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思いもよらない断罪
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「ルーファス・クライナート様!!貴方とリリー・ルイーゼ・エーヴェル嬢との婚約、この場を持って破棄させていただきます!!」
本日は王家主催の夜会。
原作ではまさにこの日、ジルは断罪される。
しかし、リリーの目の前で断罪されそうになっているのは、壇上にいるローベルトの傍にいるルーファスだ。
更に、壇上向かって指を指しながら大声を張り上げたのはジル。
ジルの傍では状況が処理しきれず呆然としているリリーがいる。
本来ならこの場で断罪されるはずのジルが逆に断罪する側にいるのは何故!?
そんなジルの奇行で折角の夜会を台無しにされても怒りを露わにするどころか肩を震わせて笑いをこらえているローベルトを見て「あいつも共犯か」と察した。
「何故、他人で無関係の貴方に本人達の合意なく婚約を破棄されなければならないんですかね?」
「黙らっしゃい!!貴方の非道な行動は全て分かっています!!その美しい顔の下はとんでもない下衆だと言う事が!!」
「…………」
ジルの言葉に会場にいる人々はザワザワとしだし、ルーファスは鋭い目付きでジルを睨みつけている。
それとは対象的にローベルトは「ぶはっ」と遂に吹き出していた。
「そこまで言うのなら当然物的証拠があるのでしょうね?」
「当然ですわ!!──アバン!!」
「はいはい。……全く、いつの間にやらいい小間使にされちゃってさ……」
パンッ!!と手を叩くと突如会場に姿を現したのはアバンだった。
その姿を見て更に会場は混乱した。
「あれは森の──!?」
「どこから現れたんだ!?」
「見て……あのおぞましい風貌……」
やはり魔術師というものは簡単には受け入れてくれないらしく、口々に蔑むような言葉を口にする。
アバンは聞こえないフリをしているが、しっかり聞こえているようで顔は険しい。
「アバン!!何してるの、こんな所までやって来て!!」
「何って、君の為に決まってるでしょ?」
そんなアバンの元へリリーが駆け寄り小声で話すと呆れた声で応えが返ってきた。
「君達にはこれぐらいの荒治療が必要だ」
「荒治療って……?」
「まあ、見てて」
そう言いながら手のひらに乗せた綺麗な紫色の石を見せた。
アバンが呪文を唱えると、その石から映像が……
「これは映像を残せる魔石。そして、ここに映像として残っているのはリリーの婚約者である宰相殿と噂のご令嬢との逢い引き現場だね」
そこには間違いなくルーファスとシルビアが愛睦まじく手を取り合っている姿が映し出されていた。
その映像を見た辺りの人達はザワッと一際大きく反応した。
原作ではローベルトと一緒になるはずのシルビアだが、既に原作の効力を失っている今、何が起きても驚かない。
それに、こうなればルーファス有責の上で婚約は破棄される。そう頭では分かっているのに、どうにも気が晴れない。
「さあ!!この決定的証拠を見てもシラを着るつもり!?」
ジルの顔はもう勝者の顔つきだった。
「はっ、この程度の事で証拠とはちゃんちゃらおかしいですね」
「はぁぁぁ!????」
「アバン。音声も再生してください」
「はいはい……」
そのやり取りにリリーは大きく目を見開いた。
何故ルーファスがアバンの名を知っているのか、そして何故アバンはルーファスの言う事を聞いているのかリリーは混乱したが、更に音声を再生された事でその混乱は愕然に変わった。
『ルーファス様……こんな気持ち抱いてはいけないと思っていたんだけど、私やっぱり……』
愛らしく頬を染め、目を潤ませながら懇願するようにルーファスに寄り添うシルビアを笑顔で見つめているルーファスだったが、告白を聞き終えるとその表情は一変していた。
『はぁぁぁ~……まったく、ちょっといい顔をするとすぐに自分に気があると思い込む。貴方の悪い癖ですね』
『そ、そんな事ありません!!私は本当に──!!』
『……そうですか。では聞きますが、貴方、私の他に口説いている男が複数人いますよね?確か……幼なじみとかいう男爵の子息に魔術師のアバン。それにウォルター団長と一瞬で玉砕したローベルト殿下……他にもいますが聞きますか?』
まさかヒロイン自ら手を出しに行っているとは……しかも対象者以外にも手を出しているとは露知らず、思わずシルビアの方を見ると可憐な様子は何処へやら。ワナワナと顔を真っ赤にして震えていた。
まあ、自分の男癖の悪さが露見してしまったんだ。恥ずかしさもあるだろう。
ジルはまさかローベルトにまで手を出そうとしていた事に腹を立ているようだったが”一瞬で玉砕”という単語に少し嬉しそうに顔を綻ばせていた。
「こ、こんなの捏造です!!アバン!!なんでこんなものを見せるのよ!!」
シルビアは烈火の如く怒り、その様子は到底ヒロインには似つかわしくない。
「捏造と言われるのは些か腹ただしいですね。こちらには貴方に言い寄られた人間がいるのですよ?それを捏造とは……」
「ち、違う!!私は本当に──!!」
「皆を愛している。ですか?貴方の安い愛情なんて誰も必要ないんですよ。本当に欲しいのは愛する者、ただ一人だけでいいんです」
ルーファスはリリーを見つめながらそんな事を口にしたもんだからリリーは思わずドキッとしてしまった。
熱くなる顔に気づかれぬよう改めてシルビアの方を見ると、こっちはこっちで歯を食いしばり怒りを露にしていた。
「~~~~ッ!!!な、何よ!!私の魅力が分からない国なんてこっちから願い下げなのよ!!こんな国出てってやる!!後で後悔しても知らないから!!」
シルビアは「ふんっ!!」と息巻いて会場から出て行ってしまった。
「……え?」
リリーはこの状況に頭が追いつかない。
そんなリリーの前にウォルター団長がやって来た。
「リリー。お前は本気でルーファスと婚約破棄したいのか?」
「……………」
原作通りだとルーファスはシルビアの事を愛していたはずだが、今しがたそのシナリオは打ち砕かれた。
では、リリーは何の為に婚約を破棄する?
言葉が出ず黙っていると、ウォルターはおもむろにリリーの手を取った。
「本気で婚約破棄を願うのならば、俺がどうにかしてやる。その変わり、俺の婚約者にならないか?」
「え?」
本日は王家主催の夜会。
原作ではまさにこの日、ジルは断罪される。
しかし、リリーの目の前で断罪されそうになっているのは、壇上にいるローベルトの傍にいるルーファスだ。
更に、壇上向かって指を指しながら大声を張り上げたのはジル。
ジルの傍では状況が処理しきれず呆然としているリリーがいる。
本来ならこの場で断罪されるはずのジルが逆に断罪する側にいるのは何故!?
そんなジルの奇行で折角の夜会を台無しにされても怒りを露わにするどころか肩を震わせて笑いをこらえているローベルトを見て「あいつも共犯か」と察した。
「何故、他人で無関係の貴方に本人達の合意なく婚約を破棄されなければならないんですかね?」
「黙らっしゃい!!貴方の非道な行動は全て分かっています!!その美しい顔の下はとんでもない下衆だと言う事が!!」
「…………」
ジルの言葉に会場にいる人々はザワザワとしだし、ルーファスは鋭い目付きでジルを睨みつけている。
それとは対象的にローベルトは「ぶはっ」と遂に吹き出していた。
「そこまで言うのなら当然物的証拠があるのでしょうね?」
「当然ですわ!!──アバン!!」
「はいはい。……全く、いつの間にやらいい小間使にされちゃってさ……」
パンッ!!と手を叩くと突如会場に姿を現したのはアバンだった。
その姿を見て更に会場は混乱した。
「あれは森の──!?」
「どこから現れたんだ!?」
「見て……あのおぞましい風貌……」
やはり魔術師というものは簡単には受け入れてくれないらしく、口々に蔑むような言葉を口にする。
アバンは聞こえないフリをしているが、しっかり聞こえているようで顔は険しい。
「アバン!!何してるの、こんな所までやって来て!!」
「何って、君の為に決まってるでしょ?」
そんなアバンの元へリリーが駆け寄り小声で話すと呆れた声で応えが返ってきた。
「君達にはこれぐらいの荒治療が必要だ」
「荒治療って……?」
「まあ、見てて」
そう言いながら手のひらに乗せた綺麗な紫色の石を見せた。
アバンが呪文を唱えると、その石から映像が……
「これは映像を残せる魔石。そして、ここに映像として残っているのはリリーの婚約者である宰相殿と噂のご令嬢との逢い引き現場だね」
そこには間違いなくルーファスとシルビアが愛睦まじく手を取り合っている姿が映し出されていた。
その映像を見た辺りの人達はザワッと一際大きく反応した。
原作ではローベルトと一緒になるはずのシルビアだが、既に原作の効力を失っている今、何が起きても驚かない。
それに、こうなればルーファス有責の上で婚約は破棄される。そう頭では分かっているのに、どうにも気が晴れない。
「さあ!!この決定的証拠を見てもシラを着るつもり!?」
ジルの顔はもう勝者の顔つきだった。
「はっ、この程度の事で証拠とはちゃんちゃらおかしいですね」
「はぁぁぁ!????」
「アバン。音声も再生してください」
「はいはい……」
そのやり取りにリリーは大きく目を見開いた。
何故ルーファスがアバンの名を知っているのか、そして何故アバンはルーファスの言う事を聞いているのかリリーは混乱したが、更に音声を再生された事でその混乱は愕然に変わった。
『ルーファス様……こんな気持ち抱いてはいけないと思っていたんだけど、私やっぱり……』
愛らしく頬を染め、目を潤ませながら懇願するようにルーファスに寄り添うシルビアを笑顔で見つめているルーファスだったが、告白を聞き終えるとその表情は一変していた。
『はぁぁぁ~……まったく、ちょっといい顔をするとすぐに自分に気があると思い込む。貴方の悪い癖ですね』
『そ、そんな事ありません!!私は本当に──!!』
『……そうですか。では聞きますが、貴方、私の他に口説いている男が複数人いますよね?確か……幼なじみとかいう男爵の子息に魔術師のアバン。それにウォルター団長と一瞬で玉砕したローベルト殿下……他にもいますが聞きますか?』
まさかヒロイン自ら手を出しに行っているとは……しかも対象者以外にも手を出しているとは露知らず、思わずシルビアの方を見ると可憐な様子は何処へやら。ワナワナと顔を真っ赤にして震えていた。
まあ、自分の男癖の悪さが露見してしまったんだ。恥ずかしさもあるだろう。
ジルはまさかローベルトにまで手を出そうとしていた事に腹を立ているようだったが”一瞬で玉砕”という単語に少し嬉しそうに顔を綻ばせていた。
「こ、こんなの捏造です!!アバン!!なんでこんなものを見せるのよ!!」
シルビアは烈火の如く怒り、その様子は到底ヒロインには似つかわしくない。
「捏造と言われるのは些か腹ただしいですね。こちらには貴方に言い寄られた人間がいるのですよ?それを捏造とは……」
「ち、違う!!私は本当に──!!」
「皆を愛している。ですか?貴方の安い愛情なんて誰も必要ないんですよ。本当に欲しいのは愛する者、ただ一人だけでいいんです」
ルーファスはリリーを見つめながらそんな事を口にしたもんだからリリーは思わずドキッとしてしまった。
熱くなる顔に気づかれぬよう改めてシルビアの方を見ると、こっちはこっちで歯を食いしばり怒りを露にしていた。
「~~~~ッ!!!な、何よ!!私の魅力が分からない国なんてこっちから願い下げなのよ!!こんな国出てってやる!!後で後悔しても知らないから!!」
シルビアは「ふんっ!!」と息巻いて会場から出て行ってしまった。
「……え?」
リリーはこの状況に頭が追いつかない。
そんなリリーの前にウォルター団長がやって来た。
「リリー。お前は本気でルーファスと婚約破棄したいのか?」
「……………」
原作通りだとルーファスはシルビアの事を愛していたはずだが、今しがたそのシナリオは打ち砕かれた。
では、リリーは何の為に婚約を破棄する?
言葉が出ず黙っていると、ウォルターはおもむろにリリーの手を取った。
「本気で婚約破棄を願うのならば、俺がどうにかしてやる。その変わり、俺の婚約者にならないか?」
「え?」
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