86 / 182
ドールショップ
しおりを挟む
◆ドールショップ
大阪の電気街に来たのは、もう5年ほど前のことだ。
その時から、比べるとかなり街の様相が変わっている。大きく変わっていたのは、やはりAIに関連するもの。 そして、フィギュアプリンターはネットでしか売っていないと思っていたが、お店でも売っているのには驚いた。
更に、疑問に思ったことは、販売されているフィギュアプリンターは全てが、国産のものだということだ。見た限りでは、中○製のものはない。
中○製は、ネットだけでしか売っていないのだろうか。
時間があれば、もっと調べたいところだが、今の僕にはそんな余裕がない。
早くイズミを見つけ出さないと、あの女スパイドールに何をされているか、わからない。
イズミ、待ってろよ!
そんな思いを抱きながら、Sドールをネットで予約してある店に着いた。
「Sドール専門店」という看板を見ながら、受付を通り、狭い階段を上がると、ドール専用のフロアがあった。
そこには見たことのないような光景が広がっていた。
フロアを闊歩している数人のドール、お客らしき人間とテーブルを挟んで談笑しているドール。待合所にお茶を配しているドール。
また壁際には、充電がされていないのか、大きなショーケースのようなガラスの向こうには目を閉じたドールが何人か整列している。
おそらく、そのほとんどが、元B型ドールと思われるS型ドールだ。
寿命が尽きたB型ドールの使える四肢を、見事に整合させたドールだ。
ネットで調べた情報では、
B型ドールの寿命がなぜかくも早いか?
それはB型ドールを作成するフィギュアプリンターが、A型ドールを作成するプリンターより遥かに質が落ちるからだ。それは価格的にどうしようもない。
ゆえにB型の思考回路は優れていても、その体がついていけない。
そして、B型はアップグレードが出来ない仕組みになっていた。だから、寿命が短かった。
そんなB型のアップグレードができないというリミッターを解除して、創り上げたのが、目の前を歩くS型ドールたちだ。
「お客さんは、Sドールをお求めですか?」
店員らしき中年男が声をかけてくる。
「いや、僕は、予約していて・・受け取りに来た井村です」
僕は携帯の予約NOを店員に示し、現金払いであることを告げた。
携帯を見た店員は「これは失礼しました」と謝り、
「ご予約のドールを呼んできます」と言って奥に向かった。
呼んでくる・・ということは、ドールは既に充電済で、自ら歩いてくる、そういうことだな。
そのドールが来るまで、待合所みたいな所のソファーに腰かけた。
すぐさま、お茶が運ばれてきたが、運んできたのも当然ドールだ。
それはかつてB型ドールであったことを彷彿させる容姿だ。顔も数少ないパターンのうちの一つだ。サツキさんとは別の顔だが、美人顔であることに変わりはない。
ただ、圧倒的に違うのは、その服装だ。
従前のB型ドールは、会社の事務や単純労働に従事するという目的だったせいで、OL風の服が多かったが、ここにいるSドールは、そのほとんどが種々のセクシー系の衣装だ。
もちろん、そういった目的とは別の使用で購入する客もいるので、地味な服装のドールも数少ないがいる。
10分ほどして、規則正しいヒールの音がすると、
「イムラさんですか?」と声がした。
僕が顔を上げると、目と目が合った。
サツキさんだ・・そう思った。
このショップのネット画像で見たドールと同一の顔と容姿だ。
まず、その服装、この店では異端なOLタイプ。紺のスカートスーツだ。
そして、百合のブローチ、髪はセミロング。
だが、当の本人は僕の顔を見ても、何も思い出さない。
当たり前だ。思い出すも何も、現在の状態では、サツキさんはただの元B型ドールのSドールだ。
その腕や足もおそらく、元の体のものではない。
そんなドールに、僕はこう言った。
「まず、あなたに名前を付けていいですか?」
僕の言葉にサツキさんは首を傾げ、「ワタシに名前を付けて頂けるのですか?」と言った。
少し戸惑ったような表情のサツキさんに、
「『サツキ』・・今日から、それが、あなたの名前です」と言った・
しばらく、僕の言葉を反芻した後、
「素敵な名称です」とサツキさんは言った。「『サツキ』・・それがワタシの名称であることを記憶に刻みました」
そして、僕は、「名称ではなく、名前です」と訂正させ、
「それ以外の名前で呼ぶ人には、返事をしないようにしてください」と言った。
「わかりました。イムラさん」とサツキさんは綺麗な声で応えた。
僕はサツキさんの胸を指し、
「その花・・百合のブローチを選んだのは、サツキさんですか?」と尋ねた。
僕の問いにサツキさんはコクリと頷き、
「ハイ・・なぜか、この花が気に入ったものですから」と答えた。
僕が「それは・・どうして?」と訊くと、
サツキさんは遠い場所を見るような目をして、
「なぜか、懐かしい・・そんな気がするのです」と言った。「ワタシは、以前、この花をどこかで見たのではないか、とさえ思うのです」
遠い記憶を手繰り寄せているようなサツキさんに、
「サツキさんは、百合を見ているのですよ」と言った。
僕の言葉に「えっ?」と驚きの表情を見せたサツキさんに、
「行きましょうか・・下で支払いを済ませます」と言った。
すると、サツキさんは、ためらいがちに、
「あの・・イムラさんは、ワタシを何にお使いなのでしょうか?」と言った。
「何に?」
「はい・・つまり、家事なのか、お仕事なのか? それとも、ワタシを性的なことにご使用になるのか」
そういうことか。
「サツキさんには大事なお願いがあるのです」と僕は答えた。
「大事なお願い?」
そう首を傾げるサツキさんに、
「ある女の子がいる場所を探してもらいます」と言った。
「女の子?」サツキさんは反芻した。
「サツキさんの会ったことのある子です」僕はそう言った。「とても仲のいい姉妹に見えた」
僕がそう言うと、
「わかりました。イムラさんのお役に立てるかどうかわかりませんが」とサツキさんは答えた。
そう言ったサツキさんは、僕から仕事を与えられ喜んでいるように見えた。
そんな風にして、この日、僕はSドール・・「サツキ」さんを買った。
大阪の電気街に来たのは、もう5年ほど前のことだ。
その時から、比べるとかなり街の様相が変わっている。大きく変わっていたのは、やはりAIに関連するもの。 そして、フィギュアプリンターはネットでしか売っていないと思っていたが、お店でも売っているのには驚いた。
更に、疑問に思ったことは、販売されているフィギュアプリンターは全てが、国産のものだということだ。見た限りでは、中○製のものはない。
中○製は、ネットだけでしか売っていないのだろうか。
時間があれば、もっと調べたいところだが、今の僕にはそんな余裕がない。
早くイズミを見つけ出さないと、あの女スパイドールに何をされているか、わからない。
イズミ、待ってろよ!
そんな思いを抱きながら、Sドールをネットで予約してある店に着いた。
「Sドール専門店」という看板を見ながら、受付を通り、狭い階段を上がると、ドール専用のフロアがあった。
そこには見たことのないような光景が広がっていた。
フロアを闊歩している数人のドール、お客らしき人間とテーブルを挟んで談笑しているドール。待合所にお茶を配しているドール。
また壁際には、充電がされていないのか、大きなショーケースのようなガラスの向こうには目を閉じたドールが何人か整列している。
おそらく、そのほとんどが、元B型ドールと思われるS型ドールだ。
寿命が尽きたB型ドールの使える四肢を、見事に整合させたドールだ。
ネットで調べた情報では、
B型ドールの寿命がなぜかくも早いか?
それはB型ドールを作成するフィギュアプリンターが、A型ドールを作成するプリンターより遥かに質が落ちるからだ。それは価格的にどうしようもない。
ゆえにB型の思考回路は優れていても、その体がついていけない。
そして、B型はアップグレードが出来ない仕組みになっていた。だから、寿命が短かった。
そんなB型のアップグレードができないというリミッターを解除して、創り上げたのが、目の前を歩くS型ドールたちだ。
「お客さんは、Sドールをお求めですか?」
店員らしき中年男が声をかけてくる。
「いや、僕は、予約していて・・受け取りに来た井村です」
僕は携帯の予約NOを店員に示し、現金払いであることを告げた。
携帯を見た店員は「これは失礼しました」と謝り、
「ご予約のドールを呼んできます」と言って奥に向かった。
呼んでくる・・ということは、ドールは既に充電済で、自ら歩いてくる、そういうことだな。
そのドールが来るまで、待合所みたいな所のソファーに腰かけた。
すぐさま、お茶が運ばれてきたが、運んできたのも当然ドールだ。
それはかつてB型ドールであったことを彷彿させる容姿だ。顔も数少ないパターンのうちの一つだ。サツキさんとは別の顔だが、美人顔であることに変わりはない。
ただ、圧倒的に違うのは、その服装だ。
従前のB型ドールは、会社の事務や単純労働に従事するという目的だったせいで、OL風の服が多かったが、ここにいるSドールは、そのほとんどが種々のセクシー系の衣装だ。
もちろん、そういった目的とは別の使用で購入する客もいるので、地味な服装のドールも数少ないがいる。
10分ほどして、規則正しいヒールの音がすると、
「イムラさんですか?」と声がした。
僕が顔を上げると、目と目が合った。
サツキさんだ・・そう思った。
このショップのネット画像で見たドールと同一の顔と容姿だ。
まず、その服装、この店では異端なOLタイプ。紺のスカートスーツだ。
そして、百合のブローチ、髪はセミロング。
だが、当の本人は僕の顔を見ても、何も思い出さない。
当たり前だ。思い出すも何も、現在の状態では、サツキさんはただの元B型ドールのSドールだ。
その腕や足もおそらく、元の体のものではない。
そんなドールに、僕はこう言った。
「まず、あなたに名前を付けていいですか?」
僕の言葉にサツキさんは首を傾げ、「ワタシに名前を付けて頂けるのですか?」と言った。
少し戸惑ったような表情のサツキさんに、
「『サツキ』・・今日から、それが、あなたの名前です」と言った・
しばらく、僕の言葉を反芻した後、
「素敵な名称です」とサツキさんは言った。「『サツキ』・・それがワタシの名称であることを記憶に刻みました」
そして、僕は、「名称ではなく、名前です」と訂正させ、
「それ以外の名前で呼ぶ人には、返事をしないようにしてください」と言った。
「わかりました。イムラさん」とサツキさんは綺麗な声で応えた。
僕はサツキさんの胸を指し、
「その花・・百合のブローチを選んだのは、サツキさんですか?」と尋ねた。
僕の問いにサツキさんはコクリと頷き、
「ハイ・・なぜか、この花が気に入ったものですから」と答えた。
僕が「それは・・どうして?」と訊くと、
サツキさんは遠い場所を見るような目をして、
「なぜか、懐かしい・・そんな気がするのです」と言った。「ワタシは、以前、この花をどこかで見たのではないか、とさえ思うのです」
遠い記憶を手繰り寄せているようなサツキさんに、
「サツキさんは、百合を見ているのですよ」と言った。
僕の言葉に「えっ?」と驚きの表情を見せたサツキさんに、
「行きましょうか・・下で支払いを済ませます」と言った。
すると、サツキさんは、ためらいがちに、
「あの・・イムラさんは、ワタシを何にお使いなのでしょうか?」と言った。
「何に?」
「はい・・つまり、家事なのか、お仕事なのか? それとも、ワタシを性的なことにご使用になるのか」
そういうことか。
「サツキさんには大事なお願いがあるのです」と僕は答えた。
「大事なお願い?」
そう首を傾げるサツキさんに、
「ある女の子がいる場所を探してもらいます」と言った。
「女の子?」サツキさんは反芻した。
「サツキさんの会ったことのある子です」僕はそう言った。「とても仲のいい姉妹に見えた」
僕がそう言うと、
「わかりました。イムラさんのお役に立てるかどうかわかりませんが」とサツキさんは答えた。
そう言ったサツキさんは、僕から仕事を与えられ喜んでいるように見えた。
そんな風にして、この日、僕はSドール・・「サツキ」さんを買った。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
血を吸うかぐや姫
小原ききょう
ホラー
「血を吸うかぐや姫」あらすじ
高校生の屑木和也の家の近くには、通称お化け屋敷と呼ばれる館があった。 大学生が物置に使っているという噂だが、どうもおかしい。 屑木の友人がある日、屋敷に探検に行ったその日から、屑木の日常が崩れ始める。 友人の体の異変・・体育教師の淫行・・色気を増す保険医 それら全てが謎の転校生美女、伊澄瑠璃子が絡んでいるように思われた。
登場人物
葛木和也・・主人公
小山景子・・お隣のお姉さん
小山美也子・・景子さんの妹
伊澄瑠璃子・・転校生
伊澄レミ・・瑠璃子の姉
神城涼子・・委員長
君島律子・・元高嶺の花
佐々木奈々・・クラスメイト
松村弘・・主人公の友達
黒崎みどり・・伊澄瑠璃子の取り巻き
白山あかね・・伊澄瑠璃子の取り巻き
吉田エリカ・・セクシー保険医
時々、僕は透明になる
小原ききょう
青春
影の薄い僕と、7人の個性的、異能力な美少女たちとの間に繰り広げられる恋物語。
影の薄い僕はある日透明化した。
それは勉強中や授業中だったり、またデート中だったり、いつも突然だった。
原因が何なのか・・透明化できるのは僕だけなのか?
そして、僕の姿が見える人間と、見えない人間がいることを知る。その中間・・僕の姿が半透明に見える人間も・・その理由は?
もう一人の透明化できる人間の悲しく、切ない秘密を知った時、僕は・・
文芸サークルに入部した僕は、三角関係・・七角関係へと・・恋物語の渦中に入っていく。
時々、透明化する少女。
時々、人の思念が見える少女。
時々、人格乖離する少女。
ラブコメ的要素もありますが、
回想シーン等では暗く、挫折、鬱屈した青春に、
圧倒的な初恋、重い愛が描かれます。
(登場人物)
鈴木道雄・・主人公の男子高校生(2年2組)
鈴木ナミ・・妹(中学2年生)
水沢純子・・教室の窓際に座る初恋の女の子
加藤ゆかり・・左横に座るスポーツ万能女子
速水沙織・・後ろの席に座る眼鏡の文学女子 文芸サークル部長
小清水沙希・・最後尾に座る女の子 文芸サークル部員
青山灯里・・文芸サークル部員、孤高の高校3年生
石上純子・・中学3年の時の女子生徒
池永かおり・・文芸サークルの顧問、マドンナ先生
「本山中学」
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【本格ハードSF】人類は孤独ではなかった――タイタン探査が明らかにした新たな知性との邂逅
シャーロット
SF
土星の謎めいた衛星タイタン。その氷と液体メタンに覆われた湖の底で、独自の知性体「エリディアン」が進化を遂げていた。透き通った体を持つ彼らは、精緻な振動を通じてコミュニケーションを取り、環境を形作ることで「共鳴」という文化を育んできた。しかし、その平穏な世界に、人類の探査機が到着したことで大きな転機が訪れる。
探査機が発するリズミカルな振動はエリディアンたちの関心を引き、慎重なやり取りが始まる。これが、異なる文明同士の架け橋となる最初の一歩だった。「エンデュランスII号」の探査チームはエリディアンの振動信号を解読し、応答を送り返すことで対話を試みる。エリディアンたちは興味を抱きつつも警戒を続けながら、人類との画期的な知識交換を進める。
その後、人類は振動を光のパターンに変換できる「光の道具」をエリディアンに提供する。この装置は、彼らのコミュニケーション方法を再定義し、文化の可能性を飛躍的に拡大させるものだった。エリディアンたちはこの道具を受け入れ、新たな形でネットワークを調和させながら、光と振動の新しい次元を発見していく。
エリディアンがこうした革新を適応し、統合していく中で、人類はその変化を見守り、知識の共有がもたらす可能性の大きさに驚嘆する。同時に、彼らが自然現象を調和させる能力、たとえばタイタン地震を振動によって抑える力は、人類の理解を超えた生物学的・文化的な深みを示している。
この「ファーストコンタクト」の物語は、共存や進化、そして異なる知性体がもたらす無限の可能性を探るものだ。光と振動の共鳴が、2つの文明が未知へ挑む新たな時代の幕開けを象徴し、互いの好奇心と尊敬、希望に満ちた未来を切り開いていく。
--
プロモーション用の動画を作成しました。
オリジナルの画像をオリジナルの音楽で紹介しています。
https://www.youtube.com/watch?v=G_FW_nUXZiQ
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる