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In vino veritas5
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◇◇◇◇
家に帰った洸は、リビングドアを開けて目に入った光景に足を止めた。
開いたワインのボトルと空のグラス、そして清流はソファーで眠りこけている。
「ったく、人の気も知らないで…」
帰ったらどう顔を合わせようか、と悩んでいたのは清流だけでなかった。
営業に同行して商談を2件終わらせてから、会社に戻る気にもまっすぐ帰る気にもならず、渋る槙野に車を会社に置いてこさせて無理矢理飲みに付き合わせた。
もうそろそろ帰った方がいいですよ、とややうんざりした顔の槙野にタクシーに押し込められたのが、日付が変わる直前のこと。
「おい、起きろ」
体を揺すると、グダっと横たわった体をもぞもぞと動かしながら目を擦る。
「んー…、あれ、かがしろさん、、?」
ようやく目蓋が開くも目の焦点は合っていない。
「大丈夫か?溶けた餅かスライムみたくなってるぞ」
「えー…どろどろですか?」
ぐだぐだの会話の後、程なくしてぱちりと音がするくらいの瞬きをした清流と目が合う。
どうやら眠りの淵から覚醒したらしく、ソファーに沈み込んでいた体が跳ねるように飛び起きた。
「あわっ!?え、うそ、私寝てました…?」
「思いっきりな」
とりあえず酔い覚ましにと、水を注いで渡す。
清流は恐縮したようにグラスを受け取って、半分ほどを一気に飲んだ。
「あの……すみませんでした」
清流は背筋を伸ばし、ソファーの上に正座して頭を下げる。
「いいよ別に、家の中なら気が抜けることもあるだろ」
「いえそれだけじゃなくて…今日の昼間のことです。
ずっとどう謝ろうかって考えていて…あの言い方は間違っていたなと思ったんです、一方的な押しつけみたいだったので」
しゅんとした清流はいつもよりさらに小さく見える。
もしかして、それを言うためにリビングで待っていたのだろうか。
「いや、清流が言ってたことも一理ある。空気を悪くして士気を下げていたのは事実だし」
清流が出て行った後、未知夏にも子供のケンカじゃないんだからと軽く説教されたのだ。
でも、と言いかける清流を制して、洸も水を一気に飲み干してから隣りに座る。
「会社で年次を重ねていくと、だんだんと処世術みたいなものが身についていくものなんだ。ちょうどいい手の抜き方とか、ヤバいところには首を突っ込まないようにしたりとか、誰に教えられるでもなく感覚で。
けど最近は、新人の頃からそういうスキルが備わっているタイプが多い。何でもソツなくこなす代わりに、深く関わってもこない」
清流は少し首を傾げながらも、黙って聞いている。
「だから、清流の何も考えずにぶつかってくるところとか、何回やり直し食らっても諦めないところとか。そういうバカみたいに一生懸命なところが珍しいっていうか、励まされてるやつは多いと思う…俺も含めて」
初めて会った頃の清流は、自分の力では何もできないと自分で思い込んでいるようだった。
だから、彼女が置かれている環境から引きあげようと半ば強引にこちら側へと引き込んだ。入ったからには他と同列に扱うつもりだったし、実際にそうした。
もしかすると音を上げて辞めたいというのではないか、と勝手に憂慮したこともあったが、それは杞憂に終わる。
それどころか、自分の知らないところで信頼を獲得して自信を得ていたのが面白くなかっただけのことで。
『男の嫉妬は見苦しいわよ』
―――それはさすがに本人には言えないが。
「ど、どうしたんですか…?何か褒められ過ぎて怖いんですけど、」
