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その5 幕間
第69話 アレシュから聞いたお話
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これはアレシュ青年が話してたのを後から聞いたお話 その1
その頃のアザム団長と本隊の人たち。
中にはアレシュ青年もいるの。
団長と一緒に主力メンバーとして進んだんだ。
俺だって、見習い卒業したばかりとは言え長く経験してるベテランだぜ。
他の先輩たちからも頼られちゃってタイヘンさ。
そんにゃ風にアレシュ青年はステュティラちゃんに話してたけど。
実際はこんにゃだったでしょうね。
「アレシュ!
あの草分かるか?
紫色の花が咲いてるヤツ。
アレ薬草に使えるハズなんだ。
摘んでおいてくれ。
後でトーヤーに渡せばいい」
「どれですか?
ああ、ああ。
アレですね、了解です」
「アレシュ、あの草むら!
アルミラージが隠れてる。
俺が追い立てる。
お前は逃がさないようにするんだ」
「アルミラージですか?
アイツ、結構物騒ですよ。
角で飛び掛かって来られると、こっちだってケガします」
「そのために盾持ってるんだろうが!」
「……んじゃ、行くぞ!」
「ワァッ! わわわわ……」
「バカ、何やってるんだ?!」
「逃がすな!」
「こっちで仕留める!」
「アレシュはまだ頼りになんねーな」
「ウサギ程度にぶっ飛ばされてちゃ、
まだ一人前と言えねーぞ」
と言いながらも護衛団の戦士は尻もち着いてるアレシュ青年に手を差し出す。
抱え上げて、土埃を払ってくれるの。
「ヒデェ。
せっかく革鎧、ピカピカに洗って来たってのに……
もう汚れちゃったっすよ」
「お前、革鎧を水で洗ったのか?
アホだな、そんなコトしたらすぐヒビ割れて痛むぞ。
革は専用のオイルが有るんだよ」
あははは、はははっは。
明るい笑い声が響くわ。
「アレシュくん。
護衛団にも装備課があるから行って見るんだ。
無料じゃないけどな。
その辺で買うより安く買えるぞ」
「分かりました。
ありがとうございます、アザム団長」
そんにゃにゃごやかにゃ場面はにゃがく続かにゃい。
先方を歩いていた団員が叫び声を上げる。
「ぐわっ!!」
「なっ! なんだ?!」
「コイツは?!」
「タウエレト?!」
叫びが聞こえて来る。
アザム団長の顔が厳しく引き締まるの。
「みんな距離を取れ。
重装備で盾を持つ者は先頭に。
軽装の者は後ろから攻撃するんだ」
言い終わる前に前方の戦士がぶっ飛ばされる。
そこにいたのは巨大な魔物。
その頃のアザム団長と本隊の人たち。
中にはアレシュ青年もいるの。
団長と一緒に主力メンバーとして進んだんだ。
俺だって、見習い卒業したばかりとは言え長く経験してるベテランだぜ。
他の先輩たちからも頼られちゃってタイヘンさ。
そんにゃ風にアレシュ青年はステュティラちゃんに話してたけど。
実際はこんにゃだったでしょうね。
「アレシュ!
あの草分かるか?
紫色の花が咲いてるヤツ。
アレ薬草に使えるハズなんだ。
摘んでおいてくれ。
後でトーヤーに渡せばいい」
「どれですか?
ああ、ああ。
アレですね、了解です」
「アレシュ、あの草むら!
アルミラージが隠れてる。
俺が追い立てる。
お前は逃がさないようにするんだ」
「アルミラージですか?
アイツ、結構物騒ですよ。
角で飛び掛かって来られると、こっちだってケガします」
「そのために盾持ってるんだろうが!」
「……んじゃ、行くぞ!」
「ワァッ! わわわわ……」
「バカ、何やってるんだ?!」
「逃がすな!」
「こっちで仕留める!」
「アレシュはまだ頼りになんねーな」
「ウサギ程度にぶっ飛ばされてちゃ、
まだ一人前と言えねーぞ」
と言いながらも護衛団の戦士は尻もち着いてるアレシュ青年に手を差し出す。
抱え上げて、土埃を払ってくれるの。
「ヒデェ。
せっかく革鎧、ピカピカに洗って来たってのに……
もう汚れちゃったっすよ」
「お前、革鎧を水で洗ったのか?
アホだな、そんなコトしたらすぐヒビ割れて痛むぞ。
革は専用のオイルが有るんだよ」
あははは、はははっは。
明るい笑い声が響くわ。
「アレシュくん。
護衛団にも装備課があるから行って見るんだ。
無料じゃないけどな。
その辺で買うより安く買えるぞ」
「分かりました。
ありがとうございます、アザム団長」
そんにゃにゃごやかにゃ場面はにゃがく続かにゃい。
先方を歩いていた団員が叫び声を上げる。
「ぐわっ!!」
「なっ! なんだ?!」
「コイツは?!」
「タウエレト?!」
叫びが聞こえて来る。
アザム団長の顔が厳しく引き締まるの。
「みんな距離を取れ。
重装備で盾を持つ者は先頭に。
軽装の者は後ろから攻撃するんだ」
言い終わる前に前方の戦士がぶっ飛ばされる。
そこにいたのは巨大な魔物。
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