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第四章 地底大迷宮と暴走する英雄と竜の塔と鋼鉄の魔窟と
第207話 ショウマのいない迷宮都市その8
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パレードを見守る群衆の歓声が一段と大きくなる。
みんなが悟る。
ついに来たのだ。
本日のクライマックス。
西方神聖王国の王子。
「……ブルーヴァイオレットはどうしたのだ?」
「なんだかどうしても外せない用事が有るらしいっすよ」
王子と共に馬車に乗っているのは数人。
西方神聖王国冒険者部隊のリーダー格。
年長者のクレイトスと若手のメナンデロスだ。
「あの女、王子に気に入られてるからと調子に乗っておる」
「いやー、迷宮都市側との話し合いを調整したのは全部ブルーっすからね。
いろいろ都合もあるんじゃないすかー」
レオン王子が立ち上がる。
金色に輝く鎧。
装飾の付いた剣。
派手派手な格好だ。
群衆に剣を振って見せてる。
「レオン様、ノリノリっすね」
「メナンデロス、メナンデロスメナンデロス。
お前も手くらい振ってやれ」
メナンデロスが立ち上がり、軽薄そうに盾を振ってみせる。
クレイトスは思う。
さすがレオン王子だ。
今朝まではブツブツ言っていた。
「パレード、パレードパレード
何故そんなものに参加しないといけないの。
ブルー、放っておいて迷宮に行こう」
「レオン様、言ったでしょう。
これが条件です。
午後にはご希望通り、迷宮都市の有名冒険者と一緒に探索出来ます」
「冒険者、冒険者有名冒険者。
誰が来るの、誰が来るの誰?」
「『花鳥風月』からキョウゲツ氏、ガンテツ氏、カトレア氏。
『名も無き兵団』からイヌマル氏。
『誇り高き熊』からビャクラン氏。
『天駆ける馬』からジョウマ氏ですね」
「ジョウマ?
それだけ知らないな、知らないな知らないな」
「ジョウマ氏、大地の神は父さんだよ教団の大司教です。
ウラはとれておりませんが、“迷う霊魂”を倒したのはこの者だと。
街では噂になっています」
「“迷う霊魂”、“迷う霊魂”“迷う霊魂”。
おもしろそうだね。
分かった。
パレードは我慢するよ」
参加すると決まれば、役目を果たす。
迷宮では使用しない、装飾過多の装備。
ド派手な金色が煌めく。
さすが王子である。
狙い通り観衆は沸いている。
自分も少しは観衆にサービスをしておこう。
王子の部下として民草にも親切にせねば。
重戦士クレイトスは立ち上がる。
2Mを超す身長にヘビープレートアーマー。
どでかい鉄のカタマリだ。
立ち上がる動作だけで馬車が軋み音を上げる。
「うわっ、クレイトスさん。
急に動かないでくださいよ。
ジャマっすよ」
「うるさい。
パレードに参加してるのだ。
ワシとて、民草にアピールをせねば……」
「クレイトス、クレイトスクレイトス」
「はっ、何でしょう。
レオン王子」
「馬車が壊れるよ、馬車が壊れるよ馬車が壊れるよ。
中央に立って、動かない様にしていて」
「…………」
クレイトスは口答えをしない。
メナンデロスが同じことを言ったら怒鳴りつけている所だ。
しかし忠誠を捧げる王子の発言なのだ。
お立ち台の中央に立ち、直立不動の姿勢になるクレイトスである。
「カトレアさん、来ましたよ。
王子様!」
カトレアさんはまだ筋肉が喋ってるとか言いながら頭を抱えてる。
アヤメはお立ち台に釘付け。
なんと言っても、王子様なのだ。
ウワサではレオン王子は金髪碧眼の美青年。
一目見ておかないと。
「お立ち台に何でしょう?
高くて大きい鉄のカタマリが置いてありますね。
オブジェかしら」
「うん?
ヘビープレートアーマーだろ。
重戦士じゃないか」
「いくら何でもあんな大きい鎧着て動ける人いませんよ。
飾りじゃ無いですか」
「あんなの飾らないだろ。
でも確かに動かないね。
やっぱり飾りかな」
オブジェはどうでもいいや。
大事なのは王子様。
アレか。
一目で分かる、金色の鎧。
羽根を付けた兜。
カッコいい!
