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電話と山田課長
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◆電話と山田課長
床を丁寧に拭き終えたエレナさんは、腰を上げ、そのまま立ち上がろうとしているので、佐山さんが支えになろうと体を貸した。
佐山さん、いい人だ。
だがエレナさんは佐山さんの体を借りずに、自力で起き上がろうとしている。
なぜ?
エレナさんは、そこまでして、自分の力で立とうとするんだ?
そう思っていると、佐山さんがこう言った。
「井村先輩、ひょっとしてエレナさんは、主の内海さんに認めて欲しくて、まだ自分を使って欲しくて、私の手を借りないんじゃないでしょうか?」
そうかもしれない。
エレナさんはまだ役に立つ自分、「私は大丈夫です」という自分を所有者である内海に懸命にアピールしているのだ。
けれど、もういいじゃないか。そんないじらしいエレナさんの主である内海の心は、既に遠く離れてしまっている。
それでも僕と佐山さんの体は動いた。エレナさんの体を左右から支えた。
そんな僕たちを見て内海は、
「おや、こいつを僕の代わりにどこかに捨ててくれるのかい」と言った。「丁度、新しいドールを買おうと思っていたところだったんだ」
そう言って、内海は所有者情報が入っているカードを取り出し、フロアに投げ捨て、「そのカード、このドールがまだ山田課長のものだって書き込まれたままだけどね。もうどうでもいい」と言った。「こんな山田課長のお古じゃなくて、今度は、一からフィギュアプリンターで創ることにするよ」
内海の奴、言いたい放題だな。勝手にしろ。
だが、佐山さんも僕も、そんな内海を無視した。もう二人とも仕事そっちのけだ。内海と言い争いをしても何の得にもならない。
社会人として、ここは我慢するところだ。それは佐山さんも同じだ。噴き上がる感情を押し殺しているのがわかる。
だがな、内海よ。そのうち、大きなしっぺ返しが来るぞ。
世の中、そんな甘くない。
僕は内海に「内海、悪いが、今日の打ち合わせはキャンセルだ」と伝えた。
内海も興味がないらしく「ふーん、そうか」と答えただけだった。「じゃあ、僕はこれで失敬するよ」
見物客が増えているのを気にして、佐山さんが、
「井村先輩、どうします?」と尋ねた。
さて、エレナさんをどうするか、だ。
そう思った時には、僕の体は動いていた。まず内海が投げ捨てた所有者の情報が書き込まれたカードを拾い上げ、ポケットに仕舞い込んだ。
「エレナさんを助けたい」僕は佐山さんに強く言った。佐山さんの顔に優しい微笑みが浮かんだ。
同時に、誰かの携帯の着信音が聞こえた。それは、この場を去ろうとしていた内海の携帯電話だった。
内海が携帯のディスプレイを見た途端、その顔つきが変わったのがわかった。
それまでの内海の高慢な態度とは正反対の表情だった。
慌てたような内海は一度、携帯を床に落とした。更に狼狽したような内海は、即座に拾い上げ電話に出た。「えっ、秘書室が僕に何か?」
秘書室? 飯山商事には秘書室などないはずだが。
電話の内容とかは全く掴めないが、内海にとって大事な電話であることがわかる。
数秒で電話の相手が変わったのが分かった。
「僕のような者にわざわざ」内海は恐縮している。
「えっ、海外?」
内海の顔は返答しがたいような表情になった。
「そんな場所」「ちょっと待ってください」「考える時間をください・・」
うろたえる内海の口からはそんな単語が洩れた。
一方的に何かを告げられ、電話を切られたのか、携帯を持つ手がダラリと下がった。
そして、「誰だ!」と小さく言って、
「いったい誰が、言ったんだ」そう叫んだ。
通話の切れた携帯を持ったまま内海は周囲を見回した。少なくとも、僕と佐山さんじゃない。内海にとってはもどかしいのだろう。
「僕は、はめられた」
内海はそう言った。何度か繰り返しそう言った。
転勤、いや、左遷の事前通告だろうか?
電話の相手は、かなり上の人間と察する。
僕は推測していた。
現状の報告。内海と山田課長の奥さんの不倫の経緯を知っている人間、そして、この場の内海の暴言を知っている人物。
それは、人間ではない。
A型ドールのローズだ。
彼女しか考えられない。
ローズにとっては、興味本位なのか、それとも内海のドールに対する仕打ちに義憤に駆られたのか、それはわからない。
飯山商事の親会社である草壁会長の愛人であるローズなら、内海のことなど、いとも簡単に動かすことができるだろう。
ローズにとって、エレナさんはドジを踏んだドールかもしれないが、内海のような人間に足蹴にされるのは見るに堪えなかったのだろう。
しかし、もしそうなら、
ローズよ。
ローズが、エレナさんの右腕をもぎ取ることが無ければ、エレナさんは、あんな落ち方をせずに済んだんだよ!
力を落とし突っ立ったままの内海の前に、一人の中年男が現れた。
山田課長だ。
「内海くん。君は、こんな所で、いったい何をやっているのかね」
山田課長は、何もかも知っていて、わざと言っているように聞こえた。
「何って?」内海は虚ろな目で山田課長を見た。「たった今、内示を受けたところです」
やはり、そういうことか。
それにしても早い。これがトップダウンなのか。
山田課長は、嘆く内海の顔をしげしげと見ながら、
「君は、私の家内と関係を持っていたそうだな」と言った。
もはや隠しようもない。
「エレナが、ちゃんと私に報告してくれたよ」
山田課長は強くそう言った。「よくもまあ、私の顔に泥を塗ってくれたもんだな」
内海の目は再び、エレナさんに注がれた。「おまえっ!」内海の怒りが再び、エレナさんに向けられる。
「それに、君は、エレナの体に八つ当たりをしていたようだな。仕事のストレスか何かは知らんが」
その言葉に内海は、「それもエレナが言ったんですか?」と訊いた。
しかし、エレナさんはその報告はしていたかったらしい。
「聞かなくても、エレナの体を見りゃわかるだろ!」
山田課長は半裸のエレナを眺め、そう言った。
「山田課長は、エレナを僕に売ったんじゃないですか。自分の物に何をしようと勝手でしょ!」
山田課長は、内海の言葉に耳を貸さず、
「君は、私の妻にも、同じようなことをさせていたと聞いたよ」
山田課長の奥さんもエレナさんに酷いことを。
「エレナの虐待は、奥さんが自らしていたし、それに僕との浮気だって・・」内海が吐露する。
だが、山田課長は内海の言葉を途中で切り、
「妻は、内海くんに無理矢理された。そして、エレナに暴力をふるうように言われた。そう言っているよ」
「う、嘘だ! でたらめだ!」
その時の僕は、内海の言葉が真実のような気がしていた。
なぜなら、僕はエレナさんをエスカレーターから突き落とした時の山田夫人の顔を見ているからだ。美しいが、冷酷そのもの。
いくら自分たちの不倫が監視されていたことが発覚したとはいえ、突き落すなんて、やり過ぎだ。
内海も冷淡だが、あの夫人には、それ以上のものを感じていた。
「ちくしょうっ、全部の責任を僕に押しつけやがって!」
内海が叫べば叫ぶほど、やじ馬が面白いほど集まってくる。いい見世物になっている。
経緯を知らない者は、最初から見ている人に訊いたりしている。
「課長の奥さんは、自ら僕に言い寄って来たんだ。エレナに暴力をふるうのも最初は奥さんからだった」
「内海くん、いい加減にせんか! 私の妻はそんな女じゃない」
どっちの言っていることが本当なのか分からない。わかるのは、この出来事が人間の醜い部分の露呈だということだけだ。
AIドールのエレナさんには何の落ち度もない。
人間の醜い部分を見れば見るほどに、AIドールが純粋に見えてくる。
「ウツミさま、ごめんなさい」
山田課長と内海の言い争いを見て、エレナさんは小さく言った。
だが、山田課長にも、内海にもエレナさんに対する愛情はない。
エレナさんのこれまでの立場・・
それはどんな酷なものだったのだろうか?
真の所有者である山田課長の命令、そして、偽りの主である内海に仕えること。
そんな狭間でどんな日々を送ったのだろう。想像もできない。
「佐山さん、行こう」
僕は佐山さんに声をかけた。
取り敢えず、エレナさんを連れてここを出よう。何をすべきかは後で考えることにする。
会社に戻ったら、平謝りに謝りまくる。それしかない。
どのみち、今日の打ち合わせの相手の内海はあんなことになったのだ。会社も多目に見てくれることだろう。
床を丁寧に拭き終えたエレナさんは、腰を上げ、そのまま立ち上がろうとしているので、佐山さんが支えになろうと体を貸した。
佐山さん、いい人だ。
だがエレナさんは佐山さんの体を借りずに、自力で起き上がろうとしている。
なぜ?
エレナさんは、そこまでして、自分の力で立とうとするんだ?
そう思っていると、佐山さんがこう言った。
「井村先輩、ひょっとしてエレナさんは、主の内海さんに認めて欲しくて、まだ自分を使って欲しくて、私の手を借りないんじゃないでしょうか?」
そうかもしれない。
エレナさんはまだ役に立つ自分、「私は大丈夫です」という自分を所有者である内海に懸命にアピールしているのだ。
けれど、もういいじゃないか。そんないじらしいエレナさんの主である内海の心は、既に遠く離れてしまっている。
それでも僕と佐山さんの体は動いた。エレナさんの体を左右から支えた。
そんな僕たちを見て内海は、
「おや、こいつを僕の代わりにどこかに捨ててくれるのかい」と言った。「丁度、新しいドールを買おうと思っていたところだったんだ」
そう言って、内海は所有者情報が入っているカードを取り出し、フロアに投げ捨て、「そのカード、このドールがまだ山田課長のものだって書き込まれたままだけどね。もうどうでもいい」と言った。「こんな山田課長のお古じゃなくて、今度は、一からフィギュアプリンターで創ることにするよ」
内海の奴、言いたい放題だな。勝手にしろ。
だが、佐山さんも僕も、そんな内海を無視した。もう二人とも仕事そっちのけだ。内海と言い争いをしても何の得にもならない。
社会人として、ここは我慢するところだ。それは佐山さんも同じだ。噴き上がる感情を押し殺しているのがわかる。
だがな、内海よ。そのうち、大きなしっぺ返しが来るぞ。
世の中、そんな甘くない。
僕は内海に「内海、悪いが、今日の打ち合わせはキャンセルだ」と伝えた。
内海も興味がないらしく「ふーん、そうか」と答えただけだった。「じゃあ、僕はこれで失敬するよ」
見物客が増えているのを気にして、佐山さんが、
「井村先輩、どうします?」と尋ねた。
さて、エレナさんをどうするか、だ。
そう思った時には、僕の体は動いていた。まず内海が投げ捨てた所有者の情報が書き込まれたカードを拾い上げ、ポケットに仕舞い込んだ。
「エレナさんを助けたい」僕は佐山さんに強く言った。佐山さんの顔に優しい微笑みが浮かんだ。
同時に、誰かの携帯の着信音が聞こえた。それは、この場を去ろうとしていた内海の携帯電話だった。
内海が携帯のディスプレイを見た途端、その顔つきが変わったのがわかった。
それまでの内海の高慢な態度とは正反対の表情だった。
慌てたような内海は一度、携帯を床に落とした。更に狼狽したような内海は、即座に拾い上げ電話に出た。「えっ、秘書室が僕に何か?」
秘書室? 飯山商事には秘書室などないはずだが。
電話の内容とかは全く掴めないが、内海にとって大事な電話であることがわかる。
数秒で電話の相手が変わったのが分かった。
「僕のような者にわざわざ」内海は恐縮している。
「えっ、海外?」
内海の顔は返答しがたいような表情になった。
「そんな場所」「ちょっと待ってください」「考える時間をください・・」
うろたえる内海の口からはそんな単語が洩れた。
一方的に何かを告げられ、電話を切られたのか、携帯を持つ手がダラリと下がった。
そして、「誰だ!」と小さく言って、
「いったい誰が、言ったんだ」そう叫んだ。
通話の切れた携帯を持ったまま内海は周囲を見回した。少なくとも、僕と佐山さんじゃない。内海にとってはもどかしいのだろう。
「僕は、はめられた」
内海はそう言った。何度か繰り返しそう言った。
転勤、いや、左遷の事前通告だろうか?
電話の相手は、かなり上の人間と察する。
僕は推測していた。
現状の報告。内海と山田課長の奥さんの不倫の経緯を知っている人間、そして、この場の内海の暴言を知っている人物。
それは、人間ではない。
A型ドールのローズだ。
彼女しか考えられない。
ローズにとっては、興味本位なのか、それとも内海のドールに対する仕打ちに義憤に駆られたのか、それはわからない。
飯山商事の親会社である草壁会長の愛人であるローズなら、内海のことなど、いとも簡単に動かすことができるだろう。
ローズにとって、エレナさんはドジを踏んだドールかもしれないが、内海のような人間に足蹴にされるのは見るに堪えなかったのだろう。
しかし、もしそうなら、
ローズよ。
ローズが、エレナさんの右腕をもぎ取ることが無ければ、エレナさんは、あんな落ち方をせずに済んだんだよ!
力を落とし突っ立ったままの内海の前に、一人の中年男が現れた。
山田課長だ。
「内海くん。君は、こんな所で、いったい何をやっているのかね」
山田課長は、何もかも知っていて、わざと言っているように聞こえた。
「何って?」内海は虚ろな目で山田課長を見た。「たった今、内示を受けたところです」
やはり、そういうことか。
それにしても早い。これがトップダウンなのか。
山田課長は、嘆く内海の顔をしげしげと見ながら、
「君は、私の家内と関係を持っていたそうだな」と言った。
もはや隠しようもない。
「エレナが、ちゃんと私に報告してくれたよ」
山田課長は強くそう言った。「よくもまあ、私の顔に泥を塗ってくれたもんだな」
内海の目は再び、エレナさんに注がれた。「おまえっ!」内海の怒りが再び、エレナさんに向けられる。
「それに、君は、エレナの体に八つ当たりをしていたようだな。仕事のストレスか何かは知らんが」
その言葉に内海は、「それもエレナが言ったんですか?」と訊いた。
しかし、エレナさんはその報告はしていたかったらしい。
「聞かなくても、エレナの体を見りゃわかるだろ!」
山田課長は半裸のエレナを眺め、そう言った。
「山田課長は、エレナを僕に売ったんじゃないですか。自分の物に何をしようと勝手でしょ!」
山田課長は、内海の言葉に耳を貸さず、
「君は、私の妻にも、同じようなことをさせていたと聞いたよ」
山田課長の奥さんもエレナさんに酷いことを。
「エレナの虐待は、奥さんが自らしていたし、それに僕との浮気だって・・」内海が吐露する。
だが、山田課長は内海の言葉を途中で切り、
「妻は、内海くんに無理矢理された。そして、エレナに暴力をふるうように言われた。そう言っているよ」
「う、嘘だ! でたらめだ!」
その時の僕は、内海の言葉が真実のような気がしていた。
なぜなら、僕はエレナさんをエスカレーターから突き落とした時の山田夫人の顔を見ているからだ。美しいが、冷酷そのもの。
いくら自分たちの不倫が監視されていたことが発覚したとはいえ、突き落すなんて、やり過ぎだ。
内海も冷淡だが、あの夫人には、それ以上のものを感じていた。
「ちくしょうっ、全部の責任を僕に押しつけやがって!」
内海が叫べば叫ぶほど、やじ馬が面白いほど集まってくる。いい見世物になっている。
経緯を知らない者は、最初から見ている人に訊いたりしている。
「課長の奥さんは、自ら僕に言い寄って来たんだ。エレナに暴力をふるうのも最初は奥さんからだった」
「内海くん、いい加減にせんか! 私の妻はそんな女じゃない」
どっちの言っていることが本当なのか分からない。わかるのは、この出来事が人間の醜い部分の露呈だということだけだ。
AIドールのエレナさんには何の落ち度もない。
人間の醜い部分を見れば見るほどに、AIドールが純粋に見えてくる。
「ウツミさま、ごめんなさい」
山田課長と内海の言い争いを見て、エレナさんは小さく言った。
だが、山田課長にも、内海にもエレナさんに対する愛情はない。
エレナさんのこれまでの立場・・
それはどんな酷なものだったのだろうか?
真の所有者である山田課長の命令、そして、偽りの主である内海に仕えること。
そんな狭間でどんな日々を送ったのだろう。想像もできない。
「佐山さん、行こう」
僕は佐山さんに声をかけた。
取り敢えず、エレナさんを連れてここを出よう。何をすべきかは後で考えることにする。
会社に戻ったら、平謝りに謝りまくる。それしかない。
どのみち、今日の打ち合わせの相手の内海はあんなことになったのだ。会社も多目に見てくれることだろう。
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