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世界を楽しむ吸血少女
猛吹雪エリア
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翌日。私は、北の猛吹雪エリアに来ていた。鉱山エリアもほとんど探索を終えたので、次のアップデートに備えて、北の方も進めておきたいからだ。残りの鉱山の未探索部分は、鉱山の上などなので、平日の短い時間でも探索は出来ると思う。
猛吹雪エリアは、本当に強い吹雪で視界が確保出来ない。ただ、そんな吹雪の状況でも寒さはほぼない。【適応】の効果でこの環境に適応出来ているという事だと思う。服をいちいち着替えなくて良いのは本当に楽で良い。
「本当に何も見えないなぁ……【召喚・レイン】【召喚・エアリー】」
レインとエアリーを喚んで、吹雪対策をする。舞ってくる雪はレインが、風の方はエアリーが止めてくれる。これで、私達の周りを吹雪が避けていく事になる。私の【支配(水)】でも出来るけど、分担してくれると負担が減るから助かる。これで、私は攻撃に集中出来るしね。まぁ、戦闘もレイン達がやってくれるのだけど、多分、私が【神炎】で戦った方が楽だとは思う。北のモンスターは火に弱いから。
『平地が広がっています。特に何かがある感じはしませんね』
『雪の下にも特に何かあるって感じはないよ。全域は調べられてないから、絶対に何もないってわけじゃないけど』
「オッケー。そこら辺は探索して調べよう。平地の中に障害物は多い?」
『いえ、本当に開けた場所です』
「それじゃあ、エレクに乗って調べようか」
エレクを喚んで、レインとエアリーと一緒に乗る。私の前にレインが乗って、後ろにエアリーが乗るという形だ。エレクの速さでも二人なら対応出来るので、探索はスムーズに進む。その中で、モンスターの気配も当然する。【索敵】で感じる姿は狼のものだった。
出て来たのは、雪狼というモンスターが五匹だった。白い体毛の狼で、その身体は完全に凍結されている。雪にいるだけあって、氷結状態に耐性があるのか、まだ死んではいない。でも、凍結させているのは、レインなので普通に割る事も出来ないみたいだ。
エレクから降りて、一匹一匹吸血していく。凍ったままだから、若干冷たいけど、特に問題はなかった。四つのスキルを得られたけど、新しいスキルは【氷牙】しかなかった。
────────────────────
【氷牙】:牙での攻撃に氷属性が追加される。
────────────────────
噛んだ相手を凍結させられるみたいなものかな。【炎牙】とは正反対の属性って感じかな。【炎牙】よりも使い勝手が良さそうだ。
雪狼を倒してから、エレクに乗り探索を続ける。そして、次に遭遇したモンスターは、レイン達では拘束出来ない霊体のモンスターだった。姿は、雪の結晶のような感じだ。大きさは顔と同じくらいだ。名前は雪の結晶霊。
空中に浮いているので、エレクから降りるのと同時に【電光石火】で移動し【慣性制御】を使って背後で止まる。そして、そのまま雪の結晶霊を食べる。霊体のモンスターでも、【精霊体】である私なら触れられるし、こうして噛む事も出来る。そのまま吸血が発動して、雪の結晶霊を飲み込んだ。小さな霊体系モンスターなら、こうしてすぐに食べる事が出来るので、相手からしたら、私は天敵となる。
さらに近づいてくるモンスターがいたけど、そっちは実体を持つモンスターだったので、レインが拘束した。二メートル以上でがっしりとした体格をしている鬼だった。名前は雪鬼。
レインによって凍結させられているので、そのまま吸血で倒す。
本当に精霊達がいると、吸血が楽で良い。本来だったら、自分で抑えつけるか、振りほどかれないようにしないといけないから。
そんな風に猛吹雪エリアを探索しながら吸血を進めていき、【暗闇の魔眼】【吸精】【冷血】を手に入れた。
────────────────────
【暗闇の魔眼】:MPを消費して、見た対象を暗闇状態にする。控えでも効果を発揮する。
【吸精】:触れた相手からMPを吸収する。控えでも効果を発揮する。
【冷血】:血液の温度を下げ、凍結させる事が出来る。控えでも効果を発揮する。
────────────────────
魔眼が増えたのとMP回復手段が増えた。触れていないと効果を発揮出来ないけど、吸血する時は基本的に触れているので、その時にMPを吸える。MPの回復手段が豊富になっていくので、本当にMPを気にしないで良いようになってきた。それに、血液関係のスキルも手に入れたけど、硬質化も出来るので凍結させる理由が、ほぼない。温度を下げる効果は、恐らく自分の血か触れている血に限定されると思うから、相手の血の温度を下げられるかどうかは分からない。
そこからはモンスターとの戦闘をしながら探索を続けていく。そこで分かった事と言えば、猛吹雪エリアが本当に何もない平地だということ。街の姿も見えないし、エアリーもレインも何も感じないと言っていた。エレクの速度のおかげで、マッピングは完了してボスエリアの場所も分かったけど、それだけにこのエリアを怪しいと思ってしまう。
それを調べようにも、手掛かりすらないので、今日はボスを倒して終わる事にする。マッピングが出来ただけで、細かいところまで調べられたわけじゃないから、後日細かく調べる感じになるかな。
エレクをギルドエリアに帰してから、ボスエリアに転移すると、ここも猛吹雪で視界が不明瞭だった。それでも、レインとエアリーで視界は確保出来るから意味はない。明瞭になった視界の中に、一体の武者が歩み寄ってきた。氷で出来ているような和風の鎧を着ているけど、武器は無骨な大剣だ。名前は雪武者。
「レイン」
『うん』
鎧が氷で出来ているという事もあり、レインの支配で身体が動かなくなった。でも、無理矢理動こうとして、鎧に罅が入る。次に、レインが本体を凍結させる。その凍結すらも雪武者は砕こうとしてくる。
「物理が強いみたいだね。レインは、拘束を何重にもお願い。私は、そのまま吸血しちゃうから。エアリーは、不測の事態に備えておいて」
『うん!』
『はい』
【電光石火】と【慣性制御】で雪武者の背後に移動した私は、背後から噛み付く。その血は、かなり冷たいので、【冷血】を持っている事が分かる。雪武者は、尚もレインの拘束を解くために無理矢理動いて、鎧と拘束を砕いて、私の吸血からも逃れた。鎧の中から現れたのは、細い手足の綺麗な女性だった。
鎧を脱いだ雪武者は、即座に大剣を私に向かって振ってきた。そこに高圧の風の弾が脇腹に命中して、横に吹っ飛んだ。エアリーの援護だ。
「エアリー! レイン! 大剣をお願い!」
私の指示に、二人が即座に動く。周囲にある雪を利用して、圧縮し固めた氷の玉で、レインが雪武者の右手首を打つ。そこで一瞬だけ右手の握力が緩む。そこを狙って、エアリーが雪武者の背後に真空を作り出して、雪武者の身体を引っ張る。大剣はその重さで引っ張られない。左手だけでしか持っていないので、雪武者は耐えられない。
そこに【電光石火】で突っ込んで、腰辺りにタックルする。それで、完全に大剣から手を放したところで、大剣が氷の中に閉じ込められる。これで大剣からは引き離したし、地面に押し倒す事も出来た。
ここで起き上がられると困るので、血液を出して手足を地面に縫い止める。さらに、レインが地面と身体の設置部分を凍らせて繋げた。そのまま首に噛み付いて吸血する。この状態ならいつ倒しても【始祖の吸血鬼】の判定が生まれるので、【神炎】を出して雪武者を焼いた。急速にHPを減らしていき、雪武者はそのまま倒れた。手に入れたスキルは、【氷結破砕】というスキルだった。【魔氷結】と【氷分身】の統合だったので、二つが消えた。
────────────────────
【氷結破砕】:MPを消費して、触れたものを凍結させる。完全に凍結した対象は即座に破砕される。さらに、自身を模った氷の分身を生み出す事が出来る。この分身に触れたものも凍結する。分身によって凍結された場合も対象は破砕される。
────────────────────
【魔氷結】と【氷分身】を強化したような感じだ。使い勝手は良くなるから有り難いけど、【熾天使】でSPを大量消費した身からすると、SPを稼げなくなるのは、ちょっと困る。まだ三桁はあるから、普通にスキルを収得する分には問題ないけど、また【熾天使】と似たようなスキルが来た時に進化させられなくなる。それを考えると、SPは稼いでおきたいと思ってしまう。まぁ、それでも吸血は止められないのだけど。可能性の塊だし。
「ふぅ……まさか無理矢理レインの拘束から抜け出すとはね」
『力強い人だった。中まで凍らせて良いなら、止められたと思うけど』
「完全に倒す前提で止めるになりそうだね。まぁ、完全に通じないってわけじゃないっていうのだけは助かるけどね。それじゃあ、一旦次のエリアを見てから帰ろうか」
『うん』
『はい』
次のエリアは氷河エリア。転移した先で見た感じでは、少し不安定な場所のように見えた。ちゃんと調べるのは今度に回して、ギルドエリアへと戻りログアウトした。
猛吹雪エリアは、本当に強い吹雪で視界が確保出来ない。ただ、そんな吹雪の状況でも寒さはほぼない。【適応】の効果でこの環境に適応出来ているという事だと思う。服をいちいち着替えなくて良いのは本当に楽で良い。
「本当に何も見えないなぁ……【召喚・レイン】【召喚・エアリー】」
レインとエアリーを喚んで、吹雪対策をする。舞ってくる雪はレインが、風の方はエアリーが止めてくれる。これで、私達の周りを吹雪が避けていく事になる。私の【支配(水)】でも出来るけど、分担してくれると負担が減るから助かる。これで、私は攻撃に集中出来るしね。まぁ、戦闘もレイン達がやってくれるのだけど、多分、私が【神炎】で戦った方が楽だとは思う。北のモンスターは火に弱いから。
『平地が広がっています。特に何かがある感じはしませんね』
『雪の下にも特に何かあるって感じはないよ。全域は調べられてないから、絶対に何もないってわけじゃないけど』
「オッケー。そこら辺は探索して調べよう。平地の中に障害物は多い?」
『いえ、本当に開けた場所です』
「それじゃあ、エレクに乗って調べようか」
エレクを喚んで、レインとエアリーと一緒に乗る。私の前にレインが乗って、後ろにエアリーが乗るという形だ。エレクの速さでも二人なら対応出来るので、探索はスムーズに進む。その中で、モンスターの気配も当然する。【索敵】で感じる姿は狼のものだった。
出て来たのは、雪狼というモンスターが五匹だった。白い体毛の狼で、その身体は完全に凍結されている。雪にいるだけあって、氷結状態に耐性があるのか、まだ死んではいない。でも、凍結させているのは、レインなので普通に割る事も出来ないみたいだ。
エレクから降りて、一匹一匹吸血していく。凍ったままだから、若干冷たいけど、特に問題はなかった。四つのスキルを得られたけど、新しいスキルは【氷牙】しかなかった。
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【氷牙】:牙での攻撃に氷属性が追加される。
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噛んだ相手を凍結させられるみたいなものかな。【炎牙】とは正反対の属性って感じかな。【炎牙】よりも使い勝手が良さそうだ。
雪狼を倒してから、エレクに乗り探索を続ける。そして、次に遭遇したモンスターは、レイン達では拘束出来ない霊体のモンスターだった。姿は、雪の結晶のような感じだ。大きさは顔と同じくらいだ。名前は雪の結晶霊。
空中に浮いているので、エレクから降りるのと同時に【電光石火】で移動し【慣性制御】を使って背後で止まる。そして、そのまま雪の結晶霊を食べる。霊体のモンスターでも、【精霊体】である私なら触れられるし、こうして噛む事も出来る。そのまま吸血が発動して、雪の結晶霊を飲み込んだ。小さな霊体系モンスターなら、こうしてすぐに食べる事が出来るので、相手からしたら、私は天敵となる。
さらに近づいてくるモンスターがいたけど、そっちは実体を持つモンスターだったので、レインが拘束した。二メートル以上でがっしりとした体格をしている鬼だった。名前は雪鬼。
レインによって凍結させられているので、そのまま吸血で倒す。
本当に精霊達がいると、吸血が楽で良い。本来だったら、自分で抑えつけるか、振りほどかれないようにしないといけないから。
そんな風に猛吹雪エリアを探索しながら吸血を進めていき、【暗闇の魔眼】【吸精】【冷血】を手に入れた。
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【暗闇の魔眼】:MPを消費して、見た対象を暗闇状態にする。控えでも効果を発揮する。
【吸精】:触れた相手からMPを吸収する。控えでも効果を発揮する。
【冷血】:血液の温度を下げ、凍結させる事が出来る。控えでも効果を発揮する。
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魔眼が増えたのとMP回復手段が増えた。触れていないと効果を発揮出来ないけど、吸血する時は基本的に触れているので、その時にMPを吸える。MPの回復手段が豊富になっていくので、本当にMPを気にしないで良いようになってきた。それに、血液関係のスキルも手に入れたけど、硬質化も出来るので凍結させる理由が、ほぼない。温度を下げる効果は、恐らく自分の血か触れている血に限定されると思うから、相手の血の温度を下げられるかどうかは分からない。
そこからはモンスターとの戦闘をしながら探索を続けていく。そこで分かった事と言えば、猛吹雪エリアが本当に何もない平地だということ。街の姿も見えないし、エアリーもレインも何も感じないと言っていた。エレクの速度のおかげで、マッピングは完了してボスエリアの場所も分かったけど、それだけにこのエリアを怪しいと思ってしまう。
それを調べようにも、手掛かりすらないので、今日はボスを倒して終わる事にする。マッピングが出来ただけで、細かいところまで調べられたわけじゃないから、後日細かく調べる感じになるかな。
エレクをギルドエリアに帰してから、ボスエリアに転移すると、ここも猛吹雪で視界が不明瞭だった。それでも、レインとエアリーで視界は確保出来るから意味はない。明瞭になった視界の中に、一体の武者が歩み寄ってきた。氷で出来ているような和風の鎧を着ているけど、武器は無骨な大剣だ。名前は雪武者。
「レイン」
『うん』
鎧が氷で出来ているという事もあり、レインの支配で身体が動かなくなった。でも、無理矢理動こうとして、鎧に罅が入る。次に、レインが本体を凍結させる。その凍結すらも雪武者は砕こうとしてくる。
「物理が強いみたいだね。レインは、拘束を何重にもお願い。私は、そのまま吸血しちゃうから。エアリーは、不測の事態に備えておいて」
『うん!』
『はい』
【電光石火】と【慣性制御】で雪武者の背後に移動した私は、背後から噛み付く。その血は、かなり冷たいので、【冷血】を持っている事が分かる。雪武者は、尚もレインの拘束を解くために無理矢理動いて、鎧と拘束を砕いて、私の吸血からも逃れた。鎧の中から現れたのは、細い手足の綺麗な女性だった。
鎧を脱いだ雪武者は、即座に大剣を私に向かって振ってきた。そこに高圧の風の弾が脇腹に命中して、横に吹っ飛んだ。エアリーの援護だ。
「エアリー! レイン! 大剣をお願い!」
私の指示に、二人が即座に動く。周囲にある雪を利用して、圧縮し固めた氷の玉で、レインが雪武者の右手首を打つ。そこで一瞬だけ右手の握力が緩む。そこを狙って、エアリーが雪武者の背後に真空を作り出して、雪武者の身体を引っ張る。大剣はその重さで引っ張られない。左手だけでしか持っていないので、雪武者は耐えられない。
そこに【電光石火】で突っ込んで、腰辺りにタックルする。それで、完全に大剣から手を放したところで、大剣が氷の中に閉じ込められる。これで大剣からは引き離したし、地面に押し倒す事も出来た。
ここで起き上がられると困るので、血液を出して手足を地面に縫い止める。さらに、レインが地面と身体の設置部分を凍らせて繋げた。そのまま首に噛み付いて吸血する。この状態ならいつ倒しても【始祖の吸血鬼】の判定が生まれるので、【神炎】を出して雪武者を焼いた。急速にHPを減らしていき、雪武者はそのまま倒れた。手に入れたスキルは、【氷結破砕】というスキルだった。【魔氷結】と【氷分身】の統合だったので、二つが消えた。
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【氷結破砕】:MPを消費して、触れたものを凍結させる。完全に凍結した対象は即座に破砕される。さらに、自身を模った氷の分身を生み出す事が出来る。この分身に触れたものも凍結する。分身によって凍結された場合も対象は破砕される。
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【魔氷結】と【氷分身】を強化したような感じだ。使い勝手は良くなるから有り難いけど、【熾天使】でSPを大量消費した身からすると、SPを稼げなくなるのは、ちょっと困る。まだ三桁はあるから、普通にスキルを収得する分には問題ないけど、また【熾天使】と似たようなスキルが来た時に進化させられなくなる。それを考えると、SPは稼いでおきたいと思ってしまう。まぁ、それでも吸血は止められないのだけど。可能性の塊だし。
「ふぅ……まさか無理矢理レインの拘束から抜け出すとはね」
『力強い人だった。中まで凍らせて良いなら、止められたと思うけど』
「完全に倒す前提で止めるになりそうだね。まぁ、完全に通じないってわけじゃないっていうのだけは助かるけどね。それじゃあ、一旦次のエリアを見てから帰ろうか」
『うん』
『はい』
次のエリアは氷河エリア。転移した先で見た感じでは、少し不安定な場所のように見えた。ちゃんと調べるのは今度に回して、ギルドエリアへと戻りログアウトした。
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