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最終決戦 1
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アルファルドとの別れの挨拶を終えて、トップスピードでデネボラの周辺までやってきた。
私が来る前に一度攻撃されたのか、皇宮前は酷い有り様になってた。火の手が上がって、白亜のお城も多重魔法結界が壊されたのか瓦礫が散乱してる。
「逃げろぉーー!!」
「早くっ!!避難しろー!」
皇宮前はパニック状態で、まだ逃げ遅れた人々があっちこっちに走り出してる。
混乱しすぎてスタンピードの教訓が活かされてないな。こんな時、声を出せるといいんだけど…。
その間にもデネボラは自分の中心部に歪んだ暗闇に染まった闇の魔力を貯めて、ゲームで何度も見た広範囲攻撃を仕掛けようとしてる。
マズいっ!また来る!!
デネボラの真正面には帝都とアルタイル帝国の皇宮が控えてる。
私はデネボラの正面にある高い時計台に降り立ち、魔力を練り上げて魔法を展開する。
<ショウメツ…>
またあの耳障りな低い地を這うような不快な声が響く。
強力な闇属性魔法が口から放たれ、銀河のような黒く蠢く光が私もろとも皇宮も飲み込もうとしている。
『魔法無力化!』
魔法がぶつかり合いその衝撃で干渉する空間が歪み、お互いの魔法を相殺するように衝撃波が辺りに飛散した。
「ぐわあーー!!」
「何っ!?いやあー!!」
「うわぁぁー!!何事だぁ!!?」
周辺の建物は吹き飛ばされて、周りにいた人達も遠くまで飛ばされてしまう。
「あっ!…あれは、…英雄シリウスだぁぁ!!」
「シリウスよー!!」
「おぉ!神は我らを見捨てていなかった!!」
後方に控えて隊列を組んでる帝国騎士団や、防衛の要として駆り出されてる魔法アカデミアの教授達が驚愕の表情でこっちを見てる。
くっ…、今のでかなりの魔力を消費した…!
でも、この状況でなりふり構ってられない!自分の全力を出し切っても倒せるかわからないからっ!
私はデュランダルを片手にデネボラへと突撃していく。
ヤツの弱点は首の根元にある媒介核。
それは会議でも他の面々に教えてる。
近くの商店の屋根を蹴って、瞬時に風を切ってデネボラの首元まで到達した。
デュランダルを振り上げ、色味の違う核に向けて剣を突き立てた!
<ガッ……>
デネボラは広範囲攻撃を撃ったあと、次の攻撃まで少しだけ間が空くから。
今このインターバルの瞬間に攻撃しないと、また撃たれたら私が持たなくなる。
「今だぁーー!!シリウス卿を援護しろー!!」
「魔法使いは首元に全攻撃を放てぇぇーー!!!」
帝国騎士団、魔法騎士団が馬に乗り一斉にデネボラへと攻撃を仕掛ける。
後方で皇宮を護る魔法アカデミアの教授達も防御魔法を展開して次の攻撃に備えている。
私は一旦、脇にずれてデネボラの首元に迫る魔法攻撃を後目に、仮面を少しずらしてハイポーションを飲み干した。
一気に魔力体力が全回復する。
よしっ!!イケるっ!!
<アンコク…>
デネボラが次の闇属性魔法を唱えてる。
帝都全体が真っ暗闇に染まり、地面からデュラハンやアンデッドが現れてる。
上空にもリッチや死霊が現れて、避難の遅れてる帝都民がパニック状態になりながら様々な場所で悲鳴や絶叫が聞こえ始めてる。
今こそポラリスの出番だよ!!あと光属性アイテムを使って敵を攻撃しないとアンデッド系はいつまでも倒れない!
『シャイニングクロス』
眩い十字の光が辺りを照らして、アンデッドや死霊達が見る見る消滅していく。
これは光属性中級魔法。
願った通りポラリスが登場してその隣にはレグルス様、ルリオン様、マイアやアケルナーにリゲル、リリーまでアカデミアの制服を着て攻撃に参加してる。
「シリウス卿ー!!我らも加勢する!!」
レグルス様の号令でルリオン様やマイアも一斉に生き残ってるアンデッドを希少な光属性を纏った武器で次々倒してく。
すごいよっ!!このシーン、まさにラストの戦闘シーンだっ!!
