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SuperHero準「乳首が感じるSuperHero物語」 第51話
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西山は
「伊川隊長!」
と思わず口にしたが、胸が張り裂けそうだった。
「やっぱり弘二、隼人にやられたんだ。
いったい何されたんだ。
何しやがったんだ、隼人」
心の中で、西山は隼人を恨んだ。
伊川の突然の告白に幹部たちも動揺していた。
「伊川隊長、マッチョ星人に襲われて大丈夫なのか?」
「今は大丈夫であります。
でも卑怯にも私は逃げてしまいました。
西山隊員に罪はありません。
私が護衛にと引っ張っていったのです」
「嘘だ!弘二!」
西山は思わず幹部の前で伊川弘二の名を呼び捨てで呼んでしまった。
「黙れ!西山!」
しかし、伊川の方がドスが効いた大声を出したため、西山の失言を気にする幹部はいなかった。
「卑怯にも逃げ出した処分は甘んじて受けますので、よろしくお願いいたします。
くれぐれも、西山には非はありませんのでご配慮お願いいたします」
幹部たちはひそひそ話し合っていた。
{今日はこのくらいにしておいたほうが}
{そうですね、詳細はまた後日}
{いやいや、伊川隊長が襲われたとなれば、父親の伊川秀彦議員が黙っていないでしょう。
この件は伏せた方が・・・}
『とにかく二人とも今日は帰りなさい。車を用意しよう』
と言って、部屋をそそくさと出ていった。
残された伊川と西山。
「西山、家に帰れ」
「弘二、今夜一緒に居ちゃダメ?」
「帰れ!帰れと言ってるだろ!」
伊川は大声で怒鳴った。
西山の目から涙がぼろぼろこぼれ落ちた。
「お前にこんな姿見られたくないんだ。帰ってくれ」
土下座して咽び泣く伊川の背中を見ながら、西山は涙を拭いて部屋を出た。
西山は用意された車を断って、地球防衛軍本部の裏口から出た。
誰かガタイのいい男が立っている。
「君は確か・・・」
「飯田高原でお会いした青木小太郎であります」
と西山に礼をした。
「めでたく地球防衛軍に入隊することが出来ました。
今訓練生として勤務しております」
「そうか、おめでとう。悪いな、今日はちょっと」
西山がガクンと倒れそうになった瞬間、小太郎がガッっと西山の体を支えた。
「西山先輩、大丈夫でありますか?
家まで車でお送りいたします」
と、この瞬間を待っていたかのように、すぐ傍に停車してあった小太郎の車の助手席に西山を乗せ、シートベルトを掛けてあげる小太郎。
その時小太郎の手が西山の胸に当たった。
(西山先輩の胸!乳首はどこだ)
「ありがとう、自分でできるよ」
と西山に言われ、手を離す小太郎。
心の中で
(惜しかったー)
と口惜しがる小太郎。
小太郎が運転席に座ると西山が
「すまんな、俺の家は・・・」
「西山先輩、知っております。出発いたします」
小太郎が車を運転している間、西山は涙を浮かべながら、じっと目を閉じていた。
小太郎は心の中で
「西山さん、やっぱエロ!今日襲うか?」
と妄想していた。
その頃伊川は用意された車で送ってもらい、マンションの部屋に帰っていた。
ケータイが鳴り、
「はい」
と出てみると、母親の声
「弘二、大丈夫?」
「はい、大丈夫です。今日はすみません、一人にしてください。
またお礼に伺います」
と言って電話を切った。
どっと疲れたようにソファに座る伊川。
やるせなさと切なさでいっぱいだった。
冥王星の隼人は、謹慎は解けたものの、すぐ地球にいくことは憚れた。
カーキ星人が
{もう少しの辛抱でございます、隼人様}
と忠告した。
「ふむ、来月あたりに地球に行って、西山をおびき出そう」
「伊川隊長!」
と思わず口にしたが、胸が張り裂けそうだった。
「やっぱり弘二、隼人にやられたんだ。
いったい何されたんだ。
何しやがったんだ、隼人」
心の中で、西山は隼人を恨んだ。
伊川の突然の告白に幹部たちも動揺していた。
「伊川隊長、マッチョ星人に襲われて大丈夫なのか?」
「今は大丈夫であります。
でも卑怯にも私は逃げてしまいました。
西山隊員に罪はありません。
私が護衛にと引っ張っていったのです」
「嘘だ!弘二!」
西山は思わず幹部の前で伊川弘二の名を呼び捨てで呼んでしまった。
「黙れ!西山!」
しかし、伊川の方がドスが効いた大声を出したため、西山の失言を気にする幹部はいなかった。
「卑怯にも逃げ出した処分は甘んじて受けますので、よろしくお願いいたします。
くれぐれも、西山には非はありませんのでご配慮お願いいたします」
幹部たちはひそひそ話し合っていた。
{今日はこのくらいにしておいたほうが}
{そうですね、詳細はまた後日}
{いやいや、伊川隊長が襲われたとなれば、父親の伊川秀彦議員が黙っていないでしょう。
この件は伏せた方が・・・}
『とにかく二人とも今日は帰りなさい。車を用意しよう』
と言って、部屋をそそくさと出ていった。
残された伊川と西山。
「西山、家に帰れ」
「弘二、今夜一緒に居ちゃダメ?」
「帰れ!帰れと言ってるだろ!」
伊川は大声で怒鳴った。
西山の目から涙がぼろぼろこぼれ落ちた。
「お前にこんな姿見られたくないんだ。帰ってくれ」
土下座して咽び泣く伊川の背中を見ながら、西山は涙を拭いて部屋を出た。
西山は用意された車を断って、地球防衛軍本部の裏口から出た。
誰かガタイのいい男が立っている。
「君は確か・・・」
「飯田高原でお会いした青木小太郎であります」
と西山に礼をした。
「めでたく地球防衛軍に入隊することが出来ました。
今訓練生として勤務しております」
「そうか、おめでとう。悪いな、今日はちょっと」
西山がガクンと倒れそうになった瞬間、小太郎がガッっと西山の体を支えた。
「西山先輩、大丈夫でありますか?
家まで車でお送りいたします」
と、この瞬間を待っていたかのように、すぐ傍に停車してあった小太郎の車の助手席に西山を乗せ、シートベルトを掛けてあげる小太郎。
その時小太郎の手が西山の胸に当たった。
(西山先輩の胸!乳首はどこだ)
「ありがとう、自分でできるよ」
と西山に言われ、手を離す小太郎。
心の中で
(惜しかったー)
と口惜しがる小太郎。
小太郎が運転席に座ると西山が
「すまんな、俺の家は・・・」
「西山先輩、知っております。出発いたします」
小太郎が車を運転している間、西山は涙を浮かべながら、じっと目を閉じていた。
小太郎は心の中で
「西山さん、やっぱエロ!今日襲うか?」
と妄想していた。
その頃伊川は用意された車で送ってもらい、マンションの部屋に帰っていた。
ケータイが鳴り、
「はい」
と出てみると、母親の声
「弘二、大丈夫?」
「はい、大丈夫です。今日はすみません、一人にしてください。
またお礼に伺います」
と言って電話を切った。
どっと疲れたようにソファに座る伊川。
やるせなさと切なさでいっぱいだった。
冥王星の隼人は、謹慎は解けたものの、すぐ地球にいくことは憚れた。
カーキ星人が
{もう少しの辛抱でございます、隼人様}
と忠告した。
「ふむ、来月あたりに地球に行って、西山をおびき出そう」
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