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第4章 少しずつ変わって行く世界
第16話 世界の流れと思惑
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「はい。毎度おなじみ、お昼のニュースです。本日未明。アメリカ並びにヨーロッパ。アラブ。アジアの主要国において、世界ダンジョン&モンスター対策協会発足が宣言されました。発表された内容は、協会所属各国による推薦を受けて認められた対策チームは、世界ダンジョン対策協会発行のタグを持つことで、加入国への入国手続きなどの面倒ごとから解放される特典を付与する。さらに作戦対象国において軍の協力も得られるとなっています。なお詳細については、今回の各大陸同時モンスター氾濫を受けて、緊急措置的に発足した為、細かい規定は今から定めるとの事です」
アナウンサーの所へ、追加資料が持ち込まれる。
一瞥し、驚くアナウンサー。
「先ほどのニュースにおいて、追加情報が公開されました。現時点で、承認を受けたチームは、日本の『株式会社 特別指定外来種対策会社』。社長は、神崎一司(かんざきかずし)氏 24歳との事です。他のチームは、実績に差がありすぎて選考中…… との事です。そのほかにも、ダンジョン攻略についての朗報が、アメリカから発表されています。内容は対モンスター用の特別弾の開発に成功をしたとのことです。これは明るいニュースですね。量産が待ち遠しい所です。以上、お昼のニュースでした」
テレビをぼーっと見ていた俺は、自分の名前を聞いて、盛大にビールを吹き出した。口からどころか、鼻からも…… すごくしみる。
げはげはと言っていると、美月が能天気にやって来た。
「どうしたの? これ」
美月がテーブルの上の惨劇を見て、驚いている。
「ああ、ニュースを見て吹いた」
「ニュース?」
「本日開催された世界陸上選手権で、100mがとうとう5秒台に入りました。ダンジョンができてから、じわじわとタイムが縮んできており、ダンジョンでのトレーニングにより、今まで限界と言われる数値をどんどん人類が超えています。これは、今までになかったような画期的であり革新。人類が、新しい時代へと足を踏み入れたと、言えるのではないでしょうか? どうでしょうか?」
「そうですね。短距離だけではなく、すべての能力に上昇が見えてきております。人類の革新と言って問題が無いと思います。ただ、器具を使う円盤投げや、やり投げでは身体能力だけではなく、違う能力を使う選手が出始めて、競技にならないとの話が出てきています」
「それは、いわゆる超能力というものでしょうか?」
「そうですね。一般的には魔法と言われています」
アナウンサーは、どっちでもいいじゃんと言う顔をしている。
「魔法ですか?」
「そうです。一時期は、ダンジョン内のみ使用可能だった能力が、今は、外で普通に使えていますから、そういう物をコントロールできる能力を持った選手が出てきても、おかしくありません」
アナウンサーは、ちょっと考え、にまっと笑うと、
「それでも、言ってしまえば個人の能力ですよね」
どや顔を決めるアナウンサー。
「そうですよね。ですからここで、一度競技内容をすべてを決めなおすという、必要もあるかと思います」
「まーあ、大変ね」
美月がそんなことには、興味ないと言う感じで返事をする。
「他人事のように言っているが、家の連中。全員こんな数字ぶっちぎっているだろう」
一司は、ため息を一つつき。
「じゃなくて、俺が見ていたのは、別のニュースだ。世界ダンジョン&モンスター対策協会発足だってよ。話は聞いていたが、現時点で指名された対策チームは、うちだけだとテレビで言っていた」
「それにしては、静かね」
美月にそう言われて、ふと思い出す、一司。
「そう言えば。会社登録の時に、引いた電話どうしたっけ?」
「前の家で契約して、外して…… こっちへ来てから、電話引いていないんじゃない?」
「…………」
二人とも顔を見合わす。
「忘れていたな」
「良いんじゃない? どうせ大事な連絡は、謎アプリで来るんでしょ」
「まあな。そう言えば、会社の住所も前のままだな」
「そうね。と、いうことは用事のある人皆、あの空き地に集まっているのかしら?」
俺たちは、思わず顔を見合わせる。
まあ放って置けば良いかとなった。
そして、俺はビールで濡れたテーブルを拭く。
そして当然だが、新社屋建設中の現場には、各方面から人が集まっていた。
「どうなっている? 電話をしてもずっと呼び出し。登記住所に来ても、工事中。会社じゃないのか? 普通、仮事務所ならどこかに、表示とかするだろう」
「がせ、じゃないんですか?」
「そんなはずは…… 無いだろう。たぶん。同じ名前の、別会社とかではないよな」
ビールを入れなおして来た。鼻はまだ痛い。
「そういや、玲己はどうした?」
「まだ、寝込んでいるんじゃない?」
「いくら言っても、堪えすぎじゃないのか?」
それを聞いて美月は、やれやれと言う感じで、
「……あのね、一司。分かっていないようだから、説明するとね。今のあなたとエッチすると、繋がっている間ずっと多幸感と快楽が来るのは良いけれど、ついでに謎のエネルギーとそれによって、体が作り変えられる感覚が来るの。もう、細胞レベルで分解されて、構築されなおすような感じ? すごく痛いの。でもそれと一緒に、強力な快楽が来るから究極のSM? あっ、よだれが出ちゃった」
そう言って口の縁を、袖で拭う。
「おう、そうか。それにやられて、玲己は動けないと」
うんうん、と頷く美月。
「まあ、あの子初めてだったみたいだから、体と一緒に、脳みそ溶けちゃったかも」
美月の話を聞いて、俺はあー細胞レベルで分解されるって覚えがあるなぁ。2回目のクリスタルの時だ。管理者のクリスタルを取り込んで、死ぬかと思ったな。でも快楽はなかったよな。でも……あると、男は地獄だな。主にダンジョンからの帰りが……。
俺はゲートを使うけれど、普通は電車。どべどべなズボンで、あれの匂いをまき散らしながら電車へ乗る? だめだな想像するだけで、逮捕事案一直線だよな。
俺が、そんな馬鹿な妄想をしている時、美月は思い出す。
むろん言葉には出さないが、情報としてはやばい物。
それにね、繋がっていると、別の意識も流れ込んでくるのよね。
あれは、本来の管理者の意識。一司が、きっと抑えているんだろうけれど、一度、星を再構築してやり直せって…… 玲己があれに引っ張られると、面倒だから様子を見に行くか。うーん? いや、もう一回。
一司にとどめを文字通り刺してもらった方が良いのかしら? あれ、でもあの子の持っているのって、訳知り顔の竜だったはず。何かをきっと知っている。
ならフレイヤちゃんを、くすぐってこようかしら?
よし。一司に迎えエッチを玲己にしてもらって、その間にフレイヤちゃんを問い詰めよう。
「ねえ、一司。玲己を見に行って体調悪そうなら、もう一回じっくりとエネルギー注入してあげて。体が出来上がればきっと…… たぶん大丈夫になるから。中途半端は駄目だからね」
管理者2回目の変化分を、俺が与えているのか。フレイヤが何か言っていたな、魔素が足りないと体がまずいって。でも玲己は今ダンジョン側だから問題ないってことだろう? 変化不足か。仕方がない。なんか癪だが、今回は美月の言うとおりにしてみるか。
完全な変化ねえ。
アナウンサーの所へ、追加資料が持ち込まれる。
一瞥し、驚くアナウンサー。
「先ほどのニュースにおいて、追加情報が公開されました。現時点で、承認を受けたチームは、日本の『株式会社 特別指定外来種対策会社』。社長は、神崎一司(かんざきかずし)氏 24歳との事です。他のチームは、実績に差がありすぎて選考中…… との事です。そのほかにも、ダンジョン攻略についての朗報が、アメリカから発表されています。内容は対モンスター用の特別弾の開発に成功をしたとのことです。これは明るいニュースですね。量産が待ち遠しい所です。以上、お昼のニュースでした」
テレビをぼーっと見ていた俺は、自分の名前を聞いて、盛大にビールを吹き出した。口からどころか、鼻からも…… すごくしみる。
げはげはと言っていると、美月が能天気にやって来た。
「どうしたの? これ」
美月がテーブルの上の惨劇を見て、驚いている。
「ああ、ニュースを見て吹いた」
「ニュース?」
「本日開催された世界陸上選手権で、100mがとうとう5秒台に入りました。ダンジョンができてから、じわじわとタイムが縮んできており、ダンジョンでのトレーニングにより、今まで限界と言われる数値をどんどん人類が超えています。これは、今までになかったような画期的であり革新。人類が、新しい時代へと足を踏み入れたと、言えるのではないでしょうか? どうでしょうか?」
「そうですね。短距離だけではなく、すべての能力に上昇が見えてきております。人類の革新と言って問題が無いと思います。ただ、器具を使う円盤投げや、やり投げでは身体能力だけではなく、違う能力を使う選手が出始めて、競技にならないとの話が出てきています」
「それは、いわゆる超能力というものでしょうか?」
「そうですね。一般的には魔法と言われています」
アナウンサーは、どっちでもいいじゃんと言う顔をしている。
「魔法ですか?」
「そうです。一時期は、ダンジョン内のみ使用可能だった能力が、今は、外で普通に使えていますから、そういう物をコントロールできる能力を持った選手が出てきても、おかしくありません」
アナウンサーは、ちょっと考え、にまっと笑うと、
「それでも、言ってしまえば個人の能力ですよね」
どや顔を決めるアナウンサー。
「そうですよね。ですからここで、一度競技内容をすべてを決めなおすという、必要もあるかと思います」
「まーあ、大変ね」
美月がそんなことには、興味ないと言う感じで返事をする。
「他人事のように言っているが、家の連中。全員こんな数字ぶっちぎっているだろう」
一司は、ため息を一つつき。
「じゃなくて、俺が見ていたのは、別のニュースだ。世界ダンジョン&モンスター対策協会発足だってよ。話は聞いていたが、現時点で指名された対策チームは、うちだけだとテレビで言っていた」
「それにしては、静かね」
美月にそう言われて、ふと思い出す、一司。
「そう言えば。会社登録の時に、引いた電話どうしたっけ?」
「前の家で契約して、外して…… こっちへ来てから、電話引いていないんじゃない?」
「…………」
二人とも顔を見合わす。
「忘れていたな」
「良いんじゃない? どうせ大事な連絡は、謎アプリで来るんでしょ」
「まあな。そう言えば、会社の住所も前のままだな」
「そうね。と、いうことは用事のある人皆、あの空き地に集まっているのかしら?」
俺たちは、思わず顔を見合わせる。
まあ放って置けば良いかとなった。
そして、俺はビールで濡れたテーブルを拭く。
そして当然だが、新社屋建設中の現場には、各方面から人が集まっていた。
「どうなっている? 電話をしてもずっと呼び出し。登記住所に来ても、工事中。会社じゃないのか? 普通、仮事務所ならどこかに、表示とかするだろう」
「がせ、じゃないんですか?」
「そんなはずは…… 無いだろう。たぶん。同じ名前の、別会社とかではないよな」
ビールを入れなおして来た。鼻はまだ痛い。
「そういや、玲己はどうした?」
「まだ、寝込んでいるんじゃない?」
「いくら言っても、堪えすぎじゃないのか?」
それを聞いて美月は、やれやれと言う感じで、
「……あのね、一司。分かっていないようだから、説明するとね。今のあなたとエッチすると、繋がっている間ずっと多幸感と快楽が来るのは良いけれど、ついでに謎のエネルギーとそれによって、体が作り変えられる感覚が来るの。もう、細胞レベルで分解されて、構築されなおすような感じ? すごく痛いの。でもそれと一緒に、強力な快楽が来るから究極のSM? あっ、よだれが出ちゃった」
そう言って口の縁を、袖で拭う。
「おう、そうか。それにやられて、玲己は動けないと」
うんうん、と頷く美月。
「まあ、あの子初めてだったみたいだから、体と一緒に、脳みそ溶けちゃったかも」
美月の話を聞いて、俺はあー細胞レベルで分解されるって覚えがあるなぁ。2回目のクリスタルの時だ。管理者のクリスタルを取り込んで、死ぬかと思ったな。でも快楽はなかったよな。でも……あると、男は地獄だな。主にダンジョンからの帰りが……。
俺はゲートを使うけれど、普通は電車。どべどべなズボンで、あれの匂いをまき散らしながら電車へ乗る? だめだな想像するだけで、逮捕事案一直線だよな。
俺が、そんな馬鹿な妄想をしている時、美月は思い出す。
むろん言葉には出さないが、情報としてはやばい物。
それにね、繋がっていると、別の意識も流れ込んでくるのよね。
あれは、本来の管理者の意識。一司が、きっと抑えているんだろうけれど、一度、星を再構築してやり直せって…… 玲己があれに引っ張られると、面倒だから様子を見に行くか。うーん? いや、もう一回。
一司にとどめを文字通り刺してもらった方が良いのかしら? あれ、でもあの子の持っているのって、訳知り顔の竜だったはず。何かをきっと知っている。
ならフレイヤちゃんを、くすぐってこようかしら?
よし。一司に迎えエッチを玲己にしてもらって、その間にフレイヤちゃんを問い詰めよう。
「ねえ、一司。玲己を見に行って体調悪そうなら、もう一回じっくりとエネルギー注入してあげて。体が出来上がればきっと…… たぶん大丈夫になるから。中途半端は駄目だからね」
管理者2回目の変化分を、俺が与えているのか。フレイヤが何か言っていたな、魔素が足りないと体がまずいって。でも玲己は今ダンジョン側だから問題ないってことだろう? 変化不足か。仕方がない。なんか癪だが、今回は美月の言うとおりにしてみるか。
完全な変化ねえ。
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