47 / 69
047 謁見
しおりを挟む
あれからリュシーファは姿を現さなくなった。
大好物のエサ(クッキーと砂糖菓子)を持って神殿に行っても頑なに姿を現さない。
俺に怒られるのを恐れているのだろう。
当然だ。
あの日以来、俺はリオンの突き刺さるような視線と鼻息荒い呼吸に神経をすり減らしているのだから。
断罪裁判はリュシーファの登場で全て決着した。
ムンジェスとジャミルは激しい苛立ちを抱えつつも沈黙するしかない。
神様に喧嘩を売るほど馬鹿ではないからだ。
俺としても今回の件で両者を断罪出来なかったのは悔しい。
今回は見逃すが、いずれ目に物見せてやる。
断罪裁判を終えて俺はダグラス王に呼び出された。
謁見の間で極小数の人間のみでの会見が行われる。
謁見の間にはダグラス王と護衛の騎士が数名。
俺は一人でリオン達は控室に待機させていた。
リュシーファに神託の騎士と指名されたのが原因だ。
オスカーシュタイン家の子息が神託の騎士に選ばれた。
テオドールの勇名と相まってオスカーシュタイン家の権勢に重みが増す。
ダグラス王としても看過できない事態なのだろう。
「なぜお前はグラスに滞在しておったのだ?」
オスカーシュタイン家の領地ヴィルガスタに居るべきところが北の交易都市グラスに居た。
その事を指摘されて冷や汗が滲む。
まさかモストティアに鉄を買いに行く途中です。
などと馬鹿正直に言えるハズもない。
そんな事を言えば軍事用に購入するよう命じられてしまう。
東の戦場が膠着状態なのは周知の事実だ。
ダグラス王としても打開策を模索している状態に違いない。
「エルネスト商会が身売りしていると聞きましてグラスに向かいました。すると我が家臣とエルネスト商会の会長婦人が良き仲となりまして。片や独身、片や未亡人、良い縁だと思い結婚の運びとなったのですが」
ロジャーノが待ったをかけて結婚が頓挫し、色々と揉めていたと説明した。
本当の事だから嘘を言ってない。
理由に関しては身分差を持ち出してエリオットの件は隠蔽した。
幸いにもリュシーファが身分差による迫害をやめるようダグラス王とエルパウロ教皇に告げている。
それを免罪符にアスタールとエレオノーラの結婚を執り行う予定だと告げると。
「それは良い。ならば儂の名において両名の結婚を許可しよう」
思いもよらぬダグラス王の提案に驚いた。
王様の許可があれば誰も文句を言えない。
なんの障害もなく結婚を執り行えるだろう。
これは渡りに船だと内心で大喜びした。
もちろん面には出さず、努めて平静を保ちつつ深々と感謝した。
「お待ちください」
下げた頭を上げるとエルパウロ教皇が謁見の間に現れた。
神の御子となったエリオットも一緒だ。
子供用の修道服を着て身なりを整えている。
ロジャーノの姿は見えないな。
おそらく神経が衰弱し切って今頃横になっているのかもしれない。
「そのお話、是非とも私も加えて頂きたい」
「ほう、では教皇の名において結婚を認めると?」
ダグラス王が確認するとエルパウロ教皇は頷いた。
「もちろんですとも。リュシーファ様が直々に申されたのですから。教皇として率先して態度を示さねばなりません」
「あいわかった。では儂と教皇の連名で許可証を出そうぞ」
「それは良い考えです。是非ともそうしましょう」
あれよあれよと話が進んでまとまった。
そんな簡単に?
