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本編

終】散々…そして、抱きしめて(前) ※

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襲われるシーンがありますm(_ _)m


===============
 
 
 チャプチャプと水音。
 身体が浮いてる。

 目を開けば見慣れない場所。湯船に浸かってる。後ろにお湯とは違う温もりが感じる。

「ダグぅ~、タクト目が覚めたぁ~」
 浴室に声が反響する。

 バスローブのダグがひょっこり現れた。
 湯船から引き上げられる。

 タオルで包まれて横抱きで運ばれる。
 まだラブホテルだ。
 ダグの厚い胸に頬をつける。安心する。

「辛いところないか? 俺が離れてる間にハードだったな」

 んー、お腹の奥がなんか痺れてるというか違和感が…。でも、どう言っていいか…。

「あのね、奥が、お腹の奥がね…」
 お腹を摩りながら、ポツリポツリと言ってみたが、上手く言えない。

「結腸抜いたの初めてだったか? 玩具でもソコまでやってない?」

「結腸? お腹側の気持ちいいところコシュコシュしてオナニーするから、よく分からない」

 自己流です。ネットで色々見てみたけど、よく分からなくて、玩具はネットで買ってみて、気持ちいいと思う感じでしてる。
 独りよがりなのです。

「気持ちいいところ…。前立腺か」

 専門用語はよく分かりません。気持ち良くなったらいいから覚える気はないです。勉強の専門用語が多くって、脳みその枠はそっちでいっぱいいっぱいです。

 ベッドの上で拭いて貰いながら、そんな話をしつつ合間にチュッチュとキスされる。口もだけど髪や頬や身体に、チュッチュ。
 くすぐったいけど、なんだか幸せな気分になる。

「タクトどんな感じぃ~」
 サクの軽い感じの口調。風呂から上がってきた。バスローブが色っぽい。胸元が大きく開いてるから?

「大丈夫そうだ」
 ボクにバスローブを着せてながらダグが返してる。器用な人です。

「じゃあ、もうちょっとしようよ。泊まりにしよ?」
 サクがベッドに乗り上がってきた。

「「え?」」
 気が合いました。

「イチャイチャしようよ。タクトいいよね? あ、その前に連絡先交換しようか。メッセージアプリ入れてる?」

 ベッドから軽やかに降りるとみんなのスマホを持ってきた。
 メッセージアプリ起動。あまり使う事がないからやり方がよく分からなくて、サクが手早く操作して、あっという間に、ダグとサクのアイコンが表示されてる。

『よろしくお願いします』と入力、送信。
 二人にスタンプで返された。
 ついていけるかなぁ…。

 スマホが回収されて、押し倒される。
 二人とさっきとは違うゆるゆるとあやされるようなセックスをした。後ろから肉棒を出挿れされながら、眼前に出された肉棒を口に挿れて貰って出し挿れ。喉のちょこちょこ当たって気持ちいい。

 自分がモノになったような気がする扱いなのに、気持ち良くしてもらって、二人も気持ち良くなってもらってるようだった。

 お腹がぽっこりするかと思うような重みを感じた頃、みんなでお風呂でイチャイチャしながらボクは外も中も洗われて、アンアンと甘ったるく喘いでしまった。

 二人に挟まれて抱きしめられるようにして眠った。暖かくてぐっすり。

 朝、起こされて、支度もしてもらった。と言うもの立てなくて、ふらふらしてたので、お家まで送ってもらっちゃった。

 その後もちょくちょく会って、お話だけだったり、イチャイチャしたりした。
 サクとダグの二人を相手にする事もあれば、ひとりを相手にする事もあった。会う頻度はサクさんの方が多かった気がする。

『バイトする気ない?』
 ポンとメッセージが入った。

 バイト?
 最近は単発しかしてない。勉強の方は今落ち着いてるからしてもいいかな。

『単発的なのなら、時間調整できます。』

『じゃ、今度の金曜夜空けといて。場所とか後で送る~』

 サクと会う時はいつハメられるか分からないから、後ろの準備はしていくようにしてる。この前なんて、裏路地でいきなり突っ込まれちゃった。

 地面から足が浮いちゃって、突き上げられるたびに自分の体重でもサクを奥まで感じて。お外だから声を我慢してる内に、中に出されて、ボクがイけてないのにズボンとか整えられちゃって…。
 その後、手を引かれて、街中を歩いたんだけど。後ろから漏れそうで、ふるふるして悶えて、小声で『トイレ』って言うボクをサクが楽しそうに見てるから、こういうものなのかなって思ってた。

 だから、準備はしていく。バイトってなんだろう…。

 スマホに表示されてる場所に向かう。







 廃ビル?
 事務所に使われてたんだろうか。事務用の机が幾つもあった。
 ボクは何も考えずに軋むドアを開けて中に入った。
 外の騒がしい音が漏れ入ってきてる。

 中には、サクと何人も男がいた。
 サクと違って髪を染めたガラが良くない感じの男たち。嫌な感じがする。

「サク、バイトって?」

 サクが咥え煙草で男たちからお札を回収してる。

「ん? 来たね。コイツらのオナホになってやって。タックンのが名器だって言ったらさ、試したいって言うのが増えちゃったから、まとめてちゃっちゃと終わらせようかなって」

「な、なんで…」
 声が掠れて、情けない声が出る。

「ひとり一人相手してたら大変だろ?」

 軽い口調。

「お前ら、後ろの穴だけな。フェラとかお口は無しな。格安なんだから我慢しろ。追加は料金も追加な」

 慌ててさっき閉じたドアに向かう。
 これは襲われると言うヤツです。
 初めての襲われた状態とは明らかに犯罪的です。第一ボクがイヤです。拒否です。だから、これは強姦が適応されます。

「バイトしてくれるって言ったじゃん」

「い、イヤです」

 ドアノブに手が届く前に腰に見知らぬ男の腕が回って持ち上げられてしまった。男たちは皆さん体格がよろしいです。きっと結腸とかぶち抜きされます。

「コンドーム必須ね」

 ゴムがあってもイヤですッ!
 足をバタバタしてたら埃っぽい机にうつ伏せに押しつけられた。
 手足ビニールテープが巻かれてる。紐が手首と事務机の脚を繋いだ感じになってる。手首を動かして紐を引っ張ったら机がガタガタとなった。

 お尻が外気に晒される。

 涙が出てきて「サク、サク、ヤダ、やめてッ」と何度も叫んだけど、目の前に来たサクはイケメン顔を歪ませながらボクの頭を撫でながら「ちょっと我慢したらン万円の稼ぎだよ」と笑って言った。
 ボクが助けを求めようと口を開けるソコにタオルを押し込まれた。舌で押し出そうとすると頭の後ろでキツく縛られた。大きく開いた口の端にタオルが食い込む。

 誰の指か分からないのが、後孔に突っ込まれる。



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