私は、親友の女騎士が心配なんです

 城内の食堂で調理補助として働くシェリルは、最近になり前世というのを思い出した。

 思い出したからといって生活は何も変わらない。だけど、気がかりができてしまった。それは幼い頃からの友達、今は騎士として働いているカレンの事だ。

 騎士なんて一番怪我をするし有事の際には命が危険に晒される。

 そんな事は、当たり前だ。でも、平和な前世を思い出してしまった私は、彼女が心配で仕方がないのだ。

「シェリー!また来てくれたの?」
「ええ、飲み物作ってきたわ」

 友達が心配で頻繁に顔を出す私が、怖いイケメン騎士様にロックオンされてしまったお話である。


間が空いてしまいましたが、完結しました。山も谷もないかもしれませんが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
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