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第五章 アルク野獣の森
第284話 アヤメ、フワワシティへ行くその5
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「本当にお仕事でも忙しかったのよ」
まだ言うマリー支店長。
「だって『野獣の森』が移動したでしょ。
『鋼鉄の魔窟』が解放されたでしょ。
そこに冒険者さんが雪崩れ込んでくる。
組合の準備しなきゃだもの」
ベオグレイドの組合に居た事務員を強引にフワワシティと『鋼鉄の魔窟』町へ分けて連れ出した。
マリーの冒険者組合役員としての強権発動。
ベオグレイドから『鋼鉄の魔窟』の有る鉱山へは1~2日。
新しい町が必要。
鉱山で働く人の為の収容所が有った。
そこを元に大改造。
それに関しても言えない話は多い。
強制収容所だったのだ。
犯罪者を捕まえ強制的に鉱山で働かせている。
本当に犯罪者なら帝国の法だ。
マリーが口出しできる話じゃない。
しかしあまりにも亜人が多かった。
女子供の亜人まで混じってる。
話を聞いてみれば、多額の税が払えなかっただけ。
他の人間より明らかに高額の税金。
役人、帝国兵に少しだけ逆らう言葉を言っただけ。
そんな亜人が大量に混じってる。
マリーはかなり強引にほとんどの亜人を罪人から免除にさせた。
冒険者が必要な場面。
彼等を冒険者として働かせる。
そのまま鉱山で『鋼鉄の魔窟』で働かせる訳にいかない。
どうしたってしこりが残る。
フワワシティへ連れ出した。
その分、一般の冒険者を『鋼鉄の魔窟』へ先導する。
帝国側は意外とすんなりマリーの要求を受け入れた。
やはり後ろ暗い事が有るからだろう。
やっと何とか形になって来た。
そんな所だ。
そんな苦労は話し出したらキリが無い。
「本当よ~。
アタシだって大変だったの」
「はいはい。
大変でした。
でも毎日、現地のお酒を呑んで憂さ晴らししてたんでしょ」
「あら~、分かっちゃうかしら」
そんなマリーさんとキキョウさん。
アヤメはマリーさんに案内されてる。
マリー支店長は一度迷宮都市に戻ると言う。
その前に行かなきゃいけない場所が有るらしい。
アヤメはフワワシティを観光気分で観察しながら付いて来てる。
「ここよここ」
支店長が案内してくれたのは立派な建物。
何かしらこれ。
御殿みたい。
人がスゴク並んでる。
入り口からズラズラと人の行列。
何人くらい居るのかアヤメには見当もつかない。
「何ですか、この人出?」
「聖者サマに逢いたい人の列ね」
これ全部?
こんなの一人の人が逢うなんてどう考えてもムリ。
「ほとんどの人は事情だけ聴いて返すの。
それなりの事情が有る人だけ。
副町長のミチザネ君が対応。
さらに賢者のミミックチャン。
聖女様でもいいって人はエンジュが手伝ったりもしてるわね。
聖者サマは知らない人には滅多に逢わないわ」
それにしてもこんな人の群れ。
「何か集会でもやって。
ヒトコト聖者サマの言葉を聞かせるとか。
そんな事でもした方がいいんじゃ」
「アタシもそう思うけど。
聖者サマはやんないだろーなー」
やっぱり聖者サマ。
気難しい人なのかな。
「これに並んでいたら一日じゃ終わらないですよ」
キキョウさんが言う。
「大丈夫、裏口から行くわ」
ええっ、良いの?
マリー支店長は並んでる人を横目に建物の裏口へ。
扉の鍵を開けて勝手に入って行く。
「良いんですか、勝手に?」
「カギは貰ってるモノ。
裏口使っていいって事でしょ」
階段を使い2階へ上がってく。
「あれ、どうしたですか。マリー」
言ったのは小柄な女の子。
あれ、この娘見た事あるような気がする。
「あ、丁度良かった。
ミミックチャン。
ミミックチャンが居るって事は今日はハチ子ハチ美ちゃんが『野獣の森』?」
「そうですよー、ハチ子がリーダー、ハチ美が監督役。
今日はベテラン冒険者と5層までは行くとか言ってたです。
新人の面倒も見ろって言ってるのに、どうしても奥の方まで行きたがる。困ったもんですねー、ハチ子は」
「まあでも“双頭熊”のドロップ品も欲しいんでしょ。
“双頭熊”を返り討ちの危険無く倒せるなんて、アナタ達くらいだもの」
「マリー、組合の警備員の事ですが引退してる老人達。元冒険者の人達が多数やってくれそうです。
これでフワワシティは大丈夫でしょう。
『鋼鉄の魔窟』までは。亜人の老人にあそこに行けとはみみっくちゃん言いたくないですね」
「そりゃそうね。
でも帝国兵だけに任すと、帝国領民以外にどんな態度に出るか」
「サルビアにたまに様子を見に行って貰いましょう。コワモテの曹長です。
聖者サマの頼みなら何でも聞くと言ってくれてます。
後は女神教団の戦士達ですね。それも半分は『鋼鉄の魔窟』側に行ってもらいましょう」
「大丈夫? 聖女様の護衛について来たんでしょ」
「エンジュから頼めば嫌とは言えないですよー」
アヤメは横で聞いてるだけ。
聞いてるだけでも分かる。
この子、小さい見た目なのにスゴイ。
普通の女の子じゃない。
この人が賢者ミミックチャン。
でもこの娘やっぱりあの子じゃないの。
あいつのチームメンバー。
キキョウさんもミミックチャンを見てる。
アレこの娘?とアヤメと同じコト考えてる。
ねっ、やっぱりそうですよね。
「ミミックチャン、今日は別れの挨拶をしに来たの。
ほらわたし実は迷宮都市の組合責任者じゃない。
さすがにこれ以上迷宮都市の冒険者組合を留守に出来ないの」
「そうですか。マリーには世話になりました。ここまで力になってくれただけでもありがたい事ですよ。
ご主人様に替わって礼を言いますですよ。
ありがとうです、マリー。今ご主人様呼んできますね」
「うん、聖者サマにも用があったの」
「マリーさんっ。
行っちゃうんですかっ?」
そこに女性が上の階から降りて来る。
見た事ある気がする女性。
あっ、これチャイナスタイルの服装。
ミッシェルガンヒポポタマスがまた流行らせてる新しい服。
奇麗で派手な色合いのワンピース。
体にピッタリした造りで生地はサラサラの上等。
特徴はスカートに入ったスリット。
歩くと足が見えそうで少しイロっぽい。
酒場なんかではわざと生足見せたりしてるけど。
アヤメ達普通の女子はムリ。
そんな女子用にはスリット入ってるんだけど合わせ目の布地が大きいタイプ。
生足が見えない様になってるヤツ。
これが街を歩く女性には流行ってる。
上から降りて来た女性はスリットの合わせ目が大きくなってない。
生足が見えちゃう。
健康そうな奇麗な足。
あっ筋肉も付いてる。
鍛えてる足だ。
いけないいけない。
つい目を奪われちゃった。
足をジッと見るなんて失礼ね。
あれこの人。
足元に目を奪われちゃってたけど。
顔を見たら、見た事ある顔。
向こうもアタシの顔を見てる。
見た事有る人だと思ってる。
「アヤメさんっ!?」
「ケロコちゃんっ!?」
まだ言うマリー支店長。
「だって『野獣の森』が移動したでしょ。
『鋼鉄の魔窟』が解放されたでしょ。
そこに冒険者さんが雪崩れ込んでくる。
組合の準備しなきゃだもの」
ベオグレイドの組合に居た事務員を強引にフワワシティと『鋼鉄の魔窟』町へ分けて連れ出した。
マリーの冒険者組合役員としての強権発動。
ベオグレイドから『鋼鉄の魔窟』の有る鉱山へは1~2日。
新しい町が必要。
鉱山で働く人の為の収容所が有った。
そこを元に大改造。
それに関しても言えない話は多い。
強制収容所だったのだ。
犯罪者を捕まえ強制的に鉱山で働かせている。
本当に犯罪者なら帝国の法だ。
マリーが口出しできる話じゃない。
しかしあまりにも亜人が多かった。
女子供の亜人まで混じってる。
話を聞いてみれば、多額の税が払えなかっただけ。
他の人間より明らかに高額の税金。
役人、帝国兵に少しだけ逆らう言葉を言っただけ。
そんな亜人が大量に混じってる。
マリーはかなり強引にほとんどの亜人を罪人から免除にさせた。
冒険者が必要な場面。
彼等を冒険者として働かせる。
そのまま鉱山で『鋼鉄の魔窟』で働かせる訳にいかない。
どうしたってしこりが残る。
フワワシティへ連れ出した。
その分、一般の冒険者を『鋼鉄の魔窟』へ先導する。
帝国側は意外とすんなりマリーの要求を受け入れた。
やはり後ろ暗い事が有るからだろう。
やっと何とか形になって来た。
そんな所だ。
そんな苦労は話し出したらキリが無い。
「本当よ~。
アタシだって大変だったの」
「はいはい。
大変でした。
でも毎日、現地のお酒を呑んで憂さ晴らししてたんでしょ」
「あら~、分かっちゃうかしら」
そんなマリーさんとキキョウさん。
アヤメはマリーさんに案内されてる。
マリー支店長は一度迷宮都市に戻ると言う。
その前に行かなきゃいけない場所が有るらしい。
アヤメはフワワシティを観光気分で観察しながら付いて来てる。
「ここよここ」
支店長が案内してくれたのは立派な建物。
何かしらこれ。
御殿みたい。
人がスゴク並んでる。
入り口からズラズラと人の行列。
何人くらい居るのかアヤメには見当もつかない。
「何ですか、この人出?」
「聖者サマに逢いたい人の列ね」
これ全部?
こんなの一人の人が逢うなんてどう考えてもムリ。
「ほとんどの人は事情だけ聴いて返すの。
それなりの事情が有る人だけ。
副町長のミチザネ君が対応。
さらに賢者のミミックチャン。
聖女様でもいいって人はエンジュが手伝ったりもしてるわね。
聖者サマは知らない人には滅多に逢わないわ」
それにしてもこんな人の群れ。
「何か集会でもやって。
ヒトコト聖者サマの言葉を聞かせるとか。
そんな事でもした方がいいんじゃ」
「アタシもそう思うけど。
聖者サマはやんないだろーなー」
やっぱり聖者サマ。
気難しい人なのかな。
「これに並んでいたら一日じゃ終わらないですよ」
キキョウさんが言う。
「大丈夫、裏口から行くわ」
ええっ、良いの?
マリー支店長は並んでる人を横目に建物の裏口へ。
扉の鍵を開けて勝手に入って行く。
「良いんですか、勝手に?」
「カギは貰ってるモノ。
裏口使っていいって事でしょ」
階段を使い2階へ上がってく。
「あれ、どうしたですか。マリー」
言ったのは小柄な女の子。
あれ、この娘見た事あるような気がする。
「あ、丁度良かった。
ミミックチャン。
ミミックチャンが居るって事は今日はハチ子ハチ美ちゃんが『野獣の森』?」
「そうですよー、ハチ子がリーダー、ハチ美が監督役。
今日はベテラン冒険者と5層までは行くとか言ってたです。
新人の面倒も見ろって言ってるのに、どうしても奥の方まで行きたがる。困ったもんですねー、ハチ子は」
「まあでも“双頭熊”のドロップ品も欲しいんでしょ。
“双頭熊”を返り討ちの危険無く倒せるなんて、アナタ達くらいだもの」
「マリー、組合の警備員の事ですが引退してる老人達。元冒険者の人達が多数やってくれそうです。
これでフワワシティは大丈夫でしょう。
『鋼鉄の魔窟』までは。亜人の老人にあそこに行けとはみみっくちゃん言いたくないですね」
「そりゃそうね。
でも帝国兵だけに任すと、帝国領民以外にどんな態度に出るか」
「サルビアにたまに様子を見に行って貰いましょう。コワモテの曹長です。
聖者サマの頼みなら何でも聞くと言ってくれてます。
後は女神教団の戦士達ですね。それも半分は『鋼鉄の魔窟』側に行ってもらいましょう」
「大丈夫? 聖女様の護衛について来たんでしょ」
「エンジュから頼めば嫌とは言えないですよー」
アヤメは横で聞いてるだけ。
聞いてるだけでも分かる。
この子、小さい見た目なのにスゴイ。
普通の女の子じゃない。
この人が賢者ミミックチャン。
でもこの娘やっぱりあの子じゃないの。
あいつのチームメンバー。
キキョウさんもミミックチャンを見てる。
アレこの娘?とアヤメと同じコト考えてる。
ねっ、やっぱりそうですよね。
「ミミックチャン、今日は別れの挨拶をしに来たの。
ほらわたし実は迷宮都市の組合責任者じゃない。
さすがにこれ以上迷宮都市の冒険者組合を留守に出来ないの」
「そうですか。マリーには世話になりました。ここまで力になってくれただけでもありがたい事ですよ。
ご主人様に替わって礼を言いますですよ。
ありがとうです、マリー。今ご主人様呼んできますね」
「うん、聖者サマにも用があったの」
「マリーさんっ。
行っちゃうんですかっ?」
そこに女性が上の階から降りて来る。
見た事ある気がする女性。
あっ、これチャイナスタイルの服装。
ミッシェルガンヒポポタマスがまた流行らせてる新しい服。
奇麗で派手な色合いのワンピース。
体にピッタリした造りで生地はサラサラの上等。
特徴はスカートに入ったスリット。
歩くと足が見えそうで少しイロっぽい。
酒場なんかではわざと生足見せたりしてるけど。
アヤメ達普通の女子はムリ。
そんな女子用にはスリット入ってるんだけど合わせ目の布地が大きいタイプ。
生足が見えない様になってるヤツ。
これが街を歩く女性には流行ってる。
上から降りて来た女性はスリットの合わせ目が大きくなってない。
生足が見えちゃう。
健康そうな奇麗な足。
あっ筋肉も付いてる。
鍛えてる足だ。
いけないいけない。
つい目を奪われちゃった。
足をジッと見るなんて失礼ね。
あれこの人。
足元に目を奪われちゃってたけど。
顔を見たら、見た事ある顔。
向こうもアタシの顔を見てる。
見た事有る人だと思ってる。
「アヤメさんっ!?」
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