正に王子様!
意匠の施した剣を振りながら民衆に応える。
馬車近くの観衆からは悲鳴に近いくらいの歓声が上がる。
「キャーッ
レオン王子ーッ!」
アヤメも手を振りながら叫んでおく。
周りの女性陣からも歓声が上がる。
「レオンさまーっ」
「太陽の王子ーっ」
「レオン!、レオン!」
カトレアさんはやっと正気を取り戻したみたい。
「アレが王子様かあ。
ここからじゃ顔なんて分からないじゃないか」
確かにアヤメ達からは距離が有って、王子の顔立ちが確認できるワケじゃない。
でもスタイルもいいし、剣を振る動作もサマになってる。
カッコイーってなるのだ。
レオン王子の顔はみんな知ってるのだ。
新聞に何度も似顔絵は載ってる。
最近では密かに似顔イラストも売られてる。
部屋の壁に貼り出せるような大きいサイズから手帖に隠せる小さいサイズまで。
王子様の小さいサイズのはアヤメもつい買ってしまった。
あっ。
レオン王子がこっち向いて、笑ってる。
「キャーッ!
レオンさまーっ」
アヤメのどこから出るのか。
というくらい大きい声で叫んでおく。
いいのだ。
イベントに参加するってこういうものなの。
「あーいうゴテゴテ飾り付けた格好はシュミじゃないね」
「えーっ!
カッコいいじゃないですか」
「フーン。
思い出したよ。
多分あの重戦士、クレイトスとか言うヤツだ。
身長が2メートル以上ある大男、王子の重臣で貴族だけど冒険者をやってる。
ってコトはあれはメナンデロスかな」
アヤメは王子以外目に入ってなかった。
けど確かに盾を振ってる男の人もいる。
「ああっ。
王子行っちゃいますよ」
馬車は通り過ぎてしまった。
王子一行が小さくなっていく。
「ううー。
レオン王子をもっとちゃんと見たかった」
手帖に入れてあるレオン王子のイラストを見る。
凛々しい目鼻立ち、碧い透き通るような目。
強い視線が真っすぐ、アヤメを見ている。
みんなが悟る。
ついに来たのだ。
本日のクライマックス。
西方神聖王国の王子。
「……ブルーヴァイオレットはどうしたのだ?」
「なんだかどうしても外せない用事が有るらしいっすよ」
王子と共に馬車に乗っているのは数人。
西方神聖王国冒険者部隊のリーダー格。
年長者のクレイトスと若手のメナンデロスだ。
「あの女、王子に気に入られてるからと調子に乗っておる」
「いやー、迷宮都市側との話し合いを調整したのは全部ブルーっすからね。
いろいろ都合もあるんじゃないすかー」
レオン王子が立ち上がる。
金色に輝く鎧。
装飾の付いた剣。
派手派手な格好だ。
群衆に剣を振って見せてる。
「レオン様、ノリノリっすね」
「メナンデロス、メナンデロスメナンデロス。
お前も手くらい振ってやれ」
メナンデロスが立ち上がり、軽薄そうに盾を振ってみせる。
クレイトスは思う。
さすがレオン王子だ。
今朝まではブツブツ言っていた。
「パレード、パレードパレード
何故そんなものに参加しないといけないの。
ブルー、放っておいて迷宮に行こう」
「レオン様、言ったでしょう。
これが条件です。
午後にはご希望通り、迷宮都市の有名冒険者と一緒に探索出来ます」
「冒険者、冒険者有名冒険者。
誰が来るの、誰が来るの誰?」
「『花鳥風月』からキョウゲツ氏、ガンテツ氏、カトレア氏。
『名も無き兵団』からイヌマル氏。
『誇り高き熊』からビャクラン氏。
『天駆ける馬』からジョウマ氏ですね」
「ジョウマ?
それだけ知らないな、知らないな知らないな」
「ジョウマ氏、大地の神は父さんだよ教団の大司教です。
ウラはとれておりませんが、“迷う霊魂”を倒したのはこの者だと。
街では噂になっています」
「“迷う霊魂”、“迷う霊魂”“迷う霊魂”。
おもしろそうだね。
分かった。
パレードは我慢するよ」
参加すると決まれば、役目を果たす。
迷宮では使用しない、装飾過多の装備。
ド派手な金色が煌めく。
さすが王子である。
狙い通り観衆は沸いている。
自分も少しは観衆にサービスをしておこう。
王子の部下として民草にも親切にせねば。
重戦士クレイトスは立ち上がる。
2Mを超す身長にヘビープレートアーマー。
どでかい鉄のカタマリだ。
立ち上がる動作だけで馬車が軋み音を上げる。
「うわっ、クレイトスさん。
急に動かないでくださいよ。
ジャマっすよ」
「うるさい。
パレードに参加してるのだ。
ワシとて、民草にアピールをせねば……」
「クレイトス、クレイトスクレイトス」
「はっ、何でしょう。
レオン王子」
「馬車が壊れるよ、馬車が壊れるよ馬車が壊れるよ。
中央に立って、動かない様にしていて」
「…………」
クレイトスは口答えをしない。
メナンデロスが同じことを言ったら怒鳴りつけている所だ。
しかし忠誠を捧げる王子の発言なのだ。
お立ち台の中央に立ち、直立不動の姿勢になるクレイトスである。
「カトレアさん、来ましたよ。
王子様!」
カトレアさんはまだ筋肉が喋ってるとか言いながら頭を抱えてる。
アヤメはお立ち台に釘付け。
なんと言っても、王子様なのだ。
ウワサではレオン王子は金髪碧眼の美青年。
一目見ておかないと。
「お立ち台に何でしょう?
高くて大きい鉄のカタマリが置いてありますね。
オブジェかしら」
「うん?
ヘビープレートアーマーだろ。
重戦士じゃないか」
「いくら何でもあんな大きい鎧着て動ける人いませんよ。
飾りじゃ無いですか」
「あんなの飾らないだろ。
でも確かに動かないね。
やっぱり飾りかな」
オブジェはどうでもいいや。
大事なのは王子様。
アレか。
一目で分かる、金色の鎧。
羽根を付けた兜。
カッコいい!
正に王子様!
意匠の施した剣を振りながら民衆に応える。
馬車近くの観衆からは悲鳴に近いくらいの歓声が上がる。
「キャーッ
レオン王子ーッ!」
アヤメも手を振りながら叫んでおく。
周りの女性陣からも歓声が上がる。
「レオンさまーっ」
「太陽の王子ーっ」
「レオン!、レオン!」
カトレアさんはやっと正気を取り戻したみたい。
「アレが王子様かあ。
ここからじゃ顔なんて分からないじゃないか」
確かにアヤメ達からは距離が有って、王子の顔立ちが確認できるワケじゃない。
でもスタイルもいいし、剣を振る動作もサマになってる。
カッコイーってなるのだ。
レオン王子の顔はみんな知ってるのだ。
新聞に何度も似顔絵は載ってる。
最近では密かに似顔イラストも売られてる。
部屋の壁に貼り出せるような大きいサイズから手帖に隠せる小さいサイズまで。
王子様の小さいサイズのはアヤメもつい買ってしまった。
あっ。
レオン王子がこっち向いて、笑ってる。
「キャーッ!
レオンさまーっ」
アヤメのどこから出るのか。
というくらい大きい声で叫んでおく。
いいのだ。
イベントに参加するってこういうものなの。
「あーいうゴテゴテ飾り付けた格好はシュミじゃないね」
「えーっ!
カッコいいじゃないですか」
「フーン。
思い出したよ。
多分あの重戦士、クレイトスとか言うヤツだ。
身長が2メートル以上ある大男、王子の重臣で貴族だけど冒険者をやってる。
ってコトはあれはメナンデロスかな」
アヤメは王子以外目に入ってなかった。
けど確かに盾を振ってる男の人もいる。
「ああっ。
王子行っちゃいますよ」
馬車は通り過ぎてしまった。
王子一行が小さくなっていく。
「ううー。
レオン王子をもっとちゃんと見たかった」
手帖に入れてあるレオン王子のイラストを見る。
凛々しい目鼻立ち、碧い透き通るような目。
強い視線が真っすぐ、アヤメを見ている。
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