一瞬戦いの緊張を忘れてその光景に魅入っちゃった。
ただ…感動的な場面だけど、今のレグルス様達のレベルでデネボラを倒せるのかな?
地上にいたアンデッドはまだ残ってて人々を襲ってる。
ポラリスが祈りを捧げるように、両手を胸の前で握り魔法を唱えた。
『ホーリーランスアロー』
光属性上級魔法。
どんより重い分厚い雲が一部円状に消えて、天空から光の槍が降り注ぐ。
<グゥ…ウ…>
デネボラにも光魔法が効いてて苦しそうに藻掻いてる。
「うおぉぉ~!せ、聖女だぁぁ!!」
「聖なる力だー!すごいぞっ、聖女様が降臨したぞー!!」
「空が割れてるっ!奇跡だわっ!神よ、我らを救い給え!」
さすがポラリスッ!!やるねぇ~!
でもこの上級魔法は魔力消費がとんでもなく多いんだ。ゲームだと必死に集めたハイポーションで回復させながら戦ってたけど、皇帝の勝手な考えでドラコニス公爵家のハイポーション使えないし…回復しながら攻撃していかないと、絶対無理なのにっ!
案の定連発してるポラリスの顔色が悪くなってきてる。
「大丈夫か?!ポラリス」
「はぁ…、こんな時に…申し訳ございません…」
ポラリスは倒れ込んでレグルス様に支えられてる。
もうすでに魔力枯渇状態に近づいてるね。頭痛と倦怠感で立ってられないみたい。
これは危険だ。
屋根伝いに移動してレグルス様達の前に降りた。
「シリウス卿!?」
私はベルト部分に何本も常備してたアルファ商会のハイポーションをレグルス様へと投げ渡した。
「これは…」
レグルス様が受け取るのを確認して、またすぐさまデネボラの元へと舞い戻った。
ここでポラリスを生かすか殺すかが決まる。レグルス様のアルファルドとの確執が勝つか、ポラリスへの愛が勝つか…どっちだろうね?
<ショウメツ…>
デネボラがまたリターンの後に特殊闇属性魔法を撃ってくる。
アルファルドとの別れの挨拶を終えて、トップスピードでデネボラの周辺までやってきた。
私が来る前に一度攻撃されたのか、皇宮前は酷い有り様になってた。火の手が上がって、白亜のお城も多重魔法結界が壊されたのか瓦礫が散乱してる。
「逃げろぉーー!!」
「早くっ!!避難しろー!」
皇宮前はパニック状態で、まだ逃げ遅れた人々があっちこっちに走り出してる。
混乱しすぎてスタンピードの教訓が活かされてないな。こんな時、声を出せるといいんだけど…。
その間にもデネボラは自分の中心部に歪んだ暗闇に染まった闇の魔力を貯めて、ゲームで何度も見た広範囲攻撃を仕掛けようとしてる。
マズいっ!また来る!!
デネボラの真正面には帝都とアルタイル帝国の皇宮が控えてる。
私はデネボラの正面にある高い時計台に降り立ち、魔力を練り上げて魔法を展開する。
<ショウメツ…>
またあの耳障りな低い地を這うような不快な声が響く。
強力な闇属性魔法が口から放たれ、銀河のような黒く蠢く光が私もろとも皇宮も飲み込もうとしている。
『魔法無力化!』
魔法がぶつかり合いその衝撃で干渉する空間が歪み、お互いの魔法を相殺するように衝撃波が辺りに飛散した。
「ぐわあーー!!」
「何っ!?いやあー!!」
「うわぁぁー!!何事だぁ!!?」
周辺の建物は吹き飛ばされて、周りにいた人達も遠くまで飛ばされてしまう。
「あっ!…あれは、…英雄シリウスだぁぁ!!」
「シリウスよー!!」
「おぉ!神は我らを見捨てていなかった!!」
後方に控えて隊列を組んでる帝国騎士団や、防衛の要として駆り出されてる魔法アカデミアの教授達が驚愕の表情でこっちを見てる。
くっ…、今のでかなりの魔力を消費した…!
でも、この状況でなりふり構ってられない!自分の全力を出し切っても倒せるかわからないからっ!
私はデュランダルを片手にデネボラへと突撃していく。
ヤツの弱点は首の根元にある媒介核。
それは会議でも他の面々に教えてる。
近くの商店の屋根を蹴って、瞬時に風を切ってデネボラの首元まで到達した。
デュランダルを振り上げ、色味の違う核に向けて剣を突き立てた!
<ガッ……>
デネボラは広範囲攻撃を撃ったあと、次の攻撃まで少しだけ間が空くから。
今このインターバルの瞬間に攻撃しないと、また撃たれたら私が持たなくなる。
「今だぁーー!!シリウス卿を援護しろー!!」
「魔法使いは首元に全攻撃を放てぇぇーー!!!」
帝国騎士団、魔法騎士団が馬に乗り一斉にデネボラへと攻撃を仕掛ける。
後方で皇宮を護る魔法アカデミアの教授達も防御魔法を展開して次の攻撃に備えている。
私は一旦、脇にずれてデネボラの首元に迫る魔法攻撃を後目に、仮面を少しずらしてハイポーションを飲み干した。
一気に魔力体力が全回復する。
よしっ!!イケるっ!!
<アンコク…>
デネボラが次の闇属性魔法を唱えてる。
帝都全体が真っ暗闇に染まり、地面からデュラハンやアンデッドが現れてる。
上空にもリッチや死霊が現れて、避難の遅れてる帝都民がパニック状態になりながら様々な場所で悲鳴や絶叫が聞こえ始めてる。
今こそポラリスの出番だよ!!あと光属性アイテムを使って敵を攻撃しないとアンデッド系はいつまでも倒れない!
『シャイニングクロス』
眩い十字の光が辺りを照らして、アンデッドや死霊達が見る見る消滅していく。
これは光属性中級魔法。
願った通りポラリスが登場してその隣にはレグルス様、ルリオン様、マイアやアケルナーにリゲル、リリーまでアカデミアの制服を着て攻撃に参加してる。
「シリウス卿ー!!我らも加勢する!!」
レグルス様の号令でルリオン様やマイアも一斉に生き残ってるアンデッドを希少な光属性を纏った武器で次々倒してく。
すごいよっ!!このシーン、まさにラストの戦闘シーンだっ!!
一瞬戦いの緊張を忘れてその光景に魅入っちゃった。
ただ…感動的な場面だけど、今のレグルス様達のレベルでデネボラを倒せるのかな?
地上にいたアンデッドはまだ残ってて人々を襲ってる。
ポラリスが祈りを捧げるように、両手を胸の前で握り魔法を唱えた。
『ホーリーランスアロー』
光属性上級魔法。
どんより重い分厚い雲が一部円状に消えて、天空から光の槍が降り注ぐ。
<グゥ…ウ…>
デネボラにも光魔法が効いてて苦しそうに藻掻いてる。
「うおぉぉ~!せ、聖女だぁぁ!!」
「聖なる力だー!すごいぞっ、聖女様が降臨したぞー!!」
「空が割れてるっ!奇跡だわっ!神よ、我らを救い給え!」
さすがポラリスッ!!やるねぇ~!
でもこの上級魔法は魔力消費がとんでもなく多いんだ。ゲームだと必死に集めたハイポーションで回復させながら戦ってたけど、皇帝の勝手な考えでドラコニス公爵家のハイポーション使えないし…回復しながら攻撃していかないと、絶対無理なのにっ!
案の定連発してるポラリスの顔色が悪くなってきてる。
「大丈夫か?!ポラリス」
「はぁ…、こんな時に…申し訳ございません…」
ポラリスは倒れ込んでレグルス様に支えられてる。
もうすでに魔力枯渇状態に近づいてるね。頭痛と倦怠感で立ってられないみたい。
これは危険だ。
屋根伝いに移動してレグルス様達の前に降りた。
「シリウス卿!?」
私はベルト部分に何本も常備してたアルファ商会のハイポーションをレグルス様へと投げ渡した。
「これは…」
レグルス様が受け取るのを確認して、またすぐさまデネボラの元へと舞い戻った。
ここでポラリスを生かすか殺すかが決まる。レグルス様のアルファルドとの確執が勝つか、ポラリスへの愛が勝つか…どっちだろうね?
<ショウメツ…>
デネボラがまたリターンの後に特殊闇属性魔法を撃ってくる。
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