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SuperHero準「乳首が感じるSuperHero物語」 第85話

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小太郎が突然

「そうか!わかった」

と叫んだ。
西山が

「何が分かったんだ?」

と聞くと、

「昨日のブラック星人っすよ。
あれ、マッチョ星人隼人が、SuperHero準がいないことを知って、出現させたんじゃないっすかね。」

「小太郎、お前勘がいいな。俺もそう思った」

「先輩の話じゃ、マッチョ星人って、俺の先輩の林隼人さんなんですよね、元は」

「うん」

「西山先輩、マジで怒らないで聞いてくださいね。
以前俺、先輩に自分の本心って、先輩の場合は、俺から見てはっきりしてて、乳首に聞いてくださいよって言わなかったっすか?」

「うん、言われた気がする」

「この前の西之島で先輩、その答えを見つけたんじゃないっすか?」

西山は一瞬ドキっとした。
西山の頭の中で西之島の出来事が蘇る。

隼人に乳首犯されながら、指だけでトコロテンさせることができるのは隼人だけ。
乳首だけを犯されて気絶してしまうのも隼人に犯られたときだけ。
そして隼人の金玉の匂い。
そうだ、あの時、自分でも気づかないうちに、隼人を受け入れたんじゃないのか。
いや、一番自分の本性を見透かしてくれるのは、隼人だと気づいたんじゃないのか。
だから、隼人は俺の中に女性器を作った。
違う、俺が隼人に本当に犯されたくて、白蛇の力を借りて、自分の意思で作ったんじゃないのか。
なぜ夢で隼人が高校時代から俺のことを好きだった、それもなかなか自分から言い出せないくらい純情だったシーンを見たのか。
西山は自分自身の心の謎が解けていくのを確かに感じていた。
西山は、小太郎にぽつりと言った。

「そうかもしれない」と。


青木小太郎は西山の顔の目の前まで寄ってきて、

「先輩、西之島で隼人先輩に強姦されたんじゃないっすよね」

「そうかもしれない」

小太郎は両手で西山の肩を掴んで

「先輩自身、気づかなかったかもしれないっすけど、先輩の意思で隼人先輩を受け入れたんじゃないっすか?」

「そうかもしれない」

「だって、隼人さんを直接知ってる先輩の話じゃ、隼人先輩って、割と引っ込み思案で、それでいて凄く優しくて、面倒見も良かったって評判なんっすよ。
隼人先輩、実は俺たちと同じようにホモで、西山先輩のことが好きだったんじゃないっすか?」

「そうかもしれない、いやそうだった。
新宿のホモクラブで隼人に会って、初めて無茶苦茶乳首を犯してくれた。
隼人は高校時代から俺のこと好きだった。
ずっとずっと好きだった。
それを俺は知らなかったけど、あのホモクラブで初めてあんなに乳首犯されて、俺も隼人を好きになって体が求めてて、でもあの直後に隼人は事故に遭って冥王星に連れていかれた。
それでも、冥王星で必死に頑張って冥王星の王になって、俺を迎えにきたんだ」

「隼人先輩って、西山先輩と違って一途なんっすよ」

「うん、え?こら!小太郎」

小太郎は西山を抱きしめて言った。

「違いますよ、西山先輩の魅力は、どうしようもなく淫乱なとこっす。
隼人先輩の方がホモには珍しいタイプっすよ。
俺もそうっすよ。先輩しか抱きません。先輩しか見えません」

「小太郎って、俺より五つも年下なのに、なんでそんなに人のことが分かるんだ?
俺、今やっと自分が分かったような気がするのに」

「違いますよ。俺が先輩のこと、本気で好きだから分かるんです。
隼人先輩もそうなんじゃないかなあ」


小太郎のお陰で、西山は分からなかったことが全部ではないが、分かるようになった気がしていた。
これは俺が自分で選んだ道だったんだと。

「でもね、俺ね、腹が立つことがあるんす」

「何なの?」

「この地球より文明が進んでるって言うSuperHero星や冥王星の汚さっす。
隼人先輩も西山先輩も、その犠牲者なんじゃないかって」

「小太郎、それだけは違う。
今回SuperHero星は俺を捨てたんじゃなくて、俺の意思を尊重してくれたんじゃないかなって思えるようになってきた」

「あ、それ、確かに。さすが西山先輩っす」

「ううん、違う。
小太郎に目を覚ましてもらったから見えるようになってきた、そんな気がする」

「そうっすか?可愛い西山先輩」

「残された一週間、思い切り淫乱になりたい。
小太郎にもいっぱい犯してもらいたい。
でも、ノンケの弘二には理解してもらえないかも」
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