5 / 6
転校生、非王道につき
しおりを挟む
生徒会の仕事を片付けていたらいつの間にか昼休みになっていた。
ちなみに転校生を送り届けた副会長は何やら彼に心酔している様子で会計もあの副会長が惚れるなんて……!?と興味を持ち、書記は相変わらず何を考えているか分からなかったが無表情で「俺も…………いく……」と言ったので全員で食堂に行くことになった。
何事もなく食堂についた俺たちは躊躇いなく食堂の扉を開ける。
刹那、鳴り響く歓声。芸能人でも見てるのかというレベルの歓声に耳を塞ぎたくなった。
「あ……!誠!」
そんな中副会長が転校生を見つけたらしくぱあっと顔を輝かせて駆け出していく。転校生は誠と言うのか。……それにしても、あんな顔の副会長は初めて見た。それは他の生徒会メンバーも同様で目を瞬かせている。
副会長が駆け寄った先にいる見慣れない人物に目を向ける。俺は目を見開いた。
目までかかるもじゃもじゃの髪、そして分厚い眼鏡。
……同性同士の恋愛にあれこれ口を出す気は微塵もないが、流石にあれはどうなんだ?
俺の気持ちを代弁するように会計の八城はうへーという顔をして呟いた。
「須藤ちゃんが好きな相手だって言うからどんな奴かと思ってきてみれば……何あれ趣味悪すぎでしょ…。」
須藤というのは副会長の名前だ。須藤 梓。いつも胡散臭い笑みを絶やさない腹黒野郎だったが、そいつが今は誠という転校生に照れくさそうに話しかけている。
愉快犯の双子はもちろん、八城も興味津々で転校生に近づいていく。俺もそれに続いた。
「「ねえねえ!君って今日転校してきた子でしょ?お名前なんて言うの?」」
双子が転校生にずいっと近寄って愛嬌のある笑みを浮かべる。大抵の奴は頬を赤く染めたりするのだが転校生はうんともすんともいわない無表情。
「……俺の名前を聞きたいなら先に名乗るのが礼儀では?」
凛とした低い声が聞こえた。だが低いにもかかわらずその声は良く通る。声はいいな、須藤はこの声にやられたのか……?と首を捻った。
「あ!そうだよね!ごめんね!紹介するよ!俺は大和 翔!」
「俺は大和 新!」
「「生徒会の庶務をやってるよ!よろしくね!転校生くん!」」
ウィンクして自己紹介をする双子に親衛隊は色めき立つ。だが転校生はやはり無表情だった。確かにこれは、今までのやつとは一味違うな。
「ああ、ご丁寧にどうも……俺は今日転校してきた田澤 誠だ。」
「誠くんかー。じゃあそんな誠くんにクイズだよ!」
双子がその場でクルクルと回り始めた。これはいつも初めて会う人間にやる恒例のクイズだ。
「「どっちがどっちでしょークイズ!」」
そう言って双子はじゃーんと手を上げる。ちなみに俺はさっぱり分からない。こいつらは基本ペアで行動しているので見分けをつける必要はないかという思考放棄をしたためである。
誠は少し考える素振りを見せてから指を指す。
「こっちが新でこっちが翔だろ?」
双子はきょとんとした表情をしてからキラキラした表情を見せる。
「えー!すごい!正解だよ!」
「凄いね転校生くん!」
「あ、でもまぐれかも?」
「まぐれかもね?もう1回!」
どうやら正解だったらしい。だが2分の1だ。まぐれの可能性は大いにある。双子はこの後も何度も転校生にクイズを出した。
転校生は全て正解。……凄いな転校生。どこで見分けてるんだ。俺には無理だ。
「「わあー!俺達のことを見分けてくれる人に会ったのは初めてだよ!誠くん……気に入っちゃった。」」
そう言って双子は両サイドから抱きつき両頬にキスをする。親衛隊の悲鳴が木霊した。まさか副会長に続き双子まで……これは予想外だ。
「へえー君凄いね、俺もちょっと興味湧いてきたな。どう?今夜俺の部屋で良いことしない?」
八城が興味津々で転校生の顔をじーっと見つめる。転校生は八城の放った言葉に顔をこれでもかというくらい歪めた。
「はあ?お断りだ。誰が男なんかと。俺の見えないところで勝手にやってろ。」
こいつまさか、ノンケか……!?
