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旅行編
隠し部屋
しおりを挟む中は子供たちがいないせいか静かだった。
長い廊下が続き、途中何個か部屋がある。
お昼前なので、昼食を作っているのか、食欲をそそる良い匂いがしている。
食堂や調理場を通り過ぎ、途中別のシスターとすれ違うが、頭を下げてやり過ごす。
物凄い冷や汗を掻いたが、意外にもそのまま通り過ぎて行った。
(あぁ~、ビックリした!!心臓が!)
通りすぎた後もまだドキドキしている。
これは本当にスパイにでもなった気分だ。
ドキドキしながら横を見ると、ハルの方が堂々としている。
「ルーシェ、こっち」
ハルがルーシェのスカートを引っぱる。教会に繋がる廊下の横に更に右側に曲がる通路があり、物置小屋に繋がっているらしい。
絵画が一枚飾ってある本当にただの壁なのだが、ハルはここがその隠し部屋に繋がる場所だと言う。
「これ、どうやって開くの?」
「えっと、神父様は入るときにその絵をかまってた」
絵?この壁掛けの絵に仕掛けがあるのか。
これはハルじゃ届かないな。
ルーシェが絵画を手に取り、とりあえず裏側を覗いてみる。
特に変わった様子はない。裏もただの壁しかないし、絵にも仕掛けがない。
「え?何もないよ?」
「そんなことは…たぶん、その壁に何かないかな?」
ルーシェは壁をなぞるように触っていく。すると、少しだけ壁が緩んでいる箇所がある。
「これかな?」
緩んでいる部分を強めに押してみると、壁の一部が外れ、扉の様な隙間ができた。
(本当にあった!隠し部屋)
ルーシェはゴクリと唾を飲み込み、中へと入った。
中は薄暗く、昼間だというのに光があまり入っていない。何とか見えるくらいだ。
壁を探りながら前へ進む。
少し進むと部屋があった。鍵はかかっていない。
部屋の中へ入ると、天井に窓があるおかげか、光が届き良く見える。
六畳間くらいの狭い部屋で、机と椅子、小さな棚が一つあるだけだった。
ルーシェは急いで机の引き出しを探る。この中には書類の様な紙が几帳面に整えて入っていた。
それを中から取り出し、さっと目を通していく。
(違う……これ、も……これも違う!)
教会の会計書のようなものや、お布施の金額が書いた用紙はあるが、肝心なものは出てこない。
ハルも探してくれているが、なかなか見つからない。
しばらく探してもなかなか出てこない。
まさか、そんなものは存在しないのか。
証拠になるものがないと、何も証明出来ない。
ルーシェは焦ってくる。
小さな棚も一つずつ確認するが、やはりない。
「ルーシェ……ないのかな?」
ハルが不安そうに話かけてくる。
いや、必ずあるはずだ。考えろ。
ルーシェは頭をフル回転させ考える。
前世の漫画や小説とかだと、探してもない時はだいたいは床下に隠してあった。
部屋を見渡し、唯一絨毯の引いてある小さな棚が目に入る。
急いで棚を退かし、下に引いてある絨毯を捲る。床を触ると、一ヶ所だけ僅かに沈んでる箇所がある。
(あった!本当にあった!)
床の一部を捲ると、中から箱が出てくる。
中身を見ると子供達のリストと、金額が書かれた紙が入った束が見つかる。
前世の知識も馬鹿に出来ない。
「ハル!あったよ!」
「やったぁ!」
これが見つかったのだから、ここの神父は本当に犯罪に手を染めていたのだ。
これでハルの主張が証明される。
「おやおや、こんなところで泥棒とは感心しませんね」
「「!!」」
突然かけられた言葉を二人揃って振り返る。
夢中になって探していたせいか、気配に気付かなかった。
声をかけてきたのは神父だ。
顔は笑っているが、目が全然笑っていない。
神父の修道服を着て、見た目だけなら穏やかな聖職者なのに、やっていることが悪どすぎる。
「感心しないのはどっちなの?貴方の悪事を暴くつもりよ」
「泥棒をしていた方に、悪事を暴くなどと言われたくありませんね。自警団は呼びましたから、すぐに連れて行って頂きましょう」
「貴方は、ここの子供を売っているんでしょ!捕まるのは貴方の方だわ!」
ハルはルーシェの身体の後ろに隠れている。
「あなたは……確か、前にいましたよね?居なくなったと思っていたら……そうか…お前が……」
穏やかな表情から一変し、ハルを見る目が恐ろしく怖い。
「ひっ…!」
ルーシェのスカートを握りしめ、震えながら抱きついてくる。
「貴方はもう終わりよ。無駄な抵抗はしないで捕まりなさい」
「お嬢さん、貴女はこの子供に騙されているんですよ?目を覚まして下さい」
「ハルは嘘など言わないわ」
「嘆かわしい……聖職者である私の言葉が信じれないのですか?」
「私がこの部屋を探っている時点で、貴方の言っている事が嘘だとわかっているのよ!」
神父は笑いながら、喋りだす。
「くくくっ、そんなの誰が信じますか?私はここで何十年と誠心誠意を込めて神職に努めてきた身。どこの誰だかわからない貴女の言葉など、誰が信じてくれると思いますか?」
抱きついてくるハルの肩を抱きながら、ガラリと豹変した神父を睨む。
「正体を現したわね……証拠ならあるわ!」
先ほど紙の束を見せる。
しかし、神父は慌てた様子はない。入り口にいた神父はゆっくりとルーシェに近づいてくる。
「そんなもの、何の証拠にもなりません。ただの子供のリストです」
鼻で嘲笑うと、ジリジリと距離を詰めてくる。
「でも、金額が書いてあるわ」
「そんなものいくらでも誤魔化しは利きます」
「くっ、本当にどこまでも腐ってるわ!」
ハルの腕を掴むと、反対方向から入り口に向かって逃げ出す。
「逃げられませんよ?外には自警団がいるんですから」
後ろから神父が、慌てもせずに追ってくる。
「ルーシェ!どうするんだよ!」
暗い廊下を走りながら、ハルが聞いてくるがルーシェはとにかく走った。
隠し扉から出ると、ハルを引っ張りながら教会の外へと出る。
だがそこには、神父の言った通り自警団の人間が何人も周りを取り囲んでいた。
見た目はほぼ騎士と変わらない。
「あれ?シスター?お前が、神父様が言っていた泥棒か?」
剣を構えながら周りを囲まれる。ハルが怯えたように、ルーシェに抱きつく。
「泥棒などしておりません。神父様が犯罪を犯しているので、それを暴いたまでです!」
「神父様が!?そんな馬鹿な!」
驚いている自警団の人間に後ろから追ってきた神父が余裕を持った表情で自警団の人達に話しかける。
「皆さま方、そこにいる偽のシスターこそ、教会という神聖な場所で窃盗を行った泥棒です。言いがかりをつけて、私に罪を擦り付けようとする極悪人でございます」
神父の言葉に再びルーシェとハルは囲まれる。この地域ではルーシェが信じてもらうのは無謀だ。
なんの信頼も信用もない。
「おい、ルーシェ!いいのか?捕まるぞ!」
ハルがパニックになりながら聞くが、ルーシェは答えなかった。
このままじゃどのみち信じてもらえないし、捕まってしまう。
「これから罪については我々に決定権はない。領主様に決めてもらう。幸いにも今日は領主様が訪れている。今からお屋敷へ向かうからそこで判断してもらおう」
ルーシェとハルに縄が掛けられていく。
「神父様にもご同行願おう」
「えぇ、了承致しました。私でお役に立てるなら同行させて頂きます」
丁寧に受け答えする神父は余裕の表情だ。
馬車に乗せられ、そのままクロスフォード伯爵のお屋敷まで運ばれて行く。
馬車に揺られながら、これからの事について考える。
(これは絶対ウィル様に怒られるな……結局捕まっちゃったし……婚約解消されたらどうしよう………)
ルーシェの頭の中はウィルソンの事しかない。
罪人になることはないと思うが、ここまで騒ぎを起こして、領主様にまでこんな形で会うことになるなんて。
怖いと噂の領主様はルーシェの言い分を信じてくれるだろうか。
不安は尽きないが、ここまで来た以上もう引き返せない。
いつでも縄脱け出来るように縄を緩ませる。
準備は整った。後は、信じて貰えるのを期待するしかない。
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