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とろとろマッサージ(大地×翼)
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「ん、イタタ」
夜、翼は腕を伸ばそうとして、顔をしかめた。痛くて上手く動かせない。今までずっと同じ姿勢で作業をしていたのだから、当然だ。イラストを描く仕事は目や肩、腰にダイレクトにダメージを与える。翼はなんとかならないものかと、二の腕をもう片方の腕で揉んでみた。だが、あまり上手く揉めない。
「翼さん、痛そうだね」
颯爽と現れたのは同性でパートナーの大地である。体の大きい彼だが、気配りは細やかだ。だからこそ整体師ができるのだろう。
「大地君、腕が上がらなくなっちゃった」
しょんぼりと翼が言うと、大地が翼の腕を優しく握る。彼はそのまま屈んだ。翼を見上げながら言う。
「翼さん、ベッド行こ?揉んであげる」
「いいの?」
大地だって毎日仕事をしている。疲れないはずがない。彼が毎日こうして自分に尽くしてくれるのは嬉しい半面、申し訳ない。だが大地はもう翼を抱え上げている。
「いいに決まってるでしょ?俺は翼さんが元気じゃなきゃ嫌なんだよ」
「ありがとう、大地君」
大地にベッドにうつ伏せになり、優しく丁寧に揉んでもらった。時折痛みとの戦いになったが、快感もあったので耐えられた。
「翼さん、お風呂入る?そしたら湿布貼れるし」
「うん、入る」
「一緒に入っていい?翼さん、寝ちゃいそう」
大地の言う通り、翼はすでにうとうとしている。仕事がハードだったのもあるが、大地のマッサージが気持ちよすぎた。
「翼さん、歩けるかな?お風呂の準備してくるね」
「うん」
翼はベッドに倒れ込んでいた。疲れたというのが一番だが、仕事が終わってホッとしたのだ。
(明日クリスマスイブだ)
クリスマスイブは翼の誕生日だ。しっかり休みは取ってある。おかげで仕事が強行軍になってしまったが、翼はやり切った。明日の夜は大地とパーティーをしようと2人で計画している。
「翼さん、お風呂入れるよ」
大地にそう言われて翼はムクリ、と起き上がった。
✢
「わぁ」
翼は浴室に入り、驚いてしまった。いい香りが浴室内に漂っているのだ。
「翼さんがリラックスできる入浴剤を入れたんだよ。ゆっくり入ろうね」
「ありがとう、いい香りだね」
翼は掛け湯をして浴槽に浸かった。大地も入ってくる。
「翼さん、気持ちいい?」
翼は急に意識がとろん、としてきたことに慌てた。だが、元に戻そうにもどうすればいいかわからない。まさかこのまま溺死してしまうのかとすら思った。身体から力が抜けて、ふにゃふにゃになってしまった翼を大地が後ろから抱えてくれる。
「翼さん、大丈夫だよ。最近忙しかったもんね。マッサージしていっぱい眠ろうね」
「あ…」
大地が翼の一番痛いところをピンポイントで揉んでくれている。いつも痛くなるのは首筋だ。疲れてくると必ず不調をきたす。大地のマッサージは本当に気持ちいい。翼は毎回あられもない声を上げてしまうのだ。
「っや、ら、め…はぁ」
「翼さん、そんなエッチな声出さないの」
大地にそうたしなめられても、とても止められない。
「あん…っん」
「翼さんは本当可愛いな。翼さんのこっちも良くなってきてるし、触っていい?」
ぴん、と立ち上がった性器を軽く指で弾かれ、翼は悲鳴を上げた。プシッと先端から潮を噴く。
「気持ちよくて何より。翼さん、もっと気持ちよくしてあげるよ」
「あ…!」
大地の大きな手が翼の性器を握り込む。揉むように動かされて翼はまたも達してしまった。
「っはぁ…はぁ…」
「呼吸が荒くなってきたね。もう辛いかな?」
「あ…大地君、もっと」
もう翼に理性は残されていない。大地が楽しそうに笑う。
「翼さん、愛してるよ。今日とろとろになってよく眠ったら元気になるから」
「大地君、愛して」
「お望みのままに」
翼が気が付いたら、次の日の朝になっていたのは言うまでもない。
おわり
おまけ
「やらっ、やらっ!そこばっかり!」
ずんずんとたくましい怒張に奥を抉られて翼は悲鳴を上げている。
「好きでしょ?ここ」
「ん、好きぃ」
「もっと欲しいよね?」
「あ…欲しいからぁ!」
翼は既に腰を揺すって大地を求めている。
「あ!もっと酷くしてぇ」
「翼さんはエッチな意地悪大好きだもんね。そういうとこも可愛いな」
ずるりと大地のものが外に出ていったかと思ったら思い切り奥を突かれた。ぱちゅっという水音が響く。
「っあぁ!」
「ちょっと苦しかったね。ごめんね」
翼はこのあと散々哭かされたのだった。
おしまい
夜、翼は腕を伸ばそうとして、顔をしかめた。痛くて上手く動かせない。今までずっと同じ姿勢で作業をしていたのだから、当然だ。イラストを描く仕事は目や肩、腰にダイレクトにダメージを与える。翼はなんとかならないものかと、二の腕をもう片方の腕で揉んでみた。だが、あまり上手く揉めない。
「翼さん、痛そうだね」
颯爽と現れたのは同性でパートナーの大地である。体の大きい彼だが、気配りは細やかだ。だからこそ整体師ができるのだろう。
「大地君、腕が上がらなくなっちゃった」
しょんぼりと翼が言うと、大地が翼の腕を優しく握る。彼はそのまま屈んだ。翼を見上げながら言う。
「翼さん、ベッド行こ?揉んであげる」
「いいの?」
大地だって毎日仕事をしている。疲れないはずがない。彼が毎日こうして自分に尽くしてくれるのは嬉しい半面、申し訳ない。だが大地はもう翼を抱え上げている。
「いいに決まってるでしょ?俺は翼さんが元気じゃなきゃ嫌なんだよ」
「ありがとう、大地君」
大地にベッドにうつ伏せになり、優しく丁寧に揉んでもらった。時折痛みとの戦いになったが、快感もあったので耐えられた。
「翼さん、お風呂入る?そしたら湿布貼れるし」
「うん、入る」
「一緒に入っていい?翼さん、寝ちゃいそう」
大地の言う通り、翼はすでにうとうとしている。仕事がハードだったのもあるが、大地のマッサージが気持ちよすぎた。
「翼さん、歩けるかな?お風呂の準備してくるね」
「うん」
翼はベッドに倒れ込んでいた。疲れたというのが一番だが、仕事が終わってホッとしたのだ。
(明日クリスマスイブだ)
クリスマスイブは翼の誕生日だ。しっかり休みは取ってある。おかげで仕事が強行軍になってしまったが、翼はやり切った。明日の夜は大地とパーティーをしようと2人で計画している。
「翼さん、お風呂入れるよ」
大地にそう言われて翼はムクリ、と起き上がった。
✢
「わぁ」
翼は浴室に入り、驚いてしまった。いい香りが浴室内に漂っているのだ。
「翼さんがリラックスできる入浴剤を入れたんだよ。ゆっくり入ろうね」
「ありがとう、いい香りだね」
翼は掛け湯をして浴槽に浸かった。大地も入ってくる。
「翼さん、気持ちいい?」
翼は急に意識がとろん、としてきたことに慌てた。だが、元に戻そうにもどうすればいいかわからない。まさかこのまま溺死してしまうのかとすら思った。身体から力が抜けて、ふにゃふにゃになってしまった翼を大地が後ろから抱えてくれる。
「翼さん、大丈夫だよ。最近忙しかったもんね。マッサージしていっぱい眠ろうね」
「あ…」
大地が翼の一番痛いところをピンポイントで揉んでくれている。いつも痛くなるのは首筋だ。疲れてくると必ず不調をきたす。大地のマッサージは本当に気持ちいい。翼は毎回あられもない声を上げてしまうのだ。
「っや、ら、め…はぁ」
「翼さん、そんなエッチな声出さないの」
大地にそうたしなめられても、とても止められない。
「あん…っん」
「翼さんは本当可愛いな。翼さんのこっちも良くなってきてるし、触っていい?」
ぴん、と立ち上がった性器を軽く指で弾かれ、翼は悲鳴を上げた。プシッと先端から潮を噴く。
「気持ちよくて何より。翼さん、もっと気持ちよくしてあげるよ」
「あ…!」
大地の大きな手が翼の性器を握り込む。揉むように動かされて翼はまたも達してしまった。
「っはぁ…はぁ…」
「呼吸が荒くなってきたね。もう辛いかな?」
「あ…大地君、もっと」
もう翼に理性は残されていない。大地が楽しそうに笑う。
「翼さん、愛してるよ。今日とろとろになってよく眠ったら元気になるから」
「大地君、愛して」
「お望みのままに」
翼が気が付いたら、次の日の朝になっていたのは言うまでもない。
おわり
おまけ
「やらっ、やらっ!そこばっかり!」
ずんずんとたくましい怒張に奥を抉られて翼は悲鳴を上げている。
「好きでしょ?ここ」
「ん、好きぃ」
「もっと欲しいよね?」
「あ…欲しいからぁ!」
翼は既に腰を揺すって大地を求めている。
「あ!もっと酷くしてぇ」
「翼さんはエッチな意地悪大好きだもんね。そういうとこも可愛いな」
ずるりと大地のものが外に出ていったかと思ったら思い切り奥を突かれた。ぱちゅっという水音が響く。
「っあぁ!」
「ちょっと苦しかったね。ごめんね」
翼はこのあと散々哭かされたのだった。
おしまい
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