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二つの名前
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◆二つの名前
おばさんは説明書から顔を上げると、
「信じられないわ・・フィギュアって、こんなに大きいものなの?」
と感嘆しながら言った。「これが井村くんの趣味なのね」
僕は「フィギュアドールです」と言った。
「こういうのって・・高いんでしょう?」
僕は「まあ、それなりに」と答えた。さすがに金額までは言えない。
わかって頂けたら、部屋を出て言って欲しい。
「この中のフィギュアが・・さっき、しゃべっていたの?」
「・・みたいです」
するとおばさんは、「世の中、いつのまにか、進んでいたのねぇ」と言いながら、這うようにして箱に近づき、煙が噴き出ている箱の出窓を覗き込んだ。
そして、
「本当ね・・煙でよく見えないけど・・ちゃんと顔があるわ・・」
フィギュアの顔を先に見られてしまったぞ! 何かいやだ。
「でも、これって・・人間の女の子じゃないの・・」と言って、僕の方に向き直り、「やっぱり、誘拐・・監禁じゃないの?」と真剣そのもの、疑惑の顔で僕を睨んだ。
「でも・・この顔って・・」
おばさんはぽつりと言った。
「だから、精巧に、人間の女の子そっくりにできているんですよ」
そう僕が言うと、
「ソンナことより・・ハヤク、ココから出してください」
と、またフィギュアの声が聞こえた。
その声におばさんは「あら、かわいそう・・この中、狭いのね」と言った。「私の顔を見ているわ」
僕もたまらなくなって、箱に近づいて出窓を覗いた。
ああっ、またおばさんと近接距離だ。肩が、腕が触れ合う。年上のふくよかな女性の体がそこにある。
そんなことも気にしながら、僕はガラス越しにフィギュアドールの顔を見た。
僕が覗き込んだ瞬間、
霧のようなものが引いていったのか、フィギュアの顔が綺麗に見える。
ああっ!・・
おそらく、これは、夢だ。
フィギュアドールの大きな瞳がジロリと僕を睨んだ。
「アナタが、ミノルさん?」と小さな口が開いた。
この顔・・このフィギュアドールの顔・・
イズミ・・そのものだ。
ん?
いや・・違う・・よく見ると、どことなく違う。
年齢は17歳前後・・のような幼い顔。
しかし・・
AIのバグなのか? 妙な違和感がある。
少し・・違う・・思念の伝達にミスがあったのか?
そう思いながらフィギュアの顔を見ていると、僕の真横にいて、その体温まで感じられそうなおばさんが、
「さっき、この子、おばさんも開けるのを手伝って、と言っていたわね」
そうだったっ!
確かにフィギュアは言っていた。僕一人では無理だと・・箱はそんなに開けづらいものなのか?
「だ、大丈夫ですよ。僕一人でできますから・・おばさんは・・」
おばさんはもう帰ってください!
「だから、おばさんじゃないわよ。私には、シマモトユミって、ちゃんとした名前があるのよ」
シマモト・・ああ、表札に「島本」と書いてあったっけ。
「だ、だから、島本さん、これは僕の・・」僕が買ったものだ。どうして他人のあなたも手伝わなくちゃならない。
そう言って僕は黒いボックスの蓋の取っ手を持った。
そして、力を込め、持ち上げ・・「あれ?」びくともしない。
何だこれ?
僕は踏ん張って両サイドにある取っ手を握りしめ「うーん」と声まで上げた。
ダメだ。
「ミノルさん。この箱は・・そちらのオバサンの手がないと、ロックは解除されません」
フィギュアはそう淡々と説明した。
ロック?
何だよそれ?
「僕以外の人間の手がないと解除されないって・・それ、おかしいだろ!」
僕はこの商品に対して、怒りが込み上げてきた。
「お二人のチカラでなら、この箱はカンタンに開きます」
そうフィギュアは説明を続けた。
「井村くん、この子もそう言ってるじゃない・・私、左の取っ手を持つから、井村くんは右を持って持ち上げてちょうだい」
もうすっかり、僕はフィギュアと島本さんのペースに飲まれていた。
はいはい、と島本さんの言う通り、右の取っ手を持ち、力を込めた。
あれ・・力を込めずとも、
箱の蓋はふわりと、まるでカーペットくらいのものを持ち上げるかのように開いた。
開くと同時に、
中のフィギュアドールは半身を起こした。
セミロングの髪が風圧でふわっと持ち上がったかと思うと、すぐ肩に落ちた。
裸じゃないんだな・・てっきり何も着ていないのかと思っていた。
フィギュアは、すっごく安物っぽい紺色の・・ゴシック調のワンピースを着ている。これも中○製だろう。
下着とか、どうなってるんだ? と、つい余計なことを考えてしまう。
そして、フィギュアは僕と島本さんの顔を見て、
「ダメです・・これ以上、チカラが入りません」と言った。
その時だった。
島本さんは「みちる?」と小さく言って、
「まるで、ミチルみたい・・」と遠くを見るような目で言った。
「ミチル?・・その名前はまだ知りません・・私の名前はミノルさんが付けてくれます」
そうフィギュアは機械的に説明した。
そうそう、このフィギュアの名は持ち主であるこの僕が付けてあげるんだ。
イズミ・・と。
しかし、このフィギュア・・さっき・・「ミチルの名は、まだ知りません」と言ったな。
まだ・・って、どういうことだ。
「井村くん・・この子、本当に、フィギュア? ドールなの?」
「本当です・・」僕も信じられないがそうなのだ。これは商品。
「私、信じられない・・」また島本さんは感嘆の声を上げた。
「ミノルさん、ボーっとしてないで」
フィギュアは僕に乱暴に呼びかけ、
「早く、充電してください!」と命令口調で言った。
フィギュアドールには初期設定の分だけしか、充電されていない。
満タンにするのは購入者である僕の役目のようだ。
そう・・
フィギュアの稼働はあくまでも充電だ。人類の文明はこの電気の充電に関して、さほど進歩していないと思われる。自己発電というものがいづれできると思うが。
フィギュアの少女はワンピースを脇の方まで持ち上げた。「ココです」とフィギュアが差した先には、なるほど・・何かを差し込むような小さな穴がある。
あ、そうか・・付属のコードはここに差すんだな。
僕は壁の差し込み口にコードを差し、コードを伸ばし、その先をフィギュアの脇腹の穴に差し込んだ。カチリと乾いた音がした。
「ジュウデンをカイシします!」
なぜか今度は機械音のように言って、フィギュアは目を瞑った。
姿勢が半身を起こしたまま・・そのまま体が硬直してしまったようた。
しゃべらない・・
再び説明書を読むと、充電時間は2時間・・その間、フィギュアに触れてはいかないそうだ。今度は静かにブーンという音がし始めた。
僕の様子を見ていた島本さんは「本当にすごいのねえ」と感嘆の声を漏らし「私はお邪魔みたいね・・そろそろ、私、失礼するわ」と言った。
確かに邪魔だ・・
邪魔なんだけど、なぜか、このおばさん・・
島本さんは悪い人では全然なく・・
もしかして寂しい人なんじゃないか・・と、ふと思った。
「ねえ、井村くん・・」部屋を出る際、島本さんは、
「また遊びに来てもいいかな?・・」と言った。「厚かましいとは思うのだけど・・」
「お、落ち着いたら・・別にかまいませんが・・」
僕は適当に返事した。今はフィギュアの初期設定が先だ。
「そう・・ありがとう・・またお邪魔するもしれない・・」と言葉を残して「お休みなさい」と言って去った。去ったと言っても隣の部屋だ。すぐに隣でドアの鍵を開ける音がした。
後には上品な香水の匂いだけが残った。
商品を開梱して、ヘッドホンを付けての思念の伝達、
プリンターでフィギュアドールの作成。
箱を開ける作業・・そして、今は充電・・
大変だな・・
次第に、何のためにこのような作業をしているか、わからなくなってきた。
そして・・この先には何が待っているというのか?
一つ、この商品に関して気になることがある。・・
フィギュアの少女はこの箱を開ける時、
僕と、島本さんの二人でないと、ロックが解除されないと言っていた。
あれはどういう意味だったのか?
おばさんは説明書から顔を上げると、
「信じられないわ・・フィギュアって、こんなに大きいものなの?」
と感嘆しながら言った。「これが井村くんの趣味なのね」
僕は「フィギュアドールです」と言った。
「こういうのって・・高いんでしょう?」
僕は「まあ、それなりに」と答えた。さすがに金額までは言えない。
わかって頂けたら、部屋を出て言って欲しい。
「この中のフィギュアが・・さっき、しゃべっていたの?」
「・・みたいです」
するとおばさんは、「世の中、いつのまにか、進んでいたのねぇ」と言いながら、這うようにして箱に近づき、煙が噴き出ている箱の出窓を覗き込んだ。
そして、
「本当ね・・煙でよく見えないけど・・ちゃんと顔があるわ・・」
フィギュアの顔を先に見られてしまったぞ! 何かいやだ。
「でも、これって・・人間の女の子じゃないの・・」と言って、僕の方に向き直り、「やっぱり、誘拐・・監禁じゃないの?」と真剣そのもの、疑惑の顔で僕を睨んだ。
「でも・・この顔って・・」
おばさんはぽつりと言った。
「だから、精巧に、人間の女の子そっくりにできているんですよ」
そう僕が言うと、
「ソンナことより・・ハヤク、ココから出してください」
と、またフィギュアの声が聞こえた。
その声におばさんは「あら、かわいそう・・この中、狭いのね」と言った。「私の顔を見ているわ」
僕もたまらなくなって、箱に近づいて出窓を覗いた。
ああっ、またおばさんと近接距離だ。肩が、腕が触れ合う。年上のふくよかな女性の体がそこにある。
そんなことも気にしながら、僕はガラス越しにフィギュアドールの顔を見た。
僕が覗き込んだ瞬間、
霧のようなものが引いていったのか、フィギュアの顔が綺麗に見える。
ああっ!・・
おそらく、これは、夢だ。
フィギュアドールの大きな瞳がジロリと僕を睨んだ。
「アナタが、ミノルさん?」と小さな口が開いた。
この顔・・このフィギュアドールの顔・・
イズミ・・そのものだ。
ん?
いや・・違う・・よく見ると、どことなく違う。
年齢は17歳前後・・のような幼い顔。
しかし・・
AIのバグなのか? 妙な違和感がある。
少し・・違う・・思念の伝達にミスがあったのか?
そう思いながらフィギュアの顔を見ていると、僕の真横にいて、その体温まで感じられそうなおばさんが、
「さっき、この子、おばさんも開けるのを手伝って、と言っていたわね」
そうだったっ!
確かにフィギュアは言っていた。僕一人では無理だと・・箱はそんなに開けづらいものなのか?
「だ、大丈夫ですよ。僕一人でできますから・・おばさんは・・」
おばさんはもう帰ってください!
「だから、おばさんじゃないわよ。私には、シマモトユミって、ちゃんとした名前があるのよ」
シマモト・・ああ、表札に「島本」と書いてあったっけ。
「だ、だから、島本さん、これは僕の・・」僕が買ったものだ。どうして他人のあなたも手伝わなくちゃならない。
そう言って僕は黒いボックスの蓋の取っ手を持った。
そして、力を込め、持ち上げ・・「あれ?」びくともしない。
何だこれ?
僕は踏ん張って両サイドにある取っ手を握りしめ「うーん」と声まで上げた。
ダメだ。
「ミノルさん。この箱は・・そちらのオバサンの手がないと、ロックは解除されません」
フィギュアはそう淡々と説明した。
ロック?
何だよそれ?
「僕以外の人間の手がないと解除されないって・・それ、おかしいだろ!」
僕はこの商品に対して、怒りが込み上げてきた。
「お二人のチカラでなら、この箱はカンタンに開きます」
そうフィギュアは説明を続けた。
「井村くん、この子もそう言ってるじゃない・・私、左の取っ手を持つから、井村くんは右を持って持ち上げてちょうだい」
もうすっかり、僕はフィギュアと島本さんのペースに飲まれていた。
はいはい、と島本さんの言う通り、右の取っ手を持ち、力を込めた。
あれ・・力を込めずとも、
箱の蓋はふわりと、まるでカーペットくらいのものを持ち上げるかのように開いた。
開くと同時に、
中のフィギュアドールは半身を起こした。
セミロングの髪が風圧でふわっと持ち上がったかと思うと、すぐ肩に落ちた。
裸じゃないんだな・・てっきり何も着ていないのかと思っていた。
フィギュアは、すっごく安物っぽい紺色の・・ゴシック調のワンピースを着ている。これも中○製だろう。
下着とか、どうなってるんだ? と、つい余計なことを考えてしまう。
そして、フィギュアは僕と島本さんの顔を見て、
「ダメです・・これ以上、チカラが入りません」と言った。
その時だった。
島本さんは「みちる?」と小さく言って、
「まるで、ミチルみたい・・」と遠くを見るような目で言った。
「ミチル?・・その名前はまだ知りません・・私の名前はミノルさんが付けてくれます」
そうフィギュアは機械的に説明した。
そうそう、このフィギュアの名は持ち主であるこの僕が付けてあげるんだ。
イズミ・・と。
しかし、このフィギュア・・さっき・・「ミチルの名は、まだ知りません」と言ったな。
まだ・・って、どういうことだ。
「井村くん・・この子、本当に、フィギュア? ドールなの?」
「本当です・・」僕も信じられないがそうなのだ。これは商品。
「私、信じられない・・」また島本さんは感嘆の声を上げた。
「ミノルさん、ボーっとしてないで」
フィギュアは僕に乱暴に呼びかけ、
「早く、充電してください!」と命令口調で言った。
フィギュアドールには初期設定の分だけしか、充電されていない。
満タンにするのは購入者である僕の役目のようだ。
そう・・
フィギュアの稼働はあくまでも充電だ。人類の文明はこの電気の充電に関して、さほど進歩していないと思われる。自己発電というものがいづれできると思うが。
フィギュアの少女はワンピースを脇の方まで持ち上げた。「ココです」とフィギュアが差した先には、なるほど・・何かを差し込むような小さな穴がある。
あ、そうか・・付属のコードはここに差すんだな。
僕は壁の差し込み口にコードを差し、コードを伸ばし、その先をフィギュアの脇腹の穴に差し込んだ。カチリと乾いた音がした。
「ジュウデンをカイシします!」
なぜか今度は機械音のように言って、フィギュアは目を瞑った。
姿勢が半身を起こしたまま・・そのまま体が硬直してしまったようた。
しゃべらない・・
再び説明書を読むと、充電時間は2時間・・その間、フィギュアに触れてはいかないそうだ。今度は静かにブーンという音がし始めた。
僕の様子を見ていた島本さんは「本当にすごいのねえ」と感嘆の声を漏らし「私はお邪魔みたいね・・そろそろ、私、失礼するわ」と言った。
確かに邪魔だ・・
邪魔なんだけど、なぜか、このおばさん・・
島本さんは悪い人では全然なく・・
もしかして寂しい人なんじゃないか・・と、ふと思った。
「ねえ、井村くん・・」部屋を出る際、島本さんは、
「また遊びに来てもいいかな?・・」と言った。「厚かましいとは思うのだけど・・」
「お、落ち着いたら・・別にかまいませんが・・」
僕は適当に返事した。今はフィギュアの初期設定が先だ。
「そう・・ありがとう・・またお邪魔するもしれない・・」と言葉を残して「お休みなさい」と言って去った。去ったと言っても隣の部屋だ。すぐに隣でドアの鍵を開ける音がした。
後には上品な香水の匂いだけが残った。
商品を開梱して、ヘッドホンを付けての思念の伝達、
プリンターでフィギュアドールの作成。
箱を開ける作業・・そして、今は充電・・
大変だな・・
次第に、何のためにこのような作業をしているか、わからなくなってきた。
そして・・この先には何が待っているというのか?
一つ、この商品に関して気になることがある。・・
フィギュアの少女はこの箱を開ける時、
僕と、島本さんの二人でないと、ロックが解除されないと言っていた。
あれはどういう意味だったのか?
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