一万人はいたはずなのに。
再び、あのおぞましい記憶が残る建物。
学校へと向かう。
記憶はあり、それが鎖のように胸を締め付ける。
だけど、高揚感と使命それが、体を突き動かす。
マイリ様や、お仲間が忙しく動き、浄化し救済をしていく。
それをお手伝いする。
そう。ほんの少し前は、私たちもこんな感じだった。
捕らえられ、強引に。
でも私たちは生まれ変わった。
新たなる仲間として、同胞となった百人。
浄化と癒やしで、町の人たちを救済する。
それを見た人たちは、奇跡だと言ってくれた。
役に立てる。
それが嬉しくて頑張る。
またほめられ、それが活力となる。
被害者の、閉じた心は、まどか様と言う方が中心に癒やし。
先ほどまで、自身に起きたことを理解し、悲しみ。殺されることを望んでいた人が、ひゃっはーと叫びながら走って行く。
まっまあ。元気だから良いのよね。
横にいた彩様から、お叱りを受けるまどか様。
そして、見事な癒やし手の伶菜様と悠月様。
聞けば千年の歴史が有り、沈んだ心をケアする方法も、秘伝とか奥義には記されていると。
そして、居られた。
ただそこに居られるだけで、圧倒的な存在感と神々しさ。
彼がふと、手を横に薙ぐだけで、すべてが浄化をされる。
光を失い、くすんでいた建物まで、息吹を取り戻すかのように。
そのお力はすさまじく、私たちは本当に必要なのかと落ち込むくらい。
そばに居る被害者が、光により意識を取り戻し、暴れると危惧したが、彼に向き祈り始める。
私たちにはわからなかったが、彼女達は光の中で神の救済を受けたらしい。
「生き残った者は選ばれし者、町のために尽力をする」
そう言って立ち上げる。
後で聞くと、身体の浄化と修復。
それと同時に副交感神経を活性化してうんぬんかんぬん。
そんな感じで、伶菜様に説明をされていた。
彼らや、他のハンター達は、人間離れした力で岩を投げている。
城のいくつかの場所で壁が崩れ、通路を塞いでいた。
場所が狭く困っていたら、彼らやって来た。
百キロ近くの石をひょいと持ち上げ投げる。
それを下に居る人が受け止め、積んでいく。
そんな光景は、町の到る所で見られ、路上にあった車もハンターが一人で移動させ傍らに並べていく。
あっという間に、町が復旧をして行く。
そうして彼らは、仕事が終わり帰っていく。
竜司様達も、帰られる。
その前に、「この地方は君達に任せた」そう命令をされ、皆様と消えていった。
「そうね。ここからの復旧は私たちの勤め」
私たちは、町中へ散らばっていく。
「あー補習」
「そうね。遊んでいたわけじゃないのに」
「せっかくの土日が」
仕事を受け、休んだために補習を受ける。
一人、悠月は喜んでいた。
一緒の登下校。
夢見た青春の一ペイジ。
むろん周りには、多数いるが気にしない。
だが補習は必要ない。
そう思ったのは、生徒だけではなく。先生もそう思ったようだ。
「えー補習だ。此処に夕方までの授業範囲を積んでおく。最後に小テストがあるので解いておけ。そして夕方までは学校から出るな。ではまた夕方顔を出す。それまでは先生を探すな。いいな」
そう言って先生は、教室を出て行く。
むろん、そんな物は一時間もあればすべて終わる。
学校の門は閉まっているが、関係ない。
流石に姿を見られるとまずいので、少し遠くに遊びに行く。
伶菜が見たがっていた奥入瀬渓谷を少し巡り、まどかがせがむので、北海道へ飛ぶ。
今回は、スープカレーを巡る。
いや二軒で充分。
彩がせがむので、ゲーセンとカラオケ。
夕方には教室へ戻る。
先生に、スープカレーセットをお土産に渡す。
「昨日貰ったのは、あれだよな修学旅行時の残りだよな」
そう念押ししながら、また放置。
「今日は何処へ行く?」
「今日はね……」
「ちょっと待ちなさい。昨日は私たちのお願いだったから、マイリと悠月がなにも言って居ないじゃ無い」
伶菜がそう言うと、それもそうねという感じで、皆が悠月達を見る。
「私は別に。望みはないわ」
マイリがそう言うと、視線は悠月へ移る。
「あの私、お役目ばかりで、何かをしたいとか言うのは無くて、昨日も楽しかったですし。その連れて行ってもらえるだけで嬉しいです」
そう聞いて、皆が顔を見合わせる。
「歪んでいるわね。風夏ちゃんも一緒かしら?」
「ええ。おそらく」
その時、皆の中で何かが決まったようだ。
マイリに聞く。
「我がしもべ。百人。ご自由にお使いください。私の因子を入れた、同胞となっています」
マイリは満足そうに胸を張る。
片膝をつき、ひかえる彼女達。
その瞳はうるうるで、幾人かは俺を見て涙を流している。
あの方が、マイリ様の仰った我が主。
大天使ミカエル様。
ああっ。神々しくも美しい。
顔は普通だけど。
ちょっとお若すぎるけれど。
魂が震える。
ラウラ=ヴィンディ二十七歳。
彼女もまた救済された。
絶望の中で死を望んでいた。
光に包まれ、その時、ようやっと天に迎えられるのだと歓喜をした。
だけど、先達のベラ=ハモンド様からの状況説明。
「私たちの使命はモンスターの駆逐。私たちのような悲惨な者が出ないように、賜ったお力を行使し、世界に平和を」
「「「世界に平和を」」」
周りを見ると、見知った友人達もいた。
私たちは再び町に降り、破壊され荒廃した町を見た。
町の人数は、三分の一以下に減っていた。
わずか二週間程度。
一万人はいたはずなのに。
再び、あのおぞましい記憶が残る建物。
学校へと向かう。
記憶はあり、それが鎖のように胸を締め付ける。
だけど、高揚感と使命それが、体を突き動かす。
マイリ様や、お仲間が忙しく動き、浄化し救済をしていく。
それをお手伝いする。
そう。ほんの少し前は、私たちもこんな感じだった。
捕らえられ、強引に。
でも私たちは生まれ変わった。
新たなる仲間として、同胞となった百人。
浄化と癒やしで、町の人たちを救済する。
それを見た人たちは、奇跡だと言ってくれた。
役に立てる。
それが嬉しくて頑張る。
またほめられ、それが活力となる。
被害者の、閉じた心は、まどか様と言う方が中心に癒やし。
先ほどまで、自身に起きたことを理解し、悲しみ。殺されることを望んでいた人が、ひゃっはーと叫びながら走って行く。
まっまあ。元気だから良いのよね。
横にいた彩様から、お叱りを受けるまどか様。
そして、見事な癒やし手の伶菜様と悠月様。
聞けば千年の歴史が有り、沈んだ心をケアする方法も、秘伝とか奥義には記されていると。
そして、居られた。
ただそこに居られるだけで、圧倒的な存在感と神々しさ。
彼がふと、手を横に薙ぐだけで、すべてが浄化をされる。
光を失い、くすんでいた建物まで、息吹を取り戻すかのように。
そのお力はすさまじく、私たちは本当に必要なのかと落ち込むくらい。
そばに居る被害者が、光により意識を取り戻し、暴れると危惧したが、彼に向き祈り始める。
私たちにはわからなかったが、彼女達は光の中で神の救済を受けたらしい。
「生き残った者は選ばれし者、町のために尽力をする」
そう言って立ち上げる。
後で聞くと、身体の浄化と修復。
それと同時に副交感神経を活性化してうんぬんかんぬん。
そんな感じで、伶菜様に説明をされていた。
彼らや、他のハンター達は、人間離れした力で岩を投げている。
城のいくつかの場所で壁が崩れ、通路を塞いでいた。
場所が狭く困っていたら、彼らやって来た。
百キロ近くの石をひょいと持ち上げ投げる。
それを下に居る人が受け止め、積んでいく。
そんな光景は、町の到る所で見られ、路上にあった車もハンターが一人で移動させ傍らに並べていく。
あっという間に、町が復旧をして行く。
そうして彼らは、仕事が終わり帰っていく。
竜司様達も、帰られる。
その前に、「この地方は君達に任せた」そう命令をされ、皆様と消えていった。
「そうね。ここからの復旧は私たちの勤め」
私たちは、町中へ散らばっていく。
「あー補習」
「そうね。遊んでいたわけじゃないのに」
「せっかくの土日が」
仕事を受け、休んだために補習を受ける。
一人、悠月は喜んでいた。
一緒の登下校。
夢見た青春の一ペイジ。
むろん周りには、多数いるが気にしない。
だが補習は必要ない。
そう思ったのは、生徒だけではなく。先生もそう思ったようだ。
「えー補習だ。此処に夕方までの授業範囲を積んでおく。最後に小テストがあるので解いておけ。そして夕方までは学校から出るな。ではまた夕方顔を出す。それまでは先生を探すな。いいな」
そう言って先生は、教室を出て行く。
むろん、そんな物は一時間もあればすべて終わる。
学校の門は閉まっているが、関係ない。
流石に姿を見られるとまずいので、少し遠くに遊びに行く。
伶菜が見たがっていた奥入瀬渓谷を少し巡り、まどかがせがむので、北海道へ飛ぶ。
今回は、スープカレーを巡る。
いや二軒で充分。
彩がせがむので、ゲーセンとカラオケ。
夕方には教室へ戻る。
先生に、スープカレーセットをお土産に渡す。
「昨日貰ったのは、あれだよな修学旅行時の残りだよな」
そう念押ししながら、また放置。
「今日は何処へ行く?」
「今日はね……」
「ちょっと待ちなさい。昨日は私たちのお願いだったから、マイリと悠月がなにも言って居ないじゃ無い」
伶菜がそう言うと、それもそうねという感じで、皆が悠月達を見る。
「私は別に。望みはないわ」
マイリがそう言うと、視線は悠月へ移る。
「あの私、お役目ばかりで、何かをしたいとか言うのは無くて、昨日も楽しかったですし。その連れて行ってもらえるだけで嬉しいです」
そう聞いて、皆が顔を見合わせる。
「歪んでいるわね。風夏ちゃんも一緒かしら?」
「ええ。おそらく」
その時、皆の中で何かが決まったようだ。
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