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1】始まり ※

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甘々な二人を割く気はないんですよ?
短編のつもりだったんですが、一気に書けないので、連載に。
色々ありますが、ハピエン予定です。
よろしくお願いします。


ーーーーーーーーー



バーで飲んでる。
彼のバーじゃないところで飲んでる。
ケンカしてるとかじゃないよ。怒ってるって訳じゃない。
ただ単に別なところで飲んでるだけ。
気分変えたい時ってあるじゃん。

ただね、隣にイケメンさんが座ってます。
妙に近いんです。これってあれですよね。今までの経験上、お誘いが有りますね。
ーーーつまみ食していいですか?

でも、マスターって独占欲強いんだよね。
彼だけの人になったオレとしては、ここは操を立てて、お断りがいいんですよねぇ。

奏者は、彼だけでいいんだけど、というか、オレを奏でれるのは、彼だけのような気もするんだけど。

隣りの芝生はなんとやら、たまには奏者を変えてもいいんじゃないだろうか。
だって、彼の良さってさ、彼だけだと分かんなくなんない?

と、都合のいい事を並べ立てて、イケメンさんについてきちゃった。

ホテルです。

きゃっ!
久しぶりの他の人とのホテルぅ。なんだか心躍る。準備万端。イケメンさんを待ちます。

あら?
腕にタトゥーです。あちらの方?ーーー不味いな……。

腰にタオル巻いただけのワイルド感とタトゥー。やばい人?

つつーーーーッと幾何学模様をなぞる。

「ヤバいのじゃないよ。と言ってもこれのお陰で温泉や銭湯は難しくてね」
「ふーん」
何か意味のある模様なんだろうか?
「部族の模様。ちょっと関わった事あってさ」
「そうなんだ」
イケメンさんはフィールドワークの人なのかもしれない。
タトゥーに目がいってたけど、身体も筋肉質。実用的な筋肉です。
浅黒い肌がエロいですよね。

「あなたは色白で柔らかい。指は長くて綺麗だ。爪も整ってる。何か指を使う職業の人?」
分析されちゃった。
「楽器を弾く人。今日はオレを奏でてみて?」
しなだれかかる。
「では、遠慮なく」
顎に指がかかりあげられる、唇が降ってきた。
ちょっと厚めの唇が肉感で腰にクル。

バスローブの隙間から手が差し込まれ、胸を弄られる。たぶんしっかり立ってる。だってこんなに腰が揺れちゃって感じてるんだもん。
「ん、んぅぅん」
ほら、尖りに触れたら、ピンって弾かれた。

「こんなに立たせて、いやらしいね」
バスローブの襟に手を掛けると、一気に引き下ろすようにひん剥かれた。
あまりの突然の行動に思わず胸を隠した。

肩が出た着崩れたローブが腰に絡んで、裾が肌けて、腿が露わに肝心なところは際どく隠れてる。

「いい眺めだ」
ワイルドぉ~。期待で胸がザワつく。

腰に手が回るとグッと持ち上がり、ベッドの真ん中に放られるように、押し倒された。

やぁん! もうどうなっちゃう?!

シュルッと紐が解かれてた。もう、合わせをズラせば肌だ。

抱き込まれた。
バスローブが掴まれ、ずらされ、抜き取れる。イケメンさんの肌がびったり張り付いて、タオルも取って、もう何もかもがくっついてます。
いや~ん、ドクドクしてるぅ。
オレのに擦り付けないでぇ。感じちゃうぅん!

胸の空間がちょっと浮いたなと思ったら、突起が肌で擦られて、、、しっかり触って欲しくて、胸を突き出してた。

ペニスをぶつけてくる。
オレの完全に勃ってたから、ペチペチと互いが打つかって、弾かれ、戻って、なんだか変なこと感じぃ……。

ああ、どの刺激もハッキリしなくて、じれじれで、オレのは先走りで濡れて光ってた。
もう我慢出来ない。触ってくれないなら、自分で!

手を自分に伸ばす。触れる寸前で止められた。
イケメンさんはいつの間にか身体を起こして、オレの様子を見てたようだ。
観察されてた?