気軽過ぎないか。
そう俺が戸惑うほどに。
こうしてアスタールとエレオノーラの結婚はダグラス王とエルパウロ教皇の連名で許可証が発行された。
リュシーファに受けた神託を果たすべく動いた結果だろう。
貴賎を排除した最初の事例として大々的に宣伝したい思惑もあったようだ。
その結果、報を受けたグラスでは上よ下よの大騒ぎになったらしい。
奴隷だと反発していた一部の商人達が大量の祝い品を持ってアスタールに陳謝したそうだ。
その後、ダグラス王とエルパウロ教皇から神託の騎士として色々と話し合いを行った。
人間の差別や亜種族の迫害を監視する任をリュシーファから与えられた件についてだ。
両名共に俺がリュシーファの代行者という認識でいるらしい。
だから意見の擦り合わせを行って認識のズレを無くそうと思っているようだ。
「では奴隷を解放すべき、という認識ではないのだな?」
ダグラス王は憂慮すべき懸念材料が杞憂に終わって安堵したようだ。
俺が奴隷解放を訴えた過去を知っているからだろう。
もしここで俺が奴隷解放を主張したら。
とんでもない大波乱を巻き起こす事は容易に想像できた。
「父に叱責されて考えを改めました。現状では奴隷を解放しても無用の混乱を引き起こすでしょう。それに反乱を誘発する危険性もあります。それを考慮すれば奴隷解放は主張できません」
「うむ、そうであるな。ならば奴隷の扱いについて問題はないと判断して良いな?」
奴隷の扱いはこれまで通りだとダグラス王が告げる。
俺は首を横に振って否定した。
「お言葉では御座いますが。私は奴隷解放を断念した訳ではありません」
「それは、どういう事ですか?」
エルパウロ教皇が疑問を呈した。
話の道筋からして断念せざるを得ないと思ったからだろう。
「法を整備し、基準を定めて奴隷解放の道筋を整えるのです。リュシーファ様も人間の差別や亜種族の迫害を憂慮していました。現状維持は御心に沿う形ではなく、努力を怠った慢心的な行為だと捉えるでしょう。それではどのような神罰を受けるか分かりません」
「ふ~む……言われてみれば最もな話しよな」
「確かに、ご神託を推察するとエルロンド殿の申す事が正しい様に思います」
現実的に困難な問題にダグラス王とエルパウロ教皇は頭を悩ませた。
本当に可能なのか?
そう思うほどに奴隷の解放は難しいからだ。
アクセルの問題はエルロンドが子供だったから沈静化する事ができたのだ。
経験も知識も浅い子供のヤンチャだと断じれば言い訳もできる。
かなり強引だったが、それで事を収めるに至った。
しかし国王と教皇という地位が奴隷解放を宣言すればどうなるか。
エルロンドの奴隷解放問題でさえ貴族の強い反発を買ったのだ。
ダグラス王とエルパウロ教皇が奴隷解放を宣言すれば大波乱を引き起こすのは間違いない。
最悪の場合、ブランドル王国内で暴動が起きかねない。
教会の信者も安全性の懸念から反発するに違いないのだ。
「先の長い問題になりそうだ。奴隷も少数ならば解放に否は無いのだが。数が多くなれば不安も懸念も増大しよう。それを払拭するとなると、どうすべきか」
「やはりエルロンド殿の申す通り法を整備して基準を定め、少数から実績を作り徐々に認知を広げるしか手はありますまい」
結果、国と教会が連携して実績を作っていく事になった。
これが徐々に広まれば世間の認識も少しずつ変わっていくだろう。
手っ取り早いのはリュシーファが世界各地に顕現して奴隷解放を訴えれば済む話なのだが。
さすがに非現実的だしリュシーファが引き受けるとは思えない。
それにしても神託の騎士という地位がこれほど有益に作用するとは。
それだけリュシーファが神様として崇め奉られているという証だろう。
この後も亜種族について色々と話し合った。
ブランドル王国では亜種族の迫害を禁止し、友和政策に舵を切るという事になった。
もっとも亜種族は人間と距離を置いているため名目的な政策になるだろうが。
俺にとっては有益な政策だ。
これで堂々とオーガを家臣にしていると宣言する事ができる。
とはいえ宣言するのは今ではない。
まだ悪感情が根強い今ではなく、頃合いを見計らってからじゃないと。
ダンジョウという仇討ちもある事だし。
しばらくはオーガの存在を隠す事になりそうだ。
謁見の間においての話し合いは有意義に終わった。
俺はエリオットに祝福を述べてエルパウロ教皇に真実を他言しないと約束した。
すでにロジャーノから報告を受けていたのだろう。
エルパウロ教皇は俺に深く感謝して今後の誼を通じる事になったのだった。
大好物のエサ(クッキーと砂糖菓子)を持って神殿に行っても頑なに姿を現さない。
俺に怒られるのを恐れているのだろう。
当然だ。
あの日以来、俺はリオンの突き刺さるような視線と鼻息荒い呼吸に神経をすり減らしているのだから。
断罪裁判はリュシーファの登場で全て決着した。
ムンジェスとジャミルは激しい苛立ちを抱えつつも沈黙するしかない。
神様に喧嘩を売るほど馬鹿ではないからだ。
俺としても今回の件で両者を断罪出来なかったのは悔しい。
今回は見逃すが、いずれ目に物見せてやる。
断罪裁判を終えて俺はダグラス王に呼び出された。
謁見の間で極小数の人間のみでの会見が行われる。
謁見の間にはダグラス王と護衛の騎士が数名。
俺は一人でリオン達は控室に待機させていた。
リュシーファに神託の騎士と指名されたのが原因だ。
オスカーシュタイン家の子息が神託の騎士に選ばれた。
テオドールの勇名と相まってオスカーシュタイン家の権勢に重みが増す。
ダグラス王としても看過できない事態なのだろう。
「なぜお前はグラスに滞在しておったのだ?」
オスカーシュタイン家の領地ヴィルガスタに居るべきところが北の交易都市グラスに居た。
その事を指摘されて冷や汗が滲む。
まさかモストティアに鉄を買いに行く途中です。
などと馬鹿正直に言えるハズもない。
そんな事を言えば軍事用に購入するよう命じられてしまう。
東の戦場が膠着状態なのは周知の事実だ。
ダグラス王としても打開策を模索している状態に違いない。
「エルネスト商会が身売りしていると聞きましてグラスに向かいました。すると我が家臣とエルネスト商会の会長婦人が良き仲となりまして。片や独身、片や未亡人、良い縁だと思い結婚の運びとなったのですが」
ロジャーノが待ったをかけて結婚が頓挫し、色々と揉めていたと説明した。
本当の事だから嘘を言ってない。
理由に関しては身分差を持ち出してエリオットの件は隠蔽した。
幸いにもリュシーファが身分差による迫害をやめるようダグラス王とエルパウロ教皇に告げている。
それを免罪符にアスタールとエレオノーラの結婚を執り行う予定だと告げると。
「それは良い。ならば儂の名において両名の結婚を許可しよう」
思いもよらぬダグラス王の提案に驚いた。
王様の許可があれば誰も文句を言えない。
なんの障害もなく結婚を執り行えるだろう。
これは渡りに船だと内心で大喜びした。
もちろん面には出さず、努めて平静を保ちつつ深々と感謝した。
「お待ちください」
下げた頭を上げるとエルパウロ教皇が謁見の間に現れた。
神の御子となったエリオットも一緒だ。
子供用の修道服を着て身なりを整えている。
ロジャーノの姿は見えないな。
おそらく神経が衰弱し切って今頃横になっているのかもしれない。
「そのお話、是非とも私も加えて頂きたい」
「ほう、では教皇の名において結婚を認めると?」
ダグラス王が確認するとエルパウロ教皇は頷いた。
「もちろんですとも。リュシーファ様が直々に申されたのですから。教皇として率先して態度を示さねばなりません」
「あいわかった。では儂と教皇の連名で許可証を出そうぞ」
「それは良い考えです。是非ともそうしましょう」
あれよあれよと話が進んでまとまった。
そんな簡単に?
気軽過ぎないか。
そう俺が戸惑うほどに。
こうしてアスタールとエレオノーラの結婚はダグラス王とエルパウロ教皇の連名で許可証が発行された。
リュシーファに受けた神託を果たすべく動いた結果だろう。
貴賎を排除した最初の事例として大々的に宣伝したい思惑もあったようだ。
その結果、報を受けたグラスでは上よ下よの大騒ぎになったらしい。
奴隷だと反発していた一部の商人達が大量の祝い品を持ってアスタールに陳謝したそうだ。
その後、ダグラス王とエルパウロ教皇から神託の騎士として色々と話し合いを行った。
人間の差別や亜種族の迫害を監視する任をリュシーファから与えられた件についてだ。
両名共に俺がリュシーファの代行者という認識でいるらしい。
だから意見の擦り合わせを行って認識のズレを無くそうと思っているようだ。
「では奴隷を解放すべき、という認識ではないのだな?」
ダグラス王は憂慮すべき懸念材料が杞憂に終わって安堵したようだ。
俺が奴隷解放を訴えた過去を知っているからだろう。
もしここで俺が奴隷解放を主張したら。
とんでもない大波乱を巻き起こす事は容易に想像できた。
「父に叱責されて考えを改めました。現状では奴隷を解放しても無用の混乱を引き起こすでしょう。それに反乱を誘発する危険性もあります。それを考慮すれば奴隷解放は主張できません」
「うむ、そうであるな。ならば奴隷の扱いについて問題はないと判断して良いな?」
奴隷の扱いはこれまで通りだとダグラス王が告げる。
俺は首を横に振って否定した。
「お言葉では御座いますが。私は奴隷解放を断念した訳ではありません」
「それは、どういう事ですか?」
エルパウロ教皇が疑問を呈した。
話の道筋からして断念せざるを得ないと思ったからだろう。
「法を整備し、基準を定めて奴隷解放の道筋を整えるのです。リュシーファ様も人間の差別や亜種族の迫害を憂慮していました。現状維持は御心に沿う形ではなく、努力を怠った慢心的な行為だと捉えるでしょう。それではどのような神罰を受けるか分かりません」
「ふ~む……言われてみれば最もな話しよな」
「確かに、ご神託を推察するとエルロンド殿の申す事が正しい様に思います」
現実的に困難な問題にダグラス王とエルパウロ教皇は頭を悩ませた。
本当に可能なのか?
そう思うほどに奴隷の解放は難しいからだ。
アクセルの問題はエルロンドが子供だったから沈静化する事ができたのだ。
経験も知識も浅い子供のヤンチャだと断じれば言い訳もできる。
かなり強引だったが、それで事を収めるに至った。
しかし国王と教皇という地位が奴隷解放を宣言すればどうなるか。
エルロンドの奴隷解放問題でさえ貴族の強い反発を買ったのだ。
ダグラス王とエルパウロ教皇が奴隷解放を宣言すれば大波乱を引き起こすのは間違いない。
最悪の場合、ブランドル王国内で暴動が起きかねない。
教会の信者も安全性の懸念から反発するに違いないのだ。
「先の長い問題になりそうだ。奴隷も少数ならば解放に否は無いのだが。数が多くなれば不安も懸念も増大しよう。それを払拭するとなると、どうすべきか」
「やはりエルロンド殿の申す通り法を整備して基準を定め、少数から実績を作り徐々に認知を広げるしか手はありますまい」
結果、国と教会が連携して実績を作っていく事になった。
これが徐々に広まれば世間の認識も少しずつ変わっていくだろう。
手っ取り早いのはリュシーファが世界各地に顕現して奴隷解放を訴えれば済む話なのだが。
さすがに非現実的だしリュシーファが引き受けるとは思えない。
それにしても神託の騎士という地位がこれほど有益に作用するとは。
それだけリュシーファが神様として崇め奉られているという証だろう。
この後も亜種族について色々と話し合った。
ブランドル王国では亜種族の迫害を禁止し、友和政策に舵を切るという事になった。
もっとも亜種族は人間と距離を置いているため名目的な政策になるだろうが。
俺にとっては有益な政策だ。
これで堂々とオーガを家臣にしていると宣言する事ができる。
とはいえ宣言するのは今ではない。
まだ悪感情が根強い今ではなく、頃合いを見計らってからじゃないと。
ダンジョウという仇討ちもある事だし。
しばらくはオーガの存在を隠す事になりそうだ。
謁見の間においての話し合いは有意義に終わった。
俺はエリオットに祝福を述べてエルパウロ教皇に真実を他言しないと約束した。
すでにロジャーノから報告を受けていたのだろう。
エルパウロ教皇は俺に深く感謝して今後の誼を通じる事になったのだった。
21
お気に入りに追加
340
あなたにおすすめの小説
気がついたら異世界に転生していた。
みみっく
ファンタジー
社畜として会社に愛されこき使われ日々のストレスとムリが原因で深夜の休憩中に死んでしまい。
気がついたら異世界に転生していた。
普通に愛情を受けて育てられ、普通に育ち屋敷を抜け出して子供達が集まる広場へ遊びに行くと自分の異常な身体能力に気が付き始めた・・・
冒険がメインでは無く、冒険とほのぼのとした感じの日常と恋愛を書いていけたらと思って書いています。
戦闘もありますが少しだけです。
平民として生まれた男、努力でスキルと魔法が使える様になる。〜イージーな世界に生まれ変わった。
モンド
ファンタジー
1人の男が異世界に転生した。
日本に住んでいた頃の記憶を持ったまま、男は前世でサラリーマンとして長年働いてきた経験から。
今度生まれ変われるなら、自由に旅をしながら生きてみたいと思い描いていたのだ。
そんな彼が、15歳の成人の儀式の際に過去の記憶を思い出して旅立つことにした。
特に使命や野心のない男は、好きなように生きることにした。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ユウ
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
ぐ~たら第三王子、牧場でスローライフ始めるってよ
雑木林
ファンタジー
現代日本で草臥れたサラリーマンをやっていた俺は、過労死した後に何の脈絡もなく異世界転生を果たした。
第二の人生で新たに得た俺の身分は、とある王国の第三王子だ。
この世界では神様が人々に天職を授けると言われており、俺の父親である国王は【軍神】で、長男の第一王子が【剣聖】、それから次男の第二王子が【賢者】という天職を授かっている。
そんなエリートな王族の末席に加わった俺は、当然のように周囲から期待されていたが……しかし、俺が授かった天職は、なんと【牧場主】だった。
畜産業は人類の食文化を支える素晴らしいものだが、王族が従事する仕事としては相応しくない。
斯くして、父親に失望された俺は王城から追放され、辺境の片隅でひっそりとスローライフを始めることになる。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる