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1年
モーグ狩りへ行こう6
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僕とマシューにはどんな秘密があるのか。ものすごく気になって、出来るなら今直ぐ聞いてしまいたいと思ってるけど、敢えて今は聞くのを止めておくそうだ。逆に言うと、戻ったら聞かせろって意味だよね。ここまでいろいろ見せちゃったから、僕としては話しても良いかなって思い始めてるよ。ただし、彼ら意外には秘密にしてもらわなきゃいけないけど。とは言え、既に魔法のことも内緒にしてもらってるんだよね。内緒事が増えるだけだから、まあ良いのかも。
今聞かない理由は簡単、ここが魔物の森だからだ。仕事で来てるワケじゃないとは言え、彼らは全員実績のある冒険者だ。余計なことに気をとられるよりも、今ある脅威等に対処、もしくは対処の準備をすべきだと考えたってこと。当然だと思う。まだ森の浅い場所だとは言え、全く魔物がこないって保障は無いのだから。
「何はともあれ、そろそろ寝ようぜ。無駄に夜更かしすることは無いだろう」
「そうだね。あ、全員今のうちに、しっかりと用を足しておいてくださいね。一度結界を出たら入れませんから。どうしても出たい場合は、必ず僕かマシューを起こしてください」
「分かった。じゃあ順番に行くか」
素直に順番に用を足しに行く姿は、結構笑えるものがあるかもしれない。
見張りは一番最初がミンツさんになったみたいで、残りの三人はそれぞれ寝袋に潜り込み始めた。途中で起きなきゃいけないから、しっかり睡眠を確保したいなら素直に寝る。基本だね。と言うことで僕たちも寝よう。早く大きくなりたいから、睡眠は重要だ。
「なあ……、それってどうなんだ?」
「ん? それってどれだ?」
「それだよ、それ。何でおまえら一つの寝袋なんだ?」
「何でって、一緒に寝た方が暖かいからに決まってるじゃん」
「…………」
「どうした?」
「いや、もういい。オレは寝る!」
一つの寝袋で抱き合って寝る僕たちを見たリロイさんは、何かを追求したいようだったけど、結局諦めたみたい。他の三人も諦めたような達観したようなそんな目をしてたけど、結局何も言わなかったよ。彼らの気持ちは何となく分かるような気もしたけど、僕も何も言わなかった。ちゃんと空気を読んで、今は寝る方が良いと思うから。
「おやすみ、マシュー」
「おやすみ。モーグが来てくれたらいいな」
「ふふっ」
寝袋の中は二人の体温で直ぐ暖かくなった。久しぶりの、今世初めての野営に、僕自身かなりはしゃいでたみたい。マシューにくっついたまま目を閉じたら、あっと言う間に眠ったらしく、その後の記憶はない。
◇◇◇ ◇◇◇
朝、すっきりとした気分で目が覚めた。ただし身体はちょっと痛いような気がしないでもないかな。ベッドじゃなく、地面に寝袋だからね。野営に慣れるまではキツイのは仕方ない。こう言うのは慣れるしかないからね、多少の不快感は無視するに限る。
マシューは僕より先に目が覚めてたみたいで、僕が起きた途端に笑みを向けて来た。それに対しいつも通りに朝の挨拶をしようとして……ヤメた。そう言えばモーグ狩り目的で野営に来てたんだった。
「おはよ、マシュー。成果は?」
「上々。さすがセインだな。初日から遭遇だ」
小声でのやりとり。マシューの答えに思わず笑いそうになる。やっぱり来たんだね。最近はなかなか遭遇しないって聞いてるのに、僕の実績は前世と変わらないみたいだ。
寝袋の中でゆっくりと少しずつ向きを変えて、マシューの言った方向を見る。おお、モーグだ。僕の知ってる中で唯一食べられる――しかも極上の味の――魔物だ。相変わらずモーグはちょこんと座って、不思議そうな目で僕を見ていた。目は合わせてないよ。合わせると暴れるからね。
「モーグの習性は全然変わらないんだね。僕の記憶にある通りだよ」
「本当に魔物か?ってカンジだよな。セイン限定なのか銀髪がいると必ずああなのかは分からんが、不思議だよ」
「他の銀髪の人で実験してみたい気もするね」
「まあ、無理だろうな」
「そうだね。リロイさんたちは?」
「全員固まってる」
「ぷっ」
咄嗟にマシューが僕を抱きしめた。僕が動けばモーグが暴れるから、リロイさんたちが可哀想ってことだ。とりあえず深呼吸で平常心を取り戻す。
「おい、全員起きてるよな? セインが目覚めたから、そろそろモーグも暴れるぞ。モーグを刺激しないように、なるべくゆっくり動いてモーグから離れてくれ」
「お、おう」
「動いていいのか?」
「ゆっくりな。モーグはセインを見つめてるから、派手に動かなければ大丈夫だ」
これは本当の話。何故モーグが僕を見つめるのか、何故わざわざ僕を探してそばにやってくるのか、理由は全く分からない。当時も不思議に思いつつも、深く考えない男たちによってよくモーグ狩りに連れてかれたんだ。なんせ僕がいるだけでかなりの確率でモーグが寄って来るからね。あれほどラクな狩りは無いと思うよ。しかも、トドメを刺すのも僕だし……。それにしても、モーグってものすごく目が良いんだと思う。僕たちには気配すら感じられない遠くからやって来るんだもの。
「離れたし、もう良いよな? 今からモーグが暴れ出すが、大人しくしててくれよ」
「…………」
返事は無いけど、どうやら全員頷いたようだった。大声じゃなきゃ大丈夫なんだけどね。まあ、きっと皆は初めてのことだから、仕方ないか。
「マシュー、もういい?」
「おう。トドメは任せる。血抜きなんかはおっさんたちがやってくれるだろう」
「分かった。じゃあ起きるね」
寝ていた僕が寝袋から出た途端に、モーグは暴れ出した。この反応は懐かしいね。何度も何度も頭から結界に突進して、本当に最後は首の骨を折っちゃうんじゃないかって、こっちが心配になるくらいの勢いなんだ。このまま放っといてみようかって考えたことはあるけど、やったことは無い。本音は一度くらいはやってみたいかな。
リロイさんたちからは「ぎゃっ!」とか「うぉっ」とか「こえぇぇ」とかって声が聞こえてて、それをマシューが意地の悪い顔で見てるんだ。あれは絶対後で揶揄ってやろうと思ってるね。ご愁傷様。
「それじゃあ、やりまーす。……ごめんねぇ。僕たちが美味しく食べてあげるからね」
それから僕は、自分の握りこぶしより少し大きめの氷を作って、勢いよくモーグの頭へ飛ばした。頭の中に氷がめり込んでいく少々嫌な音と、それに続くモーグの絶叫。それから暫くしてモーグは動かなくなった。前世から変わらない、僕とマシューのモーグ狩りだ。ラク過ぎて、マジメにモーグ狩りをしてる人には絶対教えられない狩り方だ。ホント、マジメにやってる人たちごめんなさい。
「死んだか? よし、じゃあ血抜きするぞ。モーグは解体するのとしないのとじゃ、どっちが高く引き取ってもらえるんだ?」
「…………」
「おい」
「いてっ!」
「呆けてんじゃねぇよ、おっさん! とりあえずモーグは狩れたぜ。肉が悪くなる前に血抜きだ」
「あ、ああ……」
リロイさんはマシューに頭を叩かれて、それから何とか動きだしたけど、まだ心ここにあらずってカンジだ。現状に頭が追い付かないってところかな? 何だかかなぁ……。あまりこう言う言い方はしたくないけど、昔の人たちの方が強かと言うか、切り替えは早かったと思う。
「ダメだな、あれは……。セイン、あいつらを正気に戻すことは出来るか?」
「こう言うときは、やっぱり水?」
「寒いから、目も覚めるか」
と言うことで、全員の頭に水球を落としてあげた。ついでに、髪や服が濡れたままだと風邪をひいちゃうから、強風をまとわりつかせて乾かしてもあげたよ。おかげで全員意識が戻ったみたいで、結構結構。「殺す気かー!」なんて言葉が聞こえたけど、優しい僕は聞こえなかったことにしておいた。
「僕たちはまだ子供で小さいから、血抜きとかの力作業は皆さんにお任せしますね」
コテンと首を傾けながら、そう言ってみた。後ろでマシューが「あざとい」なんて呟いてたけど、まあいいじゃないか。
今聞かない理由は簡単、ここが魔物の森だからだ。仕事で来てるワケじゃないとは言え、彼らは全員実績のある冒険者だ。余計なことに気をとられるよりも、今ある脅威等に対処、もしくは対処の準備をすべきだと考えたってこと。当然だと思う。まだ森の浅い場所だとは言え、全く魔物がこないって保障は無いのだから。
「何はともあれ、そろそろ寝ようぜ。無駄に夜更かしすることは無いだろう」
「そうだね。あ、全員今のうちに、しっかりと用を足しておいてくださいね。一度結界を出たら入れませんから。どうしても出たい場合は、必ず僕かマシューを起こしてください」
「分かった。じゃあ順番に行くか」
素直に順番に用を足しに行く姿は、結構笑えるものがあるかもしれない。
見張りは一番最初がミンツさんになったみたいで、残りの三人はそれぞれ寝袋に潜り込み始めた。途中で起きなきゃいけないから、しっかり睡眠を確保したいなら素直に寝る。基本だね。と言うことで僕たちも寝よう。早く大きくなりたいから、睡眠は重要だ。
「なあ……、それってどうなんだ?」
「ん? それってどれだ?」
「それだよ、それ。何でおまえら一つの寝袋なんだ?」
「何でって、一緒に寝た方が暖かいからに決まってるじゃん」
「…………」
「どうした?」
「いや、もういい。オレは寝る!」
一つの寝袋で抱き合って寝る僕たちを見たリロイさんは、何かを追求したいようだったけど、結局諦めたみたい。他の三人も諦めたような達観したようなそんな目をしてたけど、結局何も言わなかったよ。彼らの気持ちは何となく分かるような気もしたけど、僕も何も言わなかった。ちゃんと空気を読んで、今は寝る方が良いと思うから。
「おやすみ、マシュー」
「おやすみ。モーグが来てくれたらいいな」
「ふふっ」
寝袋の中は二人の体温で直ぐ暖かくなった。久しぶりの、今世初めての野営に、僕自身かなりはしゃいでたみたい。マシューにくっついたまま目を閉じたら、あっと言う間に眠ったらしく、その後の記憶はない。
◇◇◇ ◇◇◇
朝、すっきりとした気分で目が覚めた。ただし身体はちょっと痛いような気がしないでもないかな。ベッドじゃなく、地面に寝袋だからね。野営に慣れるまではキツイのは仕方ない。こう言うのは慣れるしかないからね、多少の不快感は無視するに限る。
マシューは僕より先に目が覚めてたみたいで、僕が起きた途端に笑みを向けて来た。それに対しいつも通りに朝の挨拶をしようとして……ヤメた。そう言えばモーグ狩り目的で野営に来てたんだった。
「おはよ、マシュー。成果は?」
「上々。さすがセインだな。初日から遭遇だ」
小声でのやりとり。マシューの答えに思わず笑いそうになる。やっぱり来たんだね。最近はなかなか遭遇しないって聞いてるのに、僕の実績は前世と変わらないみたいだ。
寝袋の中でゆっくりと少しずつ向きを変えて、マシューの言った方向を見る。おお、モーグだ。僕の知ってる中で唯一食べられる――しかも極上の味の――魔物だ。相変わらずモーグはちょこんと座って、不思議そうな目で僕を見ていた。目は合わせてないよ。合わせると暴れるからね。
「モーグの習性は全然変わらないんだね。僕の記憶にある通りだよ」
「本当に魔物か?ってカンジだよな。セイン限定なのか銀髪がいると必ずああなのかは分からんが、不思議だよ」
「他の銀髪の人で実験してみたい気もするね」
「まあ、無理だろうな」
「そうだね。リロイさんたちは?」
「全員固まってる」
「ぷっ」
咄嗟にマシューが僕を抱きしめた。僕が動けばモーグが暴れるから、リロイさんたちが可哀想ってことだ。とりあえず深呼吸で平常心を取り戻す。
「おい、全員起きてるよな? セインが目覚めたから、そろそろモーグも暴れるぞ。モーグを刺激しないように、なるべくゆっくり動いてモーグから離れてくれ」
「お、おう」
「動いていいのか?」
「ゆっくりな。モーグはセインを見つめてるから、派手に動かなければ大丈夫だ」
これは本当の話。何故モーグが僕を見つめるのか、何故わざわざ僕を探してそばにやってくるのか、理由は全く分からない。当時も不思議に思いつつも、深く考えない男たちによってよくモーグ狩りに連れてかれたんだ。なんせ僕がいるだけでかなりの確率でモーグが寄って来るからね。あれほどラクな狩りは無いと思うよ。しかも、トドメを刺すのも僕だし……。それにしても、モーグってものすごく目が良いんだと思う。僕たちには気配すら感じられない遠くからやって来るんだもの。
「離れたし、もう良いよな? 今からモーグが暴れ出すが、大人しくしててくれよ」
「…………」
返事は無いけど、どうやら全員頷いたようだった。大声じゃなきゃ大丈夫なんだけどね。まあ、きっと皆は初めてのことだから、仕方ないか。
「マシュー、もういい?」
「おう。トドメは任せる。血抜きなんかはおっさんたちがやってくれるだろう」
「分かった。じゃあ起きるね」
寝ていた僕が寝袋から出た途端に、モーグは暴れ出した。この反応は懐かしいね。何度も何度も頭から結界に突進して、本当に最後は首の骨を折っちゃうんじゃないかって、こっちが心配になるくらいの勢いなんだ。このまま放っといてみようかって考えたことはあるけど、やったことは無い。本音は一度くらいはやってみたいかな。
リロイさんたちからは「ぎゃっ!」とか「うぉっ」とか「こえぇぇ」とかって声が聞こえてて、それをマシューが意地の悪い顔で見てるんだ。あれは絶対後で揶揄ってやろうと思ってるね。ご愁傷様。
「それじゃあ、やりまーす。……ごめんねぇ。僕たちが美味しく食べてあげるからね」
それから僕は、自分の握りこぶしより少し大きめの氷を作って、勢いよくモーグの頭へ飛ばした。頭の中に氷がめり込んでいく少々嫌な音と、それに続くモーグの絶叫。それから暫くしてモーグは動かなくなった。前世から変わらない、僕とマシューのモーグ狩りだ。ラク過ぎて、マジメにモーグ狩りをしてる人には絶対教えられない狩り方だ。ホント、マジメにやってる人たちごめんなさい。
「死んだか? よし、じゃあ血抜きするぞ。モーグは解体するのとしないのとじゃ、どっちが高く引き取ってもらえるんだ?」
「…………」
「おい」
「いてっ!」
「呆けてんじゃねぇよ、おっさん! とりあえずモーグは狩れたぜ。肉が悪くなる前に血抜きだ」
「あ、ああ……」
リロイさんはマシューに頭を叩かれて、それから何とか動きだしたけど、まだ心ここにあらずってカンジだ。現状に頭が追い付かないってところかな? 何だかかなぁ……。あまりこう言う言い方はしたくないけど、昔の人たちの方が強かと言うか、切り替えは早かったと思う。
「ダメだな、あれは……。セイン、あいつらを正気に戻すことは出来るか?」
「こう言うときは、やっぱり水?」
「寒いから、目も覚めるか」
と言うことで、全員の頭に水球を落としてあげた。ついでに、髪や服が濡れたままだと風邪をひいちゃうから、強風をまとわりつかせて乾かしてもあげたよ。おかげで全員意識が戻ったみたいで、結構結構。「殺す気かー!」なんて言葉が聞こえたけど、優しい僕は聞こえなかったことにしておいた。
「僕たちはまだ子供で小さいから、血抜きとかの力作業は皆さんにお任せしますね」
コテンと首を傾けながら、そう言ってみた。後ろでマシューが「あざとい」なんて呟いてたけど、まあいいじゃないか。
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