43 / 131
第2章:ダンジョン攻略編(王都ダンジョン)
第43話 魔王オーカス
しおりを挟む
今、僕たちは、王都から1時間ほど行った所、小高い岩山の地形を利用し建てられた広大な神殿を見上げていた。そればまるでお城のようであり、要塞のようでもあった。
その神殿は、以前は相当立派な建物だったのだろう事が分かる。しかし、今は、あちこちが崩れ落ち、廃墟となり果てていた。そして、ぞっとする不気味な雰囲気を漂わせている。
「妙に神聖な空気は漂ってはいるけど、この気配に、この静けさ。とても不気味よね」
廃墟から感じる異常な気配に、アリシアは身震いしている。ネコ先生も自分のしっぽをしっかりと握りしめ、足取りも重そうだ。
「以前来た時より、空気が重いな」
ガリオンさんですら、この空気感に二の足を踏んでいた。
僕はと言えば、なんか日本のコスプレーヤーの間で、絶対にバズるスポットだよね。なんて不敬な事をぼーっと考えていたら、オッサンに声をかけられた。
「坊主、これを渡しておく。以前渡したアームシールドより性能は上じゃ。対魔法防御も付加させた。ここに徘徊しているアンデッドは魔法を使ってくる。また、魔法でしか倒せない事を充分認識してろ」
そういうと、以前の物よりも魔力の力を感じさせるアームシールドを渡してくれた。
教会に向かう三本の道は、各階層へと向かっている。半透明のゴーストが徘徊する坂道を昇って行けば、その向こうに広がる海を眺める上層の教会跡に続いている。そこに向かう道の両側には、宿舎だったのだろうか、そこで神官達が生活していた事が伺えた。そして最上階の塔に、この教会での最高位であった司教が不死王リッチと成り果て、そこに縛られているのだ。
そして、真っすぐに向かう参道は、中層へと続き、以前は一般の参拝者が訪れていた大聖堂だったのだろう、その壊れかけた建物には、いくつもの壊れた長椅子が並んでおり、その最奥の祭壇の両側に、巨大な像が建っていた。その像は女神アルフォーニスなのか?美しい女神像であった。しかし、その横にあったであろう像は、足だけになっていて、無残に壊されていたのだ。その像の前に、まるでそれを守るかのように、魔王オーカスが鎮座している。
そして、下へと続く道は海へ向かい、その柱だけになった道は、一つの島に繋がっていた。その島は巨大な巣になっており、そこはかつて守護竜がいた場所なのだろう、今は、巨大な骨だけが転がっていた。
ギルドの資料室で、今までの対戦記録を見ながら、皆で相談した所、まずは、中層の物理系である魔王オーカスに挑み、その後に上層、最後に下層で行こうと言う事となった。
神殿の参道に行きつくと、僕のスキル<シンクロ>が発動した。解った事は、このダンジョンからのドロップはないようだ。しかし、下層の竜の巣の下に、ダンジョンとは違う、別の何かがあるようなのだが、それにシンクロする事は出来なかった。ただ、最初にシンクロした時に、このダンジョンから流れて来た感情のあまりの凄惨さに、思わず、シンクロを維持する事が出来なくなってしまった。
とりあえず、僕たちは気合を込めて大聖堂へと足を進めたのだった。大聖堂の奥に鎮座した肉の塊であるオーカスが僕らの気配を察知したのか、ゆっくりと頭を上げた。そして憎しみが籠る目をこちらに向けてきたのだ。そして対峙する。
するとオーカスは一声叫ぶ。その地獄の叫びを聞いた者は、足がすくみ、怯えて動けなくなるはずなのだが、それの対処は僕のスキル<状態異常回復>だ。それを前もって発動させていた事で即、全員を回復させた。
オーカスの範囲攻撃が来る前に、俊足でオッサンが動く。片手で大楯を構え、己を防御しながら、オーカスにオッサンの斧スキル<アックスブレイク>で切りかかって行き、攻撃力と防御力を下げた。これで、範囲攻撃を食らっても、一撃で瀕死になる事なく耐えられるはずだ。
そして、アリシアの狩人スキルである<ハンターの祈り>を発動する。それはパーティ全員の攻撃力と守備力を上げ、またブレス攻撃から守る効果だ。
オッサンの陰から飛び出したガリオンさんが、短剣で切りかかり、オーカスに毒を付与し、体力を徐々に削って行く。ガリオンさんがスピードで翻弄しながら、オーカスの注意を引いてくれている。
その隙に僕は、オーカスの魔石の位置を把握する為に、眼を凝らした。僕の手には、孤高の剣が握られている。相手が強者な場合、威力が倍化する剣だ。本当なら、僕の力でオーカスに傷一つ負わせられないはずなのだが、バフとデバフの効果も加算され、充分な威力を発揮している。
鑑定が詳細になった事もあり、察知スキルも総動員し、オーカスの魔石の位置を探る。
「あった!」思わず叫んでしまった。
見えたのだ、脂肪と肉に守られた中心部に、何かに遮られた僅かな灯が。僕はその位置をアリシアとネコ先生に伝え指し示す。ネコ先生の最大の火魔法とアリシアの雷を纏った矢、二人の全力の一撃がその一点に集中して突き刺さり穴を開けたのだ。
その一瞬を見逃さず、僕は全力で飛び掛かる。しかし、オーカスも自分を守ろうとし、衝撃刃を全方位で飛ばして来た。それを僕は右へ左ヘとステップで避けながら、逃げられない刃は剣で弾きオーカスの空いた穴まで突き進んだ。そしてオーカスの魔素だまりに守られた魔石に浄化をかけたのだ。
そしてオーカスは、苦しげな悲鳴を上げると、ゆっくりと消えていった。
その神殿は、以前は相当立派な建物だったのだろう事が分かる。しかし、今は、あちこちが崩れ落ち、廃墟となり果てていた。そして、ぞっとする不気味な雰囲気を漂わせている。
「妙に神聖な空気は漂ってはいるけど、この気配に、この静けさ。とても不気味よね」
廃墟から感じる異常な気配に、アリシアは身震いしている。ネコ先生も自分のしっぽをしっかりと握りしめ、足取りも重そうだ。
「以前来た時より、空気が重いな」
ガリオンさんですら、この空気感に二の足を踏んでいた。
僕はと言えば、なんか日本のコスプレーヤーの間で、絶対にバズるスポットだよね。なんて不敬な事をぼーっと考えていたら、オッサンに声をかけられた。
「坊主、これを渡しておく。以前渡したアームシールドより性能は上じゃ。対魔法防御も付加させた。ここに徘徊しているアンデッドは魔法を使ってくる。また、魔法でしか倒せない事を充分認識してろ」
そういうと、以前の物よりも魔力の力を感じさせるアームシールドを渡してくれた。
教会に向かう三本の道は、各階層へと向かっている。半透明のゴーストが徘徊する坂道を昇って行けば、その向こうに広がる海を眺める上層の教会跡に続いている。そこに向かう道の両側には、宿舎だったのだろうか、そこで神官達が生活していた事が伺えた。そして最上階の塔に、この教会での最高位であった司教が不死王リッチと成り果て、そこに縛られているのだ。
そして、真っすぐに向かう参道は、中層へと続き、以前は一般の参拝者が訪れていた大聖堂だったのだろう、その壊れかけた建物には、いくつもの壊れた長椅子が並んでおり、その最奥の祭壇の両側に、巨大な像が建っていた。その像は女神アルフォーニスなのか?美しい女神像であった。しかし、その横にあったであろう像は、足だけになっていて、無残に壊されていたのだ。その像の前に、まるでそれを守るかのように、魔王オーカスが鎮座している。
そして、下へと続く道は海へ向かい、その柱だけになった道は、一つの島に繋がっていた。その島は巨大な巣になっており、そこはかつて守護竜がいた場所なのだろう、今は、巨大な骨だけが転がっていた。
ギルドの資料室で、今までの対戦記録を見ながら、皆で相談した所、まずは、中層の物理系である魔王オーカスに挑み、その後に上層、最後に下層で行こうと言う事となった。
神殿の参道に行きつくと、僕のスキル<シンクロ>が発動した。解った事は、このダンジョンからのドロップはないようだ。しかし、下層の竜の巣の下に、ダンジョンとは違う、別の何かがあるようなのだが、それにシンクロする事は出来なかった。ただ、最初にシンクロした時に、このダンジョンから流れて来た感情のあまりの凄惨さに、思わず、シンクロを維持する事が出来なくなってしまった。
とりあえず、僕たちは気合を込めて大聖堂へと足を進めたのだった。大聖堂の奥に鎮座した肉の塊であるオーカスが僕らの気配を察知したのか、ゆっくりと頭を上げた。そして憎しみが籠る目をこちらに向けてきたのだ。そして対峙する。
するとオーカスは一声叫ぶ。その地獄の叫びを聞いた者は、足がすくみ、怯えて動けなくなるはずなのだが、それの対処は僕のスキル<状態異常回復>だ。それを前もって発動させていた事で即、全員を回復させた。
オーカスの範囲攻撃が来る前に、俊足でオッサンが動く。片手で大楯を構え、己を防御しながら、オーカスにオッサンの斧スキル<アックスブレイク>で切りかかって行き、攻撃力と防御力を下げた。これで、範囲攻撃を食らっても、一撃で瀕死になる事なく耐えられるはずだ。
そして、アリシアの狩人スキルである<ハンターの祈り>を発動する。それはパーティ全員の攻撃力と守備力を上げ、またブレス攻撃から守る効果だ。
オッサンの陰から飛び出したガリオンさんが、短剣で切りかかり、オーカスに毒を付与し、体力を徐々に削って行く。ガリオンさんがスピードで翻弄しながら、オーカスの注意を引いてくれている。
その隙に僕は、オーカスの魔石の位置を把握する為に、眼を凝らした。僕の手には、孤高の剣が握られている。相手が強者な場合、威力が倍化する剣だ。本当なら、僕の力でオーカスに傷一つ負わせられないはずなのだが、バフとデバフの効果も加算され、充分な威力を発揮している。
鑑定が詳細になった事もあり、察知スキルも総動員し、オーカスの魔石の位置を探る。
「あった!」思わず叫んでしまった。
見えたのだ、脂肪と肉に守られた中心部に、何かに遮られた僅かな灯が。僕はその位置をアリシアとネコ先生に伝え指し示す。ネコ先生の最大の火魔法とアリシアの雷を纏った矢、二人の全力の一撃がその一点に集中して突き刺さり穴を開けたのだ。
その一瞬を見逃さず、僕は全力で飛び掛かる。しかし、オーカスも自分を守ろうとし、衝撃刃を全方位で飛ばして来た。それを僕は右へ左ヘとステップで避けながら、逃げられない刃は剣で弾きオーカスの空いた穴まで突き進んだ。そしてオーカスの魔素だまりに守られた魔石に浄化をかけたのだ。
そしてオーカスは、苦しげな悲鳴を上げると、ゆっくりと消えていった。
0
お気に入りに追加
310
あなたにおすすめの小説
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
人類最強は農家だ。異世界へ行って嫁さんを見つけよう。
久遠 れんり
ファンタジー
気がつけば10万ポイント。ありがとうございます。
ゴブリン?そんなもの草と一緒に刈っちまえ。
世の中では、ダンジョンができたと騒いでいる。
見つけたら警察に通報?
やってもいいなら、草刈りついでだ。
狩っておくよ。
そして、ダンジョンの奥へと潜り異世界へ。
強力無比な力をもつ、俺たちを見て村人は望む。
魔王を倒してください? そんな事、知らん。
俺は、いや俺達は嫁さんを見つける。それが至上の目的だ。
そう。この物語は、何の因果か繋がった異世界で、嫁さんをゲットする物語。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる