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イズミ、外出する
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◆イズミ、外出する
僕の持ち物はネットで買っておいた例のケーブルだけだった。
5000円のケーブルは二日後に届いた。
保証書に「お買い上げが、ありがとうございました」とまた変な日本語の一文が添えてあった。
ここで僕は推測する。
イズミの変な日本語も、販売会社の翻訳ソフトを使ったような日本語もその根源は同じだ。
販売会社のドールの思考回路の担当者が日本語をよく理解していない・・きっとそうに違いない。
そんなことを考えながら、イズミとアパートの階段を降りる。
一応「手を繋がなくていいか?」と訊ねると、
「高性能のワタシは、カイダンくらいダイジョウブです」と言って一人でアパートの階段を軽快なステップで降り始めた。
コツンコツン・・一つ一つの靴の音の響きを楽しむようにイズミは下りた。
階段を降りると、
イズミは空を見上げ、手を翳しながら目を細めた。
「まぶしいです」
「上を見るからだろ」と言って「太陽を直接見ちゃダメだぞ」と僕は子供に言うように言った。
イズミは今度は下を見て、
「これは、蟻んこさんですね」と言った。
そう言われ足元を見ると、なるほど、アリが数匹、列を成して、どこかに向かっている。
・・いや、そう言う問題ではなく、
「イズミ、歩く時は、下を見ずに真っ直ぐ前を見るんだ」と言った。
そう言われてもイズミは、蟻に興味があるらしく、立ち止まって蟻を見ている。
そして、
「ココロはありますか?」と言った。
アリに心があるのか? と僕に訊いているのか?
「あるよ。学術的に心と呼べるものかどうかはわからないが、蟻にも、どんなものにもそれらしきものはある。動くものは皆同じだ」
・・と、僕は普段話さないような哲学的なことを言ってみた。自分でも恥ずかしい。
「では・・このワタシ・・イズミにも心はありますか?」
イズミは僕の顔を見上げて尋ねた。
「あるよ・・じゅうぶんあるよ」と僕は純粋に答えた。
「ジュウブンあるよ」とイズミは復唱して、また蟻に目を移した。
イズミは蟻を見ながら、その言葉が気に入ったのか、蟻に向かって「ジュウブンあるよ」と言った。
そんなイズミに、
「アリを踏んづけないようにな」と注意喚起し、
「ほら、立ち止まっていないで、行くぞ!」
そう言うと、イズミは、右手を挙げ、僕の胸の辺りに差し出した。
「・・」
全く意味が掴めないので黙っていると、
「いのちは、大事なものと聞きました」
イズミはそう意味不明の言葉を言って、僕にまだ手を差し出したままだ。
僕とイズミは立ち止まったままだ。
僕は突っ立ち、イズミは僕に手を差し出している。
・・何だよ。この状況は。
僕が「おい、イズミ、何が言いたいんだよ」と言うと、
「ミノルさん・・ワタシの手を・・」と小さく言った。
そっか、それなら早く言えよ。
手を繋いで欲しかったんだな。
僕がイズミの手を握ると、その手は握り返された。
弱い風が吹いた。
イズミの右手は僕と繋がれ、左手で帽子が飛びそうになるのを押さえている。
・・徒歩わずか3分ほどの駐車場に辿り着くまでに時間がかかりそうだな。
ま、いいか。今日は休日だ。植村の家に行くことしか予定がない。
するとイズミが、
「ミノルさん。手をつないでくれるのはかまいませんが、おトモダチ同志は手をつなぐものでないそうです」
どういうことだ? イズミの方から手を伸ばしてきただろ。
「イズミ、僕と手を繋いで歩きたかったんじゃないのか?」
イズミは首を振って、
「そんなキモチはモウトウありません」と言った・・毛頭と。
なんか気分が悪い言い方だな。
「だったら、何で、手を繋ごうとしたんだよ!」
説明しろ! と言わんばかりに僕は言った。
イズミはしばらくいつもの思考の海に沈み、そこから抜け出すと、
「イズミ1000とは無線、その他の型とはケーブルでつながります」と繋がる手段の話を説明し、
「・・でしたら、ワタシことイズミは、人間のミノルさんと、どうやったら、つながるのか? と思った次第でした・・」
・・うーん。よくわからないが、つまりは試してみたんだな。
僕の心がわかるかどうか・・
そんなの手を繋いだだけでわかるはずもない。
僕がイズミの手を振り解こうとすると、イズミは手が離れないように、ひしと、その手に力を込めた。
「でも、手をつなぐのも、いいものです」と言った。
ま、僕の方もそんなに悪くはないな・・
人間とAIドールは、どうしたら、お互いの心がわかるのか?
「そういえば、イズミの頭の中が分離・・というのはどうなったんだ?
分離しているイズミの方が面白そうなんだがな・・
僕の質問にイズミは、
「ワタシは空を見ています。ワタシ自身も外に出て喜んでいます・・と、言っているようです」と答えた。
よくわからない言葉だが、
「それ・・分離しているよな・・たぶん、まだ分離しているぞ」
僕とイズミはそのまま僕が契約している月極駐車場に向かった。僕の愛車、軽自動車のムーブがそこに停めてある。走行10万キロ以上だ。
「キカイがたくさんありますね」と言ったかと思うと、「あれは自動車というものですね」と改めて言った。
20数台の車を眺めたイズミは、
僕の愛車を指差し、「あの車が、ミノルサンの車ですね」と言った。
その指差す先には僕の愛車、軽のムーブが佇んでいる。
すごい! 「どうしてわかったんだ?」
イズミの思考回路には全く関心させられる。
「ミノルさんの情報を集め、頭の中で整理しました」とイズミは答えた。
「ミノルさんにイチバンふさわしい車がどれなのかを・・」
まさか、AIが車に染みついた僕の体臭を嗅ぎ分けた? なんか不愉快だが、もしそうなら、それも凄い!
遠方から車載の車検証をスキャンした? あり得ない・・
まさか・・イズミなら・・
悪い予感がする・・
「あのおクルマが一番・・んぷっ」
僕は手を繋いでいる反対の手でイズミの口を塞いだ。
「んむっ・・ミノルさん・・なにするですかっ!」
イズミは口を閉ざされ、「むうっ、ふむうっ」と呻き声を上げた。イズミの声がなんか生々しい。
そんなイズミに僕は、
「イズミは、今、あの車が一番安物に見える・・そう言おうとしていただろ?」と問い質した。
イズミは「ちがう、ちがう」と言う風に首を左右に振った。
違う?
僕からイズミの口から手を離すと、
「あのおクルマが、一番、ミノルさんに、お似合っている・・そう言うつもりで」と言った。
僕に似合っている・・そうだったのか。
「ごめん、僕が悪かった。そうとは知らず」とイズミに素直に謝った。
僕に似合っている車・・なんか、それも納得できない・・僕は周りの高級車を眺めながら思った。
何とか、車まで辿り着き、助手席のドアを開け、イズミをシートに座らせた。
イズミは座り心地を確かめるようにお尻を何度も動かした。シートベルトをイズミの体に回し付けると、イズミは自分で装着した。
さあ、出発!
車が始動し、公道に出ると、
何やら興味深げに、車載のナビシステムを見ていたイズミが、
「これは、かなりもかなりの、ヤスモノのAIですね」と言った。
むっとしたが、ここは抑えて、
「これはAIと言えるものじゃないな。それにかなりの旧式だ。マップも現実の道路や店情報を合っていない箇所がずいぶんとある」
ナビは更新もせずにほったらかしだ。
「ミノルさん」とイズミが運転中の僕に声をかける。
「なんだ?」
僕は前方を見ながらイズミに訊ねる。
「これと、ドウキできますが・・」
「ドウキ?」
同期のことか?
「この古そうなナビとワタシのすぐれたAIをドウキさせれば、サイキョウのシステムに生まれ変わりますよ・・と、ワタシはミノルさんに言いました」と、イズミは言った。
何、その日本語? やっぱり分離のせい?
分離しているイズミがナビと同期だと?
「いや、同期はいい・・遠慮しておく・・今のシステム・・いや、ナビで十分事足りている」
僕は丁寧にイズミの申し出を断った。
危なそうだ。事故でもしたら大変だ。
言い訳もできない・・
・・AIドールと、ナビが同期してしまって、とか。
イズミは申し出を断られたのが不服なのか、運転中はだんまりを決め込むつもりなのか、景色を眺め始めた。
そして、イズミはこう言った。
「実際にコウシテ、メで見るのと、知識として知っているのはチガイますね」
イズミの思考回路には世界の景色も情報として入っているのだな・・
確かにその通りだ。
それはAIドールにも同じことが言える。
通販サイトで眺めたり、掲示板を見ているのと、実際にこうして、AIドールを車に載せてドライブするのとは大違いだ。
イズミは助手席の窓を勝手に開けて、髪を風になびかせた。
「きもちいいです・・」と流れる髪を押さえながらそう言ったイズミは、人間の少女とまるっきし変わらない・・そう見えた。
僕の持ち物はネットで買っておいた例のケーブルだけだった。
5000円のケーブルは二日後に届いた。
保証書に「お買い上げが、ありがとうございました」とまた変な日本語の一文が添えてあった。
ここで僕は推測する。
イズミの変な日本語も、販売会社の翻訳ソフトを使ったような日本語もその根源は同じだ。
販売会社のドールの思考回路の担当者が日本語をよく理解していない・・きっとそうに違いない。
そんなことを考えながら、イズミとアパートの階段を降りる。
一応「手を繋がなくていいか?」と訊ねると、
「高性能のワタシは、カイダンくらいダイジョウブです」と言って一人でアパートの階段を軽快なステップで降り始めた。
コツンコツン・・一つ一つの靴の音の響きを楽しむようにイズミは下りた。
階段を降りると、
イズミは空を見上げ、手を翳しながら目を細めた。
「まぶしいです」
「上を見るからだろ」と言って「太陽を直接見ちゃダメだぞ」と僕は子供に言うように言った。
イズミは今度は下を見て、
「これは、蟻んこさんですね」と言った。
そう言われ足元を見ると、なるほど、アリが数匹、列を成して、どこかに向かっている。
・・いや、そう言う問題ではなく、
「イズミ、歩く時は、下を見ずに真っ直ぐ前を見るんだ」と言った。
そう言われてもイズミは、蟻に興味があるらしく、立ち止まって蟻を見ている。
そして、
「ココロはありますか?」と言った。
アリに心があるのか? と僕に訊いているのか?
「あるよ。学術的に心と呼べるものかどうかはわからないが、蟻にも、どんなものにもそれらしきものはある。動くものは皆同じだ」
・・と、僕は普段話さないような哲学的なことを言ってみた。自分でも恥ずかしい。
「では・・このワタシ・・イズミにも心はありますか?」
イズミは僕の顔を見上げて尋ねた。
「あるよ・・じゅうぶんあるよ」と僕は純粋に答えた。
「ジュウブンあるよ」とイズミは復唱して、また蟻に目を移した。
イズミは蟻を見ながら、その言葉が気に入ったのか、蟻に向かって「ジュウブンあるよ」と言った。
そんなイズミに、
「アリを踏んづけないようにな」と注意喚起し、
「ほら、立ち止まっていないで、行くぞ!」
そう言うと、イズミは、右手を挙げ、僕の胸の辺りに差し出した。
「・・」
全く意味が掴めないので黙っていると、
「いのちは、大事なものと聞きました」
イズミはそう意味不明の言葉を言って、僕にまだ手を差し出したままだ。
僕とイズミは立ち止まったままだ。
僕は突っ立ち、イズミは僕に手を差し出している。
・・何だよ。この状況は。
僕が「おい、イズミ、何が言いたいんだよ」と言うと、
「ミノルさん・・ワタシの手を・・」と小さく言った。
そっか、それなら早く言えよ。
手を繋いで欲しかったんだな。
僕がイズミの手を握ると、その手は握り返された。
弱い風が吹いた。
イズミの右手は僕と繋がれ、左手で帽子が飛びそうになるのを押さえている。
・・徒歩わずか3分ほどの駐車場に辿り着くまでに時間がかかりそうだな。
ま、いいか。今日は休日だ。植村の家に行くことしか予定がない。
するとイズミが、
「ミノルさん。手をつないでくれるのはかまいませんが、おトモダチ同志は手をつなぐものでないそうです」
どういうことだ? イズミの方から手を伸ばしてきただろ。
「イズミ、僕と手を繋いで歩きたかったんじゃないのか?」
イズミは首を振って、
「そんなキモチはモウトウありません」と言った・・毛頭と。
なんか気分が悪い言い方だな。
「だったら、何で、手を繋ごうとしたんだよ!」
説明しろ! と言わんばかりに僕は言った。
イズミはしばらくいつもの思考の海に沈み、そこから抜け出すと、
「イズミ1000とは無線、その他の型とはケーブルでつながります」と繋がる手段の話を説明し、
「・・でしたら、ワタシことイズミは、人間のミノルさんと、どうやったら、つながるのか? と思った次第でした・・」
・・うーん。よくわからないが、つまりは試してみたんだな。
僕の心がわかるかどうか・・
そんなの手を繋いだだけでわかるはずもない。
僕がイズミの手を振り解こうとすると、イズミは手が離れないように、ひしと、その手に力を込めた。
「でも、手をつなぐのも、いいものです」と言った。
ま、僕の方もそんなに悪くはないな・・
人間とAIドールは、どうしたら、お互いの心がわかるのか?
「そういえば、イズミの頭の中が分離・・というのはどうなったんだ?
分離しているイズミの方が面白そうなんだがな・・
僕の質問にイズミは、
「ワタシは空を見ています。ワタシ自身も外に出て喜んでいます・・と、言っているようです」と答えた。
よくわからない言葉だが、
「それ・・分離しているよな・・たぶん、まだ分離しているぞ」
僕とイズミはそのまま僕が契約している月極駐車場に向かった。僕の愛車、軽自動車のムーブがそこに停めてある。走行10万キロ以上だ。
「キカイがたくさんありますね」と言ったかと思うと、「あれは自動車というものですね」と改めて言った。
20数台の車を眺めたイズミは、
僕の愛車を指差し、「あの車が、ミノルサンの車ですね」と言った。
その指差す先には僕の愛車、軽のムーブが佇んでいる。
すごい! 「どうしてわかったんだ?」
イズミの思考回路には全く関心させられる。
「ミノルさんの情報を集め、頭の中で整理しました」とイズミは答えた。
「ミノルさんにイチバンふさわしい車がどれなのかを・・」
まさか、AIが車に染みついた僕の体臭を嗅ぎ分けた? なんか不愉快だが、もしそうなら、それも凄い!
遠方から車載の車検証をスキャンした? あり得ない・・
まさか・・イズミなら・・
悪い予感がする・・
「あのおクルマが一番・・んぷっ」
僕は手を繋いでいる反対の手でイズミの口を塞いだ。
「んむっ・・ミノルさん・・なにするですかっ!」
イズミは口を閉ざされ、「むうっ、ふむうっ」と呻き声を上げた。イズミの声がなんか生々しい。
そんなイズミに僕は、
「イズミは、今、あの車が一番安物に見える・・そう言おうとしていただろ?」と問い質した。
イズミは「ちがう、ちがう」と言う風に首を左右に振った。
違う?
僕からイズミの口から手を離すと、
「あのおクルマが、一番、ミノルさんに、お似合っている・・そう言うつもりで」と言った。
僕に似合っている・・そうだったのか。
「ごめん、僕が悪かった。そうとは知らず」とイズミに素直に謝った。
僕に似合っている車・・なんか、それも納得できない・・僕は周りの高級車を眺めながら思った。
何とか、車まで辿り着き、助手席のドアを開け、イズミをシートに座らせた。
イズミは座り心地を確かめるようにお尻を何度も動かした。シートベルトをイズミの体に回し付けると、イズミは自分で装着した。
さあ、出発!
車が始動し、公道に出ると、
何やら興味深げに、車載のナビシステムを見ていたイズミが、
「これは、かなりもかなりの、ヤスモノのAIですね」と言った。
むっとしたが、ここは抑えて、
「これはAIと言えるものじゃないな。それにかなりの旧式だ。マップも現実の道路や店情報を合っていない箇所がずいぶんとある」
ナビは更新もせずにほったらかしだ。
「ミノルさん」とイズミが運転中の僕に声をかける。
「なんだ?」
僕は前方を見ながらイズミに訊ねる。
「これと、ドウキできますが・・」
「ドウキ?」
同期のことか?
「この古そうなナビとワタシのすぐれたAIをドウキさせれば、サイキョウのシステムに生まれ変わりますよ・・と、ワタシはミノルさんに言いました」と、イズミは言った。
何、その日本語? やっぱり分離のせい?
分離しているイズミがナビと同期だと?
「いや、同期はいい・・遠慮しておく・・今のシステム・・いや、ナビで十分事足りている」
僕は丁寧にイズミの申し出を断った。
危なそうだ。事故でもしたら大変だ。
言い訳もできない・・
・・AIドールと、ナビが同期してしまって、とか。
イズミは申し出を断られたのが不服なのか、運転中はだんまりを決め込むつもりなのか、景色を眺め始めた。
そして、イズミはこう言った。
「実際にコウシテ、メで見るのと、知識として知っているのはチガイますね」
イズミの思考回路には世界の景色も情報として入っているのだな・・
確かにその通りだ。
それはAIドールにも同じことが言える。
通販サイトで眺めたり、掲示板を見ているのと、実際にこうして、AIドールを車に載せてドライブするのとは大違いだ。
イズミは助手席の窓を勝手に開けて、髪を風になびかせた。
「きもちいいです・・」と流れる髪を押さえながらそう言ったイズミは、人間の少女とまるっきし変わらない・・そう見えた。
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