ぴゅう太の庭
フレンチブルドッグのぴゅう太は、うら若きK-POPアイドル風ご主人様、由奈に飼われ、兵庫県宝塚市で暮らしている。母性溢れるゆるふわご主人様は、無自覚にもて、その恋は、もつれにもつれて騒動に。新しい彼氏が出来たにも関わらず、不倫関係にあったハイスペドクターと六甲山中で心中事件を起こしたご主人様。現場に居合わせたぴゅう太は、イノシシの力を借り、獣道を上って助けを呼びに行く。一人生きのびたご主人様は、花火大会の夜、正式に彼氏にプロポーズされ、涙をこぼす。その後、婚約した二人は、ぴゅう太を連れ、中国自動車道を東へ向かった。そこで待つのは、新天地、「ぴゅう太の新しい庭」だった。
あなたにおすすめの小説
あれから10年これから10年
三谷玲
BL
中学入学で知り合って10年
初めて逢った頃は小さかった広斗に懐かれて、気付けば親友と呼べる存在になっていた。可愛かったはずの広斗がクズな事を知っても、俺は広斗を嫌いになることはなかった。
そうそうに越された背丈に悔しい思いをしたけどそれでも広斗は俺の親友だった。
頭が良くて、綺麗で、要領がいいけど人見知りで俺以外とは馴れ合うことのない広斗と、平凡で、要領が悪く、明るさだけが取り柄の俺。
馬鹿にされたり、笑われたり、喧嘩もした。大学で離れてしまったけれど、逢えばいつもと変わらない、大切な親友。
あれから10年、気付けばあっという間の時間をこれから10年また広斗と過ごすことを俺は確信している。
※他サイトより転載
影の宦官と薄紅の后~閉ざされた宮廷、呪いの調べ~
昼から山猫
キャラ文芸
「呪われた宮廷」と呼ばれる古い離宮に、帝の寵愛を受けた后・淡雪(あわゆき)が移り住むことになった。仕える宦官の慧琉(けいりゅう)は寡黙で淡々とした物腰だが、実は過去に宮廷を脅かした呪術事件の生き残りだという。夜な夜な離宮に響く笛の音は、かつて後宮を覆った呪いの再来を告げているのか。淡雪は閉ざされた離宮で孤立し、誰も信用できなくなりかけていたが、慧琉だけは彼女を静かに守り続ける。呪われた離宮には本当に妖がいるのか、それとも人の手による策略なのか。やがて浮かび上がる淡雪の過去と宮廷の秘密が、二人をさらなる深みへと誘う。焦燥の中で繰り広げられる“呪い”の正体を突き止めるべく、静かな戦いが始まる。
帝都の守護鬼は離縁前提の花嫁を求める
緋村燐
キャラ文芸
家の取り決めにより、五つのころから帝都を守護する鬼の花嫁となっていた櫻井琴子。
十六の年、しきたり通り一度も会ったことのない鬼との離縁の儀に臨む。
鬼の妖力を受けた櫻井の娘は強い異能持ちを産むと重宝されていたため、琴子も異能持ちの華族の家に嫁ぐ予定だったのだが……。
「幾星霜の年月……ずっと待っていた」
離縁するために初めて会った鬼・朱縁は琴子を望み、離縁しないと告げた。
名前のない機械人間(エクスマキナ)
暁鴉
キャラ文芸
多様な細胞から生まれた少女だが性格と性別がわかっても自分の名前がない
自分の名前を探すため言葉を拾いながらそして作った人よりも遠く逃げる
逃走&自分の名前を探すストーリー
ルナール古書店の秘密
志波 連
キャラ文芸
両親を事故で亡くした松本聡志は、海のきれいな田舎町に住む祖母の家へとやってきた。
その事故によって顔に酷い傷痕が残ってしまった聡志に友人はいない。
それでもこの町にいるしかないと知っている聡志は、可愛がってくれる祖母を悲しませないために、毎日を懸命に生きていこうと努力していた。
そして、この町に来て五年目の夏、聡志は海の家で人生初のバイトに挑戦した。
先輩たちに無視されつつも、休むことなく頑張る聡志は、海岸への階段にある「ルナール古書店」の店主や、バイト先である「海の家」の店長らとかかわっていくうちに、自分が何ものだったのかを知ることになるのだった。
表紙は写真ACより引用しています
待つノ木カフェで心と顔にスマイルを
佐々森りろ
キャラ文芸
祖父母の経営する喫茶店「待つノ木」
昔からの常連さんが集まる憩いの場所で、孫の松ノ木そよ葉にとっても小さな頃から毎日通う大好きな場所。
叶おばあちゃんはそよ葉にシュガーミルクを淹れてくれる時に「いつも心と顔にスマイルを」と言って、魔法みたいな一混ぜをしてくれる。
すると、自然と嫌なことも吹き飛んで笑顔になれたのだ。物静かで優しいマスターと元気いっぱいのおばあちゃんを慕って「待つノ木」へ来るお客は後を絶たない。
しかし、ある日突然おばあちゃんが倒れてしまって……
マスターであるおじいちゃんは意気消沈。このままでは「待つノ木」は閉店してしまうかもしれない。そう思っていたそよ葉は、お見舞いに行った病室で「待つノ木」の存続を約束してほしいと頼みこまれる。
しかしそれを懇願してきたのは、昏睡状態のおばあちゃんではなく、編みぐるみのウサギだった!!
人見知りなそよ葉が、大切な場所「待つノ木」の存続をかけて、ゆっくりと人との繋がりを築いていく、優しくて笑顔になれる物語。
この夏、君と見る青い星
カイトの冒険の中の人
ライト文芸
夏休みを迎えた中学生、深沢翔太は都市伝説で河童の目撃情報が多発している大阪の田舎町、箕里へとやってくる。
そこで河童探しのために滞在する民宿『星野屋』の娘、ゆきと出会う。
長い艶やかな黒髪……息を飲むほどの美少女のゆきに、翔太は思わず淡い恋心を抱きそうになってしまう。
……が、そんな想いをよそに、ゆきは河童にまつわる重大な『秘密』を打ち明けると、驚く翔太の手を引っ張り、真夏の冒険の世界へと連れ出す。
河童を巡る二人の小さな冒険は、やがて世界の運命を左右する重大な事態へと繋がっていく事に……