俺は数少ないノンケ仲間を思わぬ形で見つけてしまい、1人感動に打ち震えていた。八城はプルプルと震えだし、耐えきれなかったのか噴き出す。そしてケタケタと笑った。
「あっはっは!面と向かってここまで言われたのは初めてだよ!もしかして君、ノンケかな?いいね、俺もノンケには手を出したこと無いんだ。俄然興味が湧いてきたよ。」
そう言って八城は転校生の顎を掴み、呆気に取られている転校生を無視してその唇にキスをした。
食堂は怖いくらいシン……と静まり返った、と思った瞬間阿鼻叫喚。悲鳴が響き出す。
「はっ……会長じゃなくて、会計がキスした……!?王道くんの性格から大体察してたけどやっぱり非王道じゃないかっっぐっおおお滾る……!!」
突如、俺の下から気持ちの悪い唸り声が聞こえてきて驚きで体が強ばった。なんだ……!?と思いそちらに視線を向けるとそこにははあはあと鼻息を荒くし、眼をかっぴらいて転校生にカメラを向ける小柄な生徒。
俺はスっと視線を逸らした。
あれは俗に言う腐男子というやつだ。昔あの類に絡まれたことがあるがろくな事になった覚えがない。やれ受けだのやれ攻めだの男の恋愛を見ることを嗜好とする人間だ。俺には到底理解できない……。
ふと見るといつの間にか転校生は書記にも抱きつかれていた。どうやら全員に気にいられてしまったらしい。これは…………すごいな……。俺も異性愛者同士是非仲良くしたいなんて心持ちで転校生の前に立つ。
「おい、転校生。俺はこの学園の生徒会長の天堂 雅だ。何か困ったことがあれば生徒会か風紀に相談しろ。以上だ。」
「あれっっっ会長様キスは!?!?キスはあ!?!?くっそう会長も非王道なのか!?」
「ちょっと会長ー固すぎでしょー今は昼休み中だよーちょっとは仕事モードお休みしなよ。」
「「そうだよー頭でっかち会長ー。」」
双子と会計と腐男子が何か言っているようだが無視。俺と転校生はじっと見つめ合う。眼鏡から覗く切れ長の瞳にすっと通った鼻筋。……あれ、こいつ、眼鏡とって髪を整えたらイケメンなんじゃないか?
……訳ありって奴か。まあ俺には関係の無いことだ。
「へえ、この学園まともな奴もいたんだな。俺は田澤 誠。何かあったらその時は頼む。」
転校生は立ち上がって俺に握手を求めてきた。座っていたので分からなかったが身長は俺よりも少し低いくらいで平均よりはだいぶ高い。俺は差し出された手を握って笑みを浮かべた。
「ああ、よろしく。」
転校生は俺にも笑みを返してきた。親衛隊は文句を言っているが、俺は数少ないノンケ仲間に結構良い第一印象が残せたのではないかと満悦した。
そんな俺は、転校生に気を取られているあまり後ろから迫り来る風紀委員長に気づけなかった。
いきなり肩をぐいっと引かれた俺はバランスを崩して誰かの胸の中にすぽっと収まる。誰だ、と上を見あげると俺が今1番会いたくなかった顔。
「随分、楽しそうじゃないか。」
柊が、俺を見てそう言った。
さあ、と顔が青ざめていくのが分かった。柊は微笑みを浮かべる。周りからきゃあ、という声がいくつも聞こえた。だがそれは今の錯乱している俺の耳には入らない。
混乱している俺の腕を柊が掴み俺は皆の前から連れ去られる。
あ、あれ、なんだかこれ、デジャヴでは……っ
「お、おい!どこ行くつもりなんっ……」
「黙って着いてこい。…………酷くされたくなかったらな。」
ボソリとそう呟いた柊に、俺は口を噤むしか無かった。そして俺はまたもや柊に連れ去られてしまったのだった。
ちなみに転校生を送り届けた副会長は何やら彼に心酔している様子で会計もあの副会長が惚れるなんて……!?と興味を持ち、書記は相変わらず何を考えているか分からなかったが無表情で「俺も…………いく……」と言ったので全員で食堂に行くことになった。
何事もなく食堂についた俺たちは躊躇いなく食堂の扉を開ける。
刹那、鳴り響く歓声。芸能人でも見てるのかというレベルの歓声に耳を塞ぎたくなった。
「あ……!誠!」
そんな中副会長が転校生を見つけたらしくぱあっと顔を輝かせて駆け出していく。転校生は誠と言うのか。……それにしても、あんな顔の副会長は初めて見た。それは他の生徒会メンバーも同様で目を瞬かせている。
副会長が駆け寄った先にいる見慣れない人物に目を向ける。俺は目を見開いた。
目までかかるもじゃもじゃの髪、そして分厚い眼鏡。
……同性同士の恋愛にあれこれ口を出す気は微塵もないが、流石にあれはどうなんだ?
