149 / 409
真祖となった吸血少女
感覚の研磨
しおりを挟む
投げ出された瞬間から落下も始まる。高さは、大体八十階くらいの高さだろう。さすがに、硬質化と【防鱗】を使っても【貯蓄】のHPも含めて無くなると思う。
「このっ……!」
双剣を鎖鎌に変えて、ビルの窓枠に引っ掛ける。そこを支点にして、スイングしていき、五階下に飛び込む。
「あっぶなっ……」
着地して、双剣に戻した直後、私が入った窓とは別の窓からソルさんが飛び込んできた。
「はぁ!? どうやって!?」
「どうやってだろうね?」
空中から振り下ろされる刀を受け流し、身体を回して、ソルさんの脇腹に向かって蹴りを入れようとするけど、それは鞘で防がれた。でも、その衝撃までも無効化出来るわけじゃない。今度は、ソルさんが外に投げ出される。
私は、そこに向かって高速移動を使い追撃する。
「【流星蹴り】」
硬質化と【防鱗】を使った足で、思いっきり蹴る。
「っ!」
初めてソルさんの表情が焦りの方向に動く。ソルさんは、直ぐさま鞘を動かして、私の蹴りを受け止めると思いきや、蹴りが弾かれた。
「パリィ!?」
「正解」
ソルさんをクッションに着地しようと考えていたから、ビルへの復帰を捨てていた。今更、さっきみたいに鎖鎌で戻る事は不可能だ。
高さ七十五階からの自由落下が始まる。そんな中でもソルさんは、普通に攻撃をしてきた。双剣で防ぐのと同時に、刀に私の血を絡める。これで刀を封じると同時に、ソルさんから引き離される事も無くなったはず。この状況から投げられて、地面に叩きつけられる方が怖いしね。空中だと【操影】も使えないし、【神脚】も効果が薄い。上手く蹴り飛ばす事が出来れば別だけど。
「この状況を打開出来る方法ってあります?」
「まぁ、無くはないけど、頑張って生き残ってね」
「へ?」
突如、ソルさんだけ落下が止まる。
「えっ?」
ソルさんは、空中に立っていた。足元には何も無い。
「【空歩】っていうスキルだよ。MPを消費して、空中を歩く事が出来るの。一歩一歩で消費するから、こうして立っている分には、MP消費無しでいられるってわけ。結構便利なスキルだよ。【空力】ってスキルがあったら、そこから進化出来るから、興味があったら取ってみて」
懇切丁寧に説明してくれた。スキルに関して、ここまで説明してくれる人は、フレ姉とかの身内以外はいるはずもないから、ちょっと驚いた。
「それって喋って良いんですか?」
「別に困る事でもないし、ハクちゃんが取ってくれたら、もっと楽しくなりそうだしね」
「えぇ……」
私を強化するために教えたって、どれだけ戦闘を楽しんでいるのだろうか。フレ姉と同じタイプの人かもしれない。フレ姉もギリギリの戦いを好む人だし。
「それじゃあ、改めて、生き残ってね」
「へ? えええええええええええええ!!?」
ソルさんが、刀を持ち上げて大きく振り回す。刀に双剣をくっつけている私も同じように振り回される事になった。【握力強化】が無かったら、すぐに手を放す事になっていたと思う。
「おぉ粘るね」
私がいつまでも離れないのを見て、ソルさんが笑う。
「【秋風】」
身体を一回転させて、刀が振られる。それだけだったら、さっきもやられたけど、今回はさっきと違う事があった。振られる刀が急加速する。それでも手を放さない自信はあった。でも、手放されるとは思いもしなかった。
「嘘っ!?」
刀と一緒に地面に勢いよく落下させられる。さっきよりも速い速度で地面が迫る。さっきの落下で、三十程の高さになっているけど、それでもこの勢いはヤバい。
「【夜霧】」
地面に激突する際に、【夜霧】を発動してダメージを無効化する。落下ダメージで【夜霧】を切る事になるとは思わなかった。刀を捨てて、上を見上げる。私の目の前に、拳があった。咄嗟に【夜霧】を使おうとしたけど、間に合わなかった。そのまま吹っ飛ばされる。
地面を転がりながら、勢いをつけて起き上がる。その頃には、ソルさんも刀を拾い上げていた。
「落下はノーダメージ。良いスキルを持っているみたいだね。もう少し削れる予定だったんだけど」
「生きた心地がしませんけどね」
抜刀術の技を使われる前に、高速移動で突っ込む。一旦、ソルさんの後ろに着地し、後ろから高速移動をもう一度使って斬り掛かる。それすらも普通に刀で防がれる。そこから、また攻撃を攻撃で防ぐ攻防が繰り広げられる。
技は、極力使わない。ソルさんとの戦闘は、一瞬の硬直が命取りになる可能性が高いからだ。そして、あまり離れる事もない。抜刀術を使わせないためには、こうして近づいているのが一番だと思う。
互いに自分の間合いで戦うために、移動も行われる。私は、自身の持ち味であるスピードを活かして、縦横無尽に動いて攻撃し続ける。ソルさんは、その攻撃を全て防ぎながらも、物打ちで斬ろうとしてくる。そこが一番威力のある攻撃になるからかな。
これだと時間だけが過ぎてしまう。それは、私にとっては不味い事だった。【血液武装】の効果時間があるからだ。クールタイムである二分間を、血の刃無しで過ごさないといけない。
そして、その時がすぐに来てしまった。刃を形成していた血が消える。このせいで、少しだけ伸びていた間合いが狭くなる。その一瞬の隙に、ソルさんは納刀する。
抜刀術が来る。それを察した私は、【未来視】を発動する。頭痛と共に、ソルさんの抜刀のタイミング、刀が振われる位置、狙いが視える。私が生き残る道は、一つのみ。
「【紫電一閃】」
技名が聞こえる前から、双血剣を振う。ソルさんの刀の軌道にぴったりと重なるように。そして、その斬撃を上へと弾くように。金属と金属がぶつかり合い、甲高い悲鳴のような音が鳴る。先程、私もやられたパリィだ。モンスター相手なら、少し成功した事もあるけど、プレイヤー相手には初めてする。しかも、速度の速い技に対してのパリィだ。成功するかしないかは、本当に賭けだった。でも、それには勝った。さらに、今のでパリィの感覚も掴んだ。次に抜刀術が来ても、【未来視】で軌道さえ分かれば、対応出来る。
そんな達成感と安心感が、一瞬過ぎったせいで、ソルさんの次の動きに気付くのが遅れた。
ソルさんは、弾かれた勢いを利用して、時計回りに回転。左斜め上から振り下ろされる。
剣での防御は間に合わない。硬質化と【防鱗】は、既に上半身前部に張った。これでも、防御は心許ない。回避するにも今から後方へ高速移動するには、脚の溜めがなさすぎる。そこで、私が取った行動は、【操影】による後方へと自分の身体を引っ張る事だった。
それでも完全な回避は叶わず、【防鱗】はすぐに砕け、硬質化した身体も攻撃を弾く事なく斬られた。ダメージエフェクトが散り、【貯蓄】分のHPが七割も削れた。私の防御力よりも、ソルさんの攻撃力が高すぎる。さっきまで生きてこられたのは、武器同士で攻撃を弾けていたからに過ぎない事が、よく分かる。
私は、すぐに後方へと退く。
「無傷? ダメージエフェクトは出ているみたいだけど……何かのスキルかな?」
「HPがちょっと多いだけですよ」
血で回復しておこうかと思うのと同時に、耳に私達のものとは別の戦闘音が聞こえた。さらに、蝙蝠の超音波も聞こえる。私は、さらに後方へと走る。
「ん? 乱戦狙い?」
ソルさんにも戦闘音が聞こえているらしく、私が乱戦を狙っていると思ったみたい。でも、私の狙いは違う。戦闘をしているプレイヤー達の場所に着いた。互いに片手剣で、斬り結んでいる。私は、二人の内、比較的私に近いプレイヤーの方に向かって高速移動を使い接近する。
そして、高速移動の勢いのまま停止する事なく、その首に噛み付いた。
「くぇ……?」
勢いを殺していない事で、そのプレイヤーと一緒に移動する事になる。【顎強化】でかなり頑丈で強力になった顎の力を発揮して、獲物を咥えた肉食獣のようになってしまった。更に、そこに黒百合を突き刺して出血状態にさせ、血を抜き取った。戦闘中だったという事もあり、それでHPがなくなり倒れる。
戦っていたもう一人のプレイヤーは、突然の出来事に私を見ながら呆然としていた。その結果、背後から迫ってきたソルさんに気付かず、斬り伏せられた。
「やってることが悪役みたいだね」
「うっ……まぁ、これでも吸血鬼なので……」
私としても、いきなり人を噛み殺す事になるなんて思っていなかったけど、状況的にこれが一番だと判断した結果なので仕方ない。そもそも吸血鬼だし、やっている事で考えれば当たり前の事とも言えるはず。
ここからが、ソルさんとの戦いの本番。私達の戦場は、エリアの広域になっていく。
「このっ……!」
双剣を鎖鎌に変えて、ビルの窓枠に引っ掛ける。そこを支点にして、スイングしていき、五階下に飛び込む。
「あっぶなっ……」
着地して、双剣に戻した直後、私が入った窓とは別の窓からソルさんが飛び込んできた。
「はぁ!? どうやって!?」
「どうやってだろうね?」
空中から振り下ろされる刀を受け流し、身体を回して、ソルさんの脇腹に向かって蹴りを入れようとするけど、それは鞘で防がれた。でも、その衝撃までも無効化出来るわけじゃない。今度は、ソルさんが外に投げ出される。
私は、そこに向かって高速移動を使い追撃する。
「【流星蹴り】」
硬質化と【防鱗】を使った足で、思いっきり蹴る。
「っ!」
初めてソルさんの表情が焦りの方向に動く。ソルさんは、直ぐさま鞘を動かして、私の蹴りを受け止めると思いきや、蹴りが弾かれた。
「パリィ!?」
「正解」
ソルさんをクッションに着地しようと考えていたから、ビルへの復帰を捨てていた。今更、さっきみたいに鎖鎌で戻る事は不可能だ。
高さ七十五階からの自由落下が始まる。そんな中でもソルさんは、普通に攻撃をしてきた。双剣で防ぐのと同時に、刀に私の血を絡める。これで刀を封じると同時に、ソルさんから引き離される事も無くなったはず。この状況から投げられて、地面に叩きつけられる方が怖いしね。空中だと【操影】も使えないし、【神脚】も効果が薄い。上手く蹴り飛ばす事が出来れば別だけど。
「この状況を打開出来る方法ってあります?」
「まぁ、無くはないけど、頑張って生き残ってね」
「へ?」
突如、ソルさんだけ落下が止まる。
「えっ?」
ソルさんは、空中に立っていた。足元には何も無い。
「【空歩】っていうスキルだよ。MPを消費して、空中を歩く事が出来るの。一歩一歩で消費するから、こうして立っている分には、MP消費無しでいられるってわけ。結構便利なスキルだよ。【空力】ってスキルがあったら、そこから進化出来るから、興味があったら取ってみて」
懇切丁寧に説明してくれた。スキルに関して、ここまで説明してくれる人は、フレ姉とかの身内以外はいるはずもないから、ちょっと驚いた。
「それって喋って良いんですか?」
「別に困る事でもないし、ハクちゃんが取ってくれたら、もっと楽しくなりそうだしね」
「えぇ……」
私を強化するために教えたって、どれだけ戦闘を楽しんでいるのだろうか。フレ姉と同じタイプの人かもしれない。フレ姉もギリギリの戦いを好む人だし。
「それじゃあ、改めて、生き残ってね」
「へ? えええええええええええええ!!?」
ソルさんが、刀を持ち上げて大きく振り回す。刀に双剣をくっつけている私も同じように振り回される事になった。【握力強化】が無かったら、すぐに手を放す事になっていたと思う。
「おぉ粘るね」
私がいつまでも離れないのを見て、ソルさんが笑う。
「【秋風】」
身体を一回転させて、刀が振られる。それだけだったら、さっきもやられたけど、今回はさっきと違う事があった。振られる刀が急加速する。それでも手を放さない自信はあった。でも、手放されるとは思いもしなかった。
「嘘っ!?」
刀と一緒に地面に勢いよく落下させられる。さっきよりも速い速度で地面が迫る。さっきの落下で、三十程の高さになっているけど、それでもこの勢いはヤバい。
「【夜霧】」
地面に激突する際に、【夜霧】を発動してダメージを無効化する。落下ダメージで【夜霧】を切る事になるとは思わなかった。刀を捨てて、上を見上げる。私の目の前に、拳があった。咄嗟に【夜霧】を使おうとしたけど、間に合わなかった。そのまま吹っ飛ばされる。
地面を転がりながら、勢いをつけて起き上がる。その頃には、ソルさんも刀を拾い上げていた。
「落下はノーダメージ。良いスキルを持っているみたいだね。もう少し削れる予定だったんだけど」
「生きた心地がしませんけどね」
抜刀術の技を使われる前に、高速移動で突っ込む。一旦、ソルさんの後ろに着地し、後ろから高速移動をもう一度使って斬り掛かる。それすらも普通に刀で防がれる。そこから、また攻撃を攻撃で防ぐ攻防が繰り広げられる。
技は、極力使わない。ソルさんとの戦闘は、一瞬の硬直が命取りになる可能性が高いからだ。そして、あまり離れる事もない。抜刀術を使わせないためには、こうして近づいているのが一番だと思う。
互いに自分の間合いで戦うために、移動も行われる。私は、自身の持ち味であるスピードを活かして、縦横無尽に動いて攻撃し続ける。ソルさんは、その攻撃を全て防ぎながらも、物打ちで斬ろうとしてくる。そこが一番威力のある攻撃になるからかな。
これだと時間だけが過ぎてしまう。それは、私にとっては不味い事だった。【血液武装】の効果時間があるからだ。クールタイムである二分間を、血の刃無しで過ごさないといけない。
そして、その時がすぐに来てしまった。刃を形成していた血が消える。このせいで、少しだけ伸びていた間合いが狭くなる。その一瞬の隙に、ソルさんは納刀する。
抜刀術が来る。それを察した私は、【未来視】を発動する。頭痛と共に、ソルさんの抜刀のタイミング、刀が振われる位置、狙いが視える。私が生き残る道は、一つのみ。
「【紫電一閃】」
技名が聞こえる前から、双血剣を振う。ソルさんの刀の軌道にぴったりと重なるように。そして、その斬撃を上へと弾くように。金属と金属がぶつかり合い、甲高い悲鳴のような音が鳴る。先程、私もやられたパリィだ。モンスター相手なら、少し成功した事もあるけど、プレイヤー相手には初めてする。しかも、速度の速い技に対してのパリィだ。成功するかしないかは、本当に賭けだった。でも、それには勝った。さらに、今のでパリィの感覚も掴んだ。次に抜刀術が来ても、【未来視】で軌道さえ分かれば、対応出来る。
そんな達成感と安心感が、一瞬過ぎったせいで、ソルさんの次の動きに気付くのが遅れた。
ソルさんは、弾かれた勢いを利用して、時計回りに回転。左斜め上から振り下ろされる。
剣での防御は間に合わない。硬質化と【防鱗】は、既に上半身前部に張った。これでも、防御は心許ない。回避するにも今から後方へ高速移動するには、脚の溜めがなさすぎる。そこで、私が取った行動は、【操影】による後方へと自分の身体を引っ張る事だった。
それでも完全な回避は叶わず、【防鱗】はすぐに砕け、硬質化した身体も攻撃を弾く事なく斬られた。ダメージエフェクトが散り、【貯蓄】分のHPが七割も削れた。私の防御力よりも、ソルさんの攻撃力が高すぎる。さっきまで生きてこられたのは、武器同士で攻撃を弾けていたからに過ぎない事が、よく分かる。
私は、すぐに後方へと退く。
「無傷? ダメージエフェクトは出ているみたいだけど……何かのスキルかな?」
「HPがちょっと多いだけですよ」
血で回復しておこうかと思うのと同時に、耳に私達のものとは別の戦闘音が聞こえた。さらに、蝙蝠の超音波も聞こえる。私は、さらに後方へと走る。
「ん? 乱戦狙い?」
ソルさんにも戦闘音が聞こえているらしく、私が乱戦を狙っていると思ったみたい。でも、私の狙いは違う。戦闘をしているプレイヤー達の場所に着いた。互いに片手剣で、斬り結んでいる。私は、二人の内、比較的私に近いプレイヤーの方に向かって高速移動を使い接近する。
そして、高速移動の勢いのまま停止する事なく、その首に噛み付いた。
「くぇ……?」
勢いを殺していない事で、そのプレイヤーと一緒に移動する事になる。【顎強化】でかなり頑丈で強力になった顎の力を発揮して、獲物を咥えた肉食獣のようになってしまった。更に、そこに黒百合を突き刺して出血状態にさせ、血を抜き取った。戦闘中だったという事もあり、それでHPがなくなり倒れる。
戦っていたもう一人のプレイヤーは、突然の出来事に私を見ながら呆然としていた。その結果、背後から迫ってきたソルさんに気付かず、斬り伏せられた。
「やってることが悪役みたいだね」
「うっ……まぁ、これでも吸血鬼なので……」
私としても、いきなり人を噛み殺す事になるなんて思っていなかったけど、状況的にこれが一番だと判断した結果なので仕方ない。そもそも吸血鬼だし、やっている事で考えれば当たり前の事とも言えるはず。
ここからが、ソルさんとの戦いの本番。私達の戦場は、エリアの広域になっていく。
10
お気に入りに追加
161
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
待ちに待ったVRMMO!でもコミュ障な僕はぼっちでプレイしています…
はにゃ
SF
20XX年。
夢にまでみたVRMMOゲーム機『ダイブオン』と剣と魔法を駆使してダンジョンを踏破していくVRMMORPG『アトランティス』が発売された。
五感全てで没入できるタイプのゲームに、心奪われ、血湧き肉躍る僕の名は、佐藤健一(高校2年生)。
学校でぼっちでいじめられっ子な僕は、学校を休んでバイトに明け暮れ、バカ高いゲーム(本体二十九万八千円+ソフト九万八千円也)と面倒くさい手続きと倍率の高い購入予約券を運良く手に入れることができた。
普通のオンラインRPGでギルドのタンク(壁役)を務めていた僕は、同じく購入できたギルメンのフレとまた一緒にプレイするこのを約束した。
そして『アトランティス』発売初日、学校を休んだ僕は、開始時間と同時にダイブした。
…はいいんだけど、キャラがリアル過ぎてテンパってしまう!
みんなキャラメイキングでイケメンや美少女、美女ばかりだし(僕もイケメンキャラだけど)、コミュ障な僕はテンパりすぎてまともに会話ができない!
目を合わせられないし、身体も壊れたロボットのようにギクシャクしてしまう。
こんなはずじゃなかったのに!と嘆く僕を陰で嘲笑うプレイヤーとフレ達…。
ブルータスよ、お前もか………。
ゲームの中でもイジメられ、ある出来事をキッカケにソロでやっていくことを決意する。
これは、NPCを仲間にギルドを立ち上げ、プレイヤーと対峙し、ダンジョンに挑む僕の独りよがりだけどそうでもないぼっちな話。
ただいま不定期更新中m(_ _)m
モチベーションが上がらないので半ば打ち切り状態です。
VRMMOのキメラさん〜雑魚種族を選んだ私だけど、固有スキルが「倒したモンスターの能力を奪う」だったのでいつの間にか最強に!?
水定ユウ
SF
一人暮らしの女子高生、立花明輝(たちばなあきら)は道に迷っていた女性を助けた後日、自宅に謎の荷物が届く。開けてみると、中身は新型の高級VRドライブとプレイヤーがモンスターになれると言う話題の最新ゲーム『Creaturess Union』だった。
早速ログインした明輝だったが、何も知らないまま唯一選んではいけないハズレキャラに手を出してしまう。
リセットができないので、落ち込むところ明輝は持ち前の切り替えの速さと固有スキル【キメラハント】で、倒した敵モンスターから次々能力を奪っていって……。
ハズレキャラでも欲しい能力は奪っちゃえ! 少し個性の強い仲間と共に、let'sキメラハント生活!
※こちらの作品は、小説家になろうやカクヨムでも投稿しております。
個性が強すぎる仲間のせいで、かなり効率厨になる時があります。そういう友達が劇中に登場するので、ゲーム的な展開からかけ離れる時があります。
【完結】Atlantis World Online-定年から始めるVRMMO-
双葉 鳴|◉〻◉)
SF
Atlantis World Online。
そこは古代文明の後にできたファンタジー世界。
プレイヤーは古代文明の末裔を名乗るNPCと交友を測り、歴史に隠された謎を解き明かす使命を持っていた。
しかし多くのプレイヤーは目先のモンスター討伐に明け暮れ、謎は置き去りにされていた。
主人公、笹井裕次郎は定年を迎えたばかりのお爺ちゃん。
孫に誘われて参加したそのゲームで幼少時に嗜んだコミックの主人公を投影し、アキカゼ・ハヤテとして活動する。
その常識にとらわれない発想力、謎の行動力を遺憾なく発揮し、多くの先行プレイヤーが見落とした謎をバンバンと発掘していった。
多くのプレイヤー達に賞賛され、やがて有名プレイヤーとしてその知名度を上げていくことになる。
「|◉〻◉)有名は有名でも地雷という意味では?」
「君にだけは言われたくなかった」
ヘンテコで奇抜なプレイヤー、NPC多数!
圧倒的〝ほのぼの〟で送るMMO活劇、ここに開幕。
===========目録======================
1章:お爺ちゃんとVR 【1〜57話】
2章:お爺ちゃんとクラン 【58〜108話】
3章:お爺ちゃんと古代の導き【109〜238話】
4章:お爺ちゃんと生配信 【239話〜355話】
5章:お爺ちゃんと聖魔大戦 【356話〜497話】
====================================
2020.03.21_掲載
2020.05.24_100話達成
2020.09.29_200話達成
2021.02.19_300話達成
2021.11.05_400話達成
2022.06.25_完結!
後輩と一緒にVRMMO!~弓使いとして精一杯楽しむわ~
夜桜てる
SF
世界初の五感完全没入型VRゲームハードであるFUTURO発売から早二年。
多くの人々の希望を受け、遂に発売された世界初のVRMMO『Never Dream Online』
一人の男子高校生である朝倉奈月は、後輩でありβ版参加勢である梨原実夜と共にNDOを始める。
主人公が後輩女子とイチャイチャしつつも、とにかくVRゲームを楽しみ尽くす!!
小説家になろうからの転載です。
大絶滅 2億年後 -原付でエルフの村にやって来た勇者たち-
半道海豚
SF
200万年後の姉妹編です。2億年後への移住は、誰もが思いもよらない結果になってしまいました。推定2億人の移住者は、1年2カ月の間に2億年後へと旅立ちました。移住者2億人は11万6666年という長い期間にばらまかれてしまいます。結果、移住者個々が独自に生き残りを目指さなくてはならなくなります。本稿は、移住最終期に2億年後へと旅だった5人の少年少女の奮闘を描きます。彼らはなんと、2億年後の移動手段に原付を選びます。
種族ランダム選んだらレア種族になっただけど!
ダイナマイト
SF
2078年に医療目的でのフルダイブ型のVR機器が発売されてから5年、遂にVRMMOが発売された。触覚 嗅覚 味覚 聴覚 視覚 全てがほぼリアルに再現され、マップの広さは驚きの地球面積の2倍!さらに様々な種族、職業はもちろん、魔法や魔物、剣や生産など、ゲームならではの世界。
色々なプレイヤーやNPCに出会い、そして交流をしてゲームを満喫するお話。
初心者です。誤字脱字が多いと思いますが、頑張ります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる