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41話
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濃いめだと思われます。
「きゅうにだめだよ……っ」
僕の勃ち上がった性器が、澄んだ碧眼の前にさらされている。
とめどなく溢れる先走りの蜜は長い糸を引き、濡れた鈴口と下着をつないでいた。
「こんなにして……いやらしい王子様だ」
「うぅ……」
フレデリクは雄の欲望をにじませた笑みを浮かべると、目前で揺れる長い糸を舌先でもてあそぶ。
「あ、ああ……フレッド……」
淫らな光景を前に、とてつもない羞恥に襲われているはずなのに、震える性器からは、新たな蜜がとろりとこぼれ落ちる。
「テオのおもらしは、きりがないな」
フレデリクは垂れた蜜を舌ですくいあげると、そのまま僕のものを根本まで口に含んだ。
「ひゃっ……っ!」
自身が温かい粘膜に包まれて、心地よい快感に力が抜ける。
「……ぁん……くちのなか……いいっ……」
唇で淫幹を扱かれ、舌先で裏筋を愛撫される。
むき出しになったお尻は、フレデリクの両手で支えるように揉みこまれていて。
僕……外でこんな――
わずかに波の音が聞こえるだけの静かなバルコニーで、僕は欄干に背を預けて口淫に身を震わせていた。
艶やかな銀髪が僕の下腹部に埋まり、月光を反射してキラキラと輝いている。
白皙の美貌が大胆に僕のものを咥え、きれいな唇が勃起したそれを激しく摩擦して――
……室内に戻るべきだと思うのに、倒錯的な行為に背筋がぞくぞくしてくる。
「……あぁ……んぁっ……フレッド……」
欲望に濡れたアクアマリンの瞳が、口淫にとろける僕の顔を見上げている。
亀頭をいやらしく食むフレデリクと深く見つめ合うと、どうしようもない快感が、腰の奥からせり上がってくる。
目をみはるほどの美丈夫がバルコニーに膝をついて、僕の勃ち上がった性器を、たっぷりと味わうように口に含んでいるなんて。
あまりに淫猥な姿に、頭がくらくらしてくる。
フレデリクは微笑むように目を細めると、唇と舌で陰茎をこそぐようにしゃぶってきた。
口蓋で亀頭を擦られながら強く吸われ、僕は銀髪に指をからめて、白皙の美貌に腰を押しつける。
「……あっ、そんなに吸ったら、きもちいいの……いっぱいきちゃう……っ」
愛する人の口内で、強烈な快感が膨れあがっていく。
「こっちは、どれだけ飲んでも、いっぱい出てくるな……」
フレデリクは亀頭を一舐めすると、愛蜜が止まらない鈴口を、親指の腹で撫でさする。
「あぁっ……さきっぽ、こするのやぁっ……」
敏感な先端を刺激されて、尖った快感に思わず髪をふり乱した。
フレデリクはそんな僕の様子を意に介さず、指で擦っては蜜を舐め吸ってくる。
「ここも……震えててかわいい……」
亀頭をいじられて悦んでいる性器の根本で、陰嚢が快感にわなないている。
フレデリクは愛おしむように、それにも舌を這わせ、柔らかく食んできた。
「んんぅぅ……フレッドぉ……」
二つの膨らみをたっぷりと舐めながら、フレデリクはお尻の狭間に指を伸ばす。
愛蜜で濡れた指先で、後孔をくすぐるように撫でられて――
「ぁ……っ」
「……もうこんなに熱くなって……指を誘い込んでくる……」
「ゆびが……はいって……っああ……」
優しい愛撫にヒクつく後孔に、指が少しずつ埋め込まれていく。
「あんっ……そんなっ、りょうほうは……あぁっ」
中を押し開くように指で擦られると同時に、再び性器を根本まで咥えられた。
吸われながら唇で激しく上下に扱かれ、いやらしい水音が淫欲をあおってくる。
次第に指の動きも大胆になっていき、僕はフレデリクの頭にすがりつくようにして、お尻を揺らした。
「どっちも……んんぁっ……きもちよすぎるよぉっ……っ」
淫幹を舌と唇でこれでもかとすすられながら、数本の指が容赦なく中を暴いて前立腺を擦ってくる。
ものすごい勢いで快楽の頂きへと押しあげられて、僕は悲鳴に近い声をあげた。
「やぁっ……ぼく、むりぃっ……っぁぁ」
銀色の髪を握りしめながら乱れる僕に、フレデリクは一層激しい快感を与えてくる。
前立腺のしこりを強く押されて、じゅうと一際強く亀頭に吸いつかれて。
「あ、ああっ、で、でちゃ……でちゃうぅぅっ!!!」
僕は恋人の口に性器を押しつけながら、絶頂の証を盛大に放った。
びゅくびゅくと断続的に放出されるそれを、フレデリクは全て受け止めて飲み込んでいく。
「はぁっ、はぁっ……ぼく、いっぱいでちゃった……」
フレデリクは鈴口を吸って、欲望の残滓を全て味わい尽くすと、僕のものからゆっくりと口をはなした。
「ごちそうさま」
「ぅぅ……」
まるでおいしいものでも食べたかのように言われて、僕は恥ずかしくなって両手で顔を覆った。
「……こっちは、まだ満足してないだろ?」
「んっ……ぁ……ああっ」
まだ中に食い込んだままの指をぐりぐりと動かされて、強い刺激に腰が震える。
「今度は、俺がテオの中に入りたい……」
フレデリクは指を引き抜いて立ちあがると、僕の体を反転させた。
背後からぎゅっと強く抱きしめられ、フレデリクの猛った欲望が、布越しに腰へと押し当てられる。
「っぁ、フレッド……」
後孔が期待にきゅんきゅんと疼いて、僕は甘えるように逞しい腕にすがりついた。
「ベッド……いこうよ」
「……部屋まで我慢できない」
フレデリクは僕の耳もとで囁くと、自身の起立を取り出して、僕のお尻に擦りつける。
猛った雄が双丘の狭間を上下して、僕は喜びの吐息を漏らした。
「ぁんんっ……フレッドの、あつい……」
「テオの中の方が、もっと熱いから……」
後孔に飢えた亀頭がぐっと突きつけられて、僕の身体は甘い期待に支配される。
「早く、テオの一番奥まで感じたい……」
「ぁ……はぁっ、んん……フレッド……っ」
中の粘膜を擦り広げながら、僕のお尻に興奮した起立が、ゆっくりと挿入ってきた。
「きゅうにだめだよ……っ」
僕の勃ち上がった性器が、澄んだ碧眼の前にさらされている。
とめどなく溢れる先走りの蜜は長い糸を引き、濡れた鈴口と下着をつないでいた。
「こんなにして……いやらしい王子様だ」
「うぅ……」
フレデリクは雄の欲望をにじませた笑みを浮かべると、目前で揺れる長い糸を舌先でもてあそぶ。
「あ、ああ……フレッド……」
淫らな光景を前に、とてつもない羞恥に襲われているはずなのに、震える性器からは、新たな蜜がとろりとこぼれ落ちる。
「テオのおもらしは、きりがないな」
フレデリクは垂れた蜜を舌ですくいあげると、そのまま僕のものを根本まで口に含んだ。
「ひゃっ……っ!」
自身が温かい粘膜に包まれて、心地よい快感に力が抜ける。
「……ぁん……くちのなか……いいっ……」
唇で淫幹を扱かれ、舌先で裏筋を愛撫される。
むき出しになったお尻は、フレデリクの両手で支えるように揉みこまれていて。
僕……外でこんな――
わずかに波の音が聞こえるだけの静かなバルコニーで、僕は欄干に背を預けて口淫に身を震わせていた。
艶やかな銀髪が僕の下腹部に埋まり、月光を反射してキラキラと輝いている。
白皙の美貌が大胆に僕のものを咥え、きれいな唇が勃起したそれを激しく摩擦して――
……室内に戻るべきだと思うのに、倒錯的な行為に背筋がぞくぞくしてくる。
「……あぁ……んぁっ……フレッド……」
欲望に濡れたアクアマリンの瞳が、口淫にとろける僕の顔を見上げている。
亀頭をいやらしく食むフレデリクと深く見つめ合うと、どうしようもない快感が、腰の奥からせり上がってくる。
目をみはるほどの美丈夫がバルコニーに膝をついて、僕の勃ち上がった性器を、たっぷりと味わうように口に含んでいるなんて。
あまりに淫猥な姿に、頭がくらくらしてくる。
フレデリクは微笑むように目を細めると、唇と舌で陰茎をこそぐようにしゃぶってきた。
口蓋で亀頭を擦られながら強く吸われ、僕は銀髪に指をからめて、白皙の美貌に腰を押しつける。
「……あっ、そんなに吸ったら、きもちいいの……いっぱいきちゃう……っ」
愛する人の口内で、強烈な快感が膨れあがっていく。
「こっちは、どれだけ飲んでも、いっぱい出てくるな……」
フレデリクは亀頭を一舐めすると、愛蜜が止まらない鈴口を、親指の腹で撫でさする。
「あぁっ……さきっぽ、こするのやぁっ……」
敏感な先端を刺激されて、尖った快感に思わず髪をふり乱した。
フレデリクはそんな僕の様子を意に介さず、指で擦っては蜜を舐め吸ってくる。
「ここも……震えててかわいい……」
亀頭をいじられて悦んでいる性器の根本で、陰嚢が快感にわなないている。
フレデリクは愛おしむように、それにも舌を這わせ、柔らかく食んできた。
「んんぅぅ……フレッドぉ……」
二つの膨らみをたっぷりと舐めながら、フレデリクはお尻の狭間に指を伸ばす。
愛蜜で濡れた指先で、後孔をくすぐるように撫でられて――
「ぁ……っ」
「……もうこんなに熱くなって……指を誘い込んでくる……」
「ゆびが……はいって……っああ……」
優しい愛撫にヒクつく後孔に、指が少しずつ埋め込まれていく。
「あんっ……そんなっ、りょうほうは……あぁっ」
中を押し開くように指で擦られると同時に、再び性器を根本まで咥えられた。
吸われながら唇で激しく上下に扱かれ、いやらしい水音が淫欲をあおってくる。
次第に指の動きも大胆になっていき、僕はフレデリクの頭にすがりつくようにして、お尻を揺らした。
「どっちも……んんぁっ……きもちよすぎるよぉっ……っ」
淫幹を舌と唇でこれでもかとすすられながら、数本の指が容赦なく中を暴いて前立腺を擦ってくる。
ものすごい勢いで快楽の頂きへと押しあげられて、僕は悲鳴に近い声をあげた。
「やぁっ……ぼく、むりぃっ……っぁぁ」
銀色の髪を握りしめながら乱れる僕に、フレデリクは一層激しい快感を与えてくる。
前立腺のしこりを強く押されて、じゅうと一際強く亀頭に吸いつかれて。
「あ、ああっ、で、でちゃ……でちゃうぅぅっ!!!」
僕は恋人の口に性器を押しつけながら、絶頂の証を盛大に放った。
びゅくびゅくと断続的に放出されるそれを、フレデリクは全て受け止めて飲み込んでいく。
「はぁっ、はぁっ……ぼく、いっぱいでちゃった……」
フレデリクは鈴口を吸って、欲望の残滓を全て味わい尽くすと、僕のものからゆっくりと口をはなした。
「ごちそうさま」
「ぅぅ……」
まるでおいしいものでも食べたかのように言われて、僕は恥ずかしくなって両手で顔を覆った。
「……こっちは、まだ満足してないだろ?」
「んっ……ぁ……ああっ」
まだ中に食い込んだままの指をぐりぐりと動かされて、強い刺激に腰が震える。
「今度は、俺がテオの中に入りたい……」
フレデリクは指を引き抜いて立ちあがると、僕の体を反転させた。
背後からぎゅっと強く抱きしめられ、フレデリクの猛った欲望が、布越しに腰へと押し当てられる。
「っぁ、フレッド……」
後孔が期待にきゅんきゅんと疼いて、僕は甘えるように逞しい腕にすがりついた。
「ベッド……いこうよ」
「……部屋まで我慢できない」
フレデリクは僕の耳もとで囁くと、自身の起立を取り出して、僕のお尻に擦りつける。
猛った雄が双丘の狭間を上下して、僕は喜びの吐息を漏らした。
「ぁんんっ……フレッドの、あつい……」
「テオの中の方が、もっと熱いから……」
後孔に飢えた亀頭がぐっと突きつけられて、僕の身体は甘い期待に支配される。
「早く、テオの一番奥まで感じたい……」
「ぁ……はぁっ、んん……フレッド……っ」
中の粘膜を擦り広げながら、僕のお尻に興奮した起立が、ゆっくりと挿入ってきた。
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