「前に言っただろ、自己肯定感爆上げ期間だって。素直に受け取っとけ」
「そういえばそうでしたね、ダメ出しされ過ぎて忘れてました」
「あぁ、俺も榊木に言われるまで忘れてた」
『ちゃんと褒めるところは褒めて認めてあげないと』というのも、未知夏のありがたい助言だ。
もしかすると自分よりも部下の育成に向いているのではないかと洸は思う。
「未知夏さんにお礼言わないとですね」
「俺じゃないのかよ」
「そうでした、ありがとうございます」
そう言って笑った清流の体がグラリと倒れ込んできて、洸は慌てて抱きとめる。
顔を覗き込むと、また目の焦点が怪しくなってきている。このまま放っておいたらまた寝てしまうだろう。
すみません、と謝る清流を立たせようとするも足元がおぼつかない。
こうなったら仕方がない。洸は清流の膝下に腕を入れて抱きかかえると、部屋まで連れて行くことにした。
もうほとんど意識がないのか抵抗もなく、清流の部屋まで辿り着く。
部屋のドアを開けスイッチを手で探して電気をつけると、清流をベッドの上に寝かせた。
「今日はもうゆっくり寝ろよ」
洸が立ち上がろうとしたとき、それを引き止めるように腕が伸びてきた。
意表をつかれた洸は反応が遅れ、気づけばベッドの上で体を起こした清流に抱きつかれる格好になっていた。
「……あのなぁ、いい加減本気で襲うぞ」
「父が死んだのは、中学2年になってすぐでした」
しん、と空気が止まる。
「取引先から帰る途中に多重事故に巻き込まれました。母は…そのことが原因だったのかは分かりませんが、直後に体調を崩して臥せて、その後病気が見つかって翌年亡くなりました」
アルコールのせいか彼女の体は熱いのに、紡がれる言葉は素面かと思うほど冷静だった。
両親が亡くなったことは叔母の佐和子から聞いていたが、今まで清流の口から家族の話が出たことはなかった。それが、なぜ今この状況とタイミングで。
そう言いたくなるのをかろうじて堪えることができたのは、見下ろした表情があまりにも幼く見えたから。
眠気なのか酔いのせいなのか、この際どちらでもいい。
洸のシャツをきつく握る彼女は今、過去の日々の裡に微睡んでいる。
洸はそう理解して、されるがまま黙って目を閉じた。
抱きかかえられた感覚が、幼い日々にフラッシュバックした。
あれはいつのときだったか。
旅行帰りの車の中で眠ってしまい、目が覚めると外は真っ暗だった。もうすぐ家に着くからな、と父の声が聞こえる。
――あぁ、どうせなら家に着くまで眠っていたかった。
何とかもう一度眠れないものかと目を閉じるけれど、結局二度寝はできないまま家の駐車場で車が止まる。
まず運転席の父が降りて、母が自分を起こすために助手席から振り返ったのが、閉じた目蓋越しに分かった。
清流、起きてるんでしょう?早く降りてきなさい。
長距離移動の疲れからか珍しく少し苛立った口調の母に、清流が観念して目を開けようとしたとき、父が後部座席のドアを開けて、そっと抱きかかえて下ろしてくれたのだ。
たぶん狸寝入りだと分かっていても、起こすことなく気づかないふりをして、子ども部屋まで運んでくれた父。
仕方のない子ねぇ、と言って笑いながら、優しく掛け布団をかけてくれた母。
あの時の例えようのない安心感と幸福感は、大人になった今も忘れない。
両親と過ごした14年は、十分な長さではなかったかもしれないけれど、十分すぎるほどの愛情を受けたと思っているし、そのことが今の清流を支えている。
でも。
微睡む意識の底で、今自分が包まれる安心感は、記憶の中のそれとは似て非なるものだと分かる。
あるのは安心感だけではない。
嬉しいのに気恥ずかしくて、泣き出してしまいそうなほど苦しい。
「……洸さん」
清流が洸を名前で呼ぶのは、これが初めてだった。
「なんだ」
「いえ、呼んでみたかっただけです」
「……早く寝ろ」
少しだけ笑う息が洸の胸にかかる。
それから少し経って、清流の寝息が聞こえてきた。
どうしたものかと、洸は訳もなく目を部屋の中へと彷徨わせる。
清流が来てから部屋の中に入ったのは初めてだが、備え付けの家具以外に物が増えた様子はない。それでも人が暮らす生活感が確かにあって、以前とは印象がまるで違った。
ふと、チェストの上に置かれた写真と、花瓶に飾られた花が目に入る。
前にマルシェで買ったオレンジのトルコキキョウだ。
(部屋に飾るって、そういうことか)
あれから数週間経つのにまだ枯れていない。熱心に長持ちさせる方法を聞いていただけあって、驚くほど綺麗に保たれている。
フォトフレームに入った写真には、両親と制服姿のあどけない清流が写っていて、背景に桜の木が見える。中学の入学式だろうか。
清流の方に手を置く両親は穏やかな笑顔を浮かべている。
その1枚の写真だけで、清流がとても愛されて育ったのだろうと分かった。
(言っておきますが、これは不可抗力なので…)
清流に抱きつかれた状態で初対面を果たしている今、洸は写真に向かって意味もなく言い訳をしてから、そっと目線を清流に戻した。
華奢な肩に伏せられた長い睫毛、寄り掛かる温かい体の重み。
初めは戸惑った自分とは違うシャンプーの香りにも、今はすっかり慣れてしまった。
身じろぎをして起きてしまわないように、たっぷり時間をかけてからそっと寝顔を覗く。規則正しい寝息を聞きながら、洸はずっと詰めていた息を盛大に吐き出した。
イタリアで最初にあった日の夜。
あのときも清流は自分の話をしながらワインを飲んで、いつの間にか寝ていたことを思い出す。
―――In vino veritas.
そんなラテン語のことわざが、朧げに頭に浮かんだ。
「……3度目は、ないからな」
とりあえず、ワインを外で飲むのは禁止にさせよう。
そう心に誓うのだった。
家に帰った洸は、リビングドアを開けて目に入った光景に足を止めた。
開いたワインのボトルと空のグラス、そして清流はソファーで眠りこけている。
「ったく、人の気も知らないで…」
帰ったらどう顔を合わせようか、と悩んでいたのは清流だけでなかった。
営業に同行して商談を2件終わらせてから、会社に戻る気にもまっすぐ帰る気にもならず、渋る槙野に車を会社に置いてこさせて無理矢理飲みに付き合わせた。
もうそろそろ帰った方がいいですよ、とややうんざりした顔の槙野にタクシーに押し込められたのが、日付が変わる直前のこと。
「おい、起きろ」
体を揺すると、グダっと横たわった体をもぞもぞと動かしながら目を擦る。
「んー…、あれ、かがしろさん、、?」
ようやく目蓋が開くも目の焦点は合っていない。
「大丈夫か?溶けた餅かスライムみたくなってるぞ」
「えー…どろどろですか?」
ぐだぐだの会話の後、程なくしてぱちりと音がするくらいの瞬きをした清流と目が合う。
どうやら眠りの淵から覚醒したらしく、ソファーに沈み込んでいた体が跳ねるように飛び起きた。
「あわっ!?え、うそ、私寝てました…?」
「思いっきりな」
とりあえず酔い覚ましにと、水を注いで渡す。
清流は恐縮したようにグラスを受け取って、半分ほどを一気に飲んだ。
「あの……すみませんでした」
清流は背筋を伸ばし、ソファーの上に正座して頭を下げる。
「いいよ別に、家の中なら気が抜けることもあるだろ」
「いえそれだけじゃなくて…今日の昼間のことです。
ずっとどう謝ろうかって考えていて…あの言い方は間違っていたなと思ったんです、一方的な押しつけみたいだったので」
しゅんとした清流はいつもよりさらに小さく見える。
もしかして、それを言うためにリビングで待っていたのだろうか。
「いや、清流が言ってたことも一理ある。空気を悪くして士気を下げていたのは事実だし」
清流が出て行った後、未知夏にも子供のケンカじゃないんだからと軽く説教されたのだ。
でも、と言いかける清流を制して、洸も水を一気に飲み干してから隣りに座る。
「会社で年次を重ねていくと、だんだんと処世術みたいなものが身についていくものなんだ。ちょうどいい手の抜き方とか、ヤバいところには首を突っ込まないようにしたりとか、誰に教えられるでもなく感覚で。
けど最近は、新人の頃からそういうスキルが備わっているタイプが多い。何でもソツなくこなす代わりに、深く関わってもこない」
清流は少し首を傾げながらも、黙って聞いている。
「だから、清流の何も考えずにぶつかってくるところとか、何回やり直し食らっても諦めないところとか。そういうバカみたいに一生懸命なところが珍しいっていうか、励まされてるやつは多いと思う…俺も含めて」
初めて会った頃の清流は、自分の力では何もできないと自分で思い込んでいるようだった。
だから、彼女が置かれている環境から引きあげようと半ば強引にこちら側へと引き込んだ。入ったからには他と同列に扱うつもりだったし、実際にそうした。
もしかすると音を上げて辞めたいというのではないか、と勝手に憂慮したこともあったが、それは杞憂に終わる。
それどころか、自分の知らないところで信頼を獲得して自信を得ていたのが面白くなかっただけのことで。
『男の嫉妬は見苦しいわよ』
―――それはさすがに本人には言えないが。
「ど、どうしたんですか…?何か褒められ過ぎて怖いんですけど、」
「前に言っただろ、自己肯定感爆上げ期間だって。素直に受け取っとけ」
「そういえばそうでしたね、ダメ出しされ過ぎて忘れてました」
「あぁ、俺も榊木に言われるまで忘れてた」
『ちゃんと褒めるところは褒めて認めてあげないと』というのも、未知夏のありがたい助言だ。
もしかすると自分よりも部下の育成に向いているのではないかと洸は思う。
「未知夏さんにお礼言わないとですね」
「俺じゃないのかよ」
「そうでした、ありがとうございます」
そう言って笑った清流の体がグラリと倒れ込んできて、洸は慌てて抱きとめる。
顔を覗き込むと、また目の焦点が怪しくなってきている。このまま放っておいたらまた寝てしまうだろう。
すみません、と謝る清流を立たせようとするも足元がおぼつかない。
こうなったら仕方がない。洸は清流の膝下に腕を入れて抱きかかえると、部屋まで連れて行くことにした。
もうほとんど意識がないのか抵抗もなく、清流の部屋まで辿り着く。
部屋のドアを開けスイッチを手で探して電気をつけると、清流をベッドの上に寝かせた。
「今日はもうゆっくり寝ろよ」
洸が立ち上がろうとしたとき、それを引き止めるように腕が伸びてきた。
意表をつかれた洸は反応が遅れ、気づけばベッドの上で体を起こした清流に抱きつかれる格好になっていた。
「……あのなぁ、いい加減本気で襲うぞ」
「父が死んだのは、中学2年になってすぐでした」
しん、と空気が止まる。
「取引先から帰る途中に多重事故に巻き込まれました。母は…そのことが原因だったのかは分かりませんが、直後に体調を崩して臥せて、その後病気が見つかって翌年亡くなりました」
アルコールのせいか彼女の体は熱いのに、紡がれる言葉は素面かと思うほど冷静だった。
両親が亡くなったことは叔母の佐和子から聞いていたが、今まで清流の口から家族の話が出たことはなかった。それが、なぜ今この状況とタイミングで。
そう言いたくなるのをかろうじて堪えることができたのは、見下ろした表情があまりにも幼く見えたから。
眠気なのか酔いのせいなのか、この際どちらでもいい。
洸のシャツをきつく握る彼女は今、過去の日々の裡に微睡んでいる。
洸はそう理解して、されるがまま黙って目を閉じた。
抱きかかえられた感覚が、幼い日々にフラッシュバックした。
あれはいつのときだったか。
旅行帰りの車の中で眠ってしまい、目が覚めると外は真っ暗だった。もうすぐ家に着くからな、と父の声が聞こえる。
――あぁ、どうせなら家に着くまで眠っていたかった。
何とかもう一度眠れないものかと目を閉じるけれど、結局二度寝はできないまま家の駐車場で車が止まる。
まず運転席の父が降りて、母が自分を起こすために助手席から振り返ったのが、閉じた目蓋越しに分かった。
清流、起きてるんでしょう?早く降りてきなさい。
長距離移動の疲れからか珍しく少し苛立った口調の母に、清流が観念して目を開けようとしたとき、父が後部座席のドアを開けて、そっと抱きかかえて下ろしてくれたのだ。
たぶん狸寝入りだと分かっていても、起こすことなく気づかないふりをして、子ども部屋まで運んでくれた父。
仕方のない子ねぇ、と言って笑いながら、優しく掛け布団をかけてくれた母。
あの時の例えようのない安心感と幸福感は、大人になった今も忘れない。
両親と過ごした14年は、十分な長さではなかったかもしれないけれど、十分すぎるほどの愛情を受けたと思っているし、そのことが今の清流を支えている。
でも。
微睡む意識の底で、今自分が包まれる安心感は、記憶の中のそれとは似て非なるものだと分かる。
あるのは安心感だけではない。
嬉しいのに気恥ずかしくて、泣き出してしまいそうなほど苦しい。
「……洸さん」
清流が洸を名前で呼ぶのは、これが初めてだった。
「なんだ」
「いえ、呼んでみたかっただけです」
「……早く寝ろ」
少しだけ笑う息が洸の胸にかかる。
それから少し経って、清流の寝息が聞こえてきた。
どうしたものかと、洸は訳もなく目を部屋の中へと彷徨わせる。
清流が来てから部屋の中に入ったのは初めてだが、備え付けの家具以外に物が増えた様子はない。それでも人が暮らす生活感が確かにあって、以前とは印象がまるで違った。
ふと、チェストの上に置かれた写真と、花瓶に飾られた花が目に入る。
前にマルシェで買ったオレンジのトルコキキョウだ。
(部屋に飾るって、そういうことか)
あれから数週間経つのにまだ枯れていない。熱心に長持ちさせる方法を聞いていただけあって、驚くほど綺麗に保たれている。
フォトフレームに入った写真には、両親と制服姿のあどけない清流が写っていて、背景に桜の木が見える。中学の入学式だろうか。
清流の方に手を置く両親は穏やかな笑顔を浮かべている。
その1枚の写真だけで、清流がとても愛されて育ったのだろうと分かった。
(言っておきますが、これは不可抗力なので…)
清流に抱きつかれた状態で初対面を果たしている今、洸は写真に向かって意味もなく言い訳をしてから、そっと目線を清流に戻した。
華奢な肩に伏せられた長い睫毛、寄り掛かる温かい体の重み。
初めは戸惑った自分とは違うシャンプーの香りにも、今はすっかり慣れてしまった。
身じろぎをして起きてしまわないように、たっぷり時間をかけてからそっと寝顔を覗く。規則正しい寝息を聞きながら、洸はずっと詰めていた息を盛大に吐き出した。
イタリアで最初にあった日の夜。
あのときも清流は自分の話をしながらワインを飲んで、いつの間にか寝ていたことを思い出す。
―――In vino veritas.
そんなラテン語のことわざが、朧げに頭に浮かんだ。
「……3度目は、ないからな」
とりあえず、ワインを外で飲むのは禁止にさせよう。
そう心に誓うのだった。
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