SuperHero準「乳首が感じるSuperHero物語」

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SuperHero準「乳首が感じるSuperHero物語」 第48話

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東京、地球防衛軍入隊試験最終面接試験会場に青木小太郎の姿があった。
ピシッとスーツを着て、男が見ても惚れ惚れするような好青年だった。
面接の順番待ちをしていて、小太郎がトイレに入った時、休憩中の面接官の話を偶然聞いてしまった。

「入隊希望者の殆どが伊川隊長と西山隊員が目標だと言っているのには参ったよな。
内密にはしているが、二人は今、長期休暇中なのにな。
噂では任務を放り出して二人でお楽しみ中なんて言われているのに、何が目標だよな、全く」

小太郎は急いでトイレを離れた。

「伊川隊長と西山隊員が二人で長期休暇中?
どうりで先日の怪獣来襲の時も、SuperHero準が現れなかった訳か。
何か事情があるんだろうが、面接で二人のことには触れない方が良さそうだな」

小太郎の読みは的中した。
小太郎は面接で

「地球防衛軍の中で尊敬する人が誰とかではなく、地球防衛軍の崇高な任務を担えることこそが私の誉です」

ときっぱり答えた。

翌日の最終合格者発表で青木小太郎は主席合格となった。
合格者50名はすぐに招集され、正式な入隊は4月1日だが、来月2月1日から大学生は学校の許可があれば訓練生として勤務できると伝えられた。
大学で、単位もすべて修得し、レスリングの試合も全て終わっている青木小太郎はさっそく2月1日からの訓練生に応募した。

「きっと伊川隊長も西山先輩もすぐ復帰するさ。
あの西山さんのエロ乳首、早く犯してえ」

これが小太郎の一番の目的だった。


2月になり、青木小太郎は訓練生として地球防衛軍に勤務していた。

「伊川隊長と西山さんはまだ復帰してないのか」

ちょっとがっかりした表情の小太郎だった。


一方、伊川と西山は、ウドンターニー郊外の一軒家で相変わらずSEX三昧の生活を送っていた。

「西山、俺もそろそろ働かないとな」

伊川は母良子からの十分すぎる仕送りもあり、金には困っていなかったが

「甘えてばかりはいられないだろ。
チェンマイの領事館に行って相談してくるから、その間、ここで待っていられるよな。
もしマッチョ星人が現れたら、必ず俺に連絡するんだぞ、いいな」

と言って家を出ていった。

西山はため息をついた。
タイでの愛する伊川との甘い甘いSEX三昧の生活も、もう1か月になる。
満足していると言えば嘘ではないが、日本のことも気になっていた。
SuperHeroと合体する時の「日本の平和を守る」と言う約束が果たせていないからだった。


ぼうっとして掃除機をかけて部屋を掃除していると、目の前にスーっとSuperHeroセブンとSuperHeroエースが現れた。

「あっ」

西山は驚いて言葉が出なかった。
セブンが

「準よ、お前は何のためにSuperHeroと合体したのだ。
お前が日本にいない間にM35星雲の怪獣が北陸地方を襲い、北陸新幹線が破壊されたのを知らないのか。
お前の超能力はどうした。
男に溺れて消えてしまったのか」

と問いただした。
西山準は返す言葉もなかった。
エースも

「お前が冥王星の隼人王に甚振られ苦戦しているのは分かっている。
しかし、隼人王も人間伊川弘二を傷つけた罪で謹慎処分になっている。
これはもっと早くお前に伝えるべきだったがSuperHero王がお前の自主性に任せよと言うので黙視してきた。
別に人間西山準が何人もの男と関係を持とうが、そんなことはどうでもいい。
ただ、お前の任務に支障を与えるような男とはお前は距離を置かなければいけないのだ。
このままだとお前を処分しなければならなくなる」

西山準は目に涙を浮かべながら

「分かってるんだ。このままじゃいけないって。
でも、弘二のことを思うと、俺がいなくなって弘二が悲しむと思うと、どうしても踏ん切りがつかなかったんだ」

エースは西山準に近寄り、超能力で西山を真っ裸にすると西山の乳首を両手で掴んで

「うん、うん」

とエロい声を出す準に

「違うだろ、西山準。目を覚ませ。
お前はこの乳首を弄ってくれる相手なら誰でもいいのだ。
それがお前の本性だ。
だからお前をSuperHeroにしたのだ」

エースは西山の乳首を捻じって揉んで引っ張った。

「うわん、あはん」

傍でセブンが

「女好きな地球人だと、SuperHeroと地球人の間に子供ができる危険性があるから困るのだ。
それは掟に反するのだ。
だからSuperHero星だけでなく他の高度文明の星でも、ホモの男を選ぶのだ。
いくら地球の男と乱れようが犯されようが構わん。
しかし、任務の遂行が出来なければ、お前を捨てなければいけない。
今すぐ日本に戻れ。一人でだ」

乳首を弄られている西山はチンポを勃起させて、あんあん喘ぎながら

「でも、弘二が帰ってきて俺がいなければ、弘二は正気でいられなくなる。
弘二が帰ってきたら、俺からきちんと話をして二人で日本に帰るから、それで許してくれ」

と訴えた。セブンが

「一週間以上は待てないぞ」

と言った後、セブンとエースは消えた。
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