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本編

1】始まりは…(下) ※

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「可愛い事するね…」

「なになに?」
 サクの声が傍でする。
 そっちを見ると、離した手をダグの大きな温かい手が掴んで、勃起してるダグを握らされた。
 硬くて、ボクの手の中で大きくなってビクビクとしてる。

「さて、そろそろかな。サク、ゴムとってくれ」

「えー、生でいっちゃえよ。お初ものだし、心配ないだろ?」

 ボクは、二人に見られていて、手にはダグがビクビクしてて、顔が熱くなってて、恥ずかし過ぎる。
 何か言いたいんだけど、何を言っていいか分からなくて、ダグを握った手を動かしていた。する事も考えて後ろの準備はしっかりしてきていた。

「ぼら、早く欲しいってさ」

「あ、ち、違っ…あ、あぅ…」

 離そうとする手が手で包まれて離せない。するかもは思ってたけど、欲しいとかじゃなくて…。
 ローション垂らされる。ヌチュヌチュと立派な陰茎に塗りたくられる。ボクの手を使われる。

 後孔の肉輪が複数の指が開いて拡げて具合をみてる。
 腰が持ち上げられてチンぐり返しになっていく。

「仕方ないな。感覚はこっちの方がはっきりなんだけど…キツかったら言えよ?」

 よく分からないけど、気遣われてる。コクコク頷く。姿勢がキツくて声が出ない。
 手が離してくれる。
 サクがボクの手を拭いてくれて、両手をベッドに手のひらを合わせて押さえつける。

 ボクは逆さに見えるイケメンさんのサクを見つめる。万歳のボク。ボクの腰が少し下ろされて、指が抜かれてちょっと寂しい孔にテカテカ光ってるダグのが当てがわれてる。

「生が入るよ~」
 居酒屋さんみたいにサクが言った。

 ふわふわに解された後孔に亀頭が入っていくのを感じてた。

「先っぽが入ってくよ。結構広がるなぁ。小さいのにやるなぁ~。エラのとこ咥え込んだッ」

 肉輪を太いところが通過する感じがする。今までこんなに広がった事ない…。
 口が自然と開いて、背中が反ってくる。

「我慢できないぃ~」

 サクが軽く言って、ボクの口に何か押し込んできた。
 舌に苦い味とつるりとした感触。擦り付けられる。目を開けば、サクの股間だった。ボクの口にサクの勃起した物が入れられてる。噛んじゃダメだと口を大きく開くと舌の上を滑らせ奥まで入って来る。

 ダグのも肉輪を通過して、張り出た傘が腸壁を引っ掻いてる。
 舌の上を往復して陰茎が上顎をゴリゴリと刺激して、喉の手前まで行っては戻って来る。

 嘔吐きそうになりながら、口の中のサクを受け入れ、後ろの口にダグを受け入れいく。

 ボクの身体がいっぱいにされていく。
 鼻先に陰毛と陰嚢が感じる。石鹸の香り。苦味のある独特の味と臭い。

 噛まないように口を開けてると、後ろも緩んでるのかズブズブと何も出来ずに入っていくままにしてるとお腹に圧迫が増してきて、トンと内蔵を持ち上げられる抵抗を感じた。

「やっぱ小柄だからここまでか」
 ダグが何か言ってる。
「お前がデカ過ぎんだ。こっちの感じ、イイぜ…」
 サクが甘ったるい声で言い返してる。

 緩く上も下もぐるぐると肉棒で掻き回される。いっぱいに満たされて、舌を動かし唾液を啜りながら鼻で息をする。お腹側のいいところを引き潰されて擦られて、キュンキュンと受け入れてる腸全体が締まる。

 二人が呻いてる。

「やばいは、コレ」
「保たねぇかも」
 そんな事を聞いた後に肉棒がほぼ同時に動き出した。

 手が縫い付けられて動けなくて、背を反られて喉奥まで突っ込まれるのを受け入れる。喉ちんこ手前のソコ気持ちいいかも…。

 腹圧が増してくる。トントンと奥が肉棒の先っぽに殴られる。何かが押し開かれそう…。

 脚が律動に合わせて揺れる。
 乳首がツンツンに尖ってるのを感じていた。

 イ、ク……。

 頭が弾けそうに真っ白になって来る。
 全身がブルブルと震えてくる。
 
 自分の陰茎が痛いほどに勃起して、玉が張ってきて、解放まで秒読みになった時、口の中の肉棒が大きく腫れた気がして、ドロリとした温かなモノが口の中に広がり喉に押し込まれるように注がれる。

 ミモザの液体と同じように入れられるままに嚥下していく。喉に張り付くような粘性を感じながら飲み込む。
 腹の奥に熱を感じて、先っぽが捩じ込まれるような圧迫を感じ、ボクの陰茎から放出された精液を追って、何かが尿道を駆け上がってプシュプシュと出た。

「コイツ、潮まで吹いた」
「最高ッ」

 二人の声を聞きながら、意識が遠退いていった。

 頬に刺激で目を覚ました。

 サクが逆さまじゃない。ボクに覆い被さってる。いい笑顔でボクの頬を手を軽い感じで打ち付けていた。

「あ、寝てた?」
 口の中が変な感じ。
「大丈夫。ちょっと気持ち良過ぎてトンでた感じかな。次はオレね?」

 サクの硬いのがボクの後孔に挿さり掛かってる。
「あ、よろしくお願いします」
「何それ、可愛いッ」
 頬に唇が触れてリップ音。
 音に顔が赤くなるのを感じる。
 ボクの初めては濃厚です。

「顔が赤くなってるぅ~。キスで? もっとエッチな事してるのにぃ~」
 ズププと侵ってくる。ダグのがまだ入ってる感じ。そこに新たな感じで肉棒が熱を孕んで侵ってくる。

「ダ、ダグ、さん、わぁ~?」
「風呂。今はオレ見てよぉ~」
 拗ねた声にコクコク頷いて、抱きつきたくて手を伸ばす。
 ダグさんほどじゃないけど、十分筋肉質の肩を撫でるように手を這わせて、胸筋を撫で背中に手を回した。

 その間もズブズブと中に入って来る。太さはオナニーで使ってるのと同じ感じだけど、長さがダグと同じ…もうちょいあるかも。

 お腹の奥に当たる。さっき開きそうな感じだったのが、再び開きそうになる。

 冷や汗が吹き出してくる。
「どうした?」
「ん、んはぁ、なんか、挿さって…」

 ボクの言葉を聞いて、緩い腰振りが力強くなって、肉棒が抜けるギリギリまで腰が引かれて、勢いよく腸壁をエラでヌチュチュッ!と押し拓きながら奥に向かって突き上げてくる。

 何度も往復されて、お腹側のいいところが抉られて、喘ぎが叫びような声になってきて、背中が反り返ってくる。

「あー、あぁぁああああ…あん、はぁあああん…ッ!」

 さっき射精したのにまた出そう…。
 先っぽがサクの腹で擦られてる。射精感もなんだけど、なんか違う感じがしてくる。

「な、なんかぁぁあああ、クルッ、クルゥぅうううう…ッ!」

 ピュッピュ、プシュプシュッとなんか出た。出続けてる…。

「もっとイけッ」
 サクがなんか言って、パンとお尻がサクと接触した。肉棒が全部入らないって言ってて、肉が打ち合う音がしなかったのに、目の前に星が散って、頭が白くなってるところにお尻に衝撃。パンパンと音が聞こえていた。

 脚がピンと伸びて、股が広がってピクピクと身体が跳ねる。
 接合部もいやらしい音が。お腹の中でも音がする。何かがクポクポと出入りしてる。奥の方が痺れてきたところへ何かが挿さり込んで、熱いのをブワッと吹きつけ注いできた。

『気持ちいい…』

 ふわふわした状態で身体が沈んでいった。




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