グイッと前に腰を突き出してきた。
手を導かれる。
大きい……太い。
血管が浮き出て、ガチガチに勃ってる。MAXですかね。
解したけど、もう少し解さないと……。

太さを確認するように握り込むと、眉間に少し皺がよる。
擦り上げると、吐息が漏れた。

「舐めたい?」
無意識に唇を舐めてたようだ。
返事を待つ事なく、シックスナインの体勢に。

オレに舐めさせる間に後ろを解し出した。
ローションをたっぷり塗りこめて、解していく。
受け入れる準備を自分でしてるみたいで、大きい逸物で顎がだるくなるのも苦にならない。唾液に先走りが混ざってるのも気にならずに飲み込んでた。
早くコレを挿れて欲しい……。そればかりが頭を支配する。

前立腺を刺激されて、腰が上がる。
ペロリと舐めれ、咥えたまま喘いだ。
口端から唾液が垂れる。

ズルリと口から太いペニスが抜けていく。

ああ、待って…。
舌を突き出して追いかける。

胸を抑えられて、ベッドに縫い付けられる。

「上の口よりこっちの口に挿れた方が気持ちいいんじゃない?」
惚けて聞いてた。コクンと頷く。頭に霞がかかったみたいで、気持ちいいって単語だけで、頷いてる。

手で脚を持つように促される。
思いっきり脚を開いてM字開脚で、後孔を晒して期待に胸を躍らせていた。

「生でいい?」
もうどうでもよくて、コクコク頷いてた。
早くぅぅぅ!

「では、いきますよ」
切っ先が当てられ、ズブっと突っ込まれた。
躊躇はない。
ズブズブと尻肉を掴まれて、挿し込まれていく。休む事も戻る事もなく、奥へ、前へとズンズン、ズブズブと挿れ込まれた。

「あ、あ、あぁ、ああああ、ぁぁああああ……」

ズブズブと一定速度でカリが筒を拡げて進んでいく。
尻に陰毛感じた。
全部入ったのだろうと思ったのに、最後の一押しといった風情でぐりっと突っ込まれた。

「はぁぁああああん!」
ブシュっと白濁が漏れるように流れ出た。

膝裏を掴む手に力が入る。
顎が上がって、孔を締めてしまった。
しっかり解してくれてなかったら、切れてたかも。

太さを感じて、馴染むまでは待ってくれた。

ハクハクと息を吐き、胸を上下させる。

「もう動いていい?」
一応許可は取ってくれる。頷いた後はどうなるかは分からない。怖くなった。
「や、優しく、お願い、します」
息を吐きながら、伝える。

ニヤッと笑ってる。
ブルっと震えが走った。
ナカの雄にも伝わったと思われる。
ローションを足して、脚から手を外させると背中に回すように促してくる。

おずおずと回し、目見る。
奥に獣の光が閃いてた。
魅入られて…諦めた。

ズクンと奥で蠢く。
「はぅぅぅん!」
始まった。

「ひゃっ! あ! ああああぁぁぁ! きゃうぅぅん! にゃぁぁぁぁああああ!」

激しい!!!!

ズクン! ズクン!
と抉られ、引き出され、肉杭を打ち込まれる。
バチンバチンと肉を打つ音。

中で漏れ出た白濁とローションで孔の縁は泡立って、ぐちょぐちょと水音。
混ざって、激しく音を響かせる。

身体は翻弄されて、揺さぶられ続ける。
手は滑り落ちて、シーツを掴んで、耐えた。

どれくらい揺れに翻弄されていただろう。
段々とその揺れも打ち込まれる太いペニスも何もかもが気持ち良くなっていた。

「はぁぁぁん! あん! あぁああん! もっとぉぉん!」

ズゥンとナカに衝撃が。射精したらしい。
オレのは断続的に漏れ出て、だらしない事になってた。

硬さも太さも変わらない。

円を描くようにナカを掻き回す。
肉筒にみっちり詰まって、余すところなく全体を刺激する。

「はぁぁぁ……!」

身体が浮き上がった。
抱き起こされて、真下から突き上げられる。

「は! ふかぁぁあいぃぃん……」

引き上げられ、落とされ、ぐりっとナカで抉り回され、また引き上げられる。
「まぁあ、てぇぇんん!」

もうダメってところで引き上げられ抜かれた。
後ろからドロっと白濁が漏れる。

うつ伏せに倒されると、グッと腰を引き上げられた。漏れ出てものが垂れて、腿を伝う。

ドンっと肉杭が打ち込まれた。
「はぅぅぅん!」
もうそれも気持ちよかった。
背が反って、過ぎる快感を逃す。

解れて、しっかり受け入れたオレの後ろは貪欲に、太い獣の雄を貪っていた。

尻を押しつけ、もっともっとと強請り、振り続ける。

背中で唸り声がする。
獣だ。
オレは獣に組み敷かれていた。




ーーーーーーーー

受の彼は元々、不特定多数の相手の間をふらふらしてたのでね……。
ハピエンじゃないとマスター怒るので、ハピエンは確定です。

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