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ギデオンに抱きしめられると、すごく安心する。不安な気持ちが薄れる。幸せとは、こういう気持ちのことを言うのかな。デックは今、辛い目に合ってるかもしれないのに、俺だけ幸せに浸っていていいのかな。…デックも俺と同じだと思ってた。デックは、アシュレイ王子のことを好きなんだと…。その好きな人に刃を向けるようなことをするなんて、理由を知りたい。俺も無関係では無い気がする。
「リオ」
「ん…なに?」
名を呼ばれ、顔を上げるとキスをされた。
嬉しいけどまだ慣れない。恥ずかしくてギデオンの目を見ることができない。
口内を動き回る舌に必死で舌を絡ませていると、シャツの下に手を差し込まれて、腰を撫でられ肩が跳ねた。
「ふっ…んん!」
「リオ…少しいいか?」
「ふぇ…?」
いいか?って何が?
ぼんやりとしている間に、手際よく上着とシャツを脱がされた。部屋の中は暖かいけど、少しだけ身体が震える。同じく半裸になったギデオンがリオを押し倒した。そしてリオの首から胸へとキスをしていく。
リオが、くすぐったさに身を捩っていると、胸に可愛らしくついている桃色の突起を吸われた。
「んあっ」
「かわいい…」
ここって弄られると、こんな感じなんだ…なんか変…背中がゾワゾワする。
ギデオンの頭を押して離せと抗議するけど効果は無い。刺激が強くて手に力が入らないから。なんでそんなとこ舐めるの?と思うけど、好きな者同士がする行為の一つだと、何となくわかる。じゃあこの後は?どうするの?
その答えはすぐにわかった。
左右の突起を交互に吸っていたギデオンが、リオのズボンと下穿きを下げて股間についてるモノを触ったのだ。
「あっ!えっ…ちょっ…と!」
「リオはここもかわいいな」
「おい!失礼なことを言うな!俺は平均的な大きさだ!たぶん…」
「ああ、違う違う。おまえは体毛も金色な上、薄いから、きれいだという意味だ」
「はあ?」
意味がわかんねぇ。そもそも体毛が薄いこと気にしてんだぞ、俺は。
「とりあえず離せ」とギデオンの腕を掴むが、「ダメだ」と阻止された上に、ズボンも下穿きも脱がされた。いわゆる全裸状態だ。
リオは、急に恥ずかしくなった。部屋には灯りがついている。アンも見ている。ギデオンは相変わらず股間のモノを握りしめている。
恥ずかしさのあまり、リオの目にじわりと涙が浮かんだ。
「リオ」
「ん…なに?」
名を呼ばれ、顔を上げるとキスをされた。
嬉しいけどまだ慣れない。恥ずかしくてギデオンの目を見ることができない。
口内を動き回る舌に必死で舌を絡ませていると、シャツの下に手を差し込まれて、腰を撫でられ肩が跳ねた。
「ふっ…んん!」
「リオ…少しいいか?」
「ふぇ…?」
いいか?って何が?
ぼんやりとしている間に、手際よく上着とシャツを脱がされた。部屋の中は暖かいけど、少しだけ身体が震える。同じく半裸になったギデオンがリオを押し倒した。そしてリオの首から胸へとキスをしていく。
リオが、くすぐったさに身を捩っていると、胸に可愛らしくついている桃色の突起を吸われた。
「んあっ」
「かわいい…」
ここって弄られると、こんな感じなんだ…なんか変…背中がゾワゾワする。
ギデオンの頭を押して離せと抗議するけど効果は無い。刺激が強くて手に力が入らないから。なんでそんなとこ舐めるの?と思うけど、好きな者同士がする行為の一つだと、何となくわかる。じゃあこの後は?どうするの?
その答えはすぐにわかった。
左右の突起を交互に吸っていたギデオンが、リオのズボンと下穿きを下げて股間についてるモノを触ったのだ。
「あっ!えっ…ちょっ…と!」
「リオはここもかわいいな」
「おい!失礼なことを言うな!俺は平均的な大きさだ!たぶん…」
「ああ、違う違う。おまえは体毛も金色な上、薄いから、きれいだという意味だ」
「はあ?」
意味がわかんねぇ。そもそも体毛が薄いこと気にしてんだぞ、俺は。
「とりあえず離せ」とギデオンの腕を掴むが、「ダメだ」と阻止された上に、ズボンも下穿きも脱がされた。いわゆる全裸状態だ。
リオは、急に恥ずかしくなった。部屋には灯りがついている。アンも見ている。ギデオンは相変わらず股間のモノを握りしめている。
恥ずかしさのあまり、リオの目にじわりと涙が浮かんだ。
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