フェアリーゲート

護國鬼

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第7章 再びの異世界

ギルド2

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 予想外いや、ある意味では予想通りのギルドでの結果に柊達が喜んでいると、

 「おいおい、新人がいきなりCランクたぁ、穏やかじゃあねぇなぁ。」

 柊達よりも先にギルドに来ていた人族の冒険者達だった。

 「アドモスさん、彼らはしっかりとした実力と実績を持っており٠٠٠٠」


 「んな事はどうでもいいんだよ!鑑定の水晶がどんな結果を出そうが、戦闘でしっかり実力が出せなきゃ、ただ

の木偶の棒だ!そんな奴が俺達ドラゴンイ一タ一と同じCランクったら納得がいかねぇ。」


 「アドモスさん、アドモスさん。」同じクランの男がアドモスの背中を突っく。

 「何だよ、五月蝿いなぁ。」

 「アイツ、先日のゴブリンジェノサイダ一ですよ。前回の護衛依頼でゴブリンの軍団に追い掛けられた時の。」

 「な、何だと!!」

 「あ~あ、やっと気付いた。」っとカラリア。


 「ゴブリンジェノサイダ一って何?」柊がミラに聞いた。

 「あのね、前回ウッドがこちらの世界に来た時にアキドンさん達を追い掛けていたゴブリンを滅茶苦茶にしたでし

ょう?あれの戦闘跡を見た人達がウッドの事はゴブリンジェノサイダ一って呼び出したの。」


 「って言うかあの時の護衛も、この人達だったんだ。」っとカラリア。


 「あのゴブリンを100匹以上殺ったのが、こいつらだってのか。」

 「そうです。だから、実績もあると申し上げたんです。」っと受付のアレリアも畳み掛ける。


 「すまねぇ、俺達の不始末を押し付けた相手にあろうことか、難癖吹っ掛ける何て。俺を気がすむまで殴ってく

れ。」


 「良いですよ別に実害は無かったのですし。後輩冒険者として、宜しくお願いします。」


 「何て懐の広い兄さん何だ。よし、ここは奢りだ!Cランク祝いに一杯やろうぜ!!」

 「そんな悪いですよ。それに昼間ですし。」

 「な~に、一流の冒険者ってのは、出逢いを大切にして、楽しめる時は楽しんで悔い無く死ねるようにしておく

もんだ!!お姉ちゃんここに居る皆にエ一ルをまずは一杯ずつ俺の奢りだ!!!」


 それからは無し崩しに宴会へともつれ込み、柊も酔っ払った状態で、ミラの実家に運ばれるのであった。





ファンタジー大賞というものが始まったようです。自分の初投稿作品ですが、面白いっと思って下さった方は投票をお願いします。時間の許す限り頑張って見ようと思います。



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