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3 第2回入院(薬物療法3コース目)

抗がん剤治療中に体力向上を頑張った話

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 抗がん剤を舐めていました・・・といったら正にその通りではある話ですが・・・

 色々抗がん剤治療に負けない方法がある中で、ふと目に留まったのが、抗がん剤で体力が落ちないよう、体力維持に務める。というのがありました。本に記載の理論と方法は正しいもので、入院により削げ落ちていく筋肉を維持するため「椅子から立ち上がる動作を繰り返すなどの軽い運動」を推奨するといった内容でした。
 抗がん剤治療中は他の患者に比べ若いこともあり比較的元気であったため、「運動で筋肉を維持する」というところを意識し、2回目の退院後の自宅療養中、物置からさび付いたルームランナーを持ち出してきて「ちょっと」運動をしてしまったのです。

 その頃はすっかり体を動かさなくなってたところにちょっと小走り的にルームランナーで運動したことが意外と心地よく、900m×3本とか運動して、いい汗をかいたな(笑顔)などと悦に入っていたのですが、翌日、翌々日となるにつれ体中が痛くなって、さらに熱も出てきて明らかに「もしかして、私の体おかしいんじゃね?」と感じ始めたのが手遅れの合図でした。
 健常体であれば、適度な運動は筋肉に良い刺激となって、ちょっとした筋肉痛から筋肉が太くなっていくような体の変化を感じることができるのでしょうが、抗がん剤=新しい細胞を攻撃する薬(毒)らしく、全身が炎症を起こしたような状態になるとともに、疲労困憊状態になり38℃以上が何日も続きました。結局、堪えなきれずになって病院に行ったら即入院(熱はその後も数日続いた)の憂き目にあってしまいました。

 今なら、無知とは恐ろしいとわかるんですが、何事も自分の体を理解しながら慎重に体調管理を行わねばならぬと深く反省した次第です。何事もやり過ぎは大敵、安静大事。
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