俺の気持ちを代弁するように会計の八城はうへーという顔をして呟いた。
「須藤ちゃんが好きな相手だって言うからどんな奴かと思ってきてみれば……何あれ趣味悪すぎでしょ…。」
須藤というのは副会長の名前だ。須藤 梓。いつも胡散臭い笑みを絶やさない腹黒野郎だったが、そいつが今は誠という転校生に照れくさそうに話しかけている。
愉快犯の双子はもちろん、八城も興味津々で転校生に近づいていく。俺もそれに続いた。
「「ねえねえ!君って今日転校してきた子でしょ?お名前なんて言うの?」」
双子が転校生にずいっと近寄って愛嬌のある笑みを浮かべる。大抵の奴は頬を赤く染めたりするのだが転校生はうんともすんともいわない無表情。
「……俺の名前を聞きたいなら先に名乗るのが礼儀では?」
凛とした低い声が聞こえた。だが低いにもかかわらずその声は良く通る。声はいいな、須藤はこの声にやられたのか……?と首を捻った。
「あ!そうだよね!ごめんね!紹介するよ!俺は大和 翔!」
「俺は大和 新!」
「「生徒会の庶務をやってるよ!よろしくね!転校生くん!」」
ウィンクして自己紹介をする双子に親衛隊は色めき立つ。だが転校生はやはり無表情だった。確かにこれは、今までのやつとは一味違うな。
「ああ、ご丁寧にどうも……俺は今日転校してきた田澤 誠だ。」
「誠くんかー。じゃあそんな誠くんにクイズだよ!」
双子がその場でクルクルと回り始めた。これはいつも初めて会う人間にやる恒例のクイズだ。
「「どっちがどっちでしょークイズ!」」
そう言って双子はじゃーんと手を上げる。ちなみに俺はさっぱり分からない。こいつらは基本ペアで行動しているので見分けをつける必要はないかという思考放棄をしたためである。
誠は少し考える素振りを見せてから指を指す。
「こっちが新でこっちが翔だろ?」
双子はきょとんとした表情をしてからキラキラした表情を見せる。
「えー!すごい!正解だよ!」
「凄いね転校生くん!」
「あ、でもまぐれかも?」
「まぐれかもね?もう1回!」
どうやら正解だったらしい。だが2分の1だ。まぐれの可能性は大いにある。双子はこの後も何度も転校生にクイズを出した。
転校生は全て正解。……凄いな転校生。どこで見分けてるんだ。俺には無理だ。
「「わあー!俺達のことを見分けてくれる人に会ったのは初めてだよ!誠くん……気に入っちゃった。」」
そう言って双子は両サイドから抱きつき両頬にキスをする。親衛隊の悲鳴が木霊した。まさか副会長に続き双子まで……これは予想外だ。
「へえー君凄いね、俺もちょっと興味湧いてきたな。どう?今夜俺の部屋で良いことしない?」
八城が興味津々で転校生の顔をじーっと見つめる。転校生は八城の放った言葉に顔をこれでもかというくらい歪めた。
「はあ?お断りだ。誰が男なんかと。俺の見えないところで勝手にやってろ。」
こいつまさか、ノンケか……!?
俺は数少ないノンケ仲間を思わぬ形で見つけてしまい、1人感動に打ち震えていた。八城はプルプルと震えだし、耐えきれなかったのか噴き出す。そしてケタケタと笑った。
「あっはっは!面と向かってここまで言われたのは初めてだよ!もしかして君、ノンケかな?いいね、俺もノンケには手を出したこと無いんだ。俄然興味が湧いてきたよ。」
そう言って八城は転校生の顎を掴み、呆気に取られている転校生を無視してその唇にキスをした。
食堂は怖いくらいシン……と静まり返った、と思った瞬間阿鼻叫喚。悲鳴が響き出す。
「はっ……会長じゃなくて、会計がキスした……!?王道くんの性格から大体察してたけどやっぱり非王道じゃないかっっぐっおおお滾る……!!」
突如、俺の下から気持ちの悪い唸り声が聞こえてきて驚きで体が強ばった。なんだ……!?と思いそちらに視線を向けるとそこにははあはあと鼻息を荒くし、眼をかっぴらいて転校生にカメラを向ける小柄な生徒。
俺はスっと視線を逸らした。
あれは俗に言う腐男子というやつだ。昔あの類に絡まれたことがあるがろくな事になった覚えがない。やれ受けだのやれ攻めだの男の恋愛を見ることを嗜好とする人間だ。俺には到底理解できない……。
ふと見るといつの間にか転校生は書記にも抱きつかれていた。どうやら全員に気にいられてしまったらしい。これは…………すごいな……。俺も異性愛者同士是非仲良くしたいなんて心持ちで転校生の前に立つ。
「おい、転校生。俺はこの学園の生徒会長の天堂 雅だ。何か困ったことがあれば生徒会か風紀に相談しろ。以上だ。」
「あれっっっ会長様キスは!?!?キスはあ!?!?くっそう会長も非王道なのか!?」
「ちょっと会長ー固すぎでしょー今は昼休み中だよーちょっとは仕事モードお休みしなよ。」
「「そうだよー頭でっかち会長ー。」」
双子と会計と腐男子が何か言っているようだが無視。俺と転校生はじっと見つめ合う。眼鏡から覗く切れ長の瞳にすっと通った鼻筋。……あれ、こいつ、眼鏡とって髪を整えたらイケメンなんじゃないか?
……訳ありって奴か。まあ俺には関係の無いことだ。
「へえ、この学園まともな奴もいたんだな。俺は田澤 誠。何かあったらその時は頼む。」
転校生は立ち上がって俺に握手を求めてきた。座っていたので分からなかったが身長は俺よりも少し低いくらいで平均よりはだいぶ高い。俺は差し出された手を握って笑みを浮かべた。
「ああ、よろしく。」
転校生は俺にも笑みを返してきた。親衛隊は文句を言っているが、俺は数少ないノンケ仲間に結構良い第一印象が残せたのではないかと満悦した。
そんな俺は、転校生に気を取られているあまり後ろから迫り来る風紀委員長に気づけなかった。
いきなり肩をぐいっと引かれた俺はバランスを崩して誰かの胸の中にすぽっと収まる。誰だ、と上を見あげると俺が今1番会いたくなかった顔。
「随分、楽しそうじゃないか。」
柊が、俺を見てそう言った。
さあ、と顔が青ざめていくのが分かった。柊は微笑みを浮かべる。周りからきゃあ、という声がいくつも聞こえた。だがそれは今の錯乱している俺の耳には入らない。
混乱している俺の腕を柊が掴み俺は皆の前から連れ去られる。
あ、あれ、なんだかこれ、デジャヴでは……っ
「お、おい!どこ行くつもりなんっ……」
「黙って着いてこい。…………酷くされたくなかったらな。」
ボソリとそう呟いた柊に、俺は口を噤むしか無かった。そして俺はまたもや柊に連れ去られてしまったのだった。
21
お気に入りに追加
101
あなたにおすすめの小説
同室の奴が俺好みだったので喰おうと思ったら逆に俺が喰われた…泣
彩ノ華
BL
高校から寮生活をすることになった主人公(チャラ男)が同室の子(めちゃ美人)を喰べようとしたら逆に喰われた話。
主人公は見た目チャラ男で中身陰キャ童貞。
とにかくはやく童貞卒業したい
ゲイではないけどこいつなら余裕で抱ける♡…ってなって手を出そうとします。
美人攻め×偽チャラ男受け
*←エロいのにはこれをつけます
実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…
彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜??
ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。
みんなから嫌われるはずの悪役。
そ・れ・な・の・に…
どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?!
もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣)
そんなオレの物語が今始まる___。
ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️
第12回BL小説大賞に参加中!
よろしくお願いします🙇♀️
ワクワクドキドキ王道学園!〜なんで皆して俺んとこくんだよ…!鬱陶しいわ!〜
面倒くさがり自宅警備員
BL
気だるげ無自覚美人受け主人公(受け)×主要メンバーのハチャメチャ学園ラブコメディ(攻め)
さてさて、俺ことチアキは世間でいうところの王道学園に入学しました〜。初日から寝坊しちゃって教師陣から目をつけられかけたけど、楽しい毎日を送っています!(イエイ★)だけど〜、なんでかしらねけど、生徒会のイケメンどもに認知されているが、まあそんなことどうだっていいっか?(本人は自分の美貌に気づいていない) 卒業まで自由に楽しく過ごしていくんだ〜!お〜!...ってなんでこんなことになってんだよーーーーー!!(汗)
------------------
〇本作は全てフィクションです。
〇処女作だからあんまり強く当たんないでねーー!汗
真面目系委員長の同室は王道転校生⁉~王道受けの横で適度に巻き込まれて行きます~
シキ
BL
全寮制学園モノBL。
倉科誠は真面目で平凡な目立たない学級委員長だった。そう、だった。季節外れの王道転入生が来るまでは……。
倉科の通う私立藤咲学園は山奥に位置する全寮制男子高校だ。外界と隔絶されたそこでは美形生徒が信奉され、親衛隊が作られ、生徒会には俺様会長やクール系副会長が在籍する王道学園と呼ぶに相応しいであろう場所。そんな学園に一人の転入生がやってくる。破天荒な美少年の彼を中心に巻き起こる騒動に同室・同クラスな委員長も巻き込まれていき……?
真面目で平凡()な学級委員長が王道転入生くんに巻き込まれ何だかんだ総受けする青春系ラブストーリー。
一部固定CP(副会長×王道転入生)もいつつ、基本は主人公総受けです。
こちらは個人サイトで数年前に連載していて、途中だったお話です。
今度こそ完走させてあげたいと思いたってこちらで加筆修正して再連載させていただいています。
当時の企画で書いた番外編なども掲載させていただきますが、生暖かく見守ってください。
俺が総受けって何かの間違いですよね?
彩ノ華
BL
生まれた時から体が弱く病院生活を送っていた俺。
17歳で死んだ俺だが女神様のおかげで男同志が恋愛をするのが普通だという世界に転生した。
ここで俺は青春と愛情を感じてみたい!
ひっそりと平和な日常を送ります。
待って!俺ってモブだよね…??
女神様が言ってた話では…
このゲームってヒロインが総受けにされるんでしょっ!?
俺ヒロインじゃないから!ヒロインあっちだよ!俺モブだから…!!
平和に日常を過ごさせて〜〜〜!!!(泣)
女神様…俺が総受けって何かの間違いですよね?
モブ(無自覚ヒロイン)がみんなから総愛されるお話です。
お飾りは花だけにしとけ
イケのタコ
BL
王道学園で風紀委員長×生徒会長です
普通の性格なのに俺様と偽る会長に少しの出来事が起きる
平凡な性格で見た目もどこにでもいるような生徒の桃谷。
ある日、学園で一二を争うほどの人気である生徒会ほぼ全員が風紀委員会によって辞めさせられる事態に
次の生徒会は誰になるんだろうかと、生徒全員が考えている中、桃谷の元に理事長の部下と名乗る者が現れ『生徒会長になりませんか』と言われる
当然、桃谷は役者不足だと断るが……
生徒会長になった桃谷が様々な事に巻き込まれていくお話です
気づいて欲しいんだけど、バレたくはない!
甘蜜 蜜華
BL
僕は、平凡で、平穏な学園生活を送って........................居たかった、でも無理だよね。だって昔の仲間が目の前にいるんだよ?そりゃぁ喋りたくて、気づいてほしくてメール送りますよね??突然失踪した族の総長として!!
※作者は豆腐メンタルです。※作者は語彙力皆無なんだなァァ!※1ヶ月は開けないようにします。※R15は保険ですが、もしかしたらR18に変わるかもしれません。
嫌われものの僕について…
相沢京
BL
平穏な学校生活を送っていたはずなのに、ある日突然全てが壊れていった。何が原因なのかわからなくて気がつけば存在しない扱いになっていた。
だか、ある日事態は急変する
主人公が暗いです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる