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第七局【新人王編】
13巡目◉合宿
しおりを挟む今日は新人王戦予選。新人プロに最初に訪れるチャンスがこの新人王というタイトルだ。当たり前だがベテランプロは参加してないしアマチュアもいない。新人(とは言ってもプロ入り5年までは新人王になるまで参加可能)しか参加してないタイトルでありながらそれなりに注目されるし、賞金も出るし、他タイトルへのシード権も手に入る。かなりおいしい大会だと言える。
この大会に向けて大学生組は佐藤家に合宿のように集まって少しずつ仮眠を取りながら当日の朝まで特訓していた。脳の働きはしっかり寝た寝起きよりも使い続けている最中の方がいい。車のエンジンのようなものだ。休ませるより使い続けてる時の方がいい。
「じゃあ行ってらっしゃい。3人とも頑張って優勝するのよ」とユウが言う。アマチュアのユウはこの大会には出られないから見送るだけだ。
「無理言わないで。優勝は1人しかしないものよ」
「そうか」
「でも、予選落ちだけはしないように頑張ろう」
新人王戦は予選を半荘4回で行い。上位16名が別日の準決勝へと進み準決勝卓は半荘2回でトータル1位が勝ち上がり。決勝戦は準決勝の各卓トップが半荘3回やる仕組みだ。
はっきり言ってほとんどの人は予選落ちする。毎年100人以上が参加する大会なのである。しかし、この新人王戦で成田メグミは2度の準優勝をしているのだから成田の実力も侮れない。
「じゃあ行ってきます!」
3人は佐藤家から出発した。いざ、新人王戦へ!
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